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へへっ、秘密兵器はドイツ語さ!(1年前のWMドイツ戦を見よう!2)

WM06のドイツチームを追体験しようと一年前におこなわれた試合をDVDで観戦中です。

昨晩、前半戦を見始めたのですが、DVDだから気になるシーンがあると戻れるんですよね!
ということで、45分の前半を見るのに90分近くかかってしまい、後半は一度寝てからとあいなり、2時半過ぎに再び起きて見終わったところです。

この試合、ドイツチーム、ある意味で一番大変な試合だったのではないでしょうか。
チームの点取り屋コンビ、ミロとポ王子はポーランド系移民の子息で、育ったのはドイツとはいえ、彼らの文化的背景はポーランドにあったわけで、ポ王子などは大好きな料理も音楽もポーランドのものと広言していたのでした。このコンビを支えていたのが、まさしくそのポーランド語で、ほとんど合言葉みたいになっていたそうなんです。でも、今回は、ポーランド相手なので、そんな符牒は使えない。その辺をプレスカンファレンスで指摘されると、すかさず(確かポルディが)
「へへ、最終兵器はドイツ語だからさっ、オレたち」
とコメントを返したと日本でも紹介されていました。(追記:新聞記事では「へへ」とか「さっ」とか「オレたち」とは書いてなかったはずです)

ワタクシが最初このニュースを読んだとき「はぁ?このポドルスキーって何ものなのかしら?」と思いました。日本との親善試合で彼のことは知ったのですが、そんな大口たたいて、ドイツチーム大丈夫かなあ、とか、ひょっとしてこの若人、マスコミが作り出したアイドル選手かな、とか思っていたのです。そういうわけで、ポ王子に対してはそれほど期待なし。むしろ、WM02ののち、しばらくスランプがあったとも言われたミロ、プレッシャーで辛いんじゃないのかなとか、色々考えながらこの試合を見始めたことを思い出します。
ドイツチームがボールを支配しているのに(レーマンはほとんど映りませんでした)、みんながミロへポ王子にボールを回すのに、ポルディも、そしてそれ以上にミロが蹴っても蹴っても決まらない試合展開。ポーランドもドイツに強く当たってきましたので、両チーム黄色い紙が何枚も出ましたし、ポーランドは赤が出てしまい10人となってしまいました。でもでも、決まらない。
ロスタイムになってから途中出場組のオドンコルーヌビルライン炸裂、1-0で終わった試合でした。

へへっ、秘密兵器はドイツ語さ!(1年前のWMドイツ戦を見よう!2)_a0094449_524134.jpgこの祝福が、例のバラック馬乗りシーンです。私、このシーンを見たときに「ひゃー、ヌビルを骨折させる気なのかしら!」と思うぐらい、全体重をかけてミロとヌビルが抱き合って喜んでいるところに乗っかりましたよね!動画でも写真でもいつも思うのですが、ホント、バラックってヒザ下が長いですよね!!!だからカメラ引いて選手が豆粒のようになっていても、走っている姿のソックス部分の長さから、すぐに「バラックはここだ!」ってわかります。


で、一年前はボールを追っていくだけで大変だったので気づかなかったこと。

うさラムたんのフランケ(クロス)がすごい!
アナウンサーもUeberraschung!と、うさラムたんの予期できない、でも、ちゃんとボールが好機を作り出しているクロスや攻撃参加を褒めて(?)いました。どうしてココへ出せるのか!?と関心するほど、クロスがピタリと。それを決められないミロやコブタやら王子。うさラムたんはどう思いながらクロスを出したのかなと心中を思ってみたり。小回りが利いて、守備も要所要所で止め、攻撃に参加するといっても、自分のところにボールが来ないと判断したら、みんなが前に行っても、彼自身はさっさと引っ込むなど、彼なりの攻守の切り替えのタイミングがあるんだな、とわかりました。

フリンクスあってのバラック!
これは、例のねこパンチ事件でフリンクスが欠場となった試合の時にもさんざ言われたことですが、今回、試合を見ていて、ふと思いました。この日がキャプテンとして初めての試合になったバラック(初戦はケガのためベンチのみ)。攻撃に、守備にとバラックらしいダイナミックなプレーをしていましたが、バラックが前に出ている時は、フリンクスが真ん中でしっかり仕事。

ウェーブを見た!
日本のウェーブって立ち上がりながらバンザーイ!とするのですが、ドイツはまず、「ウゥ~」と言いながら前へならえみたいなポーズで手をヒラヒラさせて、上にあげるしぐさ。コーナーキックの時など、ポーランドゴール裏にドイツファンたちがウェーブの準備(手をヒラヒラ)しているのが見えました!一年前は、なんだろう、ムーミンのニョロニョロみたいだな、とか、バカにしてるのかな(!)とか見当違いなことを思ってみていましたが、大会終了後のいろんな方のブログのおかげで、選手を励ましているポーズなのだと知ることができました。

クリンシーのパフォーマンスはこの時からだった!
喜怒哀楽がわかりやすい、まるで1ファンのように、ボールの行方を追うクリンシーが何度も映りました。度合いで言ったら、「コスタリカ戦<ポルトガル戦」。だから余計に目に付いたのでしょうか。立ったりしゃがんだり。でも、ノミジャンプはこれから!

