人気ブログランキング | 話題のタグを見る

!ncredible? !ndia?(7)陸の孤島からの脱出

今回のホテルは、できるだけ会場に近いところに、と思いました。というのは、あまりよくわかっていない土地であること(地球のすっころび方も1ページしか割いていない)、それから、プログラムがはっきりしていないので、突然のことにも対応ができるほうがいいと考えたからです。
大抵、こういう会議では、半日遠足、全日遠足、ディナーなどなどの行事も時折セッティングしてくれているので、ホテルが近いと楽ですし・・・。
!ncredible? !ndia?(7)陸の孤島からの脱出_a0094449_23264797.jpg国際会議場。外も中も立派でした。

その時点では、会場は市のはずれ(ハイテクシティー奥のコンダプール地区)にあることはわかっていましたが、どのくらいはずれにあるのかは実感できていませんでした。初日、会場までバス(バン)が出たので、私はじっくりと街を眺めました。ヘンデルとグレーテルよろしく、目印になる建物はもちろん、スーパーマーケットはないのかなあ、とか、ホテル生活に必要な情報も見つけなくてはなりません。だんだんと、会場まで結構離れていることがわかりました。30分ぐらいかかりました(翌日からはホテルを移動したので20分ぐらいになりましたが)。それどころか、会議場自体が、小高い丘の上に立っていて、まさに「陸の孤島」状態。しかも、許可の出ているホテルバス(ホテルと会場を往復する主催者手配のバン)ですら旧東ドイツ時代の検問同様にあれこれ調べられ(放射能チェックもあった)、トゥクトゥクは会場の建物までつけることができないのです。検問所は一つしかなく、バスは同じ時間に到着しますから、検問待ちの長い列ができることも。所要時間のうち5分はこの検問にかかってました(笑)。

そして会議場で登録をしてもらった時刻表を見ると・・・ホテルバスって朝晩の一往復だけ?!それ以外は自力で?!自力となると会場に隣接するホテルからタクシーに乗ります。ホテルまで15分乗って1800円(900ルピー)。ホテルのドアマンに金額を確認しても、タクシー手配の係員に確認しても900ルピーだ、と。先払いなのです。
「インドにしては高すぎるんじゃありませんこと?」と尋ねましたが、「ホテルのタクシーですから・・・」と。運ちゃんに愚痴ったら、道まで出たらもちろん安いタクシーはあるよね、と言われました。
陸の孤島は国際会議場が丘のてっぺん。道路まで歩く人たちも見かけしましたが、それ以上にみかけたのがワンちゃんたち。
ブータンでハーメルンの笛吹よろしく野良犬を連れてあるいた経験のあるワタクシ。
狂犬病の注射を打っていないワタクシ。狂犬病の犬は見るからにヘンだからわかるとは言われているものの、何かあったら絶対に次から一人で旅行させてもらえないだろうし・・・。
タクシーに乗るしかありませんよねえ・・・。

そんなこんな、でしたので、朝、家人と一緒に会場に向かい、午前中は会議主催者による近郊遠足に参加しました。午後は会場で家人の仕事を待つ・・・と。会議や旅行で日本に来たという算数だいすきさんたちに話しかけられたり、インド舞踊の舞台があったり、インド音楽とさんすう(どこでどうつながるのか私にはさーっぱりでしたが)という講演会があったり・・・。
結局、「どうしても」の用事で一人先にホテルに戻った(それでタクシー代を知ったのでした)以外は、陸の孤島にいたのでした・・・。
by eastwind-335 | 2010-09-12 21:18 | 旅の思い出10インド | Trackback | Comments(0)

東風のささやかな毎日のささやかな記録


by eastwind-335