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新年だけど旧年中(6)國立台湾博物館

何度も同じ土地を訪れることはよくあるのですが、同じ場所を再訪するだけでなく、新たな発見もしたい。
館詰系としては、今回は新しい博物館にも・・・と思ったのでした。
新年だけど旧年中(6)國立台湾博物館_a0094449_16533050.jpg台大医院駅(有名な華流ドラマの舞台だったそうですね!)近くにある國立台湾博物館。

二二八和平公園内にあります。晴れていたら気持ち良かっただろうな~(夜はちょっと怖いそうで行かない方がよいそうです)。
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こちらは歴史博物館というよりは、自然科学系なのかな?今回行ったのは、興味深い特別展があったからでした。中国では辛亥革命100周年、台湾では民国建国100年であった2011年。特に台湾では100年を色々な形で祝った様子。

新年だけど旧年中(6)國立台湾博物館_a0094449_17573497.jpg100年という節目をふり返る企画として、台湾で一番歴史のある博物館である台湾博物館では「人類學家的足跡-臺灣人類學百年特展」を開催中。

結局その道を学ぶことはありませんでしたが、実は私は中学生のころから人類学という学問には並々ならぬ関心がありました。物見遊山自分と違う文化圏への関心が異常なほどあの頃から強かったようです。
台湾の人類学は、近代日本の歴史とも重なって始まり(もともと日本の統治上必要から始まった少数民族調査)、1945年の統治終了を契機に台湾独自の研究が始まるわけですが、そんな単純なものではありません。だいたい、中華民国自体が二つに分かれちゃったわけですし。
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ということで、その間の歴史的な背景、台湾全土の少数民族の調査の様子、調査ノートなどなど、先人たちの足跡、そして現代の研究者たちの研究などがよくわかる仕組みでした。ここはフラッシュ無の撮影が許可されているのです。
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建物自体も20世紀前半の美しい建物でして、外観も内装もステキでした。
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地下では生活とハーブという意外な展示。
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日本の「トーハク」じゃやらないよね。あ、「カハク」ならやるかな?
台北旅行記の最中ですが、12月にとある駅でみかけた「東京国立博物館」のポスターにがっかり。もちろん、「とうはく」という呼称が東京国立博物館を指すことは博物館好きな人たちの間では当然なのですけれど、博物館自体が「トーハク」と自称(しかもカタカナで!)するなんて・・・。集客しなくちゃいけない事情にあるのでしょうけれど、なんかなあ。堕ちすぎてる感じがする。迎合しなくてもわかりやすい展示をすることで、どれだけでも集客できると思うのですけれどね・・・。
閑話休題
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迪化街の一本向こうの通りに並んでいた青草茶のお店でも見かけたもの(乾燥してるけど)は伝統的なものの場合必ず入るそうですよ。
フレッシュな青草以外にも乾燥したものが引出に入っていたのですが、ここで「ふむふむなるほどねー」と思った次第です。

私はまだ未体験の青草茶。どんな味がするのかしら・・・。
by eastwind-335 | 2012-01-15 09:00 | 旅の思い出12旧年中の台北 | Trackback | Comments(0)

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