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いよいよ最終回まであと一回!

毎日、飽きもせず、録画をしては見ていた「ポッキ姉さん」。
昨日まとめて4話見ました。「福来(ポッキ)」の名の通り、造酒所のそれぞれに、それぞれなりの福がきて、いよいよ、残すところ、あと1話!

人気俳優頼みのドラマじゃなくて(一応、40代近い俳優以上は、よくテレビの準主役として見かけますが)、主人公を含めた若手は地味で、正直、日本の公共放送の朝のドラマで扱われてもよさそうな題材。
昨夏、日本では妙なぐらい「マッコリ」が流行りました。その直前にソウルで「マッコリブーム」だったとか。そういうのも背景にあるドラマのように思えます。呑兵衛ではない私ですが、マッコリや焼酎の大衆化、大量生産、そして流通拡大の歴史がわかる内容にもなっていて(いや、まあ、すべてが事実ともいえないでしょうけれど)、そこも、私をとらえて離さなかったところ!在日韓国人の本国での評価、ほんの数社の財閥とたくさんの小売業が支える韓国経済のありさまもわかった気がします。

あと、時代背景をセリフのなかでうまく説明しているのがこのドラマの一つの特徴なのですが、今やオシャレスポットとなっている江南(まだいったことなーい!)の開発が始まったのも70年代になってから。桑畑が高値で売られたことなどがセリフにあったり、今のことを考えると「あらあら、そうだったのね!」というのがわかるのも、私には興味深く、飽きずに見続けることができたのだと思います。

ま、70年代のわりには、今っぽい服装だった時もあって、突っ込みどころはありましたけどね。
どの70年代のドラマもそうですけれど、ドラマ衣装は難しいですよね!体型も顔のつくりも違うし。若い男優たちは「今風の韓国俳優の体型」だし。まあ、一応「映画俳優にでもなったらいいのに!」というセリフを周囲の人間に何回か言わせて、相当のハンサムさん扱いにしてありましたけど(笑)。

造酒所の大おかみであったお祖母ちゃんが、痴呆が進み、家族も一部しかわからなくなっていたのが、待望の孫嫁の妊娠を聞き、本当にほんの一瞬、何人かの家族の前で優しくなり・・・。うちの祖母は脳こうそくとなり、最後の3か月の間に徐々に口もきけなくなりました。その前からまだらボケが始まっていて、母の前では子供帰りが始まっていたのですが、実は、脳こうそくになる1か月ぐらい前頃から母に感謝の気持ちをしょっちゅう伝えていたそうで、その話を聞いた私も祖母との別れを覚悟していたのでした。
そんなことを思い出し、涙ぐんでしまう私でした。

また、お父さん役の人が、人格者の造酒所社長なのですけれど、パジャマの着方が・・・!ふつうのおじさんなのです。パジャマのズボンをきちんと上げていない(笑)。だらしないというか、なんというか・・・。ま、うちの家人も冬は起きたての姿があんな感じで・・・(汗)。

家族を描くドラマのため、適齢期のポッキにもいい相手を、とお母さんは気をもみながらの最終回へ!彼女の将来の相手は、周囲が期待するように初恋の相手でもある尊敬するソンセンニム(先生)、なのか、それとも、子供時代からの妙な縁で、チンピラ業から身を起こし、今やポッキの起業を金銭面で支えるソンアジョシ(おじさん)なのか?

きっとどっちとも、相変わらずの距離感を保ちながら、それぞれが人間的に成長していくんじゃないかな、と思うんですけれどね。

さまざまな形の恋愛や愛情を描きながらも、主人公が色恋ゴトで振り回されていないのがこのドラマのいいところであり!
あと、「どんな人にもいいところが絶対あって、そこを認めてあげたらいいんだ」というポッキの考え方は、普段の私の職場でのスタンスでもあるので、そういう点でも共感しやすいドラマでした!

最終回がどうなるのか、とっても楽しみです!終わっちゃうのは残念だけど!

*ポッキのことを誰もが「福が来る」と説明していたので「福来」としたけれど、人名に、特に女の子の名前に「来」なんてあるかな?弟のポクナムは、漢字だと「福男」だろうなとすぐ思ったのですが。
by eastwind-335 | 2012-07-15 09:38 | 海外ドラマ | Trackback | Comments(0)

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