カテゴリ:日常( 734 )

黒、紺はいやだなあ

月が替わるころ、職場で式典がある。
外来者の多いおおがかりなものなので、人事だの総務だの、といううちの職場では「エリートコース」の人たちはVIP対応となり、受付については私たちのような「下々の者」が担当となることに。

この数年、私はあまり、この手の「式典」に出席することがない。
そのため、スーツを新調する必要がなくなった。上下がそろったものは何着かあるけれど、それは秋冬ものばかり!
しかも、かしこまりすぎるイメージをさけるようにしてあって・・・。

先日、私が担当するブロックを仕切るお姉さまと一緒に職場内移動をすることがあったので、当日の服装を尋ねてみた。すると
「あーた!そりゃ、黒のスーツでしょう」と即答がありました。

「えー?黒のスーツ!?冬の地のものはあるけれど、薄手は持ってないですよ」
「じゃ、紺でしょうね」
「紺はツーピースなら持っているけど、上着はない」
「何を着ようって思っていたの?」

麻でできたベージュのスーツです・・・。麻っていっても薄くないのです~。ベージュっていっても濃いんです。
中のブラウスは紺かなあ、って思いましたけれど。
じゃなかったら、青い織の入った紺のワンピースに紺の上着かなあ、って。

先輩曰く「普通の黒いスーツ、もってないわけ?」
葬儀用だったらありますけどねー。

エリートコースの人々は新人の初日出勤のとき黒っぽいスーツでお出迎えしている。新人もリクルートスーツ(黒)で来る。そういう時に遭遇しないようにしているけど、でも、会っちゃうこともある。しずしずと歩いているご一行を見ていると、お通夜かなあ、って感じがしてくる。
別にうちの職場が「墓場」だというつもりはないけれど、いま、役所からの指導を逆手にとって(!)「すごーく働きにくく改革」しているさなかなので、余計にそう思ってしまう。

昔の女性の上司たちは、同じ黒っぽいスーツでも、いわゆる「葬式の黒」じゃなくて、「あ、仕立ててもらったんだろうな」とわかるような上等な生地のスーツやアンサンブルを着用していた。派手な感じは一切なかったけれど、ステキだった。あとで伺えば、そういう恰好でいた人たちは娘時代に「つるしの服」なんて許してもらえなかったというような家で育っていた。
母がよく「あなたは茄子紺がよく似合う」といって、わかりやすい「紺ブレ」を買ってもらえなかった。
黒いジャケットは葬儀のようだって。母も仕立ててもらっていたと言っていたなあ。生地を選ぶところからが楽しくて、それまで持っている服に合うようなアドバイスを仕立て屋さんがしてくれるのがうれしくて、と。だから、母は私に「服は枚数じゃありません。組み合わせです。大学生にもなってそれができないようだったら、頭が悪いとしかいいようがないから、大学で学ぶ資格はありません」と真顔で説教したこともあります。
相変わらず、組み合わせが苦手な私。結婚してから、ある意味「煩い目」がなくなったので、ユニクロでセーターは気楽に買ってしまう。加えて義妹ちゃんのママから誕生日の頃にセーターをいただくので、すごい量に・・・。ユニクロとはいえ、どれも気合を入れて選んだから、思い入れがありすぎて処分できない・・・。カシミアなんて、好みの感触じゃない年もあるから、特に!

式典は近づく。
「今回をきっかけに1着、紺のスーツを買っておくべきかしら・・・」と仲良しの同僚にボヤいたら、彼女が真顔できっぱり。
「いまの時期はシーズンとしては端境期。すてきなスーツはぜーんぶ卒業式か入学式を控えたお母さんがお買い上げよ!」
げげげー。だから、この間、7時過ぎに伊勢丹に駆け込んで3階と4階をくまなく回ったけれど、「これ、いいかも!」って思えなかったわけだわ。

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by eastwind-335 | 2018-04-20 06:38 | 日常 | Trackback | Comments(0)

機械もスネる?

