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小さなたび

これは、akberlinさんが送ってくださった沖縄産ブルーベリー黒糖と買いだめしてあった無印のバナナケーキ。
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これをもって、今朝、家人と日帰り旅行をしてきました。

まずは八王子へ。
小さなたび_a0094449_1637563.jpg八王子から高崎まで走る八高線に乗り換えます。
八高線って八王子ー高尾間かと思っていたら、「高崎」なのですね。


どんな電車かしらん・・・と八王子駅でワクワクしながらホームに入ってくるのを待ちます。
小さなたび_a0094449_16373934.jpgさて、八高線というのはなんとなくレトロなイメージを家人から植え付けられていたのですが、ホームに入ってきたのは、えーっと、最近の東海道線というか、京浜東北線の色違いというか、横浜線みたいというか・・・・。

つまり個性のないフツーのJR車両。これに燃える鉄たちがいるとなると、ここになにかあるはず・・・。ああ、そうだ、ドアを自分で開け閉めするとかいうんだった。
小さなたび_a0094449_16382846.jpg発車までしばらく時間があるので、ウワサのドア横のボタンを写真に撮っていたら、スーっとドアが閉まります。


え?え?カメラに夢中になっていて、発車ベルが鳴っちゃった?えー、置いていかれちゃう?一時間に一本ぐらいしかない、と家人から聞いていたので、「どーしよー」とドキドキ。ふと、隣のドアを見るとあいています。なぜドアが閉まったかはわかりませんが、開ければいいんじゃん・・・、とドアを開け、車内へ。ふと見ると、クククっと笑う青年が。そんなに慌てふためいた私がおかしかったのか・・・まあ、可笑しかったでしょう。ひょっとしたら彼(軽い障がいがあるようでした)がドアを閉めたのかもしれないなと後からフト思ったり。
いやはや、ビックリしたぁ、もう。
小さなたび_a0094449_16414177.jpg横須賀線が成田空港までいく場合、通過列車待ち(成田エクスプレスが追い抜かす)のために10分近くドアが開けっぱなし。夏はまあ我慢できますが、冬はツラいのです。土日だとグリーン券が安くなるので、このごろはグリーン車に乗るようにしてますが(それでも成田エクスプレスより安い)、平日は・・・風邪をひきそうになります(笑)。

八高線の運行路線図を見ていたら、二通りにわかれる様子。あれ?川越行きっていうのもあるんだ。ということで、私はようやく自分が乗っている電車が川越線であることを知ったのでした。

車窓から横田基地や飛行場なんぞを見て(昔、行ったことがある横須賀のベースにとっても似てるつくりでした。まあ、こういうのって、あまり構造を変えないんでしょうね)、どんどん緑濃く、畑が増えていく様子に、中年夫婦が「うわー、まるでドイツの車窓みたいだねえ」と(え?一体どこの路線?というツッコミはナシで・・・。普段、コンクリートジャングルにいると、ちょっと畑があるだけでそう思っちゃうんです)人が少ない時間帯をいいことにカメラを向けます。なのに、なのに・・・。

家人は考え込みすぎてシャッターを押すチャンスを逃し、
私はその家人のデカい体が構図に入り込むためにシャッターを押すチャンスを逃し・・・


ろくに撮れた写真はありません。

小さなたび_a0094449_1641917.jpg高麗川駅で乗り換え。高麗神社がある町です。一度行ってみたいと思っていたのです。あー、次回だな。


高麗川駅でも車体を取りたかったのに、なぜか家人がそこに入り込む・・・・。かといって、記念写真を撮ってあげようというと「ボク、写真撮られるのキライなんだよねー」とラムたんみたいなことを言い出す。
もう、アラフィーのおぼっちゃまとおでかけのばあやの気分でございます。
このおぼっちゃま、高麗川駅で乗り換えた「ホンモノの」八高線車内で袋菓子を食べはじめ・・・。みんなお弁当を食べていたりしたけれど・・・はあ・・・。



この旅行はすべて家人のおまかせ。
ばあやはおぼっちゃまの後をついていくだけです。

ここで降りる、といわれたのが小川町という駅。東武線も入ってます。東武線のほうがメインの駅。八高線の駅員はいないんですよ。
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あっちでタッチ、こっちでタッチ。Suicaなどのカード利用者はここが実質的な関所になります。私は定期券を利用していたので、改札口で精算。
駅前の観光案内所で紹介されたお食事所へ向かったのですが、日曜ということもあり(なんと団体バスを仕立ててくる人たちもいた!)3,40分待つといわれました。隣の鰻屋も一緒。駅前に戻り鰻屋の支店で昼にしました。全体にしょうゆ味が濃すぎ。そういう土地柄なのかもしれませんね。

