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専門職ドラマをめぐる思い

Law & Order CIを毎週予約録画しているけれど、あー、先週の金曜日は録画し忘れていたみたい。
とほほ。友達に言ったら絶対に「だから1週間予約機能を使いなさいっていったでしょー」と言われそう。手動で録画予約をすると、時折やっちゃうんですよね。しかも、こう言っちゃなんだけど、年明けのL&Oは変則放送になっていて、どうでもいいドラマの「キャッチアップ放送」のせいで、松が取れてもすぐに通常放送時間帯でやってなかった日があったりしたから(と他人のせいにしておく)。

L&O CIは原則一話完結なのだけど、でも~どっかでつながることがあるので絶対に見逃せないのに~。っていうか、各話に外れがないので(私からしたら、ですけど)、もう一つも見逃したくない!あるシーズンからは録画したものをDVDに落とすようにしました。が、それも途中のシーズンからだから、第一シーズン第一話からの再再放送があったら、そこから録り直したい。ってぐらいこのドラマは面白いし、なんど見ても新しい発見がある。
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第一シーズンはこんな顔ぶれだった!

日本のドラマって、まあ、「ドラマ=作り話」なのだから本気になっちゃいけません、だと思うけれど、「有資格」職業について、または「専門職」を描くドラマの「作り話度」に、ちょっと待ってー!という気分になってしまう。L&Oも第9シーズン初めの2回は「え?ドラマだからできる捜査方法だよね?」ってことになってて正月早々からぶっ飛びましたが、それでも、実際にあった話を背景にしていることが多いので「リアル」なわけですよ。しかも「足で調べる」作品ですからね。
それに世相を巧く取り入れてる。
正月休みにまとめてみた時に、たぶん、このころから始まって評判になったのであろうドラマ「CSI」を頭において作った回があって、字幕は「テレビの見過ぎ」となってましたけど英語のセリフではちゃんと「CSIじゃあるまいし」と言っていた!

専門職ドラマとしては私にとって「老後も見たいドラマ」の一つですねー。
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10年も続くドラマだから役者も「成長」する

たまたまつけたらやっていた「逃げ恥」。ちょうどエンディングが始まるぐらいで、ああ、これが噂の「恋ダンス」か、と見ましたけど(高校の時の創作ダンスの時間にああいう振付を考えてくれた同級生がいたなあ)、新聞のあらすじ欄の内容がちょっと気になって、HPの「人物相関図」を見た。そして、びっくりしちゃった。
主人公のみくりちゃんの設定によ!
「就職活動に失敗して」「文系大学院に進み」「臨床心理士の資格を修得するも就職先がなく」「派遣社員になったけど派遣切りにあいました」って

あったりまえじゃん!

待て待て、「臨床心理士」の資格とったからって、そうそう簡単に就職はできませんって。
ガッキーがどんなにかわいくたって、難しいものは難しい。まずは大学院終わったばかりだったら非常勤からでバンザイ!ですよー、ふつう。

閑話休題。
職場ではL&O CIを語る相手がいない。そのためブログに書いて残しておきますが、第6シーズン半ばあたりからゴーレンがどんどんおかしな方向へ行ってしまってる。
そのゴーレンを怒りながらも支えるエイムズ。マヂで切れたシーンがあって、もう2度と口をきかないんじゃないか、と見てる私のほうが心配になるほどだった。
ストーリーはシーズン5までは二人だけの回だったのに、本家L&Oでも「マイク・ローガン」役で出ていたクリス・ノースが参加して、彼と組む女性刑事との2組の刑事を抱えることになったキャプテン(警部)。
前にもブログに書きましたが、上司として「大変だろうな」って(笑)。
それでも、彼らにやりたいようにさせてきたキャプテンが代わったら、どういうわけか、マイク・ローガンのやることなすことにケチをつける話が増えてきて、だけでなくローガン自体が重要事件捜査を担うに辛くなってしまい、またまた(本家版も役人に怒って殴ってしまったのでニューヨークのはずれに異動になったのだった)「お役人」を怒らせちゃったために面倒なことに巻き込まれてしまい辞職。想像するに、good wifeが始まるころだったからなのか?
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ボビーとマイクの両方が出てくる回は体型もストーリーも圧巻(笑)。

そして、第8シーズンからやってきたのがザック・ニコルズ。このザックを演じる役者さん、ジェラシックパークの主役の博士を演じてるジェフ・ゴールドブラムがこれまたすごく「ヘン」で。でも「カッコいい」んだよね。そしてパートナーを組むメーガン・ウィラーが巧かった。「女性刑事の妊娠」という社会的なテーマもさりげなく盛り込んでいた。エイムズが妹のために「代理母」になるシーズンもあった。息子による「介護」とか、女性の社会進出をレギュラー出演者に語らせるあたりも私がこのドラマの好きなところ。
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不思議なのは7年間もNY警察は刑事を休職できるシステムがあるってところで。もちろん9.11の後の対応なのだろうと思うのだけど。
第8シーズンでザックが初登場する回を録画し忘れちゃったので、彼の第2話から見始めましたけど、すごくツボ抑えまくられてしまいました。初回はどんなだったんだろう、と数か月後の土曜深夜に見られるだろう再放送をすごくワクワクしてます。

でも、やっぱりゴーレンのほうが好き。ニワカじゃないですよー。もう8年も前から良いって言ってるんだから!

