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日はまた昇る!(8)下見

いよいよ翌日から始まるヤコブ道行進(!)のために、下見をして、体調を整えるのがパリ2日目のミッション。
朝ごはんは、日本から持ってきた菓子パンとミニトマト。コーヒー。青汁。昨晩のハムの残り。
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今朝の予定は「ホテルから駅まで歩き、翌日乗る列車のコンコースの場所を確認する」だけ。

フランス2の朝の放送を見ながら(これについてはまた後日改めて!)、エッフェル塔事件以後のパリの様子を知りたかった。外務省は本国至上主義だから、事件が起きた国との時差なんて考えない。ということで、こちらの深夜に何度となく外務省、パリ大使館などから「要注意」ってメールが入ってきた。けれども、旅行者としては知りたい情報じゃないんだよねー。むしろ、公共交通機関は通常通りとか、書き添えてくれたらいいのになー。
そして、日本人が運営している観光サイトって、こういう時には全く役立たないことが判明。事件があったことすらトップページにも掲示板にも出ていない。ま、サイト経営者もバカンスに行ってるのかもしれないけど(笑)。
パリ市内の交通機関については、1行でいいからupしてくれているか、と思った私も甘ちゃんだった。

気を取り直して、フロントで「パリは日常通り」を確認。

そして、下見開始!
平日(月曜日)なのでもう少し人が歩いているのかと思いきや、人影はなく・・・。気を引き締めて歩きます。

国鉄駅へ入ろうとしたら、ゴミ箱の周りに駅係員らしき人たちに加え、長い銃をもった4人の警察官(?)が。遠巻きに人がそれを見ている感じ。
な、なにかあったのかしら?ボーッと見ているとスリに遭いそう、なんて思い、バッグを小脇にギュッとかかえながら、人の動きを観察。物々しい雰囲気を横目に通り過ぎる人のほうが多い。話しかけられると愛想なく対応しているけれど、カメラを至近距離から向けた人には厳しく「non!」と声をかけるなど、ちょっぴり物々しい。
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これが、今のパリなんだ(という思いで遠くから彼らが去る様子を写真に収めました)

心して駅へ向かいます。コンコース内は暗いのですが、自然光を取り入れた作りになっていて、写真にでは明るく映りますね。
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うーん、時刻表はないのかなあ。駅員を捕まえて、予約乗車券を見せながら、明日の朝のホームを確認したいのだけど・・・と尋ねます。
「あれ。これもう出ちゃったよ」「いや、これは明日のチケットです」「あー、じゃ、明日発車の20分前にはここにおいで」「ホームは何番ですか?」「明日わかる」と指さします。
え?と怪訝そうな顔の私に「ついておいで」と。
日本やドイツはたいてい出発ホームがはっきりしているのだけれど、NYでもロンドンでも体験したように、20分ぐらい前にならないとホームにつながるゲートが開かないという仕組み。

下見をしておいてよかった。それから、駅員さんが英語が達者な方でよかった。私のつたない英語もちゃんと耳を傾けてくださってありがとう。

そして、地下鉄駅をチェックしに移動します。
二次元(地図)では国鉄駅と地下鉄駅は少し距離がある様子。とはいえ、大きな駅ですので、ピクトグラムが充実。
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パリの最後の日は朝早い時間に地下鉄を利用して東駅へ向かいます。
スーツケースをもって階段を上り下りするのは辛いし、スリに遭う一因だと思うので、エスカレータで移動ができる同線がないかを確認するのが一番の目的。

ピアノがおいてあるなんて!音大生なのかしら?
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この時はまだ緊張していたので、写真を撮ることはしませんでしたが、駅には英語ができる大学生ボランティアがいました。親切にも向こうから声をかけてきてくれるのです!「地下鉄路線図はお持ちですか?」と声をかけてくれた人もいました。
下見は無事に終了。

もう少し駅の周りを歩きたかったのですが、地図を持ち合わせていなかったので、予定通りホテルへ戻ります。

昨日もみかけたエッフェル塔。もう少し近くへ行って写真に収めることに。

全世界チェーンホテルの看板が見えます。このあたりもモンパルナスに括られるんだろうなー、でも駅からスーツケースを引っ張って歩くとしたらやっぱり遠いのかしら?
それ以上に気にかかるのが、平日なのに、会社も多そうなのに、国鉄駅に近いところなのに、こんなに人が少ないということ。これっていつものことなのかしら?バカンス時期だからかしら?

人が少ないのをいいことに、横断歩道の真ん中でシャッターを切って見たりした。
おんなじことを考えるオジさんがいたりして。でも彼には私は変なオバさん、って思われちゃったかも(汗)。そんな私たちを見ている人もいたりして。通り過ぎようとしたら「ボンジュール!」ですって。
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ぼ、ボンジュール!と手を振り返す私。

ホテルにそのまま戻らず、昨日気になった通りをすこし散策をすることに。
人が出たり入ったり。パン屋さんだった。
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指さし+シルブプレ、でどうにかパンを買うことに成功!
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あ、私が泊まっているホテルの隣は小学校だったのね。

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バカンス中だから、ドアはめちゃくちゃ。
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お部屋に戻り、簡単にお昼。
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地図を広げていると、ふと思い出した。フランス観光機構のHPでパリにサンジャックの道の出発点があると紹介していたことを。
サン・ジャック塔。日本人女子向けのガイドブックには書いてありません。
ロビーで検索(お部屋ではwifiが通じないから)。ホテルでもらった地図で場所を確認。
最寄り駅は、えーっと・・・。東駅へ行く地下鉄の路線沿いにある!

地下鉄の駅も下見しておこうっと。

急いで日焼け止めを塗ってでかけます。

by eastwind-335 | 2017-09-24 23:05 | 旅の思い出17ヤコブの道 | Trackback | Comments(0)

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