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アステリックスはフランスのモンパイか?

帰りの機内で見た映画について。
このごろは、機内で映画をみることはなく、寝て時差調整をしているのですが(もしくは起きて本を読んでいる)、往復とも面白い映画を1本ずつ、それも着陸寸前に映画も終わるという時間帯に見ました。

往路はドイツ語の児童映画。サッカーに関係する映画。日本未公開とのこと。ドイツの子供映画にありがちな展開ではありましたが、じわーっと感動する内容でした。ケストナーの「飛ぶ教室」のサッカー版みたいな感じ。原作者が監督だとか。また、もう何作も作られているらしいです。最初から見てみたいなあ(なんでも第一シーズン、第1作から見たい・読みたいオンナ)。
帰りはフランス語の「アステリックスとオベリスク」シリーズの最新作。
日本では「アステリックス」は完璧に無視された感じですけれど、ヨーロッパの子どもも大人もみんな知ってるマンガの実写版。私はドイツ語版を何冊か持っています。ドイツで「mannga」が注目されるようになったころ、フランクフルトの本屋さんで特集していたので買ったのです。UバーンでもSバーンでもDBでも、ティーンエージャーたちが持っていたので、気になっていたところでした。
その実写版は1度だけ日本でも上映されたものの日本では定着せず・・・。
オベリックスは名優ジェラード・ドパルデューが演じてるんですけれどねえ~。
その最新作?(2014年公開)が機内上映映画の一つだったのです。

初めて実写版を見たのですが、あんまり面白くて、クスクス笑うどころではなく膝を叩き、声が出ないよう(だって機内だから)口を押え・・・。
歴史がわからないと、とか、その国の風習とか国民性を予備知識としてもっていないと、面白さがわからないと思うのですけれど、わかっていると、もう、本当にたまらない!
しかも3週間の休暇のうち最初に1週間はイギリスにいたし(笑)。まさに「そーそーそうなのよ!」な感じで。

私の好きなモンティパイソンもそうなのだけど、揶揄ってるけど、それが誰もが「不満に思わない」ですむような内容。むしろ、すべてがメタファのようで、裏読みも面白い。
これをみて面白がる子供たちは歴史観がわかっているってことなんですね~。
セリフ、身振り、衣装等々、何を見てもおかしくて!
(もう20年以上前に大流行した深夜番組「カノッサの屈辱」みたいだったよ!)
そして登場人物の心のやり取りなどにジーンときたり。
日本でもDVDが出たらいいのになあ~。
(追記:WOWOWで放送されたこともあり、DVDも機内でみたものは出ているそうです)




by eastwind-335 | 2016-09-01 00:13 | 映画 | Trackback | Comments(0)

東風のささやかな毎日のささやかな記録


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