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私のバーゲン戦利品

世間はバーゲンの真っ最中!
週末のことになりますが、ワタクシも買い物に行ってきました!お財布代わりに大黒天を連れて行きました(嘘)。
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私のバーゲン戦利品_a0094449_6111995.jpg午前中は(こっそり読み逃げしている)生活系ブロガーさんが出店しているというので、北品川神社の手作り市へ。品川駅から東海道筋を歩くのですが(といっても、たった10分あまり)、普段、車窓から見える風景の向こう側ということもあって、ちょっとワクワク。

私のバーゲン戦利品_a0094449_6114663.jpg結局そのお店では何も買わず・・・。全てのお店、なるべく傾向が重ならないようにしているようでそれぞれにステキでしたが、あまり物欲がわかず、1枚ポストカードを買っただけ。欲しいものが欲しい手法で作られていなかった、と言う感じかな。だから、通う回数を重ねたら、「これ!」と思えるものに出会えそうな気がします。

その帰り、大崎駅まで歩きました。思いがけないところで、ネパール関係のヒマラヤサクラを見つけたり、御殿山のりっぱなお館の一つは、先日の白洲次郎のドラマにその外観が使われていた!と気付いたり。
私のバーゲン戦利品_a0094449_6125328.jpg何語かな?と思ったらビルマ大使館でした(もう一方に英語表記があった)。
ビルマ大使館が予想以上に大きいことにびっくり(笑)。そこいらの小学校ぐらいある気がします。
桜が多い地区なので、春に行くと楽しいだろうなあ・・・・。


私のバーゲン戦利品_a0094449_6141975.jpgで、大崎からはりんかい線にのって国際展示場へ。
母が本屋でもらったというブックフェアーの招待券を廻してくれたので行ってみました。
大抵の書店のブースが2割引。そんな中、岩波は殿様商売で割引はなし。

いくつかの国はブースをだし、自国の文化紹介もしていました。
エジプトでは、なーんと名前をアラビア語で書いてくれるサービスがありました。
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洋書バーゲンもありまして、私は見ているだけで満足なクロスステッチのデザイン集を買いました。量は少ないものの、ドイツ語の本も出ていました。いつかまた再受験(だって取ったの20年ぐらい前なんだもん)するかもしれないZDaF(あ、この表記すらいまは違う?)の教材、そしてサッカーに関するエッセー2冊などを買いました。これらのサッカーのエッセーはWM06以前に出版されてます。WM02以降のツラい時代のころでしょうか。そういう本に「ヒッツ先生」もとい、スイス代表監督がコメントを寄せていたりするのでした。1冊600円という破格のお値段のペーパーバックでウフフ、で、ページをめくると、見事に「文字(つまりドイツ語)」だけ。最初っから辞書ひかなくちゃわからないでガガガーン・・・(涙)。こうなると、ワタクシはスラスラ読めたヒッツ先生の名前に愛おしさが。
私のバーゲン戦利品_a0094449_617411.jpg>いつ読むか、とは尋ねないで~!

日本の出版社のものは、写真にひかれ、ちょっとオシャレな食後のデザートの本を買っちゃいました。そのほか、なんやかんやでビッグバードで1万円弱が財布から飛んで行きました。ま、老後の楽しみだと思えば安い投資ですわ(ほほほ)。

いやいや、ここに東京創元社や早川書房がブースを出していたら・・・破産してたかも!





職場最寄り駅の駅ビルではポイント2倍出しという日が数日ありました。
ええ、ここでも財布の紐はかなり緩くなってました。

ついつい、
川原泉の「ブレーメン」第1巻(全4巻なのだとか)
坂田靖子の「珍犬デュカスのミステリー」1、2巻(これは家人の希望でもあった)
青池保子の「王城」第5巻(これは、ペースが速いですよ)
といった文庫版の漫画以外に、
帯買いといってもいいかもしれない、ピーター・トレメイン「修道女フィデルマの叡智」(東京創元社)
大好きなイタロ・カルヴィーノの新刊「マルコヴァルドさんの四季」(岩波少年文庫)
まで買ってしまいました。

