前向きになるお料理教室
2013年 01月 30日
2か月に一度、韓国家庭料理を習いに伺ってます。
いつも美味しいお茶で迎えてくださります。
先生のご指導でお料理を一緒に作り、お食事をします。
先生が作ってくださったデザートをいただきながら韓国旅行のあれこれをお互い披露。今回も貴重なホテル情報を教えて頂きました。そして別れ際には「また一緒になるときがあるといいですね!」で終わります。
このたびはこちらをメインに習いました。
チムパン。豚キムチまんです。写真は先生が包んだものです。
自分でできるなんて~。粉もののなかでも餃子や饅頭は知っておけば世界各国で作れるので(その国々で特融の粉もの料理がある、っていうのは、やっぱり人間が粉なくしては生きられないってことなんだなあ、と思います。
亡くなった祖母は北京で餃子を教えてもらったそうです。祖母は自分でドンドンつくるばかりで、娘3人(つまり母や叔母たち)にコツを教えることもなかったそう。我が家で祖母が暮らすようになったある日、「餃子を作りたい」と言ったので、父も含め4人で餃子の皮から作ったことがあります。楽しかったなあ~。もっといろいろ教わっておけばよかった、と母が残念がってます。
家人がドイツに長期出張していた時に陣中見舞へ行った際には、日本から粉を持ち込んで餃子を作りました。ちなみに、私は水餃子派です。
私が包んだのは上にニラがのっているものです。最後をきちんと包まず穴が空いているのに気付いたのですが、破けたり中身がでなくてよかった~。
今回のチムパンはドライイーストを使ったもの。実はイーストやゼラチンが苦手な私。お菓子もそれらを使うものは作りません。さらにブキッチョーズ筆頭な私。でもお稽古の最中から、「これはお家でも作ってみたい」と思いました。キムパップを習ったときもつくづく思ったのですが、先生はそういう手先のコツをうまく教えてくださるのです。
そのコツ通りにすると、ソコソコ失敗せずに作れるし、失敗しそうになったらユーモアあふれる口調でそれを回避する(?)方法を教えてくださるし。ということで、落ち込まずにすみ、家に帰ってまた作ってみよう!という気持ちになれるのです。
失敗した時、または失敗しそうになった時にどうしたらいいのかを知っているのと知らないのでは、まったく違います。
お料理だけでなく、仕事でも。
チムパンを作りながら先生がおっしゃった言葉が印象的でした。「一人で5個包んだ頃には、うまく扱えるようになりますよ」と。
その昔、帝国ホテルの村上シェフが「きょうの料理」でプレーンオムレツを教えてくれた時、母と私の間でプチブームが起き、かなりプレーンオムレツ作りに励んだことがあります。その時、村上シェフは「簡単ですよ~」と言ってましたが、アナウンサーの質問に「3年間毎日仕事から帰って作って、ようやく少しマシなものができました」と答えていました。
高校生の時に京都錦市場でインタビューをしたことがありますが、ある鶏卵店で出汁巻を作っていた方が「店先でこうやって作るまでは何年もかかりますよ」と答えてくれました。
そういうことを伺うと、しり込みなさる方もいるようですが、私の場合は「そうか、回数を重ねたら、最初よりはずっと良くなるんだわ」という前向きな気持ちになるのです。不器用なくせに私は「ずっと作りたい、ずっと携わりたい」という、そんな気持ちが人よりすこーしだけ強いんじゃないのかな、とこのごろ思うことがあります。
見た目は重視しないでくれる家人であることも支えかも。それをいいことに「お腹に入れば一緒」と豪語するおおざっぱ私(←いい気になり過ぎ)。ちょっとぐらい不格好だって怖くありません(笑)。
お弁当のキムパップもそうです。習う前は「巻物なんて私にはできっこない」と思っていましたが、回数を重ねたら、「危ない!と思っても、なんとかして巻き終える」ことはできるように。
今じゃ、韓国ドラマでお嬢様役の女優さんがキムパップを巻けないシーンを見ると「だから、具はこっちで、海苔のここを持って~」と画面に向かって声をかけたくなるほどです(笑)。
いつも美味しいお茶で迎えてくださります。
