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もう一つ先をめざす

数年前までこの時期はちょっぴり憂鬱でした。
書道団体の試験があったからです。異例の飛び級結果が来たときもありましたが、そのときから実はドヨーンとしていたのです。月例の課題が掲載されている雑誌は、数級ごとに課題が異なるのですが、やっぱり、その課題をきちんとやってこそ、次のステップへスムーズにいくのだろうと思うのです。
そのツケは最後に来ました。いわゆる「試験」のなかで一番最後の段階に何度となく落ちてしまったのでした。先生は「次は大丈夫」とおっしゃるのだけれど、やっぱり合格した方の作品を見ると、どんくさい私のそれはどんくさい線で構成されていて、なんといっても「作品としての色気がない」と思ったのでした。自分にオットル君を重ねたくもなりました。「悪くはない、でも」という評価が一番つらいのもわかります。トップチームには上がれてもそこからが大変という選手の気持ちを書道にて体験した数年ではありましたが、これまた、腐らずやる、というオットルくんの言動が支えにもなり、「幼いころから身体の小さなラムたんは、それをカバーするために基本的な動作を毎日練習していた」というエピソードで自分に喝をいれては、試験の課題を書き・・・としていたら、どういうわけか合格していたのです。
合格のお知らせを頂いたときには、試験のために字を書くのはもう嫌だ、とも思いましたけど。

同じことはもう30年近く前のドイツ語学習の時もありました。「東京のゲーテ」では当時のA1(つまりアルファベットの発音はわかる、挨拶ぐらいできるようになる、でも質問にドイツ語ではすらすら返せない、すらすら読めない、ちゃんと聞き取れないの「3ない」状態で終了)だったのが、そのクラスが終わって2週間後の「ドイツのゲーテ」で初級終了近くを指すC1に入れられたことがありました。
何もズルをしたわけでもなかったので、どうしてこんなことに!?と思ったし、なんといっても、C1に来た日本人の学生さんは、東京にいくつかあるドイツ語(文学)教育で有名なドイツ語学科生だとか、ドイツ史を学んでいるだとか、「ドイツ繋がり」がはっきりしている出自のみなさんばかり。どこを叩いても「ド」の字すら出てこない専攻のワタクシ、本当に授業中、雪山にいるような気分。ちょっとしたことも見逃したり聞き逃したら命とりだ、という必死さだけで4週間を終えたという感じです。先生がこんな私がちゃんと理解しているか授業中もその他の時間でも気配りをしてくださることは感謝でしたが、「良くできる日本人の独文科(ドイツ語学科)のみなさん」には、迷惑な存在だったのではないかな、と思います。

東京のゲーテに4月から戻ったときは「ドイツのゲーテ」の成績が送られていて、次のクラスへ入れられていたこともあり、初級文法の大切なところをいくつも逃してしまっていた私。結局、初級終了試験に一度で合格できず・・・。卒論提出もあったりしたので、不合格の理由は自分なりには付けられますが、やっぱり試験に落ちることは気持ちのよいものではありません。
おかげさまで、のちに合格できたのですが、今も思います。
ちゃんと段階を追って試験を受けたかったなーと。
動物的な勘のようなものでだけ対応している、というのは、よりどころがないので、ホントに困っちゃいます。

さて、書道のことに話を戻します。
この「動物的な勘」だけではだめなわけで、やっぱり、ちゃんとした基本を体得しないと・・・と思うことは今もあって、課題を仕上げながら先生が赤をいれてくださったり、実際に私の筆で書いてくださったりしたときの作品は、その部分だけ切り取って、お手本にして練習をしたりするときもあります。
しかし、試験のために字を書くのは嫌だ、と思ったくせに、一連の試験から解放された今、じゃあ、作品がプレッシャーのないのびのびしたものか、といわれたら、「・・・。」なんですよね~。
そんなダメな生徒である私に、先生が「東風さんは次のレベルに行ってもいいと思うのよね」と先日おっしゃったのでした。最初は「試験に合格してからダラダラしていて、これじゃダメ」という注意なのかとドキドキしながら次の言葉を待っていたのですが、どうも、月例の評価を出してもらうクラスを一つ上げてもらうようにいずれ頼んでみたい、とのことだったのです。
その「いずれ」はすぐに、というわけでもなさそうです。とはいえ、帰りの地下鉄の中で、私は「先生が推薦しましょう。とおっしゃって下さる日に備えて、また一から頑張り直しだ」という気持ちになっていました。

地味な字しか書けず、同じお教室でも後から始めた人にも追い抜かれてしまう、というドンくささ満載のワタクシですが、こうやって声をかけてくださる人がいて、気持ちが変わるのですから、言葉って大切です。自分が備えたつもりになるのではなく、他人が見たら「備えてある」と思ってもらえるように、精進しなくては・・・。

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by eastwind-335 | 2017-04-30 08:45 | 日常 | Trackback | Comments(0)

