カテゴリ:旅の思い出17受難節のイギリス( 13 )

レントな旅(7)レトロなロゴ

*3月初めのロンドン滞在記の続きです*
前夜の最初の受難のせいもあり、翌朝の朝食は軽めにしておきました。これで、軽い?という声も聞こえてきそうですが・・・。
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よく実家の母が「戻した時は、それまでに食べたものを思い出しながら、一番気持ち悪く感じるものが原因」と言っていたのを前夜、ベッドに横になりながら思い出したとき、違和感を覚えたのは、図書館のパイ。
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家人の用事は午後から。時差もあって辛いだろうから、午前中は一人で散策でもして、家人にゆっくり休んでもあろう、と思っていたのです。ところが、私の方が・・・。お部屋に戻り、ベッドにちょっと横たわりながらテレビを見るつもりだったのですが・・・。そのまま寝入っていました。家人はその様子を見て驚いたそうです。たいていの旅行の時、家人が「疲れたー」といってグダグダして、二人の間の雰囲気が悪くなることが多いのですから。

家人の訪問先は、前に歩いたことのあるキャベンディッシュスクエアの近く!
あの時も気になった建物・・・。
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前回は自分の目的のためにせっせと歩いた時とは違うので、あちこちに目が行きます。そして新しい発見が!
All Souls Langham Placeの奥にある建物もそう。「え?あそこって!?」と声を挙げたかったけど、その直前に目的地へ向かうために緊張している家人から「観光客だ、とスリに目をつけられるといけないから、キョロキョロしないように」と注意されたばかりなのでした(とほほ)。

言い訳じゃありませんが、ロンドンは要所要所に地図が出てるから、通りの名前さえ覚えておけば、通りの地図で目的地にすぐにつくんですよ!なのに、私が「こっちでしょ?」といっても、家人はスマホ頼み。つまり、スマホを見て歩いている。「そっちのほうがずっと危ないじゃん!」と言いたいのですが、とにもかくにも、緊張している家人に余計なことを言って、こんなところで夫婦喧嘩するわけにもいかないし・・・。
また改めて来なくちゃ!
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訪問先の下見が終わったので、遅めのお昼を食べることに。
しかし、私は胃の調子が今一つだし、日本みたいにあっという間に出てくるわけでもないですので、とりあえず、訪問先近くにあったカフェで軽くお茶をすることに。

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この中東風カフェ、ロンドンのあちこちに店舗を展開しているらしいのですが、内装の色合いがすごい。キッチュというかなんというか。
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トルコでもいただいたことがある小さなお菓子と紅茶を飲んでお腹をおちつかせ、家人の訪問先についていきました。
用事は巧くいき、家人の緊張がほどけるのがわかりました。私も日本にいるときに家人の気分を非常に強く感じることがあったので、ホッとしました。
家人はさっきのカフェに戻って遅いお昼を食べる、というので、行き掛けに「ここ、気になるな」と思った建物を見に行くことに。

そして気になっていた建物は、BBCだったのでした!
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私は毎朝公共エイセイ放送で放送する各国のニュースを見ています。BBC Worldも必ず見ています。時折、BBCの社屋前から記者が中継をすることがあります(たいていはBBCが何かしでかしたとき)。
古い建物は入れないだろうな~と思いながら近づくと・・・。
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出てくる人がいた!
BBCはいまだに旧社屋も使われているらしく、人の出入りが頻繁に行われています。エントランスだけでいいので見てみたい、と警備をしている男性にその旨を告げると「どうぞどうぞ」と。
カメラをしまおうとしたら「写真も撮って構いませんよ」とのこと。

この旧社屋の由来が書いてある碑。1931年にできたのですね。
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奥に人がいるのがわかりますよね!さすがにここには入れません。
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素敵な入口だな~と思って、カメラをしまおうとしたら、守衛さんたちが近くに来ました。
え?何かしでかしちゃったかな?とドキドキしていたら、
「マダム、あなたの足元のモザイクの写真を撮り忘れちゃいけませんよ。これは1931年のオリジナルロゴなんですよ」と。