先日、両親と久しぶりに会い、その帰りに量販店で電気ポットを選ぶ手伝いをしました。

実家では日本のメーカーの電気ポットを使っています。すぐに沸くのですが、押しボタン式なので、このごろ、うまくボタンが接触しないらしい。保温もできる分、少し重たい。横へ押す力が弱くなりつつある両親は、CMでフランス製某電気ポットが下にボタンを押す方法だと気づき、買い替えることにしたのだそう。

そのフランスのT社のものは、私も旅先のホテルでも使っているから「いいんじゃない?」と賛成して、あーだこーだと3人で話しながら選んで2週間。

昨晩、残業で職場を出たのがいつもより3時間近く遅かった。周りに職場の人がいないのが明らかだったので、夕食を終えた時間の両親に電話をかける。

両親はまさに私の話をしていたそうで(老人二人になるとムスメの話しかなくなるらしい・・・。賢弟は親が心配するようなことは一切しないからなあ~)、あれやこれやとこの1週間の話をしてくれているうちに最寄り駅に到着。

「ママ、もう駅ビルに入るから電話切るね」
「あのね、もう一つお話があるの。大したコトじゃないんだけれど、東風ちゃんだったらわかってくれると思って」
「・・・なあに?」

すると、その先日買った電気ポットの話でした。
失敗だった、と。
いつまでたっても沸かしたお湯が臭い感じがして、特に母はお薬を飲むことができないほどだ、と。

「まあ、あれ、フランス製でもないのよね。わかっていたことだったけど」
「国産のものなんて、そうそうないんじゃないの?」
「それがね、前のは、日本製なのよ」

その母の「日本製じゃない」発言に対し、「お隣の国製じゃない家電用電気製品って、みつけるほうが大変な時代なのに」と思っていると・・・。

「ところがね、前のポットがね、言うことを聞くようになったのよ。すごいでしょ。」

母が機械モノに対して「言うことを聞く」という表現を使うのは、よくあることですが・・・。

ボタンの接触が急によくなったらしい。ということで、なーんと、T社のものは台所の隅に追いやられ、処分される予定だったものが復活!

「うわー、3日目によみがえった、って感じだねえ」と数日前のイースターを踏まえて応答してみたところ、そのあたりは母はスルーしつつ、次のセリフが。
「あのねー。しかも、パパの言うことをよく聞くの。だから、パパがお湯の準備をしてくれて、私のお薬のお湯もだしてくれるのだけど、それを「えばる」のよねえ」

自慢するをうちの両親はなぜか「えばる」といいます。

「それにしても、処分しようって話になったら急にいい子になるってどういうことかなあ」と母。
「そりゃ、ワタシを見捨てないで!っていう魂の叫びでしょう?」
「ま、そのおかげで、パパがほんとにえばるのよねえ。ボタン押すだけなのにねえ。自分が火を起こして水組んで、ってわけでもないのにねえ」とこぼす母。
「いや、パパには使命があるってことじゃないの!くさしちゃだめよ。パパが気分よくいて、ママはお薬を飲みやすいお湯がもらえるんだから、すごいことだわ。捨てるって言ったらヤル気になるなんて、機械とはいえ人格があるよねえ。よっぽど焦ったんでしょうねえ。」

母が「人格って、あなた・・・」と大笑いしつつも「ま、パパもヤル気スイッチが入って、ポットも押せば言うことを聞くようになって、良い春だわ」ですって。

わたしも、両親が身体をいたわりながら、小さなことで笑ったり楽しんだりする毎日であることを知って、うれしいです。



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by eastwind-335 | 2018-04-05 07:13 | 日常 | Trackback | Comments(0)

年度の終わり

早朝から部署のお姉さんとメールのやり取り。
二人で時々携わっている会議のことで、国内委員会からメールが一昨日の晩に私の私信用メールアドレスに届いていたことに、今朝起きて気づいた。
詳細はこちらを、とURLが張ってあるので飛んでみると、怒涛の英文が!
涙目になりながら、電子辞書を片手に一文字、一単語ずつ追っていく・・・。

「おっと!?」日本の代表委員の人が本来リマインドしなければならなかったのをさぼっていたのか「良い案があったら4月2日までに!」ですって。いま、私たちはこの夏の出張のことでアタフタしているところなのに、その2年後の話が、もう?!

