あの時は二つの国だった(19)22年前にタイムスリップ
2012年 10月 22日
早く旅行記を終えないと、だんだん記憶の向こうの思い出になってしまいそう・・・。
しかし、自分でもびっくりするほど、いろんな体験をしていたのだなーと写真を見て思います。
この日は、午前中、チェックポイントチャーリーに。
22年前の3月のある土曜日の夕方、私は「チェックポイントチャーリー」にいました。
そのことは鮮明に覚えているのです。でも、自分がどうやって「チェックポイントチャーリー」」に行ったのか、あんまり覚えてません。実家のアルバムに「チェックポイントチャーリー」の入り口にいたアメリカ兵の写真があって、ウンターデンリンデンの写真があるのに。
「チェックポイントチャーリー」へは、あの頃、どういったのかしら・・・。とりあえず、フリードリヒ駅へ。
ウンターデンリンデンを越えます。というのも、「チェックポイントチャーリー」からまっすぐ歩いて左に曲がってウンターデンリンデンに入った、そんな記憶があったからです(それは正しい)。
が、チェックポイントチャーリーってどのあたりだったっけ?と、U6が線路工事のためにストップしている案内をしていた地下鉄駅員らしき人に質問。
現在、unter den Lindenも工事中。
自分が想像している以上に向こうの駅から歩いていた様子。22年前は別に気にならなかったんだけどな~。
ウィンドーショッピングをしながら歩いていると、なんとまあ、プロイセンなのにティアンドルが!
こんなビールおじさんの車もあったりして
そして見上げるビルは22年経っても「東ドイツ臭さ」が抜けず・・・。
不思議なのですが、旧東ベルリン圏内のビルの1階って天井が高いのかしら?
チェックポイントチャーリーが存在していたあたりは、かなり変わったのでしょう。その頃の写真が展示されている公園で、自分が横切った頃を探してみました。
こうだったのかしら。
そしてチェックポイントチャーリーに。
21世紀のチェックポイントチャーリーは記念撮影のメッカ
すぐ後ろにはマクドナルドがあって、誰も緊張した表情でなくて・・・。
狭い小屋に入った気がするのは気のせい?1990年3月にはもう機能していなかったっけ?
それよりなにより・・・
地下鉄を出てすぐにチェックポイントチャーリーがあったっけ?
違う気がする。
いまや、周辺のビルの1階はお土産屋さんだったり壁博物館になっていたり・・・。
22年前はたくさん露店が出ていた気がする。ああ、なんて人の記憶って定かじゃないのかしら。いや、私がアヤフヤな記憶の整理の仕方なのがいけないのよね・・・。
私が初めてドイツでドイツ語を習ったのは23年前のことでして、そのときは、誰もが、21世紀になっても統一は難しいだろうと信じていました。
けれど、見えない何かによって少しだけ歴史のダイヤルが廻り・・・。
22年前も東ドイツの軍グッズがあったり、なんといってもホンモノ?と疑いたくなるような「ベルリンの壁」のかけらがあちこちで売られていました。あの頃は、金槌などを持って行って自分で削ることもできる、と報道されていた時でした。私はそういうニュースを見聞するたびに、「私の手の届くところなんて、もうデカいドイツ人たちがけずっちゃっただろうなあ」と思ったものです。
いまもお店を広げてる人がいました!
チェックポイントチャーリーからウンターデンリンデンへ。22年前、すごくワクワクしながら通ったけれど、このあたり、ビルがあっただけのような?土曜の午後だったからお店があっても閉まっていたんだろうと思います。そうそう、東ドイツマルクを持っていなかったから、お金を使わずに行って帰ったんだった。
あの頃も見たのか、22年の間にできたのかわかりませんが東ドイツっぽいビルが続く中で、今風のところもあったりして。
その東っぽいビルの中で、チョー高級なお店ばっかりが入っているビルがこちら。ビルの中の椅子に座っているオジさまたちもアラブのお金持ちーって感じでした!そんな一角に父ちゃん一家の制服(笑)、ストラネスの高級ラインが入ってます。
2年前のWM10と違って、EM12では着せ替えごっこ(!)がなかったのですが、ひょっとして~と思って寄ったものの(すごーく勇気がいった!)、父ちゃん一家グッズはありませんでした。
ドイツ人の店員が接客してくださったのですが、もう一人のスっとしたアジア人店員さん、母語が日本語のように思いました。あんまりにもワタクシの恰好が普段着過ぎたのでお声をかけることはしませんでしたが・・。
ロシアハウスは、いかにもロシアって感じがしますね~
22年たった今は右へ向かいます。
おベンツのお店があったので、父ちゃん一家グッズはないかとキョロキョロ。
うーむ、これだけかあ・・・。
向かうはドイツ博物館。フンボルト大学の前を過ぎます。
フンボルト大学はちょうど新入生歓迎シーズンだったのかしら?実は前日に家人と二人でロートル留学生を装って侵入(笑)。
うわー、ドイツの大学でもグッズを売ってるんですね!