さっき何気なくとっていたあれは、そうか!B・C・Bじゃなくて、BBCなんだ!それすら気が付かなかったワタクシ、相当疲れています。慌ててこれだけにズームイン!
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さらには、古い社屋から新しい社屋に繋がる通路があり、そこは一般公開されていることなどを教えてもらいました。地下のニュースセンターを上から見ることができるそうです。「日本から来たんだったら、ぜひ行ってくださいね」と勧めてくれました。
親切な守衛さんたちに感謝です!
セキュリティチェックをうけて新社屋1階のオープンスペースへ向かいます。
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カフェなどがあります。ニュースセンターは地下のフロアーほとんどを占めているようです。ガラス越しに上から見学できますが、写真撮影は禁止。でも、心のアルバムにしっかり貼ってあります。ここにイギリスのみならず世界のニュースが集まってくるのね!
さてオープンスペースはこんな感じ。
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Doctor WHOの新しいシリーズが始まることもあって、その特集の写真が展示されていました。
後姿で映っているものは、ダーレスというモンスターで、第一シリーズから出ているキャラクターだとか(帰国後調べました)。
日本でもNHKやLala.tvで放送してくれていたことがあったけれど、あまりにシュールすぎて、途中で打ち切りになっちゃいましたよね。残念。字幕を付けるのが大変そうですが(絶対にイギリス人だもん、掛詞とかマザーグースとかシェークスピアのセリフとかあれこれ仕掛けがあるよね!)、またどこかでやってくれないかしら~。

BBCの人気ドラマのグッズを扱う小さな売店もありました。
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ネットで買う人が多いのでかなり縮小されちゃったのよ、というのが売り子のお姉さんの説明でした。日本でBBC Worldを見てますと言ったら「lovely!」ですって。ドラマも見られたらいいのになーって思います、と話しておきました。

再び、家人が待っているカフェへ。お夕飯代わりのものも食べたのだそうです。
もう少し元気だったら、私もいろいろ頂きたかったな~。

そして、二人でぶらぶらと道を歩いているうちに、こんな素敵な夕焼けが!
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大通りから一本はいっただけですが、静かな夕刻が始まっていました。たしか、マーガレットハウエルなどが並んでいたように記憶しています。素敵な通りでした。
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こちらは、教会というよりも、The London Institute of contemporary christianity という研究所が入っている建物のようです。
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日が暮れる寸前のオックスフォードサーカス。
夜景を楽しんだり夜のお買い物に来る観光客だけでなく、通勤客も帰宅の時間なので、人が入り乱れていました。
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この日の午後、家人の関係でお目にかかったかたも、「今日は春のようですよ!」と嬉しそうにお天気の話から始めました(さすが、イギリス人!)。本当に良い天気でした。午前中、寝てしまったのが残念なくらい。その分、夕焼けも美しかったです。まさか3月の初めにロンドンでこのような好天に恵まれるとは!!!



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by eastwind-335 | 2017-05-03 06:08 | 旅の思い出17受難節のイギリス | Trackback | Comments(0)

レントな旅(6)受難はじまる

日本ではいつから黒板式の駅の伝言板がなくなってしまったでしょうか。
携帯でテキストメールができるようになった頃からかしら。
社会人になってもしばらくは、大勢で集まるときには駅の伝言板を利用したものです。実を言えば、私の部署も同報メールはよほどの時で、原則は掲示板と呼ばれる板(まさに押しピンでとめる!)を使っています。

遅れがちで有名なロンドンのTube。その運行状況を書くことに使われるホワイトボードに、各駅の駅員が気の利いたことを書くのが流行っている、と読みました。そして、いよいよ!私もそういう「ステキなホワイトボード」を目にすることに!

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眠くてたまらない私は、この文章の「正しい意味」はわからないけれど、そのときの自分が欲していた「眠り」という言葉に妙に反応しちゃったのでした。
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(帰国して調べたところ、このシェークスピアの引用は『テンペスト』からで「我々は夢と同じ材料でできている/我々のちっぽけな人生など眠りの中の世界に過ぎない」と翻訳されることが多い、プロスペローのセリフでした。)


ホテルのチェックインをすませ、案内された部屋は、えー?な感じの狭さ!暗さ!
いや、まあ、赤を基調とした部屋のように写真は撮りましたけれどもね!
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こちらは入口から斜めに見たところ。左手の引き戸はクローゼット、右の扉はバスルーム。お風呂があったのはよかったかな。
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これはそのクローゼット側から撮った写真。私が買ったリンゴジュースが置いてあります。
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カーテンは遮光カーテンしかないので、ブラインドを調整して部屋に光を入れたくても、ブラインドが機能せず・・・。
しかも庭に増築した感じで、作業する人がうろうろ歩き回ったりしているし、いつまでたっても話し声がやまない。
それどころか!テレビもつかないし!大体テレビのメーカーとリモコンの会社が違っているのって?!