朝5時すぎ、この夏の出張で一緒になる部署のお姉さんに「知ってました?」とメール。

私に負けず劣らず早起きのお姉さんは最初「え?この夏のことでしょ?東風、やっぱり英語できないのねえ」と思って読んだら「2年後のこと?!聞いてないってば!」みたいなことに。

お姉さんは英語のできるアイデア(ウー)マンだからいいけれど、私は「え?え?え?間に合うかしら?!」というような状態。

とりあえず、おのおの手を挙げておこう、ということになりました。

いま、下書きだけは作った。
これからお習字の準備。
帰ったら、下書きを肉付け。もう英作文を見てもらう時間はないので、中学生レベルの英語でレッツチャレンジとなりそう。

実をいうと、この1年間、なーんとなく自転ではなく慣性というか惰性みたいな感じで日々を過ごしていました。本当に「やる気にならない」。旅行だって、もちろん行きたくて行くわけですが、一昨年前のような「下調べ」に力を入れるわけでなし、行ってみたらどうにかなるでしょう、みたいな。仕事も新しいことにチャレンジのための準備をしておかねばならないと頭ではわかっていたのだけど、実際に、じゃあ、何かしましたか?と問われると・・・。ろくろくネタにつながる情報を自分のものにしたわけでもなく。

すごくそういう状態の自分が嫌なのに、この2か月、朝目覚めるとウツウツとし、夜寝る前には(眠いなりに)今日も何もしないで寝に逃げちゃったと思って寝落ちし・・・。

それが、今朝の「お尻に火が付く」状態で、急に目覚めたような。
いや、イースターが明日だから、なーんとなく明日(4月1日)から「再生」できそうな気はしていたのですけれどね・・・。
(本当は、今朝はホットクロスパンを買いに東麻布へ並びに行こうと思っていたのだけど、そういったわけで2時間以上すべてが遅れているので、あきらめました)

暦のうえでも、もうすぐ清明節だもんね。季節の変わり目だわ、と旧暦モードであることを恥ずかしく思わない私であった。いやいや、啓蟄はとっくに過ぎているんだから、さすがに目を覚まさねば。


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by eastwind-335 | 2018-03-31 10:34 | 日常 | Trackback | Comments(0)

使いこなすには・・・

ipod touchを愛用している(つもり)ので、スマホはそれほど大変じゃないと思っていたのですが、まだまだ慣れないことが多い。

疲れちゃう理由の一つは、手動で個人情報を移動させなくちゃいけないから。
友達がそれほど多くない、とはいっても、連絡先を常時持ち合わせておく必要のある人はそれなりにいる。

あの人名表記もなんだかなあ。
愛称のある友達の名前を出したいとなると、氏名を書いておくところがない。
フリガナが片仮名であることが「だっさー」と思っていたのですが、そこをいれておかないと、「連絡先」の振り分けができない。
電話は「自宅」がデフォルト。変だなあ、普通、携帯にかけるんじゃ?
iphoneって選択肢がありますが、相手がiphoneだってわかるのは、どうやって?

すきま時間を見つけては、親族や職場の仲良しさんたち、そして近々にあう友達を入れるのに、数日かかりました。いま、それ以外の人たちを入力するのに一生懸命やっていますが、五十音順のまだ「か」行を入れ替えるのでせいいっぱい。

あと、どんなに消音にしても、docomoの宣伝メールが到着すると注意音が響く。

うーん。あれ、どうにかならないのかなあ。スマホってまったくカッコよくないじゃん!と内心思っています。

そうそう、一昨日、お友達に平仮名入力方法を教わりました。
でも、人差し指を画面にずーっと置くのは私の感性にはあわない。
それに、そんなに急いで打たなくちゃいけないこともない。だからローマ字入力のままです。

そのお友達から「次はLineだよ!」と言われていますけど・・・。住所録を全部入れてから考える、とついつい答えてしまった。
そんな年度末の昼休みです。

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by eastwind-335 | 2018-03-30 07:26 | 日常 | Trackback | Comments(0)

