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おくればせながらの不良(2):深夜便に乗る

深夜便のいいところは、残業して、家に帰って、それからでも空港に十分間に合うってことです。
(今回は残業はしなかったけれども)
おくればせながらの不良(2):深夜便に乗る_a0094449_8161115.jpg平日でしたが、結構それなりに人がいてびっくり!

今回、家人が更新した家族カードをどこかへ紛失してしまったので(気づいた私も遅かったけど)、ラウンジは使えませんでした。お店も10時には仕舞っちゃうんですね。免税店はまだまだやってますが、私が欲しいものはなくて。
おくればせながらの不良(2):深夜便に乗る_a0094449_8171795.jpg藤棚仕様になっていました。

シャッター街をぐるっと一周して、早々と搭乗口へ向かいます。
ただでさえ、夜9時には眠たくなる私が、12時過ぎの搭乗なんてできるでしょうか!前にも、カードホルダーが使えるラウンジでついつい「うっかり寝ていた」ということがあったのを家人が思いだし、すごく心配してくれました。
おくればせながらの不良(2):深夜便に乗る_a0094449_8181030.jpg搭乗口では寝ながら待っている人がいました!
私も搭乗時間が延びたので、機内でする着替えを早々としてしまった(パジャマと部屋着の間みたいな恰好をして長距離線ではすごしています)

ということで、11時50分すぎからメールとか電話が。家人は搭乗時間が延びたと知り、直前まで電話をかけて「ここで寝過ごしたら、大変なことになる!」とまるで雪山に遭難しているかのような口調で起こしてくれました。
私はといえば、ええ、寝てました。電話に出るのもおっくうなくらい。
いつでもどこでも眠れるというのは、すばらしい才能だ、と職場の産業医はいつも褒めてくれますが、こういう時に起きていられないっていうのはツラいです。
そして、搭乗。
いつもは両端は二人掛けのエコなのに、今回は機体変更とかで3人がけになっていました。それも満席!
私はいつも通路側をお願いしています。窓側は寒いから。真ん中のおっさんが~(涙)。私が最後に着席したのですが、膝上に上げた右足の裏をこちらに伸ばして向けるんです。大して長くもない脚なんだから、自分の座席の中に収めてくれたらいいのに。臭うし。
窓側のハーフの男の子の方には向けない。申し訳ないけれど一度は毛布を掛け直すふりをして、それでもダメだったので寝入る前にわざと雑誌を落として足に当てさせてもらいました。以来、少なくとも私が目覚めている間は足はこちらに向けませんでした。電車でも思うけれど、日本人のおっさんってなんで短い脚を膝で組むんでしょうね。機内の外国人の足を見たけど、長いのを足首で組んで上手く自分の列に収めてましたよ。
っていうか、サッカーだって、足裏見せたらよくてイエローなんだから(違)。

5時間ほど寝てもまだシベリアの上。いつもだったらどうしようかなあ、ですけれど、今回は出発前の1週間が非常に忙しく、毎朝5時に起きる時に「あー、もっと眠りたい」と思っていたのです。ということで「今日は仕事に行かないし用事もないから、朝10時まで寝ていいのだ」と呪文を心の中で唱え(!)目を閉じ、1時間弱をウトウトし、また呪文を唱え1時間ウトウトして、どうにかドイツ時間朝3時までがんばって寝てみました。
どこでも眠れる体質に感謝です(笑)。
おくればせながらの不良(2):深夜便に乗る_a0094449_8262276.jpgドイツ時間午前4時ぐらいかな?朝食のサービスが始まりました。私は見たかったOh Boy(コーヒーをめぐる冒険)を見ていました。1年前に使ったベルリンの駅がいくつも出ていて、面白かった。これをミュンヘンで撮ることができないのは何故なのか、とふと思ってみたり。

朝食はこんな感じ。
おくればせながらの不良(2):深夜便に乗る_a0094449_829365.jpgチョイスは二つ。迷いなく洋風にしました。ややチャレンジ気分ですけどね。だって、機内食でエッグベネディクトを?

おくればせながらの不良(2):深夜便に乗る_a0094449_8303074.jpg蓋をあけたときには「えーっと、えーっと」という気分でした。一応、1度行ったきりですが、ハワイで食べたものですからね。

おくればせながらの不良(2):深夜便に乗る_a0094449_8312587.jpg一応半熟だった。ソースは期待しちゃいけないだろうけど、実に残念でした。そして、1人二つの卵って、コレステロールが・・・(爆)。
こういうメニューだったら、日本からパンを持ち込んだのに!(笑)。

この時は風邪が抜けていないときでしたので、食後に薬を服用するために常温のお水をお願いしたのですが、キンキンに冷たいものを別のCAさんが持ってきた。尋ねたところ常温の水はないらしい。
うーん。常温の水も1本ぐらい用意してくれるといいのになあ。それとも、搭乗を待つ中国の人たちが飲料水の器械の前で水を汲んでいるように、空のペットボトルにそこの水を少し入れて搭乗すべきなのか。

