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ガオラさんはわかってない!

ここ数日、各国元代表レベルの選手たちによる「今シーズンを以て現役引退をします!」発言が続いてます(バイヤンの元赤ッピテン=マルク(ない)・ファン・ボメルもそう!)。

ガオラさんはわかってない!_a0094449_123017.jpgしかし、正直言って、すべてをこのベッカムに持って行かれてしまった感は否めません。


私がベッカムを知ったのはWM02直前でした。予選のプレーを見て「スゴい選手だなあ」と思ったものの、来日直後からの「様」付け扱い、容姿偏重型の日本のメディア作戦に、この人のサッカーの才能を報道する日は来るのかなあと、日本のサッカー偏差値を危ぶんだものです。
私には彼は30代になって身体と気持ちの兼ね合いが難しくなってきたほうが彼のサッカーへの気持ちが伝わるようになったと思います。サッカー36歳まで現役(しかもそれなりに第一線!)だったことは、彼が注目されようとされまいときちんと練習を重ねていた証。
たとえエリートサッカー選手のご隠居先(アメリカ)と言われようとも、周囲を変え、そして自分自身も変化していくことができる人になったと思うのです。アメリカに行って以来、表情もかなり変わったと思う。

そのベッカムも一時属していたアメリカのサッカー、いまだにWMやオリンピックでないとみられない環境ではありますが、父ちゃん一家もこの5月にはアメリカ遠征があるわけで、実は見逃せないリーグだったりして?

なのに、ガオラは同じ遠征でもvs アメリカではなく、vs エクアドルの方を放送するんですって。
なんでアメリカ戦も放送してくれないのかしらん?この前も続けてオランダ戦優先になっていて、この頃は代表の試合を見ることが難しいのに。

父ちゃんとクリンシーの再会ということだけでも、WM06のドイツファンには見どころ満載ですよね。
影(陰)の男だった父ちゃんも今やドイツ代表一家の父ちゃんになり、はや7年目。一方、クリンシーは意外や意外、アメリカ代表監督に。
WM06の時はファッションリーダーのクリンシーが父ちゃんをひっぱる形で「ドイツの監督はジャージなんか着ない」といわんがばかりにオシャレな恰好をしていたわけです。そう考えると、今度のアメリカ戦は私にとっては歴史的試合なんだけどなあ~。

こんなに力を入れて(るように見えない?)、私がアメリカ戦の中継を望むのは、WM06後のドイツの進み方は良かったのか、まだ改善できるとしたらどこにあるのか、ということを、指導者レベルで見てみたかったから。
WM06でのドイツの思いがけない快進撃は、まさにJungeたちの兄弟のようなチームの雰囲気のおかげ。それを育んだのは、DFB町内会が苦渋の策として選んだクリンシー母ちゃんだけではないのです。名選手が名監督になるのは、本当に大変。エリートサッカー選手だったクリンシーが母の愛のごとき励ましでJungeを鼓舞しただけでは、「ウチのはこんなにいい子たちなのに」で終わってしまいます。それを「うちの子はこんなにいい子です!」と言わしめたのは、家族の危機を回避する手段を考え付くことについては町内会イチだったヨギ父ちゃんという存在があってこそ。
クリンシーは結局、その後、バイヤンで観念カントクみたいになって(仏像事件が私にはもっとも驚きであり、自分の属さない宗教にかかわる物をアイコンにすることの恐ろしさを痛感したのですが)、結局しばらくカントク業から離れ、そしてアメリカ代表監督へ。

父ちゃんは長期政権へ突入。町内会でも「わがまま言ってるようじゃ、この家から出て行ってもらいまシュ」みたいなことを言えるようになって(涙笑)。
7年前はお母ちゃん(クリンシー)に次の日に着る服を吊るしてもらっておかなくちゃ、外に行けないような恰好だったのにねえ(笑)。マキマキ、白シャツ、ニベア・・・。父ちゃんは中年のアイコンと化しました!

そんな二人が「代表選手」を通して対決!

選手の格がどうのこうのではなく、監督対決が見たかったのになあ。クリンシーがアメリカ人選手をどう動かすのか、それも見てみたかったのに!

ガオラさんはどうしたのかな?
単なるアメリカvsドイツじゃないのに!どんな深読みもOKなこんな面白い親善試合、そうそうないのになあ~。本当に残念です。

ま、ドイツ本国では絶対に放送されているはず。じゃないと、アンジーおばちゃんが怒っちゃうよね(笑)。
by eastwind-335 | 2013-05-20 01:03 | ドイツ・サッカー | Trackback | Comments(0)

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