「本」の定義

帰宅時、電車のドア上部に設置されているモニターをボーっと見ていたら、4月23日の「本の日(サン・ジョルディの日)」の紹介が流れました。
最後に「さて、ユネスコでは本は何ページからと定めているでしょう」というクイズが出た。

うーん、何ページなのかなあ?
20ページぐらいかなあ?と「絵本」や児童書を頭に置きながら思ったのですが・・・。

答えは表紙を含まないで49ページ以上の冊子をさすんですって。
それ以下の冊子は「小冊子」というのだそうですよ!

GWは休日出勤が2日もある!前半は休日出勤が2日もあって(とほ。仕方ない。そういうお仕事なので)、後半の連休で海辺の街に帰省し、両親の「断捨離」の手伝いをする予定です。
祖父に比べればずっと「上等」だと思うけれども、父はこの数年の間に「昔だったら億劫じゃなかったんだけどなあ」ということが増えたそうで、結局そこをフォローするのが母。父に加えて母も「持病」ができちゃったから、二人とも「もっといろいろできたんだけどなあ」と思うことが増えている様子。

私からすると「70代後半にしては平均はできているんじゃ?」と思うのですけれどねえ。まあ、私みたいな「凡庸」「上昇志向なし」なのが言っても説得力なし、なわけで・・・。
とはいえ、うちの両親は凡庸の親だから「ねばならない」は少ないし、代替というものをうまくみつけて、いまをささやかに楽しんでいるように見えるので、ホッとしています。

いまでも「できないこと」が多すぎる私なのに、70代になったら「もっとできなくなる」のかあ、と私が元気だったら突入するであろう生活を垣間見るのは勉強になる

思えば、母は50歳になったころ「字が下手になった」と嘆いていたことがある。
母は別に書道をならっていたわけではないのだけれどムスメの私がみても「バランスがよい」。気取りのない字だけど、おさまりがよいというか。更年期が始まっていたのはわかっていたので「ママ、思いこみすぎなんじゃ?」と応じていたのだけれど、いま、自分が母の年齢になった時に思う。

老眼で書くのが面倒になったんだろうなあ、と。このごろ、漢字や仮名を横へ書き連ねていくのは、なんだか手首や指先に「ムダ」が生じているような気がする(爆)。老眼を自覚してみると、私は気分が字に出やすいと自省していたのですが、落ち着いた気分の時にも思った通りの形の字を書くのに、ちょっとした意識が必要となった!
そんな時も母を思い出す。母が私が何かメモをとっている時に、「自分は横書きがヘタなの。あなた、上手ねえ」とチラと言ったこともあった。でも、私も横書きは苦手で、加えて言えば、実をいうと横書きに書いてある日本語を読むのもあんまり得意ではない。どうにも横書きというのは「解く」ためのものってイメージがある。

学校教育の置き土産なのでは?と思う。つまり、算数、理科、英語の「教科書」で横書きになじんだから。
苦手意識の強かった科目を思い出すのかなあ。

だから、小説を横書きにされちゃったら、たぶん私は楽しめない。
なにか「分析」しなくちゃ、とか「解かなくちゃ」と思ってしまうから。
もっといえば「正解」があるはずなのに、見つけられない私ってダメだなあーって思うというか・・・。
「合っている」「間違っている」と2極化されちゃいそうっていうか(笑)。
ところが、縦書きだと、どんなにむつかしい内容でも、なぜか「楽しんでいる」。私はこう思うんだけど・・・って姿は見えない著者に対して、心の中で頭の中で語り掛けている自分がいる。
言葉が遅かったにもかかわらず、2歳児のころから字が読めなくても新聞をわかった顔をしてめくっていた(らしい)私。幼稚園以来、本をよく読んでいたほうだと思いますが、あのころ、横書きといえば「絵本」ぐらいで、横書きの絵本は、私は文章よりも「絵」を楽しんでいたのかも。幼い私の記憶に「内容」までも残った「絵」と「字」があわさった本の多くは「縦書き」だったなあ。

さてさて、今度のGW明けにはパディントン展に行こうと前売り券を買ってきた。
家人と一緒に、と思って2枚買っておいた。1枚は図録付き前売り券。図録には、松岡享子さんによる、ボンドさんの未訳パディントン話が2話ほど収められているんだそうです。
昨年末からこの3月にかけて3冊の新しいパディントンの翻訳がWAVE出版から出た。ながらくパディントンの未訳本があるのは聞いていたのですが、福音館が一向にそのことに触れないのはなぜかなあ、とも思っていた。福音館書店という「こどもの本」の文化を作り上げてきた出版社ができない、となると、どこかの出版社に権利を買い取られちゃったかなあ~と。
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新しい翻訳者による新しい体裁の本3冊は買っただけになっている。1冊目を買った時に「え?表紙が赤?」と驚き、2冊目3冊目をまとめて買った日には「フランスじゃあるまいし3色旗の色だなんて」と思ったのですけれど、本棚の「イギリスの棚」に並べてみて気が付いた。ははーん、ユニオンジャックの色か!と。
ちらとページを開けたときに目にした文体は松岡さんのそれを彷彿させるものだった。ちょっとホッとした。しかし、となればなるほど、なんで松岡さんと田中琢治さんの訳じゃないのかなあ。なんで福音館から出なかったのかなあ、と大人の事情をいろいろと勘繰りたくなる。田中さんはカナダの大学の先生である、と以前福音館のサイトで読んだことがある。となると、本業がお忙しいのか。共訳っていうのは案外大変なものだと体験者から聞いたことがある。いろいろな事情があるのでしょう。

なにはともあれ、日本にパディントンを紹介してくれた福音館が主催の「パディントン展」で、ポンドさんの最後の2冊、つまりボンドさんの遺作を翻訳するのが松岡さんでよかった。
いつか、この2冊が「本」になって福音館書店から出版されますように。

GWは思ったほど休めないとはっきりしたけれど、パディントン展に行く前にWAVE出版から出た件の3冊を読まねば!うち2冊は21世紀になってから書かれたものだから、映画の「パディントン」に通じるものがあるみたいだし。あ、映画「パディントン2」も見に行けなかったから、これもブルーレイがでたら購入しなくちゃ。見ると、特典付きやらエディション違いやらあるらしい。どれがいいかなあ。

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by eastwind-335 | 2018-04-18 06:18 | Books | Trackback | Comments(0)

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