団体バスは寄るようですが、日曜ということもあり人の姿が見えない商店街でした。
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小さなたび_a0094449_2463315.jpgこんな風景を横目に目的地である温泉を目指し、次の電車に間に合うように、ほとんどからすの行水のような勢いで温泉に。お台場の温泉施設と大して変わらないけれど基本料金は安いし、適度な人ごみで楽しかった。
岩盤浴にもチャレンジ。もっと時間があったらよかったのになあ・・・。


急いで、小川町へ戻り、高崎へ向かいます。
そうそう、小川町では発車までに5分足らず停車時間があり、一服したい人が降りてきます。もう発車だからと写真を撮り終わった私たちが乗り込むときに、一人の女性が「あ、ここで吸えるんだ」とかいって降りてきて一服。八高線は原則としては停車中のドアは乗客が開閉するので、ドアが閉まっていても、発車ベルが鳴るまでに自分で戻ればいいわけです。ところが、普通、JRは発車時間になったら派手に音楽がなって、駅員の笛が鳴ってそれからドアが閉まりますよね(そこへ数名が駆け込み乗車をするわけです)。つまり運転手または車掌の心意気一つなわけですが、八高線は先に書いたように乗客が開閉。つまり、
究極の自己責任電車
なわけです。で、そのオバさんが発車の音楽だかに気付いたときには、ええ、電車は静かに発車・・・。外から何度ボタンを押してもドアは開きません。ものすごい形相で怒ってます。ちょっと日本語のアクセントが変わっていたので、日本の方じゃないかも。
「あー、あのオバサンかわいそう」と私と家人。実は彼女と入れ違いに一服した人が乗車したのですが(私は彼の後ろから入車した)、その人が「しらねーよ、オレのせいじゃねーよ」と誰も何も言ってないのに大きな独り言。まあ、この人が一服しに外にでなかったらオバサンも出なかったかもしれないものね。

八高線は完全にワンマンですから、最後尾(って2両編成なんですけれどね)の運転席は無人。
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おまけに無人駅もあったりする。そこでは切符も買えないのかしらん・・・。ワンマンのはずなのに、なぜかJR職員が車内を歩いてました。で、乗り遅れたオバサンの荷物を不審に思ったようで私達に「持ち主はいませんかー?」と質問されました。昔だったらそのままでしょうけれど、いろんなことのある昨今、そういうわけにはならないのでしょうね・・・。
小さなたび_a0094449_3102885.jpg車内の整理券発行機、一度も作動しなかったけれど、平日は高校生や買い物へ出る人もいるでしょうから、ひょっとしたら現役なのかも。


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高崎到着ー!
隣を見ると、富岡製糸工場が世界遺産待機リストに載ったのを記念した電車が走っていたり、高崎駅って鉄には面白い駅なのかもしれません。
本当は甘いものでも食べて一休みしたいところでしたが、新宿に用事があるおぼっちゃまは「次の湘南新宿ラインは・・・」と。私は「せ、せめてダルマ弁当ぐらい買って帰りたい」と駅弁を買いに行きました。ダルマ弁当にするつもりでしたが、中身は一緒だから、という店員さんに勧められて、コチラを購入し、始発である高崎駅の車内で発車までの時間に二人で一つを食べました。私は躊躇しましたが、他の人も何か食べていたから、まあ、いいかな、と。
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小さなたび_a0094449_3312557.jpg中身はこんな感じでした。

小さなたび_a0094449_332739.jpg捨てずにお弁当箱に使えますね。
車窓から、王様ラスク工場が見えて(あの袋の色あわせの看板で気付きました)、儲かってるなあと思いました。本場でどのくらい並んでいたか見てみたかった(笑)。

新宿ではおぼっちゃまが桂花ラーメンへ行きたいとのたまうので、ばあやは仕方なく付いていきました。おぼっちゃまと二人で一人前のラーメン、サラダ、餃子を分け合っていただきました。一口ずつもらっただけのはずのばあやは、八高線が楽しかったことも忘れるほど、お腹が破裂するかと思いました。

八高線沿線にはほかにも温泉があるというので、また行ってみたいなあ・・・。今度は高崎まで行って逆方向に下りるっていうのもいいかも!
Commented by toramutti at 2009-06-17 04:49
鉄子鉄男の旅だったのですねぇ。おっと懐かしい駅名がでてきました。
「ドイツの風景」・・どんなんだったかなんとなくわかるような。
Commented by snowdrop99 at 2009-06-17 09:31
はは、八王子-高尾じあ一駅じゃないですか?wこちらでは相模線がやっぱり押しボタン式です。横浜線に乗り入れているので、ワンマンじゃないと思います。それほど長距離路線ではないので、さすがに時間待ちはないような。