うーん。
フロントにでかけ、部屋を変えてください!とお願いしたのですが、テレビは、朝ちゃんとチェックをしたから点くはずだ、と。そして「いやいや、あの部屋が一番静かなんですよ」というのです。「え?ずっと誰かが庭先で話しているのでブラインドも開けられないし」ともうひと押ししたのですがどうもお部屋がない様子。

食堂にいた人が呼ばれ、テレビを見てもらったのですが、彼もお手上げ。で、結局、庭で大声で話していた人たちがやってきて、「あれ、つかないじゃん」みたいなやり取りの結果、電池を入れ替えたりあれこれして、テレビの件はどうにか解決してくれました。最後、テレビは本体でスイッチをいれ、リモコンはチャンネルを変える時だけ使いなさい、ですって。あららー。

加えて、ここのホテルはエゲレスのホテルにしては珍しく、電気ポットがないのです!カップなどもなし。
彼らがテレビの件が片付いて部屋を出る時に、食堂付の男性が「お茶でもいかがですか?」というので持ってきてもらいました。そのときにグラスも一つお借りすることに。
このホテル、いちいちフロントに電話をしてお茶なりコーヒーなりを持ってきてもらわなくちゃいけない。いわゆる「バトラー(執事)付きホテル」をイメージしているらしいのです・・・。
確かにすぐにお茶を持ってきてくれるんですけれどね・・・(朝、荷物を預けた時も、「まずは紅茶を」とお茶を出してくれたのでした)。
紅茶を一口飲むと、なんとなく胃のあたりが重たい。お風呂で疲れを取ろうとお湯をために行こうとしたところ・・・
シャワーとカランが切り替わらない!!!

今度は電話で「お風呂が壊れてマース」と呼び出しをしました。
すると、またまた部屋付きの人がやってきたのですが、「ぼ、ぼくでも動かせません」と。そしてしばらく待っていると先ほどの「テレビのおじちゃん」がやってきました。どうにか解決してもらいましたが、もうヘトヘト。

そして胃のあたりがむかむかする・・・。夕食はやめてじーっと寝ておくことに。
胃痛用の薬は常備してあるのですが(滅多にならないからこそ、旅行用の薬箱には必ずいれておいてあります)、これはたぶん、一度、胃を空っぽにせざるを得ない状況に陥りそうだなあ~と。

・・・・来た。
トイレで事を済ませ、口をすすぎ、紅茶の残りをちょっぴり飲んで、再び寝入ろうとしたら、ようやく家人が到着。日付が変わる前に到着できてよかったーと思いました。

で、家人にイミグレの状態をきいたら「え?観光です」って言ったら「あっそー、って感じで通してもらえたよ」とのこと。うらやましい。

そして、体重が重たい家人がベッドに上がってわかりました。ベッドヘッドはベッドと一体化されていない、つまり屏風だということに。

・・・たぶん、私は、ここには2度と泊まらない気がします。うん。

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by eastwind-335 | 2017-04-25 06:49 | 旅の思い出17受難節のイギリス | Trackback | Comments(0)

レントな旅(5)そうだ、図書館にいこう

アールズコートのホテルに荷物をおき(まだチェックインはさせてもらえなかった)、ビクトリア駅で予約しておいたカンタベリー行きのチケットを引き取り(やや緊張していたので、写真は撮ってません)、向かうは大英図書館です。
大英図書館があるキングスクロス・セントパンクラス駅前には、たまたまなのか、いくつかお店が出ていました。



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それが、思いのほかお高くてびっくり!イギリス、景気がよいのかな?もちろんそれなりの食材を使っているのだと思うのですが、日ごろ食事の1単位が500円程度の私(特にお昼は)、ちょっとびっくり。

私は旅先の図書館を訪れるのが好きです。
何語かはわからなくても図書館は楽しいのです。その国の「知」をどうやってその国に暮らす人たちに伝えようとしているかが伝わってくるからです。
その点では、日本の図書館は、ちょっと寂しいな、と思うことがあります。でもいくつかの図書館では頑張っているのを知っています。ライブラリアンたちの心意気を信じてます!

