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オンマと一緒deジュセヨ2:チョギー(あのぉー)、おかあさん!

朝、9時の飛行機にのり、11時半には仁川空港へ到着し、入国手続きもスイスイ・・・。
が、荷物を取るときに、母が洗面所へ。
それほど待ったつもりはなかったのですが、向かったターンテーブルでは、ちょうど係員が母のスーツケースが下ろしていたところ(今回、私はスーツケースなし)。
両替を済ませ、バスに乗ろうとしたら、ちょうど出発した後だった様子。

両替手数料の安いところで・・・と思ってちょっと移動したのもよくなかったかも。30分ほどバスを待ち、
1時ごろ、ホテル行きのバスに乗れました。
そして、渋滞しているホテルに着いたら2時半すぎ。部屋に入るのに、間違ったエレベータに乗ってしまったり、母が「お部屋がきれいなうちに撮っておきたい」とビデオ撮影(それも1回目の時はスイッチがはいってませんでした)で、一息ついたらもう3時すぎ。
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今回の旅行で行くはずだった、大学付属の刺繍博物館は、諦めることに。
予定を変更して、広蔵市場へ。
が、そこは地図でいえば東大門市場にならんでいるところ。地下鉄を乗り換え行きましたが、遠い、遠い。

オンマと一緒deジュセヨ2:チョギー(あのぉー)、おかあさん!_a0094449_23585832.jpg「前回、この豚足が食べたかったのよねー」と言う私に、食べるよう勧める母。
夕飯を食べられなくなるといけないから、と固辞するのに、何度も勧めるので、仕方なく食べることに。
それが敗因でした。

ご相伴してくれると思った母は、その辺をブラブラしてくる~といなくなり。
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一人でこれ、食べるんですか?!こんなの2人か3人でお酒飲みながら食べるもんだと思うんだけどー。

ちょっとしか食べなかったつもりだけれど、それでもお腹いっぱいに。
母が来るまで席は立てないし。しかも結構とられたんですよねー。10000ウォン(1000円弱)。これが高いのかどうかは別にして、その値段ほどの納得感がなく・・・。
しかもお腹がやっぱり膨れてしまって・・・(汗)。この日は簡単なパンとサラダの夕食となりました。

そんなちょっとガッカリ気味のスタートでしたが、母のおかげで珍しい韓国の風習に出会えました!(長いので折りたたみます)



この市場の2階は、以前も書いたように、韓服の店がずらーっと並んでいます。そして端のほうに、螺鈿商品のお店が数軒。1軒はおじいさんが店主。昭和16年に国民学校へ入ったそうです。歩いているうちに再びこの店の前に出てきた私たちに小学校で習ったという「ねずみのおよめさん」(ねずみ夫婦の娘によい娘を探すが、結局最初に紹介されたがもっと良い相手がいるはずだと断わったねずみが一番良いという話)を日本語で話してくれました。

この前はお母さんと一緒に仕立てに来たお嬢さんを見かけましたが、本日はもう閉店に近い時間帯なのに、カップルがちらほら・・・と。
新婚さんかな(韓国では新婚さんがご挨拶に行く時には韓服を着る、とドラマで勉強しました)、と思っていたら、机の上の風呂敷包みに目を留めた母が「結納の準備かも?」と。
オンマと一緒deジュセヨ2:チョギー(あのぉー)、おかあさん!_a0094449_0155272.jpg母が見ていたドラマにも結納の準備のシーンがあったとかで、赤い風呂敷に興味津々。傍へ行って見てくるように、と命令が!


持参していた指さし会話集を総めくりし、「チョー、イゲ、ムオンデヨ?(あのう、これは何ですか?)」と尋ねると、カウンターの向こうからオバサンが木製のおしどりに袱紗をまいているものを指差しながら「×◎☆ ▲□◎× ☆〇 ■∴#ヨ!」と。おしどりは日本でも夫婦の象徴だし、結納の準備なのかなあ、と女性に「おめでとうございます!」と英語で挨拶し、一眼レフを構える婚約者の横で私もパシャ。
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おばさんがスーツケースをあけ、お買い上げ品をいれていきます。
他店できいた話によれば、このおばさんの後ろにある刺繍をあしらった木製の箱に鋏入れ、糸巻き、針刺し、鏡、木製のおしどりとそれを包む袱紗(どれも刺繍があしらわれています)、小さな袋(五穀を入れておく?)、ノリゲ(韓服につける飾り)などを用意するそうです。
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市場最寄の鐘路5街駅地下でも韓服やそれのための小物、刺繍商品を扱う店の一角がありました。
オンマと一緒deジュセヨ2:チョギー(あのぉー)、おかあさん!_a0094449_9523297.jpg市場よりはお高そうですが、小物の質はこちらのほうがやっぱりいいかも?