Pulsで見た

昨晩3時半に起床したからか、今朝も3時半に起床。
パソコンを立ち上げ、バイヤンのHPをチェックしたら、昨日の試合を見ることができる、と。
毎月何ユーロか払っているんだもん、やっぱり使わなくちゃ。
1点目はしかたない。ラムたんのクリアーミスではない。「クリアーできなかった」とあったのはミスではなくあれでは誰もムリだったってことだよね。誰も詰めなかったら、もう数十秒早くロイスが押し込んだだけなんだ。
まさにunglücklich
そう諦めがついたところでドルの監督が喜んでいるシーンが映り(23分)そっから動かないんですけれど!
一からやり直して23分まで飛ばし、29分の同点シーン。
ハピマルが決めた時、中継アナから「19分の得点シーンで失敗したヒト」として紹介されていて、「そっか、やっぱりラムたんがいけなかった、ってわけじゃないんだな」と確認。

2点目が決まるまでも「惜しい!」というところがある一方で、結果を知って見ているからか「こういうことが続いてたんだ」とか、ラムたんの素敵フランケはいくつかあったことをホッとしたり。

後半は結果がわかっている分、胸が痛みます。
でも、前半のそれに比べるとずっと面白いシーンがたくさんあった。バイヤンとドルの試合って、こういうものだ、って感じ。
そしてホームのバイヤンがいわゆる「Möglichkeit」を活かしきれなかったっていうのも確認できました。

2-2になった時もラムたんがオバメヤンにもっと詰めておけばよかったのか、といわれると、そうかもしれない、と思いますが。でもハピマルが対応じゃないの?

3点目はラムたんが受けたボールを後ろに回そうとしたときに二人が挟み撃ち。そこが起点になった。人によっては、ゴール前までの距離を考えたら「起点になっただけ」、というかもしれない。ゴール前でロイスの判断に後ろ3人がものの見事にやられたって感じともいえるし。でも、私は、挟み撃ちになる前のラムたんの身体の傾斜を見て、ああ、ちょっと前だったら、こういうことが起きなかったんだよね、この人には、と思ってしまいました。
他の選手と比べたら、まだまだ普通(年齢を考えても!)だろうけれど、でも、前にはなかったことが起きる、という点で、この失点への起点になったことは大きかったなあ、と。

全体には、誰が悪かったじゃない試合で、バイヤンとドルの試合だった。
一方的な試合運びじゃなかったし。
しかし、あっち(ドル)の試合運びを見ていてふと思いました。CLの準々決勝の1st legを。あの試合のあと、レアルの監督になったジダンが言ったセリフ「我慢をした」。ドルも我慢していたような気がする。
バイヤンは我慢する暇もなかったのかもしれないけど、でもでも。バイヤンは「我慢して勝負を作る」ことができないのか、しないのか。レコードマイスターとしてやってはいけないのか。
我慢っていうのがバイヤンらしくない、と思わなくもないけれど、「勝つ」ための「我慢」というのは、体感じゃなくて体験が必要。
ああ、もう駄目だろうな、と思える時間帯(後半40分ちょっと前)のバイヤンのゴールを狙おうとする気迫以上に、ドルが「Möglichkeit」を巧くつかった。
サッカー脳があるのか心配になる「動物」のようなハピマルの行為とか、詰めの甘いわけではないのだけれど、サッカーの神様がロッベンの、レヴァのゴールを許さない状態とか。バイヤンだって決して緩んでいたとは思えないけれどトゥヘルの「我慢作戦」が一枚上手だったってことかな?

さて、リプレイを見てあれこれ言うのは反則でしょうけど、最後のほうで、ドルの二人の選手がお互いの足をぶつけあって時間が止まった時があった。別にカードが切られたわけではないけれど、大げさに倒れ込む選手二人に、ちょっとそれは?と思わなくもなく。だって、わりとすぐに立ち上がったし。ま、瞬間的な痛みが強い時ってあるけれども。その次のスローインをラムたんは「スポーツマンのルールとして」わざとドルの選手に届くように入れざるを得なかったのを見て、辛かろうなあ、と。

これが普通のリーグ戦だったら、負けちゃったけど面白い試合だった、で終わるのですが、トーナメント戦でやや「自爆」に近いかたちというか、はっきりとした原因を突き詰められない状態で負けちゃうと、がっかりしちゃいますね。
おまけに、ラムたんの残り試合がさらにこれで1試合減ったんですもん。

ただ、ラジオで想像して聞く限りのほど、ラムたんが悪かった、わけではなかったことも確認できてよかった。
いや、やっぱり、3点目の起点になったのは、彼にとって悔やんでも悔やみきれないだろうけれど。ラムたんがしでかしたのはピッチの真ん中あたりだったしゴール前には人が山のようにいたんだから、と、中継録画を見れば、後ろの処理だよね、と言いたくなるけれど。でも、読まれていた、という点と後ろにボールを回そうとしたときの体の傾斜を思うと、違うときのラムたんだったら違う対応だったのかな、と。
とはいえ、人は毎年1歳ずつ年を重ねていくんだもん、しかたないよね。

やっぱり、渋谷に行ってみんなと試合を見たらよかったなーと思いました。

ロスタイムを過ぎても笛を吹かない審判にトゥヘルが怒っている前で、ラムたんが必死な様子で急いでスローインを入れたシーンに、ああ、ポカールをこういう終わり方で迎えたラムたんって・・・と。
「勝ち抜いてサッカー選手を終わりたい」と考えていたであろうラムたんの気持ちを思うとなんとも胸が痛くなります。
本当に、彼にとって、思い描いていた、それに向けて準備していたのと違う結末になってしまうんだ(結果としてはわかっていたわけだけど)、と思うと、ちょっと目の奥がツーンとしました。

皿はちゃんと挙げてくださいよー!