フランクフルトの空港。ワクワクする。
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フランクフルトの到着後はイミグレーションは中国便と重なりました。ちょっとしたトラブルがEU専用窓口で発生。急いでいるから、とチーコク男性が割り込んで、列にいたEUパスポートホルダーたちが後ろから止めるのも訊かず審査をうけた。入管の役人は黙っていた。けど本当に冷ややかな顔をして、パスポートをムダにめくって、めくりなおして、顔を何度も見て、パスポートをぐずぐずめくって、隣のレーンで二人は通りすぎたらようやく一言もそのチーコク人に声をかけずに時間をかけて審査をした。そののち、別のEUレーンのところは誰も並んでいなくても係員が強硬な口調で「ダメだ」と入れないようにしてました。
この「割り込み」はこの後、帰国時にも目にすることになりました。
おくればせながらの不良(2):深夜便に乗る_a0094449_843977.jpgフランクフルト空港は入国審査を経て、いったん、一般の人も利用できる出発ロビーに出て、そして地下に降りて荷物を受け取れる。そこへ向かう時にみた風景。

スムーズに荷物も出て、予定している時間よりも1時間前には空港駅(長距離便)へ向かうことができました。
途中でみかけた「ドイツらしい」と私が思ったもの。
おくればせながらの不良(2):深夜便に乗る_a0094449_846553.jpgこれまで空き瓶リサイクルの機械は出発ロビーにはなかったはず。地下のスーパーの前で「空き瓶ない?」と小銭に困っているような人に声をかけられたことがあったなあ、と思い出しました。
この空き瓶機械はリサイクルが寄付にもなる、という素晴らしいもの。
さすが環境国家をめざすドイツです!発想がいい!

おくればせながらの不良(2):深夜便に乗る_a0094449_8463960.jpgこれは遠くから見ると良くわかるのだけれど、上部の透明なところが、機械で救うシーンになっているわけなのです。
こういうデザイン性、公共性のイメージづくりは日本には欠けてるよね。
本当はこういうのこそCoolなんじゃ?ちなみに私は,ガイコク人がCoolっていうのは、「へえ、そういうの、いいね」程度のことであって、「日本はスバラシイ」という 翻訳になりかかっている現状を愁いている1人です!


空港から駅へ向かう連絡通路に、あれ?見慣れた顔が!
おくればせながらの不良(2):深夜便に乗る_a0094449_8581490.jpgおおー、ラムたんがスポーツくじの協賛をしている!ということで写真をパチリ。
(だってヒマなんだもん)。

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発車時間とホームを確認していたら、19日からストをやるので注意を、という電光掲示板の文字が!到着早々に「スト、やるって、昨日の朝のZDFで言ってたっけ?」って気分ですよ!
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同じころ、家人からも「ドイツ、ストやってるらしいじゃん」とメールが。ミュンヘンまで飛行機に振り替えてもらったほうが良いのでは?という一文も。しかし、そういう振替はないから。
それにしてもなぜ家人がその情報を知っていたのか?夜の国際ニュースでやっていたのでしょうか?

ああ、このストはいつ終わるのかなあ。やっぱり金曜日にフランクフルトに出る日程にしてよかった。場合によっては金曜早朝からミュンヘンを出て乗り継ぐとか、バスに乗るとか考えなくちゃいけないのかな?などと電光掲示板をみながらベンチに座っていたら、日本人のご夫婦に声をかけられました。ルフトハンザの「ストラスブール行バス」で移動なのだそうです。私もそうかと思われたようです。少しお話をし、彼等はバス停へ。
次、そういう旅行もいいかも!

まだまだ30分以上時間があったので、駅を探検。この長距離駅は何度も使っていますけれど、あれ?なんだかちょっと雰囲気が変わったかも?
奥の方にスーパーができました。気が付かなかっただけかなあ?

さ、列車に乗るために地下のプラットホームへ。
おくればせながらの不良(2):深夜便に乗る_a0094449_941024.jpg朝だからか、人が少ない時間のようです。

おくればせながらの不良(2):深夜便に乗る_a0094449_921620.jpg私が乗る列車は二つの列車を繋いだもの。乗り込む場所を間違えるとややこしいことになっちゃうから、気を付けねば!いつもこれで悩むんですよね。一つの車両に大抵2か所の出入り口があるのだけど、どっちから乗った方がいいのかな?とかね。

Commented by toramutti at 2015-06-10 21:01
そうなんです、あの便は中国からのと一緒にパスコントロールになることが多いんです。以前、すっごく混んでいて、日本のパスを持っている人間は欧州連合口や乗務員口に移動させていました。
Commented by eastwind-335 at 2015-06-13 07:56
虎ママさん、おはようございます。
数年前に比べると、入国管理官も慣れて来たようですが、ブースの前は成人は1人だけという基本的なルールを守らないために係員が「後ろに下がるように」と身振りで伝えると、倍以上の言葉を返したうえで(意味も伝わってないでしょうね)頑張ってまとまって出ようとしたりするブースもあって、そうなると、ますます後ろが詰まるだけという悪循環で・・・。各国語のフラッシュカードを作って係員の意思を伝えられるようになるといいのでは?と思うことがあります。
by eastwind-335 | 2015-06-07 09:12 | 旅の思い出15いつだって今! | Trackback | Comments(2)

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