さて、私は数年前のロンドン訪問の時に、自分がとまっていたホテルの近くに大英図書館がある事に気が付きました。
学生時代、英文学のおばあちゃま先生が利用した時の体験記を読んだ限りではありましたが、私にとってこの図書館は「イギリスを代表する図書館」「手続きが面倒な図書館」「というか、誰でも使わせてくれる図書館じゃない」というイメージでした。
バイアットの『抱擁』という映画そして原作を通して、私はますますその思いを強くしていたのですが・・。

ただ、思いもよらぬところにあることにひたすら感動し、さらに、40代半ばになると、やや怖いモノもなくなってきて(笑)、ヨネすけのように「隣に来たもんでー」みたいなノリで扉を開けた先は、一部は色々な人に対してオープンになっている文化施設になっていたのでした!
そのときのことについては、こちら
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今回の有料展示は地図について。
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もちろん、図書室利用は、利用証を持っていないと使えません。その申請の一番のネックは、利用者の住所がわかる英文証明書が必要である、ということ。区役所に問い合わせて知ったのですが、英文住民票ってないんですね(驚)。ココって、比較的外国籍の人も住民登録していると思われる区ですけれどねー。すると、私が困っているのをどこかでききつけてきたイギリスに留学体験のある他部署のお兄さんが「国際免許証」を提示したらよいと教えてくれました。
学生時代の終わりにようやくの思いで取得したものの、私が乗ったらなんだか大変なことになりそう、と弟が車とともに独立してからはただ更新していただけの運転免許証がやっと日の目を見ることに!
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事前に日本からネット上での図書館利用のための仮申請を終了させることができます。当日、大英図書館の係の人に国際免許証と仮申請番号を伝えると、あれよあれよというまに話は進みます。「はい、このカメラを見てね」「え?」

ええ、その「え?」な顔が今後3年間の私の利用証にベッタリと転写されていました。とほほ。

そんな残念な利用証を使って、日本ではどの図書館にも所蔵されていない、仕事に間接的にせよ役立つ書籍を何冊も実際に手に取ることができて、感動の時間を過ごしました。

お腹もすいたので前も利用したカフェで腹ごしらえ。キッシュを頼みました。英語では「パイ」となっていました。
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しかし、なんだか美味しくない。味が落ちたのかな?
ナイフをいれるとこんな感じ!
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そして一番哀しかったのは、コーヒーの味。「アメリカン」と頼んだ私がいけなかったのだけど、本当のアメリカンだった。お湯でコーヒーを薄めるところを見てしまったのです。味が薄いというのを超えてましたよ、あれ。紅茶にしておけばよかった。

3時過ぎには見たいページ、コピーしたい部分の作業が終わった。
入口のロビーは人を待つ人たちもいれば
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売店にいれる児童書の商談中の人たちもいて
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床置きのほうが「店頭におかないほう」なのかしら?
このYESの文字で埋まっている展示品はなんだったのだろう・・・。写真だけ撮ってそのままになっちゃった。
実はこの日はなんか「いつもの調子がでない」と思ったのでした。帰りにどこかで寄り道しようかな、とか思う気もしなかったし。
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ホテルに戻ることに。
図書館に併設されているギフトショップで売っているコーヒー豆を見て気が付いた。そうだった、図書館入口にコーヒーショップがあって、お昼はここで、と思っていたんだった!
ところが、あの「アメリカン」のためなのか、珍しくコーヒーを飲みたいと思えず。紅茶の国に来たから、かな?
ま、次のお楽しみに!
って、次はいつになることやら・・・。


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by eastwind-335 | 2017-04-24 05:12 | 旅の思い出17受難節のイギリス | Trackback | Comments(0)