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by eastwind-335 | 2017-04-28 07:01 | バイヤン | Trackback | Comments(0)

ラムたん!?(怒)

聴戦中。
お、ホームだったんだ!(え?)

うっ、ラムたん、しでかしてしまった。
19分
Da ist es passiert und was für bitteres Ding. Martinez will eine Situation bereinigen, in dem er den Ball zurück zu Ulreich spielt. Doch Guerreiro sprintet dazwischen und tunnelt im Strafraum aus spitzem Winkel Ulreich. Der Ball geht an den Pfosten, Lahm kann nicht klären und der herangelaufene Reus schiebt aus einem Meter ins Tor ein.

他の選手だってするかもしれないけれど、ラムたんがすることはなかったのに、ということが増えた冬休み後の試合。
最初に私が気が付いたのは、よく滑ってしまっていたこと。
気になっていたら、そのあとで「ボク、今シーズンで現役を引退する」という衝撃の告白。

このゴールの時、最初はウルライヒがボールをはじいたところまで聞こえたのです。で、ラームが、となったところで、「0-1」となってしまったよ、と。そこから、上のティッカーのような説明があり。なんどもラムたんがラムたんが、と。

クリアミスなんて珍しい、じゃなくて、ラムたんからしたら、そういうミスを犯す自分が、自分で自分を扱いきれないところが納得いかなくて、1年早い引退になったのではないか、と。

そのあとしばらくなんか「静かな感じ」が続いて、私一人いやーな気分になり、あー、途中でラムたんが交代なんてことになりませんようにとドキドキしていたら、ラムたんもエンジンがかかったのか(?)攻撃に参加するような感じで。
この写真は今日の試合から撮ってあるのかな?

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そして29分にハピマルが同点ゴール、41分にフンメルスが逆転!
特にフンメルスのそれは素晴らしいゴールだったようですね。ラジオの中継アナもべた褒めでしたよ!
Und da ist es passiert: Alonso mit einem langen Ball an den linken Flügel. Ribéry wartet am Strafraumeck ab und legt im richtigen Moment quer zu Hummels, der in Mittelstürmer-Manier aus 14 Metern flach ins kurze Eck trifft. Klasse!

ラムたんも彼なりにがんばっているようだけど、ラジオから聞こえてくる限り、どうなんだろうなーと。
ノイヤーがいないとなると、前のプレーヤーたちの穴が余計に目立つと思う。だから、ラムたんは本当はミスをしちゃいけないんだろうなあ。

今日の休みの間のBGMに観客の声援を重ねたような音楽になっていた。
でもやっぱり思う。あの「エステ・バイエルン」と聞こえるあの南の星が流れていた時のほうがワクワクしていたな、って。いつのバイエルンの時が一番好きというのはないけれど(少なくとも2006年以来は)、クラブとしてのバイエルンのハラハラドキドキがあった時は「南の星」がハーフタイムの間中流れていて、まるで「健やかなる時も病める時も」と誓い合うような歌詞に、そーだ!って気分になったものです。

後半になってしばらくして、両チームともに選手交代があって、フンメルスの代わりにボアテングが。どちらもこの前のCLの試合でかなり消耗したと聞いてましたけれど。珍しいよね、こういう交替って、と思うけど。
この調子じゃ、ラムたんも交替になっちゃうかな?なんて不安がチトよぎる。

ちょっと台所にコーヒーを取りに行ったら、ラジオから2点目!という声が。
あらら?2-2に?!オーバメヤンに?

いやいや、仕切り直し、仕切り直し。
焦らないで前の人たちにボールを回してあげて~。

と思っていたら、またまたラムたんのところが起点で?ロイスが絡んで?ドルが3点目を!?
Lahm verliert in der BVB-Hälfte den Ball an Guerreiro und Reus. Letzterer treibt das runde Leder bis zum Strafraum, Doppelpass mit dem mitgelaufenen Guerreiro. Am Ende landet das runde Leder bei Dembélé rechts im Strafraum. Der Dortmunder täuscht an und knallt das runde Leder aus spitzem Winkel unter die Querlatte.