>高麗神社
よんさまファンがドラマと関連があるということで、かなり人気スポットになっているようです。
Commented by himekagura at 2009-06-17 10:55 x
東京に住んでもう20年ちかくたつというのに、関東近郊にほとんど行ってないなあ、、としみじみ。高崎って群馬県ですよね。群馬県って行ったことないかも、、栃木もないし。茨城は一回行っただけ。こう考えると、ほとんどどこにも行ってないです。たまにはこういう小旅行もいいですね~。
Commented by コリアンダー at 2009-06-17 12:06 x
桂花ラーメン!ウチのダンナも大好きなんですよー。男の好みなんでしょうか。少し前、ひとりでトウキョウに行った際、食べに行ったと言ってました。コンビニでインスタントラーメンが売ってるぐらいですから、全国的に有名なんでしょうね~。
Commented at 2009-06-17 15:28
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by しいたけ at 2009-06-18 22:46 x
初めてドア開閉ボタンを押すときは、緊張したなぁ。昔々、毎日八高線乗ってました。
八王子で横浜線に乗って・・・以下省略。
Commented by eastwind-335 at 2009-06-20 05:30
虎ママさん、こんにちは。
本当の鉄(子、男)じゃないので、どちらかというと「小さな旅」っぽい日帰り旅行になりましたが、家人には思い出(部活関係で乗ったことがあるらしい)の路線とのこと。家人が楽しんでいるようでしたのでよかった、よかった。
全体にのんびりしているところ、車窓から見える緑に、なーんとなくドイツっぽいよね、と思ったものの、ババーンと広い空間がみられるわけではなく・・。でも東京のコンクリートジャングルからしたら十分に満足できる風景でした。
Commented by eastwind-335 at 2009-06-20 05:35
snopdropp99さん、こんにちは。
そうなんですよね。これじゃ・・・(汗)。
相模線、私も高校のころ、2,3度お世話になりました。あれも自分でボタンを押すんですよね。知らずにボーっとしていたら、おばちゃんに「あんた、早くおしてよね」と注意されたことがあります(笑)。

あー、高麗神社って(私はタイトルしかしらないけれど)あのヨン様ドラマにたしかにつながりますね!見てないので、どのあたりの話がどうつながるのか・・・。あー、やっぱりあれ、一度見なくちゃいけないかも。
Commented by eastwind-335 at 2009-06-20 05:37
himekaguraさん、こんにちは。
私も北関東、いや埼玉や千葉だって知らないところばっかり。ううん、家の近くだって・・・。
でも、仕事をしていると、なかなか出かけられませんよね。案外近かったので(電車に1時間半ぐらいだったら近いと思う私もナンですが)、また出かけようと思ってます。
Commented by eastwind-335 at 2009-06-20 05:41
コリアンダーさん、こんにちは。
桂花ラーメン、私は家人と結婚してから知ったのですが、新宿に行くと必ずここに連れて行かれます。でも、時々だからか、なぜか、私も喜んで突いていっているんですけれど(笑)。ただ、周りのお店がちょっとアレなもので、知り合いに会いません様にと思う小心者です。

実は知り合いのおじさまが、経営者と学校時代同級生だったそうです。このおじさまは「いやあ、若い頃は行ったことがあるけれど、いまはねえ、年寄りには刺激的すぎる通りにありますからねえ」と。
Commented by eastwind-335 at 2009-06-20 05:45
鍵コメ15:28さん、こんにちは!
興味深い本をご紹介ありがとうございました。私はこの著者の本は読んだことはありませんが、一時、新聞コラム(教育関係だった気が)は読んでいたことがあります。なるほどーと思うことがしばしばありました。近いうちに読んでみます。
Commented by eastwind-335 at 2009-06-20 05:52
しいたけさん、こんにちは。
(こちらでは、はじめまして、かもしれません)。

土曜日はありがとうございました。
土曜も初めてのことでしたが、日曜も初めてのことで、ものすごくテンションの高い週末となりました。

ボタンを押してドアを開閉するんだ、と聞いていましたが、急にドアが閉まった折はびっくりでしたし、荷物は車内で本人は乗り遅れシーンを目撃するなど、侮れない八高線!な一日となりました。
by eastwind-335 | 2009-06-14 21:49 | 旅の思い出 | Trackback | Comments(12)

東風のささやかな毎日のささやかな記録


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