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2年後の開会式の方向は?

昨日、残業があったり、帰宅前に本屋によったりで、開会式の途中で帰宅しました。
しかし、その「途中からの開会式」ですら、ああ、日本ではできないことをやったなあ、という思いが。

韓国の旅行バラエティ(例えば、花よりおじいさん)の映像だの、ソウルの地下鉄の駅に貼られている詩やイラストのポスターを目にするたびに、「韓国はすごいなあ」とそのデザイン力をうらやましく思っていたのです。

韓国は「ものつくりの国」だと世界に示す開会式でした。ハングルや朝鮮半島を象徴する動植物を、シンプルに世界に紹介している、そのセンスには脱帽でした。
加えて、ドローンを使った夜空の演出。もう日本はあの手は使えなくなりましたねー。それまでの歴史を振り返る、という方法ももう「こども」は使えない。
そして1台11万円ぐらいするらしいサムスンのスマホを参加選手にお土産に配っているらしい韓国オリンピック協会らしく、スマホをイメージさせる演出。やられたよねえ。日本は、アイボとかロボットで「おもてなし」?

Kpopだって、いわゆる「ポップな感じ」を強調するのではなく、踊りのキレだとかダイナミクスさとかを生かしていた。もう「ナントカ3代目」とかは使えないねー。48人のへたくそな踊りと歌でごまかせなくなったねー、と今日、休日出勤をしながらテレビを見ていて、みんなで「ニホン、やばいよね」という話になりました。ヤバイというのはこのままでは駄目だ、ってほうの「やばい」。

最後のキムヨナのすこーしだけレトロな服装で、清楚な雰囲気のたたずまいのなかでの点火。
日本だったら、間違いなく短いスカートをひらひらさせて、胸を強調したような恰好でおどらせたことでしょうね。

「人」を生かしたシンプルな奇をてらわない演出はすごかった。
この1か月の間にすっかりと国際政治的な色あいが全面に出されている大会になり、北部2国に翻弄されかかっていた大会準備の様子に、いろんな字の「チ」抜き?と思わなくもなかったけれど、そういうことを忘れさせる開会式だった。
もちろん、開会式を終えて帰宅する人たちの足を「もう終電は出ました」といってしまう、ロジスティックスの「ケンチャナ」精神なんかもあったりして、そこは「韓国」なわけですけどねー。零下で「終電おわりました」なんて、お寒すぎます・・・。

ソウルオリンピックの時は、点火台に向かって飛び込んでいった白いハトたちのその後が気になって仕方なかったのですが、平昌オリンピックは「開会式観戦者」たちの帰路だわ・・・・。

by eastwind-335 | 2018-02-10 19:54 | 日常 | Trackback | Comments(0)

東風のささやかな毎日のささやかな記録


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