ラムたん、交替してもいいんじゃないのでは?とコソッとつぶやいてみたくなった。しかし、代わりがいないってことなんだろうな。
現役引退を前に、残り数試合にスットコドッコイなことやられると、なんか「すみません」って気持ちに。
っていうか、「ラムたん、あーた、カピテンだから!フィールドの一選手じゃないんだから!ホームでこんなことで恥ずかしくないのっ?」って、後ろから頭を叩きたくなってきた。
アンチェロッティ、もうラムたんを下していいから、と声をあげたら、交替のアナウンスが。

しかし、ミュラーとシャビ・アロンソの交代だった。
ちょっとしたあきらめが全身を通り過ぎる。

お願いだから3点にして!(怒)。
時間だけがむなしく過ぎていく。
もういまさらラムたんを替える機会もない。替えがいないんだな。今のバイヤンの問題でもあって。
ラムたんの問題は「自分は若手として台頭してレギュラーになった」けれど、彼は「若手の台頭があったから引退を決意した」んじゃない。でも自分でも「うまくいかない」。そういう試合が増えてきた。特にノックダウン式でそれが見えてきちゃった。ほかの選手がどうのこうの、ではなく(例えばノイヤーがいたら、なんてことは言う気さらさらなし)、ラジオで聞こえてくる限り、「ラムたんが、よくない」のだ。
試合に出られなくなって終わるのと、ダメなところを見せつけられて終わるのはどっちがいいんだろう?

すみません、ラムたんのせいです、って気分が強くなり。
見に行かないでおいてよかったのかな。やっぱり。
行ったら泣いてたかも。

笛が鳴った。すごい勢いでブーイングが。
ベルリン行きたかったけどなー。いや、ベルリンで最後の試合をするラムたんを渋谷でみんなで見たかったけどなー。
途中で「よし、決勝の日は絶対に見に行く!」とワクワクしたんだけどな。バイヤンのファンクラブで知り合ったラムたんファンの方に勇気を出してメールしてみようかな、と思ったんだけどな。

残り3試合、一つでもいいから「いい時のラムたん」を見たいと思います。
が、Jスポでバイヤンの試合って中継あるのかしら?

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by eastwind-335 | 2017-04-27 05:42 | バイヤン | Trackback | Comments(0)

私はベルリンへ行きたい

がんばれ、ラムたん!
我が家の冷蔵庫は、引っ越し以来、正面には原則としてマグネットを置かないことにしています。
しかし。
ラムたんとミロが金太郎ユニ(なつかしーな)を着ている小さなマグネット(Kん子さん、ありがとうございます。大切にしてますよ!)はあります。彼らが挟んでいるのは一枚のしおり。
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写真からわかるように茶色くなったところもあるんですけどね。この聖書の句を読むたびに、まるでラムたんのための言葉のような気がして、捨てるに捨てられないなーと。

今日は早く帰宅して、ドイツネットさんが呼び掛けているパブリックビューに行こうと思っていたのですが・・・。
職場の某部署から槍が飛んできて、それを払いのけていたら残業に・・・。

明日も夜には同業者のお勉強会があって、辛いしなあ。
これからさっさと寝て、聴戦に備えます。
なんといってもノイヤーがいないから、すごく心配だけど。
しかし、小さなカピテンラムたんのこの願いをかなえてあげてください。
Philipp Lahm hat ein großes Ziel vor Augen. Am 27. Mai steigt im Berliner Olympiastadion das Finale des DFB-Pokals und dort will der Kapitän des FC Bayern seine Karriere beenden. „Es wäre ein schöner Abschluss. Die Atmosphäre dort ist immer super. Ich durfte dort schon viele Finals spielen und die meisten waren erfolgreich“
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地味に小さなことをきっちりやってきたラムたん。今日も、小さなことをしっかりやってくれますように。
レヴァやロッベリーがラムたんの信頼のフランケに応えてくれますように。

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by eastwind-335 | 2017-04-26 22:29 | バイヤン | Trackback | Comments(0)

レントな旅(6)受難はじまる

日本ではいつから黒板式の駅の伝言板がなくなってしまったでしょうか。
携帯でテキストメールができるようになった頃からかしら。
社会人になってもしばらくは、大勢で集まるときには駅の伝言板を利用したものです。実を言えば、私の部署も同報メールはよほどの時で、原則は掲示板と呼ばれる板(まさに押しピンでとめる!)を使っています。

遅れがちで有名なロンドンのTube。その運行状況を書くことに使われるホワイトボードに、各駅の駅員が気の利いたことを書くのが流行っている、と読みました。そして、いよいよ!私もそういう「ステキなホワイトボード」を目にすることに!

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眠くてたまらない私は、この文章の「正しい意味」はわからないけれど、そのときの自分が欲していた「眠り」という言葉に妙に反応しちゃったのでした。
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(帰国して調べたところ、このシェークスピアの引用は『テンペスト』からで「我々は夢と同じ材料でできている/我々のちっぽけな人生など眠りの中の世界に過ぎない」と翻訳されることが多い、プロスペローのセリフでした。)


ホテルのチェックインをすませ、案内された部屋は、えー?な感じの狭さ!暗さ!
いや、まあ、赤を基調とした部屋のように写真は撮りましたけれどもね!
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こちらは入口から斜めに見たところ。左手の引き戸はクローゼット、右の扉はバスルーム。お風呂があったのはよかったかな。
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これはそのクローゼット側から撮った写真。私が買ったリンゴジュースが置いてあります。
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カーテンは遮光カーテンしかないので、ブラインドを調整して部屋に光を入れたくても、ブラインドが機能せず・・・。
しかも庭に増築した感じで、作業する人がうろうろ歩き回ったりしているし、いつまでたっても話し声がやまない。
それどころか!テレビもつかないし!大体テレビのメーカーとリモコンの会社が違っているのって?!