オンマと一緒deジュセヨ2:チョギー(あのぉー)、おかあさん!_a0094449_954525.jpgこういうものを指す人ってまだいるのでしょうかね?

この飾り、どうつくるのかな~と思っていたら、小さなブティックで作っているシーンに遭遇!
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ちょっとわかりにくいと思いますが、ところどころ突き出ているところにボンドを塗り、穴のあいている珊瑚ほかの半貴石を挿していくんですよ。ここはシャレた携帯ストラップも売っていて、普段、ストラップは付けない私ですが、思わず買ってしまいました。


さて、話を市場2階へ戻します。
あれ?配達のお兄さん?
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母が「あれ、あれ、あれ。私ドラマで見たわ。あれが正式よ」と。母曰く、テレビドラマでは、上の箱を風呂敷に包み背負って「お嬢さんをください」と挨拶にいくそうな。えー?私がみていたドラマだと、結婚式の日取りは占い師さんに見てもらっていたけれど、式場の手配はウェディングプランナーさんが全て仕切っていて、こういうものを揃えてなかったなあ。あ、いや、このシーンのあとがこのドラマの山場で結婚は取りやめになるので、式場の手配とは別にするのかなあ・・・。CEO役のイさんがこんな格好で江南のおしゃれスポットを歩いていたら、それはそれで面白かったけれど・・・。
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こちらは、オンマがこれまたすごく嬉しそうでした。どうぞお幸せに~!
Commented by himekagura at 2010-03-17 17:14 x
豚足の写真に、笑っちゃいました~。この量、大食いの私でもちょっと厳しいかも、、。
この男性が背負ってる姿、なんだか気合いが入ってる感じですね。いや~。いろんな風習があるんですね。すごく興味がわきますね。
Commented by akberlin at 2010-03-18 13:50
うわ、すごい。ワタシはせっかくの沖縄でも豚足には弱くて・・・。
なんかサラミみたいに見えるのはなんでしょう?スープみたいなのも
豚の三枚肉入りでしょうか。キムチスープとかも・・・すごい量!

結婚の準備、うーん、興味深い。結婚式もある意味ドイツっぽい?
みんな平服で、というまでもなく平服なんですね。(ワタシたちの
時なんて平日で研究室に行く途中、っていう人もいたから・・・。)
結納?の風習も興味深い!

貴石を集めたかんざし?も美しい!
韓国の手仕事、ステキなものがいろいろありますよねぇ。
Commented by Apfelwein at 2010-03-19 23:44 x
結納品の包みを背負って・・・というのは初めて見ました!
このお兄さんも少し照れてるような、でもやっぱり嬉しそうで
微笑ましいですね。  
冠婚葬祭ってその地域の風習や習慣がわりと残っていて
おおーっ!というものが登場したりしますよね。
Commented by eastwind-335 at 2010-03-21 08:14
himekaguraさん、こんにちは。
ほんと、たくさんの豚足にびっくりでしたよ。
でも豚足をたくさん食べたら、お肌ツヤツヤになるのかな?と一生懸命食べました。
結婚のときのしきたりっていろいろあるのですね。母も知らなかったら、たんに「配達のお兄さん」として写真を撮っていたにちがいありません。
Commented by eastwind-335 at 2010-03-21 08:27
akberlinさん、こんにちは。
変わったモノ好きな私です。
でも、たくさん食べるのではなくて、ほんの一口二口でいいのです。
サラミみたいなのは、スンデといって、血のソーセージみたいなもの。中に春雨が入ってます。これは塩をつけて食べるのですが、私はわりと好きです。
韓国の人は、普段、わりときちんとした格好をしていると思います。お化粧もキチっとしてるし。だから、日本のようにどっちが主役か、みたいなことはないのですけれど。芸能人の結婚披露宴でも、案外ラフな格好で来る韓流スターの写真をネットで見ていたので、ああ、本当なのね、と思いました。
韓国の手仕事は、日本とはまた違ったものがありますよね。思いがけないところで作る場面に出会えて、印象深い思い出となりました。
Commented by eastwind-335 at 2010-03-21 08:43
Apfelweinさん、こんにちは
実家では、数年前の韓国ドラマが見られるチャンネルがケーブルに入っているそうです。で、ドロドロドラマは嫌いな母は、ホームコメディードラマばかり見ているのだとか。日本でいえば朝ドラに相当するようですが、とにかく回数が多いものばかり見ているみたいです。おかげで、一般的な家庭の(多分、いまは減っている)風習などはバッチリそこで押さえているのです。私と母がフフっと笑ってしまったのは、街でみかけた果物籠。そういえば、私が子供のころはお見舞いだけでなく、どなたかのお宅へ上がる際にも持っていったなあーと思いだし、これまた二人でククっと。
by eastwind-335 | 2010-03-16 20:56 | 旅の思い出10早春のソウル | Trackback | Comments(6)

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