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どこでも寝るオンナ

厚生労働省的には「軽い」に分類される業種にいるものの、生まれつき、嬉しかったり、哀しかったり、怒ったり、笑ったりと感情の起伏が激しいのが体にヒビくためか、夜9時過ぎには「使い物にならない」状態になり、体が水平になったら即翌朝、という毎日。

ということで、一日最低7時間はばっちり寝てるのですが、なんだか、ちょっと疲れちゃった、という感もないわけでもなく。睡眠の質はあまりよくないかも。先日、職場の大大先輩(もう退職してしまった)に顔が腫れた事件を話していたら、「東風さん、ストレスかも。一人になる時がないんでしょう?」と心配され。「そんな、私にストレスなんてー」と笑っていたら、専業主婦のほうが日中一人になる時間が取れるのよ、と言われ、なーるほど、と。この大大先輩は独身を通されたのですが、お母様と一緒だったので、本当にお一人になったのはこの数年のこと。私たちは「女性は一日一度は一人になる時間が必要です!」という教師のいる学校の同窓でもあり、その彼女から「夫や子供がいなくて、自分は他の同級生よりも自由だ、と思っていたけれど、本当はそうじゃなくて、本当に誰のことも気にならない時間は通勤時間しかなかったんだなあって思ったの」と伺ったとき、働く女性の強さと、そして定年まで働き続ける大変さをしみじみ感じました。

先週の日曜は、午前中の所用が済んだら帰宅するつもりだったのに、所用がすみ携帯の電源をいれたら母から「根津美術館、良いからいきなさい!」という電話が。聞けば最終日だというので、その足で表参道へ。ああ、来週にするつもりだったまつげパーマも予約しちゃえ。根津でアレコレと見て(前の建物も好きだったけれど、今度のは新たな展示の可能性を感じさせるものがあって、これまたよかったかも)、お馴染みの「かきつばた」よりも「かきつばた」をイメージして根津美術館の礎を作った根津嘉一郎が催した茶会の道具などに心引かれた私でした。
両親は晴れた平日に行ったそうですが、並んで入ったのだとか。雨の日曜のちょうど正午すぎだったのこともあり、混んでいるとはいっても想像ほどでもなかったかな。昔ここで宋画を見たときのほうが混んでいたような気が。まあ、あの時は専門の人たちが片目鏡をつけてじーっと見てたなあ。その中に私の知人もいて、双方びっくり。目をはずさないままの顔は、まるでスタトレでボーグに改造されてしまったピカード艦長っぽくもあり(いや、髪の毛はたくさんある女性だけれど)。そんなことを思い出しながら、小一時間を過ごしました。地下はレストランらしきものがあるよう。その匂い(焼き魚?)が売店にうっすら漂ってきたような気がするのは気のせいかしら?入館料が高いというのが玉に瑕ですが、特別展にあたったときに表参道に来る外国人には格好の場所になるのではないか、と思います。

で、まつげパーマまでの時間、どうしようかなあ・・・と表参道の駅へ降りたら、眉カットをしてくれるお店発見。10分待てばいいというので、そこで久しぶりに眉を整えて見ることに。
この日はお日柄がいいのか、結婚式の二次会などのためにキレイな格好をしているお姉さんが利用している率が高い中、すごーく地味なオバサンが一人(あとでもう一人もう少しオバサンな人も来店したのでホッとしました)。
ぼっさぼさの眉を前にお姉さんが「どうしたいですか?」と。
「細すぎず、太すぎず」と応えたものの、鏡の中のお姉さんが「短く、細くも太くもないオバサンのこの眉をどうしろと?」という顔をしているのを見て申し訳なくなり、「日ごろ描き足すとか描きなおすことがないから」と言ったら、それなりの形にしてくれたのですが・・・。
そのたった10分ちょっとの間に、お姉さんから、何度も後頭部を押さえられ、
「お客様、すみませんが、体をゆらさないでください」
「お客様、すみませんが、目を瞑っても寝ないでください」
「お客様、すみませんが、頭を前後にしないでください」

と3回も注意されて、その都度、ぼけーっと「すみません、私、寝てましたか?」と答え、お姉さんに「ハサミの先で顔を傷つけちゃいますから。たった10分のことですので我慢して起きてください」と注意されていました。スミマセン。

そのあと、いつも行くお店でまつげパーマをしてもらった時も、ベッドに横たわると、カールの強さを聞かれて「強すぎず、弱すぎず」と技術者泣かせのことをいい、あわてて「もうこういう年齢なので、バチバチすることはないから」と言ったら、お姉さんが大笑い。で、「目の周りの化粧を落とします」とクレンジング剤を含んだコットンを目にあてられ、一瞬「目の周りなんて化粧してないのになあ」と思ったら最後、次は「東風さま、終わりました」と。

時計をみたら小一時間経っていた。
いびきかいていたかも。
Commented by himekagura at 2010-05-30 23:48 x
笑っちゃいました~。確かに、眉毛カットの時に、頭を動かされると非常に危険と思いますので、お気をつけ下さい~。(笑)
でも、美容院で髪をいじってもらってる時って私もすごく眠くなります。なんだか気持ちいいからだと思うのですが、、。さすがにカットの時は眠らないのですが、パーマとかの作業をしていただいてる時は、思わずこっくりってなりそうな時がありますよ。
Commented by eastwind-335 at 2010-05-31 18:34
himekaguraさん、こんにちは。

私は美容院でもカットの時に寝ちゃうことがあるんです。美容師さんが「お仕事してるんだから、こういう時に寝ちゃうの仕方ないですよ」と親切に慰めてくださるのですけれど、あはは・・・(汗)。
要するにどこでも寝入ってしまえる便利な体質な半面、我慢がきかない損な体質でもあり・・・とほほ。
by eastwind-335 | 2010-05-30 10:46 | 日常 | Trackback | Comments(2)

東風のささやかな毎日のささやかな記録


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