レントな旅(4)イミグレの観察

ロンドンはヒースロー空港には無事に到着したのですが、ここからが長い。
利用者に覚悟を促すピクトグラム(笑)。「ながいながいイミグレのはなし」のはじまりです!
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このときはそんなこと考えず「前もあったかしら?」と呑気にカメラを構えていたのでした。まあ、前回はバスにのらねば、というミッションがあったのですが、今回はホテルに向かうだけなので余裕があったともいえるでしょう。
イミグレはすぐにわかります。もうかなりの列ができていました。というか、まだ前のいくつかの便が終わってないのだろうなという感じ。
今回は、ラジオで聞いたことのあるテンポの英語話者に当たりますように・・・と願いながら順番を待ちます。
で、観察しているうちに気が付いた。
アジア系女性は(それもそこそこ旅の経験がありそうな人には)係員が長く話しかけるのではないだろうか?と。
だって、日本人のビジネスマンはパスポート見せて終わり、みたいな感じだったのに、私より数人前にいた日本人女性には雰囲気良くではあるけれども話しかけが長い。
私は件のビジネスマンのブースに回されることに。ラッキー、さっさと終わるだろうな~と前に進むと・・・。
友好的で、かつ分かりやすい発音ではありましたが、ツッコミ満載の語りかけシャワーを浴びてしまい・・・。

「おはようございます」「おはようございます」
「パスポートを見せてください」「はい」
「どうしてイギリスに来ましたか?」「観光です」
「前はいつイギリスに来ましたか?」「昨夏です」
「どうして来ましたか?」「観光です」
「どこへ行きましたか?」「スウォンジーとロンドンです」
「今回はイギリスで何をするんですか?」・・・え?最初に「サイトシーイングです」って私は答えたよね?と内心で舌打ちしながら「カンタベリーに行こうと思ってます」と予定を答えました。
「カンタベリーだけですか?ロンドンにはいないんですか?」「ロンドンに2泊してからカンタベリーに行き、またロンドンに戻って数日過ごして帰国します」
「ロンドンでは何をするんですか?」・・・またも「サイトシーイング」じゃ許されないよね?「今日は大英図書館に行く予定ですが」
「大英図書館、ですか?」「そうですよ、大英図書館です。見たい本が何冊かあるんです」所蔵番号入りの本のリストをショルダーバッグから取り出す覚悟で答えました。
「イギリスに親戚はいませんか?」「いません」
「あなたは働いていないのですか?」「私の職業は○○で、いまは休暇中です」
そして職業の内容についても2,3尋ねられ・・・。好意的な口調だから許すけど、私の英語力の限界に来てるんですけれども?
「結婚はしていますか?」「はい」
「どうしてご主人が一緒でないのですか?」・・・え?既婚女性は一人旅が許されないのかYO!と思いながら、「かわいそうな私の夫は、いま、日本で労働中です。サー」と答えます。(その時点で、ほぼ12時間後に合流する彼も機内の人になっていたと思うのですが)
係員のおじちゃんときたら、「oh,your pitty daring!」とニタニタしています。
「イギリスにお友達はいますか?」「いません」
「日本人のお友達もいませんか?」「いーまーせん!」
「お友達がいないのに、観光をするんですか?」・・・え?それは、私が友達もいない可哀そうなオバちゃん、ってことでしょうか?とさすがに突っ込み返そうかと思いましたが、そんな英語力はありません。で、オバマ前大統領の退任記者会見をとっさに思い出し、「するんです!できるんです!」答えました。
あちらも「できるんです!I can do it」には驚いたようです。「もちろん、できますよ!楽しんできてください」と言ってスタンプを押してくれました(笑)。
そしてこれにて幕引き。
ちなみに、私の前にいた女性、まだ係員の談笑の相手にさせられていましたよ!そして何段にも蛇行して並ばされている到着客たち・・・。

どうして、さっきの日本人サラリーマンみたいに、サッと解放してくれないのよー!とは思ったものの、ある意味「お約束」のイミグレ儀式。こんなものかな、と思いながら指定されているターンテーブルへ向かいます。
まさに私のスーツケースほか、乗り継ぎの日本人女性たちのスーツケースがまさにターンテーブルから降ろされているところでした。やっぱり「ながいながい」時間だったのかも。
あー、ロスバケになっていなくてよかった!