試合後のドイツチームのお礼の言い方!
このシーンこそが、ドイツのテレビで放映されたままをそのまま収録しているこのDVDセットならではのものでした。試合がすんでもまだまだ選手はロッカーへ戻らないから、観客も会場を去りません。選手たちは感謝の拍手をしながらゆっくり一周し、要所要所では全員が手をつないで「ばんざーい!」をやってました。うさラムたん、思いっきり上に振り上げられ、ちょっと痛そうに見えたのは私だけでしょうか?
Commented by pepe at 2007-06-15 08:34 x
東風様、bisokko様のところから風に吹かれて参りました。初めましてでございます。私はW杯も終わりかけの頃にレーヴさんにはまって・・・といういかにも腐動機だったんですがラームちゃんのことはニュースで見てなんか判らんけどすごいかも・・・と一番最初に心に留まりました。何回見てもコスタリカ戦のシュートはすごいですね。このままオッサン臭くならないで永遠のラブリーな少年でいて欲しいですね。これからもよろしくお願いいたします~。
Commented by nyf1403 at 2007-06-15 15:30
ドイツナショナルチームも嬉しいでしょうね。こういう東の女子がいらっしゃる・・・。
もうひとつの映画を観ながら猪之助と話したのは、2006年、作戦を考えたりしたのは、ヨギが中心となってだった。じゃ、なんでクリンシーをボスに持って来たのか、ってきいたら、彼はWM優勝の時の選手だし、そういう意味でAutoritätがあるんだよ、あと、ムードメーカーだし、というのが猪意見でした。ビアホフもいろいろ言われてましたが、あの三人グループが3位に導いたんだろうなー、と思っています。バイエルンロビーとビルド新聞の開催前の攻撃は凄まじかったですけどね。あと、ベッケンバウワーもぼろくそに言っていたのに、3位になったら、クリンスマンは監督を続けるべきだ、とか発言して笑いをとったし。
私もこれ、観たくなりました。ドイツで販売しているんですよね。
Commented by 東風 at 2007-06-15 22:04 x
pepeさん、こんにちは。
ようこそいらっしゃいました。こちらこそどうぞよろしくお願いします。
もう1年たってしまったのですが、あのWM06は極東の一部の女子の心をがっちり掴んだ大会でしたよねー。しかも、選手だけでなく、監督までが注目されたなんて。いや、これまでも監督評価はあったと思うんですけれど、コーチまでこんなに人気が出るとは。これもネットでドイツ事情がリアルタイムにわかり、またまた、在独日本人ブロガーのみなさんの丁寧な「今日のクリンシー」「今日のヨギ」報告があったからこそではないかと思います。
ヨギ(レーヴさん)は、出場各国のコーチの中でも異色でしたよね。クリンシーのSunnyなイメージに比べ、ヨギは夜のイメージが!ムーディー夜王って勝手に名付けてしまいました(すみません)。
DFBが早く私たちの気持ちに気付いてくれて、代表戦とかやってくれるといいのですが、その前に、日本代表チームをどうにかせねば!オシムさん、お願いしますよー。
Commented by 東風 at 2007-06-15 23:04 x
nyfさん、こんにちは。
DFBに日本語が読める人がいたら、日本でこんなにドイツ代表ネタでブログが盛り上がっている(一部とはいえ)女子がいるとわかってもらえるのにィー、と思うこの頃です。
ホント、クリンシーはドイツ人だけでなく、極東でテレビを見ている人の心までをもガッチリつかんで。パフォーマンスも彼ならではですよね。その辺、ヨギは容姿からは想像できない理論派。そして、オシャレ好きな(ストラネスの写真集を作っちゃうくらい)ビアホフ。ドクターやGKコーチ、そのほかそのほか・・・ほんとに「俺達はチームだ!」なんですよ。
これ,ドイツ産です。ZDF,ARDでのテレビ中継をそのままDVDにしたものなのですが、字幕なし、CMなし。ドイツにいる気分でテレビ観戦できます。残念なのが、ハーフタイムの各局ならではの試合分析は収録されていないこと。ネッツアーやクロッポンの入りの特別版があれば絶対買うのに!
いまだと、私やその他極東女子のみなさんが一斉にお取り寄せした2月に比べ、amazon.deで安くなっているのではないかなと思います。amazon.deは急に同じDVDを日本へ発送となりびっくりしたことでしょう。
by eastwind-335 | 2007-06-15 05:03 | WM06 DVD | Trackback | Comments(4)

東風のささやかな毎日のささやかな記録


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