つながり広がる

ときどき「あ、このことは、〇×さんを通すとよいかも!」という、動物的な勘のようなが働くことがあります。

昨日はその勘に従って、職場のある方に、知人が知りたがっている案件のことについてちょっと相談したところ、「え?私、いまその案件のこと、整理しているところだったのよ」と。
隠す必要はない案件なので、この方が「これもあれも」と手元にある資料を持ってきてくれた。「東風さんからその案件の話を聞くことになるとは思わなかったけれど、そのタイミングの良さがうれしいわ」といって。

昨日は、夜、書店のイベントに行ってきた。
20代のころから仲良くしているお姉さんも、きっと好きな本じゃないだろうか。イベントがあること伝えようかなあ。でも、いま、ご家族のお世話をしているから、夜はでかけるのが無理かしら?と思ってやめてしまいました。

私は自分が忙しい時でもそういうイベントを教えてもらうと、その時はダメでも、またいずれの時に・・・と思うタイプ。しかし、いままでの人生で、特に「オンナの社会」に属する人は「苦労のない人はいいわよね」と気分を害するひともいることを知っている。

その時々の置かれた状況に対するその人の感情は計り知れないから、忖度だの遠慮だの、とは違う「動物的な勘」が必要なこともある。

そして、私は基本的には自分から「ご一緒しましょう」ということはない。なので、そのお姉さんにも、どうしようかなあ、と思っているうちに当日になってしまった。

昨日、ギリギリまで仕事をして本屋さんへ走り込み。
レジに並ぶ人がいるので、そこで支払いかなあ?と思って私も並んだ。結局、会場費は別の場所で後程徴収とわかり列を外れようとしたら、聞いたことがある声が耳に入ってきた

あ!お姉さんだ!

お姉さんは知り合いの人と偶然一緒になったらしく、「お久しぶり~」なんて話をしている。お姉さんが一人になったので、背中から呼びかけると「やっぱり!あなただったのね」と。
レジに並んでいる私を見かけたけれど、お姉さんに気づかない様子だから不審に思っていたそうです。

私はお姉さんがこの作家を好きだろうなと思っていたけれど、彼女は私が好きだとは思っていなかったそう。
仕事は一年しか一緒にしなかったけれど、お姉さんが時折声をかけてくれて、退職後も食事に行ったりしてつながりをキープしてくれて、意外にも25年以上の付き合いになっているのです。

私が誘うのを見送った理由の状況は引き続いているそうで、でも、昨日はうまく日があって、申し込みをしたのだそう。

誘いあわなくても一緒になるなんて、幸せ。

私は、自分と一度でも接点があった人とは、ゆるくつながっているつもりでいます。でも自分から積極的につながっていることはありません。だから、人によっては、私がその人にとって「得」ではないと判断されて、切り捨てられていることも(笑)。都合の良いときだけ甘い声で電話をかけてくる職場関係者で慣れてしまったのかなあ。あんまり傷つかないけれど、その露骨さがつらいときも。

そういえば、土曜日は大学時代の先輩にさそわれて、出身校でのサロンコンサートに出かけたのでした。最初は「うーん、この週は仕事が重なるし、土曜日はお習字があるからなあ」と思ったのですが、誘ってもらえるのは何かのチャンスかも、と思って、時間をやりくりしていきました。素敵な演奏会で、音楽を聴いているうちに、この週の「あれやこれや」で受けたストレスがスーッと消えていく気分に。
また、仕事とはつながりのない先輩と、平日には絶対しない話をしたことで、私は気持ちの凸凹が一瞬とはいえ平らになった気がしました。

一年で一番「面倒な月」である2月。毎日、思いがけないことが起きて、動物的な勘をフル稼働してそれを解決もしくはこなすことで精いっぱい。疲弊してます。しかし、職場の一部の人からみたら「ヒラリヒラリ」とやり過ごしていると思われている私。もしヒラリヒラリとしているとしたら、職場を離れたところで緩くつながっている人たちのおかげでしょう。

私も誰かの爲になっているとよいのですが・・・。

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by eastwind-335 | 2018-02-20 06:45 | 日常 | Trackback | Comments(0)

2年後の開会式の方向は?