「小学5・6年以上」なんて書いてある岩波少年文庫を嬉しそうにレジへ持っていく私って・・・。でも、この文庫で取り上げる新作って侮れないんですよ!いまのこどもたち、うらやましいなあ~。
カルヴィーノの作品は、白水社や岩波文庫、河出書房新社の文庫が多いのですが、最近は、福音館文庫や岩波少年文庫など子ども向けに出版されることも増えました。私が絶対に買う作家の一人です。

私のバーゲン戦利品_a0094449_2234290.jpgさっそく、トレメインは読み終えました。彼の長編はまだ読んでいないのですが、帯に「入門書」とあれば気が楽。そして、すごく面白い。これ、BBCでやったらいいのに、と思うぐらい。なんせ、7世紀中期、つまり古代アイルランドが舞台だなんて・・・・。歴史が好きな人にはたまらないだろうし、先王の王女にして法廷弁護士である修道女のミステリーですよ!
日本でいえば大化の改新あたり?。私のような、アイルランドの歴史もド素人な者にとっては、アイルランド独自の用語にはちゃんと注がついているし、なんせ、作者は実はケルト研究者として著名なのだそうですし、それをアイルランド文学専攻者が翻訳しているので、実に読みやすいのです。このアンソロジーは日本で編集されたものらしいのですが、5編とも日本では想像がつかないような舞台設定ながらも、拒否感なくどんどんのめりこんで読んでしまいました。どのくらいのめり込んだか、ですか?美容院でスチーム・デジタルパーマをかけてもらっている間も読んだほど。
長編も図書館で借りようと思います。
Commented by toramutti at 2009-07-17 05:25
おぉ、本の情報だぁ。「修道女」、私も読みたい!思わず、ファルコを思い出してしまいました。
それから、「王城」お世話になります。このペースで行くともうすぐおわっちゃいますねー。少佐はいつ頃、また、文庫がでるんだろう。コミックスが出たので、物欲と闘っています。
北村薫氏が直木賞を受賞したシリーズ、お読みになりましたか?お薦めです。
Commented by himekagura at 2009-07-17 14:41 x
お台場のブックフェア。また行き損なっちゃった、、。招待券はもらってたんですが、、なかなか行けないです。
Commented by eastwind-335 at 2009-07-18 04:16
虎ママさん、こんにちは。
王城引取りのために寄った書店でしたが、やっぱり1周しちゃうんです。そんななかで、修道女シリーズは久しぶりのヒットでした。
北村薫は他の作品は数作読んだことがある程度ですが、語り口がいいなあと思ってます。このシリーズも、謎チャンネルの書評番組で紹介されたこともあり、知ってましたが、未読です。
読みたい本、読むべき本がたくさんあって、大変です。
Commented by eastwind-335 at 2009-07-18 04:17
himekaguraさん、こんにちは。
私は初めての参加でしたが、人は思ったほどいなかった気も。自分に関心あるジャンルの書店が出ていたら、お徳だと思います。
いろいろお土産をつけてくれるところもあって、楽しかったです。
Commented by akberlin at 2009-07-18 07:07
ご無沙汰しました~。
ブックフェア、面白そうでしたね~。
私も去年、入場券を頂きながら、イエスとブッダの
住む街(ヲイ!)から東京都横断するのが面倒で
行きそこなった経緯があります・・・。

ご紹介の何冊かの本、どれも惹かれます~。
最近、本は買っても「積ん読」になっちゃって・・・汗。
Commented by eastwind-335 at 2009-07-18 08:41
akberlinさん、こんにちは。
確かにあの街からこの街へは「横断」以外の何者でもありませんよねー。やっぱり聖地を越えるのは難しいんじゃないか、と。
そうそう、うちの家人がお世話になっている「旅の指差し会話帳」なる本を出している出版社のブースもあったのですが、そこに「沖縄」っていうのもありましたよ!!!ウチナーグチは外国語なのか?!と驚きました。
by eastwind-335 | 2009-07-16 19:24 | Books | Trackback | Comments(6)

東風のささやかな毎日のささやかな記録


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