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前回のオイスターカードに念のためチャージをして(乗り越しの時には精算できないんですってよ!)地下鉄に乗り込みました。まずはアールズコートに予約したホテルへ。そして荷物をおいて、本日の目的、イミグレで大見栄きった「大英図書館」へ向かいます。

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by eastwind-335 | 2017-04-22 12:26 | 旅の思い出17受難節のイギリス | Trackback | Comments(0)

レントな旅(3)見よ、あれが「フットボール」の灯だ

この数年、何度かロンドンへは「朝」に到着することができています。いずれも「フランクフルト経由」であったこともあり、頭の中で勝手に空路を描いていたのだな、ということを、この旅行記を書きながら反省することにもなる、そんな体験をこの旅行ですることができました。

これまで、私は、英仏海峡を越えてロンドンに入っている、と思っていました。
しかーし、それが違っていた(とこの記事を書く今になって)わかる写真を私は撮っていたのでした。

ヒースローが近づくにつれ、アナウンスが入り、だんだんと機体は高度を下げ、窓からの風景は家々の屋根が点在する、そして密集する地へと変わっていきます。

今回は窓側だったので(ANAとしての予約だったので、フランクフルトーロンドン間のLHの席指定はできません)その風景を楽しむことができました。

同じ空路を半年ほど前も飛んだはずですが、あの時は窓側じゃなかったので気が付かなかったのでした。

機体の左側に座ればあれが見えるとは!
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このときは「ロンドンだー!」と感激して窓を見ていただけですが、あらあ~と膝においておいた(カバンからだしておいてよかった!)カメラを構えます。

だって、こんな風景が見えたものですから。スポーツモードにしておいてよかった!
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急いでズーム!
しかし、このスタジアムはどこなんでしょう?どこかでこの外観は見た。でも、見た試合のことは思い出せない。
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私はスタジアムの外観と名前が一致するのは、お恥ずかしながら、バイヤンの本拠地である「アリアンツアレーナ」とポカールの決勝の地であるベルリンのオリンピアシュタディオンだけです。

そして、私の頭の中では、これって、ウェンブリー?とチラと思ったりもしたのです。なぜそう思ったか、といえば、私は飛行機は英仏海峡を越えてロンドンに入っていると思い込んでいたのです。つまり、ロンドンに入ってからは、西から東へと向かっているのだろう、と。ウェンブリーはヒースローの西側にあるのは地図でわかっていましたので、ここかな?でももっと新しかったような気がするけれど・・・と。とにかく写真を撮っておいたのでした。

と同時に、帰国日に行われるCLのアーセナル戦のことを思い出しました。あと1日長くいたらパブで見られたかな?そうだったら楽しかったのになあ、という一抹の後悔も心のどこかに覚えながら、着陸のアナウンスに従ってシートベルトを締めたのでした。

さて、今回の旅を終えて1か月以上になります。旅行記を書くためにウェンブリーをググってみて、違うということがはっきりとしました。
こうなると、ここがどこだったのか気になってたまりません。
最初はロンドン近郊のサッカースタジアムを検索。この時点では、自分が「西から東へ移動中の時」という思いこみがあって、巧くヒットしなかったのですが、そのとき、フットボールは二つある、と気づいたのでした。

そう。手も使うフットボール。

もう一つのフットボールの言葉で検索をしてみたところ、ここは、ラグビーの聖地、ロンドン東部のトゥイッケナム・スタジアムとわかりました。ありがとう、グーグル先生!
どうりで見たことがある気がしたはずで、2015年のラグビーワールドカップの会場でもありました。

仕切り直して、検索用語をあれこれ考えていくうちに、自分の頭のなかは整理され、グーグル先生のおかげで(笑)正しい答えと、新しいことを知りました。すべてを覚えているとは思えませんが、いつかまた来るであろうロンドンへの空の朝の風景を前に思い出すこともあるでしょう。次は何が見えてくるのかが楽しみになってきました。


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by eastwind-335 | 2017-04-17 06:13 | 旅の思い出17受難節のイギリス | Trackback | Comments(0)

レントな旅(2)早朝のフランクフルト空港で

満席の深夜便は予定より早くにフランクフルト空港に着陸したのですが、空港内をグルグルと回り(それはそれで面白いんですけどね)、ようやくストップ。バスで搭乗口にご案内します、とのこと。