昨日、残業があったり、帰宅前に本屋によったりで、開会式の途中で帰宅しました。
しかし、その「途中からの開会式」ですら、ああ、日本ではできないことをやったなあ、という思いが。

韓国の旅行バラエティ(例えば、花よりおじいさん)の映像だの、ソウルの地下鉄の駅に貼られている詩やイラストのポスターを目にするたびに、「韓国はすごいなあ」とそのデザイン力をうらやましく思っていたのです。

韓国は「ものつくりの国」だと世界に示す開会式でした。ハングルや朝鮮半島を象徴する動植物を、シンプルに世界に紹介している、そのセンスには脱帽でした。
加えて、ドローンを使った夜空の演出。もう日本はあの手は使えなくなりましたねー。それまでの歴史を振り返る、という方法ももう「こども」は使えない。
そして1台11万円ぐらいするらしいサムスンのスマホを参加選手にお土産に配っているらしい韓国オリンピック協会らしく、スマホをイメージさせる演出。やられたよねえ。日本は、アイボとかロボットで「おもてなし」?

Kpopだって、いわゆる「ポップな感じ」を強調するのではなく、踊りのキレだとかダイナミクスさとかを生かしていた。もう「ナントカ3代目」とかは使えないねー。48人のへたくそな踊りと歌でごまかせなくなったねー、と今日、休日出勤をしながらテレビを見ていて、みんなで「ニホン、やばいよね」という話になりました。ヤバイというのはこのままでは駄目だ、ってほうの「やばい」。

最後のキムヨナのすこーしだけレトロな服装で、清楚な雰囲気のたたずまいのなかでの点火。
日本だったら、間違いなく短いスカートをひらひらさせて、胸を強調したような恰好でおどらせたことでしょうね。

「人」を生かしたシンプルな奇をてらわない演出はすごかった。
この1か月の間にすっかりと国際政治的な色あいが全面に出されている大会になり、北部2国に翻弄されかかっていた大会準備の様子に、いろんな字の「チ」抜き?と思わなくもなかったけれど、そういうことを忘れさせる開会式だった。
もちろん、開会式を終えて帰宅する人たちの足を「もう終電は出ました」といってしまう、ロジスティックスの「ケンチャナ」精神なんかもあったりして、そこは「韓国」なわけですけどねー。零下で「終電おわりました」なんて、お寒すぎます・・・。

ソウルオリンピックの時は、点火台に向かって飛び込んでいった白いハトたちのその後が気になって仕方なかったのですが、平昌オリンピックは「開会式観戦者」たちの帰路だわ・・・・。

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by eastwind-335 | 2018-02-10 19:54 | 日常 | Trackback | Comments(0)

チョコ商戦

私の職場では、いや、うちの部署では、のほうが正確かな?とにかく、バレンタインデー行事は一切ありません。
当時の部署のトップには私と同世代のお嬢さんがいらして、バブルな時代を背景に、2月14日近くになると職場から「チョコを手配してくるように」と言われ、同期数名で日本橋のデパ地下をはしごさせられていたそうです。あの頃は配送は少なく、直接お届けにいかねばなりません。取引先へ、のほか、職場の先輩からは部署やいわゆる「トップ用」のものも買ってくるようにと言われ、両手いっぱいに袋を下げて会社に戻る、というのが季節行事になっていたらしい。「バブリー」ではないお嬢さんは「こんなことのために私は雇用されているのか」と父親(つまり当時の私の上司)にボヤいていたそうです。

なので、私が久しぶりに「若い子」として配属されたときには、お嬢さんのことを思い、私には「チョコを買ってきてはいけません」とおっしゃったのでした。だいたい、うちの職場は都会にないし、私は2時間近くかけて通勤していたので、そんな新宿やら日本橋へ行ってこい、なんていわれると「勘弁してください」なわけですけれども。

いわゆる「彼氏」もいなかったので、あげる相手もいない。ということで、私は人生を振り返ると、長らく、2月10日前後のチョコ騒動とは無縁でした。父がまさに取引先からいただくチョコをお土産にもらう、おこぼれにあずかる日、といったところでしょうか。

