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映画館で映画をみる

毎週水曜はレディースデーということで1000円で映画を見ることができます。
このところDVDでゆっくりと(ここでいうゆっくりと、というのは好きなところで止められるとか、繰り返して確認できるという意味も含みます)観ることが多かった映画ですが、1年以上ぶりに映画館で見てきました。

「明日へのチケット」(原題 Tickets)です。
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これは、新聞や雑誌で映画評が出たヨーロッパ映画で、昨年のカンヌ映画祭のパルムドールを受けた作品です。
以前、このブログにも書きましたが、電車すきの私がぜひ見たいと思っていた映画です。

これは三人の監督がある国際列車を舞台に描いたオムニバス物で、それぞれに主人公がいるのですが、全ての作品に通して出てくるのは、アルバニアからやってきた難民一家です。

最初の作品の主人公はイタリア人薬学者。
次の主人公は夫を亡くして1年になる元将軍夫人と兵役拒否の代わりに彼女の世話をする青年。
最後の作品は最初の話のモチーフの一つにも登場したアルバニア難民一家と、チャンピオンズリーグのセルティックvsローマの試合を見に行くために電車でスコットランドからヨーロッパを移動中のスーパーの店員である男性3人組。

細かい話は書きませんが、この3人組はアルバニア難民一家のために無賃乗車扱いとなり、終着駅であるローマ・テルミニ駅で鉄道警察に連行されそうになります。事情を説明しても聞き入れてもらえない三人。「セルティックファンは行儀が良くて、欧州連合から表彰されたんだ!」とか何とか言ってもムダ。しかし、車掌が手配した鉄道警察は違うホームで待っており、その隙をついて3人組は逃走するのです。
駅を逃げ回るうちに、ローマファンたちのところに行き着きます。セルティックのユニフォームを着ている三人のためにローマファンは警察の追っ手を妨げ、三人は無事に逃げ切ります。そのとき、彼らが歌うのがセルティックの応援歌。それに答えるのがローマの応援歌。
ひょっとしたら、WM06の駅でもそういうシーンがあったかもしれないな。

サッカーは世界の共通語という終わり方は意外でした。

映画館は比較的すいていたのですが、観客がこれまたみんないい感じでほのぼのとした雰囲気でした。最後の最後ではあちこちで笑い声が。もちろん私も笑ってしまいました。

とりとめのない書き方になってしまいましたが、見る機会があったらぜひぜひどうぞ!
Commented by anthonberg at 2006-12-07 22:48
レディースデーを利用しているんですね。私もよく利用していました。普通の日に映画は観れなくなってしまった。(笑)
たまに映画館で観ると何か続けて色々見たくなりませんか?(⌒∇⌒)
Commented by eastwind-335 at 2006-12-10 17:53
anthonbergさん、こんにちは。お返事遅くなりました。
なかなか週の真ん中の日に映画館に寄るのが難しいのですが、この日はほぼ定時に上がれることがわかったので、一か八かで行ってみました。次は正月明けあたりを狙っています。
この映画はどの監督も大好きなので、ある意味、まとめてみることができてよかったです!
by eastwind-335 | 2006-12-06 22:40 | 映画 | Trackback | Comments(2)

東風のささやかな毎日のささやかな記録


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