マネキンの足が長すぎ!
夫婦して「オオーッ」と声を上げたのは、カールマルクスだいせんせい(棒読み)のお言葉!
家人に親しみのある学者もここで教鞭をとっていたようです。
ようやく博物館へ!新館入り口から入りました(というか、ここしか建物はないと思っていた)。
チケット売り場は本館ということで、本館へ向かいます。
まずは、お昼に近い時間なので、ひとやすみ。
博物館カフェに伺います。
外の過ごしやすいところは満席だったので店内に。ここ、とっても素敵なカフェなんですよ!
どうも、一角は予約済の様子。
なんて素敵な椅子でしょう!
ケーキ、全種類制覇したかったなあ~。いいなー、ベルリンにお住まいのみなさん~。
お食事もしたかったけれど、時間がないので、このチョコレートケーキをサっと食べて博物館見学へ!
チケット売り場の近くに、戦前の博物館にもあった像が展示されていました。
広々していてよいわ~。
本館は一般の歴史を振り返る博物館です。
通史博物館ですね~。
今回ベルリンの博物館を見学して感心したのは、もとあった様に展示をしようとする試み。
日本だったら破片だけを並べるであろうところ、このあたりにあったに違いない、という計算をしたうえで展示している展示物を、それこそ数か所の博物館で見ることができました。
これもその一つ。
ちょっとわかりにくいと思いますが、画面奥に棚のようなものがあり、そこに大理石が置かれてますよね!
ドイツのどこかの博物館でも見たことがあるようなものが続きますが、初めて見るものも。
こんな女性用のドレスも21世紀にはありますよね~。鎖だから身に付けたら重たそう・・・。
サインの下にメダル状の目印を付けた文書は初めて見ました!
うーん、高そう。硬そう。痛そう。私が使ったらむくんだ脚にクッキー型のような跡がつきそう。
農事暦。学生時代にも習ったなあ~。
ナポレオンの帽子らしい
フンボルトコーナー
単なるドールハウスじゃありません。壁紙や小物にナチをイメージさせるものが・・・。こんな家、住みたくなーい!
そして東西に分断したベルリンならでは、の展示が戦後編です。
また、東ドイツの生活についてもわかるようになってます(もっと詳しい博物館もあるそうです)。
その中で一番びっくりしたのがコレ。
エコバッグって西ドイツ産じゃなくて東ドイツ産だったのかしらん?
ボケッとした写真ですみません・・・。いやはやびっくり。
新館へ向かうと、そこでは特別展が。
今年はフリードリヒ大王誕生300年ということで、特別展が開催されていたのですが、好評だったとかで会期延長に。だからとっても楽しみにして博物館へ来たのです。
が、特別展は撮影禁止。いやいや、面白かったです。フリードリヒ大王は正確には「フリードリヒ2世」なわけですが、「大王」といわれるだけあって、デカい。
今も彼が着ていたというシャツが残されているんです(本物かしら?レプリカのような気もしますけれど・・・でも「レプリカ」と説明書きのところにはなかったけど・・・)。
ドイツ人はジャガイモを主食にすると勘違いされるきっかけを作ったのも彼。ジャガリコ大王でもあるわけですね~。
子供用に無料の解説書があったので欲しかったのですが、受付で「あら、あなたはオトナでしょう?」と言われてしまいました。子供がいたらもらえたのか・・・(チーッ)。わたしの語学力は小学生以下なんですけれど~と言っても仕方ないでしょうしねえ…(ため息)。欲しかったなぁ~。
新館の1階ではDDRにフォーカスをあてた展示が。ただ見てもちょっとピンとこないので、電子辞書片手に回るつもりだったのですが・・・。
お、家人からメールだ!待ち合わせの場所に到着した様子。急がなくちゃー、急がなくちゃー!