うーん。
フロントにでかけ、部屋を変えてください!とお願いしたのですが、テレビは、朝ちゃんとチェックをしたから点くはずだ、と。そして「いやいや、あの部屋が一番静かなんですよ」というのです。「え?ずっと誰かが庭先で話しているのでブラインドも開けられないし」ともうひと押ししたのですがどうもお部屋がない様子。

食堂にいた人が呼ばれ、テレビを見てもらったのですが、彼もお手上げ。で、結局、庭で大声で話していた人たちがやってきて、「あれ、つかないじゃん」みたいなやり取りの結果、電池を入れ替えたりあれこれして、テレビの件はどうにか解決してくれました。最後、テレビは本体でスイッチをいれ、リモコンはチャンネルを変える時だけ使いなさい、ですって。あららー。

加えて、ここのホテルはエゲレスのホテルにしては珍しく、電気ポットがないのです!カップなどもなし。
彼らがテレビの件が片付いて部屋を出る時に、食堂付の男性が「お茶でもいかがですか?」というので持ってきてもらいました。そのときにグラスも一つお借りすることに。
このホテル、いちいちフロントに電話をしてお茶なりコーヒーなりを持ってきてもらわなくちゃいけない。いわゆる「バトラー(執事)付きホテル」をイメージしているらしいのです・・・。
確かにすぐにお茶を持ってきてくれるんですけれどね・・・(朝、荷物を預けた時も、「まずは紅茶を」とお茶を出してくれたのでした)。
紅茶を一口飲むと、なんとなく胃のあたりが重たい。お風呂で疲れを取ろうとお湯をために行こうとしたところ・・・
シャワーとカランが切り替わらない!!!

今度は電話で「お風呂が壊れてマース」と呼び出しをしました。
すると、またまた部屋付きの人がやってきたのですが、「ぼ、ぼくでも動かせません」と。そしてしばらく待っていると先ほどの「テレビのおじちゃん」がやってきました。どうにか解決してもらいましたが、もうヘトヘト。

そして胃のあたりがむかむかする・・・。夕食はやめてじーっと寝ておくことに。
胃痛用の薬は常備してあるのですが(滅多にならないからこそ、旅行用の薬箱には必ずいれておいてあります)、これはたぶん、一度、胃を空っぽにせざるを得ない状況に陥りそうだなあ~と。

・・・・来た。
トイレで事を済ませ、口をすすぎ、紅茶の残りをちょっぴり飲んで、再び寝入ろうとしたら、ようやく家人が到着。日付が変わる前に到着できてよかったーと思いました。

で、家人にイミグレの状態をきいたら「え?観光です」って言ったら「あっそー、って感じで通してもらえたよ」とのこと。うらやましい。

そして、体重が重たい家人がベッドに上がってわかりました。ベッドヘッドはベッドと一体化されていない、つまり屏風だということに。

・・・たぶん、私は、ここには2度と泊まらない気がします。うん。

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by eastwind-335 | 2017-04-25 06:49 | 旅の思い出17受難節のイギリス | Trackback | Comments(0)

レントな旅(5)そうだ、図書館にいこう

アールズコートのホテルに荷物をおき(まだチェックインはさせてもらえなかった)、ビクトリア駅で予約しておいたカンタベリー行きのチケットを引き取り(やや緊張していたので、写真は撮ってません)、向かうは大英図書館です。
大英図書館があるキングスクロス・セントパンクラス駅前には、たまたまなのか、いくつかお店が出ていました。



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それが、思いのほかお高くてびっくり!イギリス、景気がよいのかな?もちろんそれなりの食材を使っているのだと思うのですが、日ごろ食事の1単位が500円程度の私(特にお昼は)、ちょっとびっくり。

私は旅先の図書館を訪れるのが好きです。
何語かはわからなくても図書館は楽しいのです。その国の「知」をどうやってその国に暮らす人たちに伝えようとしているかが伝わってくるからです。
その点では、日本の図書館は、ちょっと寂しいな、と思うことがあります。でもいくつかの図書館では頑張っているのを知っています。ライブラリアンたちの心意気を信じてます!

さて、私は数年前のロンドン訪問の時に、自分がとまっていたホテルの近くに大英図書館がある事に気が付きました。
学生時代、英文学のおばあちゃま先生が利用した時の体験記を読んだ限りではありましたが、私にとってこの図書館は「イギリスを代表する図書館」「手続きが面倒な図書館」「というか、誰でも使わせてくれる図書館じゃない」というイメージでした。
バイアットの『抱擁』という映画そして原作を通して、私はますますその思いを強くしていたのですが・・。