私がチョコをこの時期に手配するようになったのは、結婚してからです。
家人方の父、叔父二人に。亡くなった義父が2月14日が誕生日だったので、仏壇に供えてください、ということで送り続け、義姉のおなかに直行という状況になっています。義母・義姉は「ブランド志向」。この二人はその志向のために思考も偏っていて、親族つきあいとしては実に面倒なのですが、どこのデパートにも入っている「外国メーカー」の「ある程度の大きさの箱」を送ればいい。単純。
叔父二人は、どちらも義姉と二人暮らしの義母のことでお世話になっているから送っています。どちらも「ちょっとひねったもの」をすぐに気づいてくださるので、箱は小さくとも、おいしくて、かつ、形が素敵なものを選ぶようにしています。

ということで、チョコフェアーにも毎年行くようになりました。

今年は昨日。税理士さんに確定申告の相談、提出を終えてから、銀座三越のフェアーに行きました。三越のフェアーは初めて。会社が多いところなので、出店数はそれなりにある。味見を勧めているお店があるので、私もいただきたいなーと思うのですが、スッピン眼鏡のリュックを背負ったユニクロ・ジーンズ姿のおばちゃんからは目をそらす若い人たち(←特に男性)。
まだ独身のころ、母と出かけていたら「東風ちゃんと一緒だとティッシュを渡されるから、助かるわ」と言ったことがありました。母一人だと、スッとティッシュを持っている手を引っ込める輩が多いと。私は子供がいないし、うちの近所でティッシュを配るのはマンションの案内だから、むしろ私ぐらいの年代がターゲットだからか「ティッシュも入っているから受け取ってください」と押し付けられるほど(笑)。なので、気が付かなかったのですが、「おおおー、これか、母がいっていた「ティッシュをもらえなくなる年齢」って」としみじみ思いました。

これまで行っていた新宿伊勢丹とか、新宿高島屋は、その辺、店のしつけがいいのか、特に新宿高島屋は販売員が「ある程度の年齢の人たち」だからか、「おひとつ食べてみて」とつまようじを渡されたものですが、どうも銀座三越は年齢制限か見かけ制限があるらしい。

ぐるっと1周して、のちのち金額をチェックされずにすみそうなお店にあたりをつけて、いよいよ何にしようかと思案をしていると、「おひとついがかですか?」と声をかけてくれる売り子さんが何軒がありました。試食をし、またお店を3つに絞って3家のものを決めました。

複雑な思いにかられそうになった私の耳に入ってきたのは、ナントカという有名なチョコパティシエのサイン会があと20分したら始まりまーす!という声。ふとその方向を見ると、ボクシングのラウンドをお知らせするお姉さんよろしく、おじさんの社員を頭上に抱えて練り歩く店員さんが!エレベータ近くのそのお店の前でサイン会ですと!早くしないと、渋滞ができちゃう!

あと、近々お友達3人に会うので、300円ほどのチョコを3つ買いました。

配送をお願いしようとしたら9階へ行ってください、と。
配送はまた別のところで手配なのだそう。送り状を書いたら近くの店員に声をかけてくれ、というので、声を掛けたら、後ろから「こっちに来てください」と。え?レジに赴くわけ?だったら最初からそう言ってくれたらいいのになー。レジに3つの袋をもって言ったら「レシートを出してください」と。その都度、リュックを背中からおろし、がさごそカバンを探して財布を取り出し、レシート(私は毎週1度レシートチェックをするだけなので、すでに4日分のものがたまっていた・汗)を探し出し・・・と、母が言うところの「おばちゃん」な行動形態をとってしまい・・・。

それぞれの三越の手提げ袋にはチョコとそれぞれのメーカー(ブランド?)の袋が入っています。友達への手土産3個は、別に袋を入れようとしたので小分けの袋とともに、空いているところにいれてもらってありました。実は7階では、どうせ送るから内袋(メーカーの名前が入っている袋)はいいです、って言ったのです。ところが、売り子さんに「袋をつけないと段ボールにそのまま入れられちゃいますよ」と。なんか、アマゾンの配送方法が頭によぎり、言われるがままのものを受け取ったのでした。
で、配送に人に「どういう形で送られるのか」を確認したら、結局三越の手提げ袋からは取り出され、配送用の紙袋の中にプチプチに包んだチョコと内袋をいれ配送される、と見本をみせてくれました。
友達にあげるチョコを持って帰るために手提げ袋を1枚だけ手元に残し、二つを売り子さんに渡しました。もう1度使ってしまった袋だから、ほかの客用には使えないはず。もったいないなあー。でも、私自身は紙袋はさほどいらない。
配送をその場で手配できないチョコフェアーを行うのだったら、もう少し、環境にやさしい持ち運び(たかだか2フロアー上がるだけなんだし)を考えたらいいのになあ、と思いました。