ということで、予定より遅くになって、私たちは雨が降る、そして夜が明けていない空港の真ん中におろされました。
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バスに乗ろうと、待機してるバスがタラップのそばに来るのを待っていたら、地上係員が「あのバスは故障が見つかりましたので、しばらくお待ちください」と。幸いだったのは私が降りた(ビジネスだとか、ファーストクラスに近い方)タラップに屋根がついていたこと。雨が降っていて寒かったのですが、私は機内でも体を冷やさないようにカイロを貼ってあったので、問題なし。

建物に入ると、出国扱いになるので、再び身体検査が待っていました。
例の「両手をあげてグルっ」のX線検査をうけ、バッグの確認をされ。今回もひっかかりました。
結局は「歯磨き粉のチューブ」がいけなかった様子。ほかの液体はすべてまとめておいたのですが、これは朝はを磨いた時にそのまま小さなバッグにいれてしまったのでした。羽田では何もいわれないけど、ドイツはその辺まで見ているのですね。

ブログのために写真を整理して気づいた。実は、写真の撮影ポイントだったのね。
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まだ6時台なので開店しているお店は少ない。カフェはやっていますが、人は少ない。
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昨夏気づいた、ゲーテのくつろぎすぎの像(!)があるカフェもまた通りかかりました。
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さすが、ドイツ産を扱うお店は朝から営業していました。
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まずはロンドン行きの便の搭乗口をチェック。昨夏と同じところでした。この飛行機に乗ります。
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時間があるので開店したばかりのマガジンショップへ。別に雑誌を買おう、というつもりではなく、ただ、座ってるのが嫌で(だって12時間近く座っていたんですから!)ぐるっと1周しているうちに、今回の旅行で「ドイツ」にいるのは今だけだと気が付いたのです。KickerかSportbildでも・・・とフラフラしていて発見!
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11 Freunde
しかも!ポ王子が表紙!代表引退試合が近いからでしょうね。
秋口から噂になっていた「神戸移籍」はなくなり、ガラタサライにいる、という話になった頃。そういうことも書いてあるのかな?と思いながら購入。
やっぱりポは絵になるなー。

さあ、機内に乗り込む時間です。しかし、まだまだ夜明けとは言い難く・・。
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しかし、全員が着席をし、空港内を機体がグルっと回ったあたりで少しは明るくなりました!
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そして、こんな感じの雲の上を飛んでいました!朝の飛行はとてもすがすがしいです。
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機内では朝食が配られました。ターキーのサンドイッチです。
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手前にあるのは私が友達からもらったレシピで焼き冷凍しておいたメイプルシロップケーキ。
写真には収めませんでしたが、このほかに飲み物のサービスもありました。
奥にあるのは、家から持ってきた夕刊とガイドブック。前はルフトの待合室にはコーヒーメーカーと何紙か新聞があったのに(時にはKickerも!)、経費節減なのか、国際線といっても短距離だからか、まったくありませんでした。残念。

さあ、ロンドンはすぐ、そこ!

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by eastwind-335 | 2017-04-15 20:03 | 旅の思い出17受難節のイギリス | Comments(0)

レントな旅(1)準備してた?

今回の旅先は、家人と行くイギリス。
家人は「イギリス嫌い」なので気乗りしていないけれど、彼がどうしてもそこへ行かねばならない、という状況。
「私もついていってあげる」と暮れにいったのが発端。正月あけには休暇申請をし、羽田夜発のチケットをとりました。
知り合いのクリスチャンにその話をしたら「レント(受難節)の始まりと同時に旅行?」と。
滞在中に、一度日曜日が入るから、イギリスのレントを体験する、というのが私の今回の旅の目的となりました。

しかし、その後、ラムたんの引退声明があったりして、たった1週間しか取れないこの時期の休暇の行き先はイギリスではなくドイツであるべきだった、と後から若干の後悔が。

そんな「後悔」が先に立つ旅行なので、準備も進みません。
いや、準備といっても、服装をどうするかが、一番頭を悩ますところです。ほかの物は、いつも一緒。基礎化粧品の量をどうするかの加減はありますが、ほかは一緒。あと個装のコーヒーも必需品。
今回は1日目の夜も一人ですので、冷凍しておいたお友達作の甘いパンと私がクリスマスにまとめて作ったティーケーキも持っていきました。
それと、この1年ほどは、ドライフーズも入れてます。それに使うための器も。