急いでミュージアムグッズ売り場に飛び込みました。買ったのはフリードリヒ大王の絵ハガキ。
しかし、私の心をわしづかみにしたのはメルちゃんを嵌め込んだこの表紙の本。
またいつか来たいな~。でももうこの特別展じゃないのよね・・・(涙)。
しかし、自分でもびっくりするほど、いろんな体験をしていたのだなーと写真を見て思います。
この日は、午前中、チェックポイントチャーリーに。
22年前の3月のある土曜日の夕方、私は「チェックポイントチャーリー」にいました。
そのことは鮮明に覚えているのです。でも、自分がどうやって「チェックポイントチャーリー」」に行ったのか、あんまり覚えてません。実家のアルバムに「チェックポイントチャーリー」の入り口にいたアメリカ兵の写真があって、ウンターデンリンデンの写真があるのに。
「チェックポイントチャーリー」へは、あの頃、どういったのかしら・・・。とりあえず、フリードリヒ駅へ。
ウンターデンリンデンを越えます。というのも、「チェックポイントチャーリー」からまっすぐ歩いて左に曲がってウンターデンリンデンに入った、そんな記憶があったからです(それは正しい)。
が、チェックポイントチャーリーってどのあたりだったっけ?と、U6が線路工事のためにストップしている案内をしていた地下鉄駅員らしき人に質問。
現在、unter den Lindenも工事中。
自分が想像している以上に向こうの駅から歩いていた様子。22年前は別に気にならなかったんだけどな~。
ウィンドーショッピングをしながら歩いていると、なんとまあ、プロイセンなのにティアンドルが!
こんなビールおじさんの車もあったりして
そして見上げるビルは22年経っても「東ドイツ臭さ」が抜けず・・・。
不思議なのですが、旧東ベルリン圏内のビルの1階って天井が高いのかしら?
チェックポイントチャーリーが存在していたあたりは、かなり変わったのでしょう。その頃の写真が展示されている公園で、自分が横切った頃を探してみました。
こうだったのかしら。
そしてチェックポイントチャーリーに。
21世紀のチェックポイントチャーリーは記念撮影のメッカ
すぐ後ろにはマクドナルドがあって、誰も緊張した表情でなくて・・・。
狭い小屋に入った気がするのは気のせい?1990年3月にはもう機能していなかったっけ?
それよりなにより・・・
地下鉄を出てすぐにチェックポイントチャーリーがあったっけ?
違う気がする。
いまや、周辺のビルの1階はお土産屋さんだったり壁博物館になっていたり・・・。
22年前はたくさん露店が出ていた気がする。ああ、なんて人の記憶って定かじゃないのかしら。いや、私がアヤフヤな記憶の整理の仕方なのがいけないのよね・・・。
私が初めてドイツでドイツ語を習ったのは23年前のことでして、そのときは、誰もが、21世紀になっても統一は難しいだろうと信じていました。
けれど、見えない何かによって少しだけ歴史のダイヤルが廻り・・・。
22年前も東ドイツの軍グッズがあったり、なんといってもホンモノ?と疑いたくなるような「ベルリンの壁」のかけらがあちこちで売られていました。あの頃は、金槌などを持って行って自分で削ることもできる、と報道されていた時でした。私はそういうニュースを見聞するたびに、「私の手の届くところなんて、もうデカいドイツ人たちがけずっちゃっただろうなあ」と思ったものです。
いまもお店を広げてる人がいました!
チェックポイントチャーリーからウンターデンリンデンへ。22年前、すごくワクワクしながら通ったけれど、このあたり、ビルがあっただけのような?土曜の午後だったからお店があっても閉まっていたんだろうと思います。そうそう、東ドイツマルクを持っていなかったから、お金を使わずに行って帰ったんだった。
あの頃も見たのか、22年の間にできたのかわかりませんが東ドイツっぽいビルが続く中で、今風のところもあったりして。
その東っぽいビルの中で、チョー高級なお店ばっかりが入っているビルがこちら。ビルの中の椅子に座っているオジさまたちもアラブのお金持ちーって感じでした!そんな一角に父ちゃん一家の制服(笑)、ストラネスの高級ラインが入ってます。
2年前のWM10と違って、EM12では着せ替えごっこ(!)がなかったのですが、ひょっとして~と思って寄ったものの(すごーく勇気がいった!)、父ちゃん一家グッズはありませんでした。
ドイツ人の店員が接客してくださったのですが、もう一人のスっとしたアジア人店員さん、母語が日本語のように思いました。あんまりにもワタクシの恰好が普段着過ぎたのでお声をかけることはしませんでしたが・・。
ロシアハウスは、いかにもロシアって感じがしますね~
22年たった今は右へ向かいます。
おベンツのお店があったので、父ちゃん一家グッズはないかとキョロキョロ。
うーむ、これだけかあ・・・。
向かうはドイツ博物館。フンボルト大学の前を過ぎます。
フンボルト大学はちょうど新入生歓迎シーズンだったのかしら?実は前日に家人と二人でロートル留学生を装って侵入(笑)。
うわー、ドイツの大学でもグッズを売ってるんですね!
