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とりあえず3か月がんばりたい

昨春に引き続き、この時期になると「英語、がんばんなくちゃ」という気持ちになりました。
そしてラジオの英会話番組のテキストを本屋でチェックしてきました。

人間3か月だったら頑張れる、という人が多いことをようやく天下のNHKも悟ったようで、ドイツ語の中級の教材は3か月ごとに内容を変えるようになった模様(少なくとも気が付いた16年度後半からは)。3か月分を6か月近くかけて聞いたので、お恥ずかしいかぎりですが、それでも「単元を聞き終える」というのはある種の達成感を与えます。

私が好きな「ラジオ英会話」は毎月のテーマがあります。昨年の4,5,6月は旅行に応用できる内容だったのでそれだけCDをWalkmanに入れて通勤時に時折きいていました。シャドーイングも家ではしていました。
とはいえ、入国審査では「え?え?この人英語だけど、ラジオで聞いていた英語とは若干違う」という、多民族国家ならではの洗礼をうけ、おまけに、聞き返せば聞き返すほど、次の審査での質問内容が高度になるという、イギリス入国審査の洗礼までも受けてしまったのでした。

ラジオ英会話もよいのですが(何度聞いても新しい発見がある!)、もう少し簡単なところから、文法の復習かたが英語を振り返りたいと思っていたところ、なんと、続基礎英語に続く新しい番組「現代英語」という番組が土日のみの放送で始まるそうです。しかも15分番組。
会話だけでなく、ニュース記事を読む日もあるようです。そう、このあたりからの復習が大切な気が・・・。

いや、基礎英語からやり直してもいいんですけれどね。
私の英語は本当にお粗末でして・・・。家人が「受験で必ず出てくる単語だろうが」というレベルの単語ですら「初出」だったりする。
なんといっても中1の時、「文法通りの英語を話すアメリカ人はいない」「いまや筆記体を使う人はいない」と放言した「英語は副免許」という教員に英語を習ったのが運の尽き。この教師は説明したのかもしれませんが(単に私の頭のメモリーが小さいから)、SVCだのSVOだのという文法用語も記憶に残っていない。
そのキョーレツな副免許教員ですら、母を呼び出し、「お嬢さんの英語は他の科目以上に著しくついて行けてない、このままでは高校受験が大変になる」と単語テストの結果を見せて指摘をするほど、できなかった私。母が「これから毎日ラジオ講座を聞きましょうね」と。
以来中学を卒業するまで、私の朝はラジオ講座で始まりました。2階で適当に聞き流していると、階段の下から母が「東風ちゃん!ちゃんと大きな声で読まないと意味がないでしょ!」と厳しい声が飛んでくることもありました。幸いだったのは、母が自分の横で私をチェックする、という「教育ママ」ではなかったことでした。

そういうものだ、と「考えずに丸暗記できる」素直な子だったらよかったのでしょうけれど、または、それなりの法則にさっと気が付く頭の回る子だったらよかったのでしょうけれど・・・。私は当時から「なぜそうなるのか?」を他者はどう説明するのか知りたいという気持ちの強い人間でして、2年生になって英語教師が「口うるさいけど、ちゃんと英語教育を受けてきた」外大出身の母世代の先生に代わるまで、数学以上に英語は「謎」だらけの科目でした。

いずれにしても、うちの両親もそれほど英語が得意だったわけではないようですし、義務教育の間は学校の先生を立てるべき(つまり塾へ行くのは先生の教え方に不満がある、という意味に取られるのでは、という「田舎の人」(母談)の発想)と、長子長女である私の教育については思ったようです。しかし、弟になるとこれは話が違ってきた。弟のクラスメートに自宅で英語塾をやっている方がいらして、弟もそこへ小学6年生の秋から通い出しました。中2になった私も「受験だから」と弟の先生に週に1度見てもらいましたが、はっきりと先生から「弟くんはよくできるんですけどね」と言われるほど、愚姉賢弟っぷりを私が発揮(爆)。

しかし、英語よりもっと苦手な科目もあったりして、自分のなかで「英語が苦手」という意識が芽生えなかったことは幸いでした。どうにかなるでしょ、という開き直りの性格は高校に入ると全開に。
高校3年間の間に教わった英語教師が「英語教育」に長けた先生でして・・・。いまじゃ大学の学長になっている、と風の噂に聞きましたが、とにかく、暗記が苦手という生徒への教え方が巧かった。そういう生徒は別に有名大学を目指すわけではない、ということもわかっているひとで、単語がわからなかったら知ってる単語だけで行間を読め、と。私のスットコドッコイな訳文がよく試験後の講評に使われたものですが(とほ)、先生が「東風の動物の勘はすごいぞー」となかば呆れたように「一部分はあっている訳文」を褒めてくれたのを思い出します。

ええ、この動物の勘で私は大学にどうにかひっかかりました。
(そして、家人の「受験で必ず出てくる単語だろうが」というレベルの単語ですら「初出」、という状態に話は戻る)

この私の「動物の勘」をうちの部署のお兄さんが「ギリッギリ」と評しています。
知命を迎えようとしているいま、その「ギリッギリ」じゃすまされないことも増えてきて・・・。
うちに子供でもいれば、受験英語を「親」として取り組んだかもしれませんが。いや、家人に丸投げしてチャチャをいれただけかな?いずれにしても、英語をやりなおす機会のないままでしたが、どうも17年度の年間スケジュールを見ていると、仕事では簡単な挨拶+αの英語はできたほうがよさそうな感じが・・・。

ということで、とりあえず「現代英語」2か月がんばります(え?3か月じゃないの?)。

追記:実をいうと第二外国語としてのドイツ語初級も似たような経験が。教え方も発音もうまくない「日本イチ難しい大学の学部・大学院を出た」ことを授業で1度は自慢する非常勤講師にあたり(私はボーっと授業をきいていたので「奥寺さんをバカにした発言」以外は聞き流していましたけど、同級生が「今日のご自慢」とお昼休みに口真似するほど情けない人だった)、1年の最後に出てくる「初級ドイツ語学習の山場」ともいうべき「仮定法」を、「キミたちは仮定法を使って話をするようなインテリドイツ人とは知り合う機会はないでしょうから解説だけ。試験からも外します」とあっさり1時間の説明でおしまい。当時はテスト範囲が少なくなったと単純に喜んでいましたが(バブリーな大学生でしたので)、ふと「あー、中1の英語教師と同じじゃん」とデジャブー感が。その後、ドイツ語を学外でも勉強するようになった時にこの「仮定法」を日本語できっちり習わなかったために、いろんな障害が出てきました。私は独文科でなかったから、日本語による文法教育はほぼあの1年でおしまい。いまも仮定法は苦手、というかわかってない。ドイツ語初級の1年間を返せ!という気分になったりする。仮定法、やりなおしたいな。




by eastwind-335 | 2017-03-27 05:04 | Radio | Trackback | Comments(0)

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