ただ、思いもよらぬところにあることにひたすら感動し、さらに、40代半ばになると、やや怖いモノもなくなってきて(笑)、ヨネすけのように「隣に来たもんでー」みたいなノリで扉を開けた先は、一部は色々な人に対してオープンになっている文化施設になっていたのでした!
そのときのことについては、こちら
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今回の有料展示は地図について。
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もちろん、図書室利用は、利用証を持っていないと使えません。その申請の一番のネックは、利用者の住所がわかる英文証明書が必要である、ということ。区役所に問い合わせて知ったのですが、英文住民票ってないんですね(驚)。ココって、比較的外国籍の人も住民登録していると思われる区ですけれどねー。すると、私が困っているのをどこかでききつけてきたイギリスに留学体験のある他部署のお兄さんが「国際免許証」を提示したらよいと教えてくれました。
学生時代の終わりにようやくの思いで取得したものの、私が乗ったらなんだか大変なことになりそう、と弟が車とともに独立してからはただ更新していただけの運転免許証がやっと日の目を見ることに!
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事前に日本からネット上での図書館利用のための仮申請を終了させることができます。当日、大英図書館の係の人に国際免許証と仮申請番号を伝えると、あれよあれよというまに話は進みます。「はい、このカメラを見てね」「え?」

ええ、その「え?」な顔が今後3年間の私の利用証にベッタリと転写されていました。とほほ。

そんな残念な利用証を使って、日本ではどの図書館にも所蔵されていない、仕事に間接的にせよ役立つ書籍を何冊も実際に手に取ることができて、感動の時間を過ごしました。

お腹もすいたので前も利用したカフェで腹ごしらえ。キッシュを頼みました。英語では「パイ」となっていました。
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しかし、なんだか美味しくない。味が落ちたのかな?
ナイフをいれるとこんな感じ!
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そして一番哀しかったのは、コーヒーの味。「アメリカン」と頼んだ私がいけなかったのだけど、本当のアメリカンだった。お湯でコーヒーを薄めるところを見てしまったのです。味が薄いというのを超えてましたよ、あれ。紅茶にしておけばよかった。

3時過ぎには見たいページ、コピーしたい部分の作業が終わった。
入口のロビーは人を待つ人たちもいれば
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売店にいれる児童書の商談中の人たちもいて
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床置きのほうが「店頭におかないほう」なのかしら?
このYESの文字で埋まっている展示品はなんだったのだろう・・・。写真だけ撮ってそのままになっちゃった。
実はこの日はなんか「いつもの調子がでない」と思ったのでした。帰りにどこかで寄り道しようかな、とか思う気もしなかったし。
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ホテルに戻ることに。
図書館に併設されているギフトショップで売っているコーヒー豆を見て気が付いた。そうだった、図書館入口にコーヒーショップがあって、お昼はここで、と思っていたんだった!
ところが、あの「アメリカン」のためなのか、珍しくコーヒーを飲みたいと思えず。紅茶の国に来たから、かな?
ま、次のお楽しみに!
って、次はいつになることやら・・・。


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by eastwind-335 | 2017-04-24 05:12 | 旅の思い出17受難節のイギリス | Trackback | Comments(0)

20年以上前のものだものね

来月、ハイキングに行くことになりました。主催者からのメールには「晴天でも雨具の用意を忘れずに」とのこと。
まさか傘だけとも思えず。
まだ1か月近く先のことなので、GWにでも山道具屋さんへ行ってみよう、と思っていた矢先、銀座の地下を歩いていたら、松屋銀座のショーウィンドウに、以前から気になっていたアメリカのメーカーの製品が展示されていました。
銀座松屋に登山ショップがあるとは!

そこでいろいろな雨具を見せてもらいました。
私が知り合いとネパールの山歩きをしていたのは20年以上前で、私はそのときのゴアテックスをまだ持っている(もう何年も着用はしていない)のです。先日もそれを取り出したのですが、5月末のハイキングには重すぎるし、なんか不格好。

お店で見せていただいたゴアテックスは薄くて軽くて色がきれい。当然のことながら性能も上がっています。
お店の方に伺いながら、だんだんとイメージが出来上がってくる、私の登山服。
幸いなのはいまさら「山ガール」をしないで済むことかな。とはいえ、これから買いそろえなければならないものが、あれこれと出てきそう。

まずは日帰り用のサック(私が持っているのは秋に買った街歩き兼用の15リットル用だけ。シンプルに水、タオル、救急道具、傘、小さな財布程度で移動)を買わなくちゃ。靴も10年ぐらい前に買った物なので、実を言うと、今の私の足に合っているのかな?と思っています。このところ、足慣らしのために、週末、30分ほどですが、あえて坂道のある場所を歩くようにしています。そして、ほぼ同じ場所が水膨れ寸前になってしまうのです。とほ。

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by eastwind-335 | 2017-04-23 06:43 | Kammmuscheln道への道 | Trackback | Comments(0)