マネキンの足が長すぎ!
夫婦して「オオーッ」と声を上げたのは、カールマルクスだいせんせい(棒読み)のお言葉!
家人に親しみのある学者もここで教鞭をとっていたようです。
ようやく博物館へ!新館入り口から入りました(というか、ここしか建物はないと思っていた)。
チケット売り場は本館ということで、本館へ向かいます。
まずは、お昼に近い時間なので、ひとやすみ。
博物館カフェに伺います。
外の過ごしやすいところは満席だったので店内に。ここ、とっても素敵なカフェなんですよ!
どうも、一角は予約済の様子。
なんて素敵な椅子でしょう!
ケーキ、全種類制覇したかったなあ~。いいなー、ベルリンにお住まいのみなさん~。
お食事もしたかったけれど、時間がないので、このチョコレートケーキをサっと食べて博物館見学へ!
チケット売り場の近くに、戦前の博物館にもあった像が展示されていました。
広々していてよいわ~。
本館は一般の歴史を振り返る博物館です。
通史博物館ですね~。
今回ベルリンの博物館を見学して感心したのは、もとあった様に展示をしようとする試み。
日本だったら破片だけを並べるであろうところ、このあたりにあったに違いない、という計算をしたうえで展示している展示物を、それこそ数か所の博物館で見ることができました。
これもその一つ。
ちょっとわかりにくいと思いますが、画面奥に棚のようなものがあり、そこに大理石が置かれてますよね!
ドイツのどこかの博物館でも見たことがあるようなものが続きますが、初めて見るものも。
こんな女性用のドレスも21世紀にはありますよね~。鎖だから身に付けたら重たそう・・・。
サインの下にメダル状の目印を付けた文書は初めて見ました!
うーん、高そう。硬そう。痛そう。私が使ったらむくんだ脚にクッキー型のような跡がつきそう。
農事暦。学生時代にも習ったなあ~。
ナポレオンの帽子らしい
フンボルトコーナー
単なるドールハウスじゃありません。壁紙や小物にナチをイメージさせるものが・・・。こんな家、住みたくなーい!
そして東西に分断したベルリンならでは、の展示が戦後編です。
また、東ドイツの生活についてもわかるようになってます(もっと詳しい博物館もあるそうです)。
その中で一番びっくりしたのがコレ。
エコバッグって西ドイツ産じゃなくて東ドイツ産だったのかしらん?
ボケッとした写真ですみません・・・。いやはやびっくり。
新館へ向かうと、そこでは特別展が。
が、特別展は撮影禁止。いやいや、面白かったです。フリードリヒ大王は正確には「フリードリヒ2世」なわけですが、「大王」といわれるだけあって、デカい。
今も彼が着ていたというシャツが残されているんです(本物かしら?レプリカのような気もしますけれど・・・でも「レプリカ」と説明書きのところにはなかったけど・・・)。
ドイツ人はジャガイモを主食にすると勘違いされるきっかけを作ったのも彼。ジャガリコ大王でもあるわけですね~。
子供用に無料の解説書があったので欲しかったのですが、受付で「あら、あなたはオトナでしょう?」と言われてしまいました。子供がいたらもらえたのか・・・(チーッ)。わたしの語学力は小学生以下なんですけれど~と言っても仕方ないでしょうしねえ…(ため息)。欲しかったなぁ~。
新館の1階ではDDRにフォーカスをあてた展示が。ただ見てもちょっとピンとこないので、電子辞書片手に回るつもりだったのですが・・・。
お、家人からメールだ!待ち合わせの場所に到着した様子。急がなくちゃー、急がなくちゃー!
急いでミュージアムグッズ売り場に飛び込みました。買ったのはフリードリヒ大王の絵ハガキ。
しかし、私の心をわしづかみにしたのはメルちゃんを嵌め込んだこの表紙の本。
またいつか来たいな~。でももうこの特別展じゃないのよね・・・(涙)。
by eastwind-335
| 2012-10-22 20:34
| 旅の思い出12朝帰りde欧州旅行
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