先生のご指導でお料理を一緒に作り、お食事をします。
先生が作ってくださったデザートをいただきながら韓国旅行のあれこれをお互い披露。今回も貴重なホテル情報を教えて頂きました。そして別れ際には「また一緒になるときがあるといいですね!」で終わります。
このたびはこちらをメインに習いました。
チムパン。豚キムチまんです。写真は先生が包んだものです。
自分でできるなんて~。粉もののなかでも餃子や饅頭は知っておけば世界各国で作れるので(その国々で特融の粉もの料理がある、っていうのは、やっぱり人間が粉なくしては生きられないってことなんだなあ、と思います。
亡くなった祖母は北京で餃子を教えてもらったそうです。祖母は自分でドンドンつくるばかりで、娘3人(つまり母や叔母たち)にコツを教えることもなかったそう。我が家で祖母が暮らすようになったある日、「餃子を作りたい」と言ったので、父も含め4人で餃子の皮から作ったことがあります。楽しかったなあ~。もっといろいろ教わっておけばよかった、と母が残念がってます。
家人がドイツに長期出張していた時に陣中見舞へ行った際には、日本から粉を持ち込んで餃子を作りました。ちなみに、私は水餃子派です。
私が包んだのは上にニラがのっているものです。最後をきちんと包まず穴が空いているのに気付いたのですが、破けたり中身がでなくてよかった~。
今回のチムパンはドライイーストを使ったもの。実はイーストやゼラチンが苦手な私。お菓子もそれらを使うものは作りません。さらにブキッチョーズ筆頭な私。でもお稽古の最中から、「これはお家でも作ってみたい」と思いました。キムパップを習ったときもつくづく思ったのですが、先生はそういう手先のコツをうまく教えてくださるのです。
そのコツ通りにすると、ソコソコ失敗せずに作れるし、失敗しそうになったらユーモアあふれる口調でそれを回避する(?)方法を教えてくださるし。ということで、落ち込まずにすみ、家に帰ってまた作ってみよう!という気持ちになれるのです。
失敗した時、または失敗しそうになった時にどうしたらいいのかを知っているのと知らないのでは、まったく違います。
お料理だけでなく、仕事でも。
チムパンを作りながら先生がおっしゃった言葉が印象的でした。「一人で5個包んだ頃には、うまく扱えるようになりますよ」と。
その昔、帝国ホテルの村上シェフが「きょうの料理」でプレーンオムレツを教えてくれた時、母と私の間でプチブームが起き、かなりプレーンオムレツ作りに励んだことがあります。その時、村上シェフは「簡単ですよ~」と言ってましたが、アナウンサーの質問に「3年間毎日仕事から帰って作って、ようやく少しマシなものができました」と答えていました。
高校生の時に京都錦市場でインタビューをしたことがありますが、ある鶏卵店で出汁巻を作っていた方が「店先でこうやって作るまでは何年もかかりますよ」と答えてくれました。
そういうことを伺うと、しり込みなさる方もいるようですが、私の場合は「そうか、回数を重ねたら、最初よりはずっと良くなるんだわ」という前向きな気持ちになるのです。不器用なくせに私は「ずっと作りたい、ずっと携わりたい」という、そんな気持ちが人よりすこーしだけ強いんじゃないのかな、とこのごろ思うことがあります。
見た目は重視しないでくれる家人であることも支えかも。それをいいことに「お腹に入れば一緒」と豪語するおおざっぱ私(←いい気になり過ぎ)。ちょっとぐらい不格好だって怖くありません(笑)。
お弁当のキムパップもそうです。習う前は「巻物なんて私にはできっこない」と思っていましたが、回数を重ねたら、「危ない!と思っても、なんとかして巻き終える」ことはできるように。
今じゃ、韓国ドラマでお嬢様役の女優さんがキムパップを巻けないシーンを見ると「だから、具はこっちで、海苔のここを持って~」と画面に向かって声をかけたくなるほどです(笑)。
by eastwind-335
| 2013-01-30 22:05
| 料理
|
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