ケチケチするんじゃなくて、志向のある工夫。

もともと社風が違うのに一つのホールディングスになった老舗デパート。この1年の間に、新聞ほかで、店舗人員の整理を進めていることは見聞していました。事情あってのこととは思いますが、そういうことを思いつく人まで、離れていませんように。

追記
うちの父はがっつり食べたい系(笑)。栗好きなこともあって、「音衛門」というお店の栗のパウンドケーキを誕生日とバレンタインデーにはいつも送っています。私は楽天経由ですが、都内にもいくつかのデパートに実店舗があるらしいです。
家人は、クルミが好きなので、失敗しないティーケーキのレシピにクルミをどっさり入れた東風バージョンを昨晩やきました。
今朝からとある島へお出かけ。さきほど二切れ持って出かけました。







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by eastwind-335 | 2018-02-08 06:39 | 日常 | Trackback | Comments(0)

だから、旧暦で、でしょ!

今日明日と休日出勤。
気が抜けない仕事のためなので、出勤前から実はやや気が重い。

さてさて、昨日の雪。
私が暮らす街はさほど降っていなかったのですが、勤務地は東京西部。
念のため、すっころんでもいい恰好で通勤することに。

山スキーみたいな恰好。トレッキング用のパンツです。これだったら裾はねがあっても哀しくなーい!って。頭には、ネパールのお母さんが作ったニット帽。裏にフェルトが貼ってあるので、こういう日は暖かかくていいのです。柄も絶対に人と被らないし!しかし、悪目立ちするし、なんといっても、都心で50になった女性がかぶってもいいのだろうか、と思うことも。そう思った瞬間、次に思うのは「だいじょうぶ。北欧だったら80歳のおばあさんだってこういう帽子をかぶっているはずだ」と。これに夏にトレッキングのためにかった小さなリュックを背負う。リュックには雨用カバーをつけます(じゃないと、自分の部屋で漱石を乾かさなくちゃいけなくなるから・爆)。

午後、歌舞伎観劇のために上京した母と会いました。母が「えーっと、あなたは都民よね?23区民よね?」と。

帰宅すると、天気予報が若干外れたことをごまかすためか、ワイドショー化したNHKの夕方のニュースでお姉さんとお天気お兄さんが「寒い」「寒い」を連発。加えて、まあ、翌日が節分、あさっては立春だからでしょうか?「暦の上では春ですが」という。

えー?新暦だと、だよね?旧暦だったらまだ冬だもん、雪ぐらい降るでしょうが!寒いのは当たり前じゃん!と、テレビに向かって言っていたワタクシです。もう年中行事化しているので、家人は「またか」みたいなこと言ってましたけど、気候は旧暦で考えるべきだと思う。

秋に暑いのは、まだ旧暦だと8月や9月に相当するからだよー、とか、天気予報の人たちぐらい「季節感」を旧暦に置き換えて言ってくださいよーと思う。紫外線情報だの、花粉情報だのより、そっちでしょ?人間の知恵として備えておくべきことは。

身体でわかるようにならないと!ということで、私は旧暦も毎朝チェックしてます!ちなみに、今日は旧暦12月18日です。





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by eastwind-335 | 2018-02-03 06:36 | 日常 | Trackback | Comments(0)

歴史を考えると・・・

昨日のZDF、France2のニュースで報道されていた、ドイツの自動車メーカーのディーゼル車の排ガス実験。
動物実験のみならず、ヒトに対してもおこなっていた、という。
安全性を強調するための実験というけれど、記憶違いでなければ、その前日、ロシアTVでは、旧ソ連軍がアウシュビッツを開放した記念式典をロシア政府が開いて、プーちゃんが大演説をぶっていたシーンが流れていたし、ほかの局でも(もちろん日本の公共エイセイ放送も)アウシュビッツサバイバーを招待しての式典の様子を紹介していたのを見ていました。

わー。

ガス室行によって多くのユダヤ人が亡くなった、という事実を踏まえた報道があって数日もしないうちに、アメリカになる研究所(しかもメーカー3社が合同で作ったとか!?)でそういうことをしていた報道がなされるとは!

