ママの施設生活はじまりました。
2023年 07月 02日
自宅で父がサポートしながら闘病(といっても、もう積極的な治療は受けないと決めて半年以上)生活をおくっていた母が施設に入って4か月近くになる。
毎週末、土曜日か日曜日に母のところへ行く。
6月になってからは面会時間も伸ばせてもらえるようになった。
だからこそ、ほんとうは毎日母のところへ行きたいのだけど、私の職場からは1時間半はかかる。面会は5時が最終受付。
そして、業務もあれこれ発生していて、その対応で有休をとりづらい日々がすぎていく。
母のことをまず考えなくちゃいけないのに、この4か月、私は「母の事」を「なにもできない」と言われてるような気がしてたまらない。
情けないけど。
そんな気持ちになるのは、上手にやってくれる弟や義妹がいるから。
普通は娘さんにばかりお願いして申し訳なくなるんですけれど、こちらは弟さんご夫婦がしっかりしているから楽ですと施設でも言われてしまい。
弟に一度「どうやったらあなた方のように気が利くようになれるんだろう」って言ったら「はあ?こんなこと普通誰だって思いつくよ。あんたが思いつかなかったり、この程度のことで一々感心するほうがずっと不思議だよ」と言われて、愚姉は立場がありません。
父のこともしかり。
「息子さんからの説明のほうがお父様もすぐに受け入れてくれて、スムーズなので。娘さんはお忙しい、とお父様からもお話がありましたし」とすべて弟に報告がいくようになりました。知らなかったことばかり(とほ)。家も弟たちがお見舞いの帰りに実家に寄ってくれて、たった2回ですっかりきれいにしてくれて(ゴミも持ち帰ってくれた!)、ケアマネさんが「こんなに広いお部屋だったんだと知りました!」とメールをくださったほど。
私は片付けも不得意なので「片付けてくださってありがとう」なのに、みんなから「片付けられないオンナ」と言われているようで、口先だけでお礼のメールを書いたような気がする。
そんな、できないことを受け入れられない自分が本当に腹立たしい。
私の落ち込みをみかねた私の周りのスーパーヨメ・スーパー娘たちのアドバイスをもとに、姉として弟たちに何かを提案するも「もうそれやってあるからご心配なく!」ばかり。義両親の介護を経験済の同僚からは「あーたを見てると、何もしないお気楽小姑を思い出す」とチクリと言われる一方で、「いやいや、中途半端なことを小姑にされるほうが、結局後始末をしなければならず、ずっと腹が立つ」とも。職場でも施設でも「できない小姑」は本当に立つ瀬がない。
この4か月、つらいこと。
私は、自分ができなかったことばかり気を取られていること。
できなかったことを映し出す鏡である弟たちと自分を勝手に比較してしまうこと。
そんなことより、弟たちのようにもっと両親のことに集中しなくちゃいけないのに。
母ができなくなったことが増えるたびに、施設だとこういうことを母に自分でやらせないからだ、と思ってしまうこと。
わたしは、自分が勝手で、自分のことがとてもいやだ。
#
by eastwind-335
| 2023-07-02 11:54
| 日常
|
Trackback
|
Comments(3)