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ニコラウスはいくつプレゼントを持ってきてくれるのかな?

フンメル人形を作っていたGoebel社のフンメル人形部門が倒産し、1年以上が経ちました。
私はそこのファンクラブに入っていて、毎年、記念の人形をもらっていました。
なんと、ドイツはコーブルク郊外にある工場見学に行ったほど、この人形が好きなのです!
最初はドイツのクラブ会員だったのですけれど、日本で、とある陶器会社がこの人形の輸入取り扱いを始めたので、自動的に日本のクラブに移されていました。
ある年、継続の案内が来ない。私が継続し忘れたのか・・・と思い、電話をしたら、本国で倒産となってしまい、連絡がつかないので日本のクラブとしても解散となりました・・・と。

まあ、ここまでは以前も書いたと思います。
昨夏のドイツ訪問の時にも、フンメルないかな~とデパートはもちろん、ちょっとした小売店でも(それこそみやげ物屋も含む)覗いてみたものの、なし。

で、先日も、私のフンメル棚(本箱のガラス扉がついているところに歴代のコレクションが入ってます)を見ながら、「次に来た時、なんて思わないで、オトナ買いしておけばよかったなー」とぶつくさ言っていた私に、家人がオークションに出てるかも、と言って、電子湾で漂流中のウサギをビット。無事に極東の我が家へ到着しました。
私は、なんとなく、このウサギの出所が気になるのですが(だって、後ろに開けてある穴が大きすぎて、円の縁の一部には薬がかかってなくてトレードマークの一部が消えている感じがするし・・・。でも、まあ、家人が気に入って入手してくれたのだから、と棚の中にはいってもらいました。
そして、昨晩は「あ、これ、欲しかったのよねー」とつい言ってしまったものを落札してくれたそうで・・・。
その時に家人が「キミがこの会社とシュタイフは顔をみて買いたいっていうの、わかる気がした。同じ製品が出ていても、色のかかり方や目つきが違ったりするんだねー」とつくづく。
向こうから送られてきたクラブ継続人形は別ですけれど、フランクフルトの三越とカウフホフとカウフホフの裏にある土産物屋と、カウフホフの前にある家庭用品店の間を2往復して、フンメルの顔を見比べたこともあるほど、買う時には慎重だった私。(これぐらい熱心に自分の顔も塗ってみるといいのでしょうけれど)
工場見学で、絵付けをする人たちの職業訓練の大変さなども知っているだけに、そして、人によってどうしても表情に差があり、そこがいいわけで・・・。

私は、顔の仕上げというのは、絵付け者が育った間に影響を受けた文化が出てくると思います。
だから、型だけで出来ているものだったらイザ知らず、表情のあるものについては、安くてもほしくない、と思っています。安全性がどうのこうの、というのではなく、私がわざわざ外国製のものを買う、というのは、作り手(売り手)の文化を買っているつもりでいるからなのです。シュタイフがチーコクから工場撤退させる、というニュースを聞いたとき、仕上げが職人の腕にかかっているラインのものはやっぱりドイツ製とわかってホッとしたのはいうまでもありません。

これがきっかけになって、あまりの咳に家人から自宅軟禁状態を命じられた昨日、フンメルのサイトはないかなーとしばし網乗り。
あら~?アメリカではクラブ活動再開だわ!
ニコラウスはいくつプレゼントを持ってきてくれるのかな?_a0094449_4534283.jpg
このサイトがなんと工場での製造風景のビデオまであって、見終わるには数日かかりそうな充実ぶり!(なので、私も全部は見てません)。
アメリカにクラブがあって、ドイツにないなんて・・・とまた家人にぐちぐち言っていたら、先ほど起床したての私(家人は就寝直前、ということなのですが)に「キミ、ちゃんとサイトを全部見たの?北米以外の人はこちら、ってドイツ語っぽいサイトがあるよ」と、アドバイスが。

あったー!会社名を変えて、製造販売を始めたのだわー!クラブ会員の募集もしてる!!!!
うれしくなってほかの事しなくちゃいけないのに・・(笑)見入ってしまい、しかも、ブログまでupしてしまいました。
朝になったらさっそく会員申し込みしなくちゃ!

チト気になっているのは、アメリカのサイトでは「ドイツ製」のほか廉価な「チーコク製」なる人形の取り扱いもあるようで・・・。ドイツ語版では製造地が書いてないからわからないのだけれど、工場の一部をそっちへ持っていったのかなあ・・・。

なにはともあれ、嬉しいです!!!!
Commented by akberlin at 2009-12-07 10:06 x
ウチにもひとつだけあるフンメル人形・・・前にも言ったことがあるかもしれないんですが(汗・スミマセン、年寄りは同じことを繰り返して言いがちで・・・滝汗)ジャック・ニコルソン主演の映画"About Schmidt"(ドイツ系アメリカ人のご夫婦なんでしょう)でも奥さんがフンメルファンで集めているんですよ。アメリカの方が今ではドイツよりマーケットが大きいのかも・・・。

ちなみに義母も集めてます。孫の数だけ集める、と言いつつ、亡くなった姉がもっていたものも形見分けで譲られて、孫の人数(4人)を超えました。
Commented by バート at 2009-12-07 16:24 x
へー、フンメル人形なんて初めて聞きました。←無知
ハンブルクに居ると、フンメル=ハンブルクの水汲み人形でして(笑
これから注意して探してみますね。
って言うか、市中でも見られますか?
Commented by eastwind-335 at 2009-12-19 10:01
akberlinさん、こんにちは
ご無沙汰いたしました。
そうそう、うちの父もその映画を見て、母から「うちにある人形よ!」と言われて、意識するようになった様子です。この夏、NYやDCでは見つけることができず、諦めていたので、本当に嬉しいニュースでした。
Commented by eastwind-335 at 2009-12-19 10:04
バートさん、こんにちは。
ご無沙汰いたしました。
あれ、フンメルといえば、ザンクトパウリのスポンサーでは?>そっちじゃない。
もともと、ディーラー扱いの販売だったようですが、私はドイツだとカウフホフとか(かつてあった)三越で買うことが多かったのです。だから、カウフホフなどのデパートにはあったんですが、今はどうでしょうか。
バートさん、デパートへ行くことがあったら、ぜひぜひお確かめください!
by eastwind-335 | 2009-12-07 04:55 | 日常 | Trackback | Comments(4)

東風のささやかな毎日のささやかな記録


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