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冬だもん寒いもん(9):応答せよ、自分!

*26度近い日に、タイトルが「冬だもん」だの「寒いもん」だの(笑)。すみません。早く終わらせないと・・・*
お腹もいっぱいになったので、いつものルートに向かいます(犬の散歩じゃないんですけどね)。
古宮博物館へ行けばたいていそのあとは「ソウル歴史博物館」となります。
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冬だもん寒いもん(9):応答せよ、自分!_a0094449_14571936.jpg中国にいろんなものを貸し出し中だったようで、いつもとちょっと違った展示になっています。

歴史博物館ではありますが、旧正月の後だからか、子供向けに「アンデルセン展」。そして大人向けには慶煕宮展。
アンデルセンにちなんで、なのか?北欧のおもちゃレゴを使って遊べるコーナーもありました。子どもたちがいっぱい!
冬だもん寒いもん(9):応答せよ、自分!_a0094449_14575296.jpg子どもたちの夢をレゴで表現。

冬だもん寒いもん(9):応答せよ、自分!_a0094449_14584161.jpgこれはアンデルセンの作品をレゴで作ったもの。

冬だもん寒いもん(9):応答せよ、自分!_a0094449_14592057.jpgお母さんたちも子供に一生懸命レゴを触らせていました。


で、私が向かうのは左ではなく正面の慶煕宮展・・・
冬だもん寒いもん(9):応答せよ、自分!_a0094449_1501487.jpgうーん。今となっては覚えているものはほとんどなく。

写真もほとんど撮ってない。何を見たんだろう?
冬だもん寒いもん(9):応答せよ、自分!_a0094449_1504845.jpg今の様子と当時の宮城の場所を確認できるようなパノラマとか。

冬だもん寒いもん(9):応答せよ、自分!_a0094449_1512611.jpg慶煕宮に暮らした王様の書道作品には感心したんだな、というのがこの写真で分かるのですが

ほかに撮ったのは、
冬だもん寒いもん(9):応答せよ、自分!_a0094449_1515288.jpg外の「奇岩」とでもいうべき柱とか、橋の下にあったヘチ(亀)のレプリカ(?)とか。

うーん。どうしちゃってたんでしょう、私。
ま、この旅行は、行きたくて行ったものの、なんか、いつもとテンションが違ったんですよねえ~。

この博物館は第2特集ともいえるミニ特集をいつも組んでいます。それも面白いんですよ~。歴史博物館と銘打っているだけあって、展示は時間的な幅の味付けあり。ソウルの「ちょっと前」がわかる展示というか。
今回は90年代。
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うーん、歴史学的には50年たたないと「歴史」って言わないんだぞ、とおっしゃった恩師たちの声が聞こえてきますが、プレイバック90年代って、韓国では非常に大きな意味があるのではないでしょうか?IMF危機、そこからの上昇カーブ、サムソンなど財閥系の世界進出と国内失業の問題等々・・・。
そんな中で、若い人たちが作り出した「流行」を振り返るドラマがこの数年に何作も作られ、特に「応答せよ」シリーズはついに80年代後半の話に!この6月から日本でも放送!とのこと(これでMnetを引き続き契約することに・・・)。
ひょっとしたら、次の韓流ドラマの流行は「80年代」をどう組み込むか、つまり、民主化運動という味付けが加わるのかもしれませんね。ま、応答せよシリーズは、そのあたりをユーモラスに組み込むと思うのですが。運動するには「まだ若い」人たちから見た80年代、みたいな。

閑話休題。さっそく第二会場へ入ってみましょう。
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会場手前には1990年に埋めたタイムカプセルのレプリカの展示もありました。
冬だもん寒いもん(9):応答せよ、自分!_a0094449_1530336.jpgその時を代表する物。日本でもそうだったっけ?などと比較しながら見てみると面白い発見があります。

ホーローの入れ物は現代ものの韓国ドラマの台所のシーンではおなじみですが、1990年ごろからなのね~。とか、あ、ゲームソフトって確かにこういう形だった!(実は私は学生時代2年間ほどおもちゃ屋さんで土日はバイトをしていたのでしたので、余計に懐かしい)とか・・・。
冬だもん寒いもん(9):応答せよ、自分!_a0094449_15312472.jpgそして知らなかったのだけど、1994年ってスヌンが始まった年なのですね。私の今のところBest of bestな韓国ドラマ「応答せよ1994」はスヌンではない受験を経て延世大学校へ進学した人たちの話なんだ、と、このときはじめて気がつきました。


冬だもん寒いもん(9):応答せよ、自分!_a0094449_15322059.jpgおかあさんがボクぐらいの時にはこんなのがおもしろかったわけ?ふしぎだなぁ、なんて言われていたりして。


少年マンガ雑誌も流行っていたんでしょうね。
冬だもん寒いもん(9):応答せよ、自分!_a0094449_15485466.jpg私も高校生の時は数名の男子が週刊少年漫画雑誌を買ってきてくれていたので、そのころ最大発行部数を誇っていた『マガジン』も『ジャンプ』もしっかり読んでいましたが、ソウルでも男の子たちは回し読みしていたのでしょうか?

冬だもん寒いもん(9):応答せよ、自分!_a0094449_15493494.jpgアイドルグループの走りですよね?「応答せよ1997」はアイドルグループのペンのグループ抗争シーンも結構あって、ワタクシ、「ほう、違うグループを好きになるときは、いじめられる覚悟の命がけだったのねー」なんて最近お勉強したばかりのところ(笑)。

冬だもん寒いもん(9):応答せよ、自分!_a0094449_15551446.jpg当時のゲームセンターにあったと思われるゲーム機の前にはあの時子供だった人たちの子供たちが遊んでいました。

一方で、そういう90年代にはすでに名工、名匠でいらした、日本でいうところの重文級の技術をお持ちの方々の紹介とその作品の展示が。
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個人的には年に一度使うだけの「栗きんとん用」に馬の毛でできたこし器がほしいでーす!
「便利なもの」「楽しいもの」を追求していく時代を象徴したものを「懐かしく」親子で群がる一方で、この伝統的技術を持つ名人として認定された人の作品の展示の前はガラガラ。どちらも90年のソウルの動きを象徴する意味では、表裏一体の内容だなあ、とつくづく思いました。


日本だと江戸東京博がソウル歴史博物館に相当すると思うのだけど、東京の展示はすこし堅い感じがするよね~。もう少しどうにかならないのかしら?あと、もう少し入場料を安くしてほしい~。ソウルみたいにタダにして、とはいわないから~。都民やこれからやってくる「リピーターの外国人旅行客」のためにもう少し安い入場料にしてくれたら、両国まで足を延ばすのになあ~(笑)。

次に向かうは、「国立現代美術館」です。
by eastwind-335 | 2016-05-08 16:15 | 旅の思い出16極寒のソウル | Trackback | Comments(0)

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