かなりがっかり。自動車メーカーが数値をいじったことも「げげげ、ドイツまで、なんでそんなことを?!」と驚くことでしたが、今回の実験の方法やそこからイメージされることはなかったのかしら、という思いしかありません。
実験からイメージすることはできなかったのでしょうか?

政府は動物実験のみならず人体実験も行ったことに対し、非難する声明を出しました。政府主席報道官は、かつてZDFのHeuteのメインキャスターだったシュテファン・ザイベルトさん。2010年秋にメルちゃんに抜擢されてアナウンサーから報道官へ。


職を変え、もうテレビで毎朝見られないのねー、と極東にいながらもがっかりしていたのですが、意外なことに(ま、そしてZDFを通じて、ですが)政府報道官として数か月に一度「日本語放送」ながら彼の姿を見ることに。そして、みかける彼は、顔色が以前に比べると白くなっていて(TVに出ていたときはドーランを塗っていたんでしょうね)、全体になんかねえ・・・。そして、眉が「八の字」のことがほとんど。

当然、この日も。彼のtwitter(があると、今日、ググって初めて知った!!)にその記者会見の動画がupされています(こちら)。

ZDFのキャスターだったときはすごく生き生きしていたんですけどねー。

次は、いいニュースで彼が広報官としての仕事をしているところを見たいです!
(お、父ちゃんと同い年じゃん!とググって知りました。)
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by eastwind-335 | 2018-01-31 18:19 | 日常 | Trackback | Comments(0)

東大門か、光化門か

人事課から「休日出勤の代休を取ってください」という依頼文書が回ってきました。

2月末までは半日の休暇は取れても、全日休んだら、自分がつらくなることが明らか。取りたくても取れない時期にそんなこと言うかー!と私たちのラインはバリ怒り状態。

有休だってまだ持ち越し分とは別に20日あるっていうのに・・・。

ということで、3月、月の半分ぐらいは休む!と宣言しました。私の部署は2月末までが山場。世間的には3月は忙しい職場ではあるけど、私のラインはたかが知れている。

で、3月の初めは家族旅行を。そして中旬に一人旅で仁川、ソウルに行くことにしました。仁川に初宿泊!早々に予約を入れました。
いま、ソウルのホテルを考え中。
東大門か光化門か。いますごく悩んでます。帰国時の移動を考えると、東大門のほうが空港バスでも地下鉄5号線でも行けるしなあー。でも光化門でソウル駅に出て空港鉄道に乗ってもいいんだよねー、とか。しかし!光化門は基本的には階段で駅まで降りなくちゃいけないし~。
光化門は、すでにこれまで泊ったことがあるホテル。7000円台か10000円チョイか、と悩み中。どちらも浴室あり。
東大門は定宿と勝手に思っているアパートメントホテルか、比較的新しいビジネスホテルか。どちらも似たような宿泊費。そして浴室なし。しかし、チムジルバンが近いから、気にならない。

ソウルに住む後輩ちゃんは新学期が始まる時で忙しそうだけど、1日ぐらい夜を一緒にしてもらえそう。先日、私の渡韓を知った彼女から「先輩、こういうの、好きなんでは?」と面白そうなところを教えてもらいました。でも、彼女は「一人で行ってくださいねー」とのこと。あはは。いきなりハードル高そうなことになるかしら。

久しぶりの韓国!情報収集が楽しいこの頃です。単語レベルですが、韓国語を思い出すために「聞く単」を聞きなおし始めています。

(おっと、その前に、夏の旅行記を仕上げなくちゃ)

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by eastwind-335 | 2018-01-25 06:58 | 日常 | Trackback | Comments(0)

東風のささやかな毎日のささやかな記録


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