あの時は二つの国だった(18)「ドイツ」人の絵

ボーデ美術館では3日間使用可能のチケットを買っていたのですが、実際にまったくフリーなのはこの一日。
ということで、午後から(といってもこの時点でもう2時はすぎていた)は博物館島の残りを効率よく見よう、ということに。

a0094449_18225220.jpgで、博物館島を代表する美術館といったら、やはりペルガモン美術館でしょう。
ちょうど特別展もやっている模様。
そして、入場制限制をとっているようです。

うーん。あの博物館が好きでない家人ですらここには来たというのに(家人は西アジアが好き)。でもねー、ドイツに来て、西アジアの物を見て時間をつぶすのはなんかもったいない、という気分になったのです。
それに、またいつか来るときのために一つ二つ、心残りをつくっておかなくちゃー(え?)。ということで、そこは素通りして、「新」博物館へ。

a0094449_18222967.jpgステキな回廊です。向こうからやってくるおじいちゃまもステキでした。

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名前はNeues Museumなのに、扱っている展示物は先史以前のもからあるという、博物館島の中でも古いものを展示している美術館です。
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なんだか駅舎みたい?
意外にふつうの感じ?
いいえ、いいえ。
入るとこんな階段が待ってますよ~ん。
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展示もすごいのですが(たぶん。私はあんまり古くなるとよくわかりません)、内装がすごいのです!
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エジプト美術がたくさーんありました。
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地下までガラス張りにし、太陽光を活かし、白い壁を活かし、と、まるで宮殿にいるような気分になります。
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しかも、内装はかつての通りに再現するのではなく、残ったものをできるだけ用いて復元したみたい。だから多くの部屋の壁の一部が、昔からの模様だったりしています。
2階の階段の部分もすごかった!
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a0094449_20363526.jpg柱、壁、天井、床とそれぞれ一貫性はないのですが、でも、ところどころ古い建材を用いているからか、ちぐはぐな印象はありません。

a0094449_20373386.jpg古い時代の遺物ですが、いまだって、ベルリンを歩く女性が身に付けているような感じがします。

a0094449_2038549.jpgこれって?と思いながら解説を読んだら、やっぱりフィレンツェのサンジョヴァンニ礼拝堂の門を模したものでした。

a0094449_2041531.jpgこれはベルリンで発掘されたもの(のはず)。

a0094449_2041394.jpg壁にかかっている壁画の部分もすごいのですが、実はその前にあるケースの中身も・・・。中身はソ連に持って行かれてしまったのでした。返還についての説明もありました。それから東ドイツへ、そして統一ドイツへ・・・。


次は、この博物館の前にあるAlte National Gallerieへ。もう閉館時間まで少ししかありません。
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a0094449_21402967.jpg階段を駆け上がり・・・(うそ、かけあがってはいません)

まずは一番上の階から。
a0094449_21422774.jpg階段に沿って、「ドイツの偉人たち」のレリーフが!すごいなー。世界史の教科書に出てくるような人名ばっかり!

一番上の階はフレスコ画。
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ゆっくり見られるのって本当に幸せ~。
この美術館は、ドイツ人の描く絵画がほとんど。以前、ドレスデンに行ったとき、コメントを寄せてくださった複数のブロガーさんが「フリードリヒ」がいいですよ~と教えてくださったのを、美術館の解説が載っている本を読みながら思い出しました。ということで、フリードリヒ目当てで行ったつもりだったのです。
美術館には「フリードリヒの部屋」もありました!
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静謐な筆さばきですよねー。北ドイツって感じが絵から伝わってきます。日本人好みかも。東山魁夷の絵から受ける印象に似てるな~(・・・帰国してググったら、やっぱり影響をうけてるそうな)。
が!
が!
私はフリードリヒよりももっと気になる画家を見つけてしまったのでした。
Ferdinand George Waldmuellerという画家です。
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シュトゥットガルト派というグループに属していたようです。
明るい表情や泣き顔ほかに・・・「うわー、いる、いる!」と、いまでもこういう表情の子供たちっているよね~と思いながら見ました。

彼の絵、ほかの美術館にもあるのかしら?

あらら、閉館の時間に・・・。残念だわ~。
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by eastwind-335 | 2012-10-11 07:23 | 旅の思い出12朝帰りde欧州旅行 | Trackback | Comments(0)

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