レントな旅(4)イミグレの観察

ロンドンはヒースロー空港には無事に到着したのですが、ここからが長い。
利用者に覚悟を促すピクトグラム(笑)。「ながいながいイミグレのはなし」のはじまりです!
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このときはそんなこと考えず「前もあったかしら?」と呑気にカメラを構えていたのでした。まあ、前回はバスにのらねば、というミッションがあったのですが、今回はホテルに向かうだけなので余裕があったともいえるでしょう。
イミグレはすぐにわかります。もうかなりの列ができていました。というか、まだ前のいくつかの便が終わってないのだろうなという感じ。
今回は、ラジオで聞いたことのあるテンポの英語話者に当たりますように・・・と願いながら順番を待ちます。
で、観察しているうちに気が付いた。
アジア系女性は(それもそこそこ旅の経験がありそうな人には)係員が長く話しかけるのではないだろうか?と。
だって、日本人のビジネスマンはパスポート見せて終わり、みたいな感じだったのに、私より数人前にいた日本人女性には雰囲気良くではあるけれども話しかけが長い。
私は件のビジネスマンのブースに回されることに。ラッキー、さっさと終わるだろうな~と前に進むと・・・。
友好的で、かつ分かりやすい発音ではありましたが、ツッコミ満載の語りかけシャワーを浴びてしまい・・・。

「おはようございます」「おはようございます」
「パスポートを見せてください」「はい」
「どうしてイギリスに来ましたか?」「観光です」
「前はいつイギリスに来ましたか?」「昨夏です」
「どうして来ましたか?」「観光です」
「どこへ行きましたか?」「スウォンジーとロンドンです」
「今回はイギリスで何をするんですか?」・・・え?最初に「サイトシーイングです」って私は答えたよね?と内心で舌打ちしながら「カンタベリーに行こうと思ってます」と予定を答えました。
「カンタベリーだけですか?ロンドンにはいないんですか?」「ロンドンに2泊してからカンタベリーに行き、またロンドンに戻って数日過ごして帰国します」
「ロンドンでは何をするんですか?」・・・またも「サイトシーイング」じゃ許されないよね?「今日は大英図書館に行く予定ですが」
「大英図書館、ですか?」「そうですよ、大英図書館です。見たい本が何冊かあるんです」所蔵番号入りの本のリストをショルダーバッグから取り出す覚悟で答えました。
「イギリスに親戚はいませんか?」「いません」
「あなたは働いていないのですか?」「私の職業は○○で、いまは休暇中です」
そして職業の内容についても2,3尋ねられ・・・。好意的な口調だから許すけど、私の英語力の限界に来てるんですけれども?
「結婚はしていますか?」「はい」
「どうしてご主人が一緒でないのですか?」・・・え?既婚女性は一人旅が許されないのかYO!と思いながら、「かわいそうな私の夫は、いま、日本で労働中です。サー」と答えます。(その時点で、ほぼ12時間後に合流する彼も機内の人になっていたと思うのですが)
係員のおじちゃんときたら、「oh,your pitty daring!」とニタニタしています。
「イギリスにお友達はいますか?」「いません」
「日本人のお友達もいませんか?」「いーまーせん!」
「お友達がいないのに、観光をするんですか?」・・・え?それは、私が友達もいない可哀そうなオバちゃん、ってことでしょうか?とさすがに突っ込み返そうかと思いましたが、そんな英語力はありません。で、オバマ前大統領の退任記者会見をとっさに思い出し、「するんです!できるんです!」答えました。
あちらも「できるんです!I can do it」には驚いたようです。「もちろん、できますよ!楽しんできてください」と言ってスタンプを押してくれました(笑)。
そしてこれにて幕引き。
ちなみに、私の前にいた女性、まだ係員の談笑の相手にさせられていましたよ!そして何段にも蛇行して並ばされている到着客たち・・・。

どうして、さっきの日本人サラリーマンみたいに、サッと解放してくれないのよー!とは思ったものの、ある意味「お約束」のイミグレ儀式。こんなものかな、と思いながら指定されているターンテーブルへ向かいます。
まさに私のスーツケースほか、乗り継ぎの日本人女性たちのスーツケースがまさにターンテーブルから降ろされているところでした。やっぱり「ながいながい」時間だったのかも。
あー、ロスバケになっていなくてよかった!


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前回のオイスターカードに念のためチャージをして(乗り越しの時には精算できないんですってよ!)地下鉄に乗り込みました。まずはアールズコートに予約したホテルへ。そして荷物をおいて、本日の目的、イミグレで大見栄きった「大英図書館」へ向かいます。

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by eastwind-335 | 2017-04-22 12:26 | 旅の思い出17受難節のイギリス | Trackback | Comments(0)

音声と写真と映像と

気のせいだと思いたいけれど、ラムたんが膝をついて茫然としている横を、千両役者が仁王立ちとかお得意ポーズをとっているというシーンが、ラムたんの負け試合の報道写真に多い気がします。
昨日もモルゲンターク新聞を広げた時にクネ男を指を唇に当ててるお得意ポーズをとって走る横に茫然として膝をついているラムたんが。

負け専コメンテータでもあったけれどね、ラムたんは。

というのと、ラジオでラジオでラムたんがどうたらこうたら・・・と失点シーン前に言っている(そのときはマルチェロに抜かれたか追いつけずみたいに聞こえたのですが)があったので、そのときのことなのか。
私はラムたんが抜かれても、ボアテングととりわけこの試合では何度も名前が聞こえたフンメルスが、そしてノイヤーがいる!と思っていたのですが、ボアテングもフンメルスも大変だったのですね・・・。私のドイツ語力の低さゆえ、そのあたり、ラジオでは聞き取れない。

