人気ブログランキング | 話題のタグを見る

現地集合現地解散 de サワディー・カーッ(1)出発

今回の旅行は本当に突然決まったのでした。

暮の龍の国旅行の帰りによったバンコクの空港の免税店には、自然豊かなお国柄を生かして、ハーブをつかったトリートメント商品がお手ごろ価格で出ていました。で、あれこれと試していたら、大きなお姉さんがやってきます。

あ、この人、ひょっとして?!
と思ったら、そうでした。ノドをみたら男性なんですけれど、女子の格好をしているんです。
で、低い声で「マダーム、なんとか、かんとか、なんとか、かんとか。」と説明をしてきます。そして、手のひらにボディーローションをやさしく塗ってくれました。

初めての体験でしたので、帰宅して家人に興奮気味に報告したのは確かです・・・。
そして、家人はこの話によって、以前からちょっと関心のあったバンコクへ行ってみたい病になってしまったようで・・・。正月の新聞に、お年玉価格としてサーチャージ、他諸費用別の航空券が8000円で出ているのを見た家人が「2月のお互いが休める日にバンコクへ行ってみないか?」と誘ってきたのでした。

その会社の支社が我が家から近いところにあるので、とりあえず、8000円のカラクリについて聞くことに。すると、航空会社はタイ・ANA・JALのいずれかだけれど、大抵の場合、「夜発・朝発」だと。まさに龍の国への1日目で体験済み。きついんですよーあれ。まあ、3泊4日といっても、実質2泊2日みたいなもの。
しかし、家人は「安いもの」が好き。
それに、彼は帰国日夜のロックコンサートに間に合うように帰国したいから、朝発のほうがいいと。
私は、どっちみちサーチャージ他を払うならば、と、有効期限が迫っているマイレージで発券してもらうことに。マイレージによる無料券にはこれまたカラクリがあって、サーチャージが乗る航空会社によって違うんです。夏にLHで買わずANAで買って、1万円ぐらい損をした私、今回はちゃんとANAに電話をしてサーチャージの確認をしました。結果、タイ航空が一番安いと判明。翌朝は10時までに出勤したらよい私は「朝発、夜発」のまるまる3泊4日コースになりました。つまり最終日は家人を見送ったのちに、一人夜7時近くまで自由行動となります。

現地集合現地解散 de サワディー・カーッ(1)出発_a0094449_11432498.jpg私は機内でも眠れる体質なのですが、それに加えて前日も残業だったので、着席してシートベルトをつけて目を瞑ったら、何時の間にか窓からは雲が見えていました。食事をいただき、観光局でもらった資料を見ながら、自由行動日に見学するところのめぼしをつけました。またまたウットリしていたら、気付いたら地上の人になりつつあって(笑)。


現地集合現地解散 de サワディー・カーッ(1)出発_a0094449_1144023.jpg今回は小さなボストンバック一つのため、入国審査さえ済めば、あとはお手軽です。





バンコクへお出かけになったかたはご存知と思いますが、バンコクは空港と市内との間の交通機関が貧弱です。まず、電車はない。公共バスかエアポートバスかメータータクシーかリムジンタクシーしかありません。
今回私たちが泊まるホテルはプルーン・チット駅のそば、と機上の人になってからわかったので、まよわず、エアポートバスに乗ることに。ガイドブックでは一番評価の低いバスですが、ホテル名をきちんと前もって尋ねてくれますし、運転手もぎりぎり近くまで停めてくれるしで、自分がどこを走っているかを地図で確認できれば、一人旅の場合には一番これがお手ごろだと思います。二人以上になったら、タクシーがベストでしょうね。

以前の一人旅の時は前の空港だったのですが、その時もこのバスを使いました。あの時は、なにを勘違いしたのか、ガイドブックに書いてあった場所にバス会社の人がいなかったのに、やはり同じようにスーツケースをもっていた人々が乗り込むバスにとりあえず乗っちゃったら、それは単にターミナル間の移動につかうバス。次のターミナルで下ろされ途方にくれた私に、タイの人はみな親切なのだけれど、お互いに英語が不自由。まったく通じていなくて、彼らに言われるままにバスに乗ると、GroenemeyerのMamboみたいに、「いま、ボクは君のそばにいるのに、駐車場がみつからないからぐるぐるまわってるよ」状態。挙句の果てには、ターミナルの端につれていかれ、半べそをかきながらスーツケースをひっぱって元のバススタンドに戻ったら、チケット販売のお姉さんがいた、という、すっとこドッコイな体験があります。

現地集合現地解散 de サワディー・カーッ(1)出発_a0094449_11442457.jpg両替をすませ、1階へ下りると、エアポートバス用の看板が。
さらに進むとチケット売場が。お姉さんに泊まるホテルの名前をいうと、「いそいで!今、出るところだから」と。そしてトランシーバーで私のことを報告します。外に出ると、バスの前にも係員がいて私を手招き。「下りるホテルは?」と尋ね、ボードに書き込みます。それを運転手に渡し、出発進行!空港到着から30分ちょっとでバスに乗ることができたのは、奇跡だったかも。


現地集合現地解散 de サワディー・カーッ(1)出発_a0094449_11444342.jpg徐々に、観光局でもらった大きな地図の道に自分がいることがわかってきます。すごく快調ですいすいとバスは走ります。BTS(スカイトレイン:モノレールのようなもの)終点の駅の横を通り過ぎた時には、運転手さんが私たちに「今日は、ラッキーだよ。これだったら、市内の中心で初めて渋滞になりそうだから」と。市内に入ると、スピードを落とさなければならない分、運転手さんも余裕がでてきたのか、バンコクの東ハズレにあるバスターミナルはここだ、とか、次の駅はどこだ、とか、ここから地下鉄に乗れるだとか、この先に有名な伝統的な家があるだとかを聞き取りにくい英語で説明をしながら、客のホテル近くの道にバスを停めて下ろしていきます。


私も無事に到着!家人が安いからといって決めたアパートメントホテルでしたが、とても素敵なつくりでした。
現地集合現地解散 de サワディー・カーッ(1)出発_a0094449_11452174.jpg木製の床でとっても足元に優しかったです。


現地集合現地解散 de サワディー・カーッ(1)出発_a0094449_11463538.jpg後日、このテレビ(他チャンネル)のおかげで思いがけない時間をすごすことができました。
ネットで検索すると、どうも、この木製ドア(もう一枚ガラス戸があります)が不評なんですって。光が入ってくるから、ということで。私にはちょうどよかったのだけれど。


現地集合現地解散 de サワディー・カーッ(1)出発_a0094449_11465945.jpg台所もあるんですよ!結局お湯を沸かすだけでしたが、ナイフ類はもちろん、お鍋なども一式きちんと揃っていて、気持ちよかったです。
バスルームはバスタブとシャワーが別になっていて、広くてびっくり。もちろん、この木製扉を閉めることも可能です。


さて、夕方のおでかけに備えて一休みしましょうか。
by eastwind-335 | 2009-02-20 07:22 | 旅の思い出09サワディー・カーッ | Trackback | Comments(0)

東風のささやかな毎日のささやかな記録


by eastwind-335