日ごろ、でもこういう「独特な視点の持ち主」な人たち(含 家人)に囲まれているワタクシ(別にそういう仕事じゃありません)。ゴーレンだろうとザックだろうと「それヘン」と言いながらサポートしちゃうエイムズの気持ちがとってもよくわかります。

ま、日本でも長いシリーズになってきた(そして元出演者のおかげで再放送が難しくなりつつある)「相棒」はですね、L&Oにインスパイアーされてると、私は思いまーす。

ああ、このシリーズもいよいよ来週の水曜から最終シーズン(第10シーズン)。第9シーズンがもうびっくり仰天で!けど、ボビーとアレックス(ゴーレンとエイムズ)が戻ってくるんだもん。

さて、実は私、スパドラでL&O CIを放送開始する数年前に、私、他チャンネルでなんと、最終シーズンの最終話の最後の最後のシーンだけ見ちゃったんですよね~。
うううー。これじゃ私の日ごろの読書(訳者あとがきを読んじゃうことがある)と一緒じゃん(涙)。
しかし、まだまだ知らない話があるわけで(だいたい、どうして辞めたはずのボビーとアレックスが戻ってくるのかは知らないしね)

その「最終話の最後の最後のシーン」っていうのは、最近のスパドラの番宣にも使われていて(いろんな回のシーンだけを勝手につなぎ合わせているのですが)、えー?使うか?とすでにそこだけ見ちゃった私としては、文句も言いたくなるのだけれど、その最後の最後のシチュエーションはすでに放送されたシーズンでも使われていて、そのとき「おおおー、そうか、最終回の最後の最後のシーンはこういうことなのか!」と私は先にわかってしまったりしているわけで。

あー。第10シーズンが終わってしまったら、全部見ているひとと実際に会って色々語りたいです!!!
(って、それうちの家人?)

さてさて、このL&O CIがスパドラで始まったのは2015年5月中旬から。前は平日夜に放送してくれていたけれど、誰が見られるんじゃ!と突っ込みたくなるような平日2時に回されてしまうし、実は狐クライムチャンネルでやっていた回を飛ばしたり、第8シーズンも一つ飛ばした話があるようで(録画し忘れではなく)、個人的には不満があるのだけど、それでも平日は連続放送をして最終シーズンまで放送してくれたんだから、スパドラには感謝だわ~。
UK版も今週から新しいシリーズが始まる。これもこのシーズンでおしまい。あー、なんて残念な。イギリス社会ならではの背景が巧く盛り込んであって、地味だけど私は好き(家人は嫌いなのだそうで、これこそ夕食の時間だけど録画して土曜日の朝にまとめてみてます)。
もうL&Oは狐チャンネルのSVUだけ。あれは長く続いてるよね・・・。

いよいよ、ロシア版だけよ、L&Oシリーズで日本で放送していないのは・・・ってことで、熱く熱くロシア版L&Oの放送を期待してます!
なんて言っても、プーちゃんに首根っこ捕まれずに制作できてるのか?ってとこも含めて興味津々。ロシア版はスパドラでは翻訳が無理だったら、ミスチャンでもいいって。ミスチャンだと、ロシア版シャーロックホームズも放送してるし(あれ、かなり面白い。顔をどうしても受け入れられないカンバーバッチより私はお気に入り)。

いや、ほんと、日本の専門職ドラマは「うそくさー」と思いますが(だいたい、この人が専門職の役でいいわけ?と言いたくなるようなキャスティングなので、その時点でNG)、アメリカのドラマは「おー」っていうのが多いんですよ。でもアメリカのでもダメなものはダメだった。「24」とか「アリーmy love」とか「ホワイトハウス」とか。いや、吹き替えが良くなかったのか?ううん。やっぱり演じる人の「専門職としての知性」が見えにくいドラマはダメだなあ。
って、アメリカで弁護士はおろか、刑事さんのお世話になったこともないくせに、勝手なことをいうワタクシであります。


by eastwind-335 | 2017-01-15 19:28 | 海外ドラマ | Trackback | Comments(0)

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