この日の夜のFoot!は録画しておいたけれど、まだ見ていない。見たら泣いちゃいそう。

そしてノイヤーは失点の際に、また同じ個所を傷めてしまったようで、今シーズンはもうピッチに立ちません、と。
うあー。もう想定外のことばっかり!
DFBポカールでのラムたんの試合時間が短くなることがありませんように・・・。

この試合も見られないんですよねー。小さな画面じゃないと。
そんなに「スマホ」でスポーツ見るのが楽しいのか、若人よ!?
老眼が始まった人たちこそが、日本での海外スポーツ中継を支えてきたはずなのにねー、と。

1980年代を生きた者として、一言申し上げます。
「年を重ねるにつれ、テレビの画面は大きく、そして画像は美しくなりました。なーのーに!どうして今さら手のひらの大きさのものを覗かねばならないのか」と。

視る、じゃなくて、覗く。
真正面から見ることができなくなる。
私はこの「覗く」という行為自体が、スポーツだけでなく、世の中全体にも波及しそうで、怖い。
「観る」ことが難しい私たちにとって、「視る」ことはどれだけ幸せだったことか。今しみじみ思う。

これだけテクノロジーが進歩したのに、使い手の側に選択がない、というのも多様性の否定のような気がする。

2016年というのは、世界史レベルでメルクマールになる気がします。なんとなく、だけど、でも、いくつもの事例をすでに挙げられるのが自分でも怖い。

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by eastwind-335 | 2017-04-21 06:42 | バイヤン | Trackback | Comments(0)

脇の下をくぐるひとたち

この数日の間に不思議なことがあったので、ちょっと書いておこうと思います。
通勤電車では、私が乗り込む朝の時間帯は車内の座席の間の通路までたどり着くことができず、いつも出入り口前の空間に押し込められています。個人的には老若男女問わず仁王立ちでスマホを覗くのをやめてくれれば、もう一歩ずつ奥へ詰めてもらえるはずで(だって、座席前の通路の真ん中ってたいていエアポケット状態で空いているでしょう!)、こんなもみくしゃにされることもないはずなのに・・・と思うのです。電車の作りもひどいんだけど(人間を貨物扱いしてる!)、乗り込む人たちも「わたしファースト」だから。

さてさて、仕事の都合で午後の電車で訪問先へ移動するときも、たいていの場合は座れません。

私は、つり革を握って立っている前に座っている人が下車しようとするときには、つり革を手放して、とか、つり革を握っているにしても身体を片側に寄せて、「目の前の人が立ち上がって、つり革を握っている人たちの間から通路に出る」ことができるようにしようとします。

ところがですよ!この間、遭遇した人はちがった!立ち上がるやいなや、つり革と私の腕の間にできる空間を潜り抜けて行こうとする。だから、肘とかがその人の頭にぶつかることがある。

片花道を通り過ぎたい人がいる、と気づいたのは、私の前に座っているご夫婦が降りる時でした。実は私も同じ駅で降りるつもりで、もう少ししたら右手で握っているつり革を離して乗降口へ移動しようと思っていました。すると、走行中だったけれど私の前に座っていた男性がおもむろに立ち上がり、私の左側から降りようとした。ま、それはわからないわけでもない。すると、私の斜め前に座っていた奥さんが、彼女の前はすっかり空いていたのに、つり革と私の腕でできあがった片花道の下を通り通路に出よう
としたのでした。
私は人のわきの下なんか通りたいと思う人はいない、と思っていたし(少なくとも私は嫌だ)、男性に道を作るために身体を半身返していたときだったので、お隣の奥さんの動きまで読めなかった。半身を返すというのは、通路側に身体を向けることになるから、男性が通り抜けたと同時に身体をもとに戻しました。すると、その奥さんに「ちょっと通りたいんだけど!」と有楽町の超高い食パンの入った紙袋(焼きたてなので封がされていない)を盾のようにして(そうすればみんながぶつからないとでも思っている様子)私に腕(脇)を挙げろ、といわんばかりのジェスチャー(顎揚げ)をしたのでした。
私も降りますから、って言いたくなったんですけれどねー。勝手にダイブして「ファールだ」と言われたような気分(笑)。

で、自分だけがそういう体験にあったのかな、と思っていたら、私が座っていた電車(下りゆえに座りたい放題)でも案外「片花道」を通ろうとする人がいるのを発見。立ってる人は本当に迷惑そうな顔をしてました。そりゃそうだ。片手には書類カバン、片手はつり革+スマホだから(笑)。しかも立ち上がって2歩歩けば空いている通路に出られるっていうのに。

最近、車内の扉そばのシール状の商品広告は各社制汗剤を扱うことが増えています。それを見るたびに、片花道通り抜けの人々を思い出し、夏になったらそういう動きをする人は少しは減るのかな、とか、こういう人は欧米に行ってもするのかな?ノックダウンされませんように、と思ったりしています。

片花道とでもいうべきなのか、人のわきの下を潜り抜けようとする人の心理はいかに?!
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by eastwind-335 | 2017-04-20 06:38 | 日常 | Trackback | Comments(0)

東風のささやかな毎日のささやかな記録


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