仕事で残業になってもいいように前日までに荷造りを終えておくつもりでしたが、結局、服装を決めたのは、出発数時間前、「仕事帰り」の電車の中で。朝のBBCのニュースや天気予報で「あー、もうこれでいいや」と踏ん切りをつけました。なるべく少なく、が基本なのですが、今回は午後とはいえ「人と会う」ときもあるので、スカートとそれに合う上着と靴が必須。寒いだろうからショートブーツがいいだろうな、でも、雨が降ったら皮が傷むから嫌だなーと思いつつ、結局、1足しかないブーツをカバンに入れました。あとは、もう買い替えてもよいかな?と思っている革のスニーカー。こっちは濡れてもいいや、という覚悟入りです(笑)。

それより、いつもは私が最後に家を出るので、ゴミ出しだの、水回りの掃除だのを直前までせっせとやって出られるのですが、今回は家人が半日あとの出発。「大丈夫だよ、もう生ごみは出しません」「窓の鍵はちゃんとかけます(以前、1週間ほど家人の部屋の窓の鍵がかかっていないままで留守にしたという経験あり)」「洗面所やトイレの電気も消すから~」というセリフを背に家を出発します。

平日にもかかわらず、夜の羽田は案外混んでいました。手荷物検査の時には横入りされたり(とほ)、なんか「日本語以外の案内を出してほしいなあ」と思わなくもないこともあったりしましたが、どうにか出国手続きも完了!
カード用のラウンジでちょっと一服しました。
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ちょうど、出国ラッシュの時間だったようです。私がラウンジに入るときに団体でごっそり人がいなくなってのですぐに座れました。

夜便、昔はすいていたのですが、この日は最後尾座席まで人がびっしり!
私はいつも通路側なのですが、珍しく隣二人がヨーロッパの人たちでした。しかも背が高くて大変そう。
近くの席にはお子さん連れの人もいて、お子さんが目覚めてから(つまり日本時間の朝7時ごろかな?)機内で歌を歌うのにはやや閉口しました。お母さんも一緒に歌ってるんですもん。「今は飛行機の中は夜で、おねんねの時間だから、しずかにしようね」と一言でいいから言ってほしかったでーす。
公共交通機関での移動は社会性を身につける良い機会だから、おとうさん、おかあさんも「うちとそと」をおしえてあげてくださーい。

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あと、夜便なのに、アイマスクなしで乗り込んでおきながら、読書灯をつけて座る人に「まぶしい」と抗議をしている声も聞こえました。咳やくしゃみをしながらマスクをしていない人も多すぎ!(実は私の通路を挟んで隣、それから後ろのおとーさんもそうだった!)。お願いですからやめてくださーい、と思いました。ANAは、冬のインフルエンザの時期には、マスクを機内販売することをマヂで考えるべきでは?


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by eastwind-335 | 2017-04-12 07:01 | 旅の思い出17受難節のイギリス | Trackback | Comments(0)

旅の短信(5)大主教もキャラクター化

カンタベリー大聖堂内の売店にて。
大主教もキャラクター化されている‼︎
21世紀ってそういう時代として後世には括られるのかしら?

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by eastwind-335 | 2017-03-07 00:53 | 旅の思い出17受難節のイギリス | Trackback | Comments(0)

旅の短信(4)始まりの始まり

イングランド国教会の総本山のある街はイングランドのキリスト教化の始まりの街でもありました。

カンタベリー大聖堂の塔を眺めることのできる場ここがその始まりです

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by eastwind-335 | 2017-03-06 12:03 | 旅の思い出17受難節のイギリス | Trackback | Comments(0)

旅の短信(3)スノーグース

20年ほど前、見も知らぬ人だった家人を紹介されて間もなくの頃、この人との繋がりを覚えた小説がありました。その作品の背景になった歴史的大作戦が行われた街に来ました。
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ま、この像を見てその本を思い出したのは私です。家人は私の感傷など知る由もない。ただ、この本をモチーフにした音楽は口ずさんでた。

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by eastwind-335 | 2017-03-05 11:56 | 旅の思い出17受難節のイギリス | Trackback | Comments(0)

東風のささやかな毎日のささやかな記録


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