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現地集合現地解散de Yes, We can!(13)美術館の夜

一度、荷物をホテルに置き、今度はバスでメトロポリタン美術館へ。アッパーイーストです。

土曜は夜9時まで開館のため、夕方から行っても間に合います。
実は、ラガーディア空港の観光案内(地図や美術館の案内などが置いてある)に、メトの案内もあって、それが新しくなったアメリカンウィングのことだったのでした。

ほら、アメリカに来たら、アメリカのもの見なくちゃ、ね?

バスに乗っていたら、土曜だからか、道路工事をしておりまして、働くオヂさんたちの姿が見えました。
現地集合現地解散de Yes, We can!(13)美術館の夜_a0094449_3474729.jpg下水道かしら?

現地集合現地解散de Yes, We can!(13)美術館の夜_a0094449_3482786.jpgまだまだ続く

かなり大きなものを地下に入れるらしく、どこまでバスが北上しても途切れることなく(笑)・・・。
現地集合現地解散de Yes, We can!(13)美術館の夜_a0094449_349127.jpgようやく終点?


美術館最寄のバス停そばにある、これまたアメリカにしかない、Williams Sonoma(家庭用品店)へ。以前は日本にもありましたが、今は撤退。
シーズンごとにパウンド型を出すことがあるので期待していたのですが、今回は、お菓子部門はあまりめぼしいものがなく・・・。あー、シカゴで見送ったモノ、残念でした。
HPでチェックしていたものは店頭にはなし。ただ、せっかくなので、カップケーキミックスを買いました。なんだか有名な料理人のレシピによるものみたい。

そしてメトへ。もうこの時点で5時過ぎ。
現地集合現地解散de Yes, We can!(13)美術館の夜_a0094449_3513264.jpgこの日は、エドワード・ケネディーへの弔意のためでしょうか、半旗になっていました。

夜8時過ぎには美術館を出たいので、大急ぎです。
現地集合現地解散de Yes, We can!(13)美術館の夜_a0094449_3523581.jpgもう見終わった人たちがくつろぐ階段。
リキシャみたいなものもありますね。みんな黄色というのがNYっぽい。

さあ、アメリカン・ウィングへ!(その前に通らざるを得ない(!)エジプト翼も、走り抜けた割りには印象に残るものが・・・)
前もこのウィングを見ているのですが、一部のみが公開されていて(今も実は全部開室しているわけじゃないのです)、今回もまた見ちゃった、というのは、ライトの作った部屋の移築ぐらいかな?ま、ここはたまたまそこに出てしまった、というのが正しいのですけれど(笑)。とにかく初見を探せ、状態で歩いては止まります。

じゃ、初めて見たものだけ写真にupしていきます。





六本木の新国立、外側は面白いけれど、中は窓のない展示室ばっかり。まだサントリーの新しい美術館へ行っていないのですが、どうなのでしょう?メトに来ると楽しくなるのは、自然光を取り入れていること。だから、時間帯によって印象が変わり、何度も訪れたくなる。
現地集合現地解散de Yes, We can!(13)美術館の夜_a0094449_44164.jpg日本もハコ物行政と言われるんだったら腹をくくってこういう良いハコを作って美術品を飾って欲しい。

現地集合現地解散de Yes, We can!(13)美術館の夜_a0094449_454116.jpgそしたら、税金返せとはいわれないから。
もちろん、親の感性もあると思いますが、小学生の子供たちが自然に美術館に溶け込んでいるっていうのはいいですよね。


あと日本もこういう発想があるといいのになーと思ったのは、まさにライトの部屋を移築した発想に同じ。前回は気付かなかったのか、新規公開なのか、アメリカンウィングの階段や壁の飾りは他のビルのものを移築したものでした。
現地集合現地解散de Yes, We can!(13)美術館の夜_a0094449_47063.jpg絵の下には本当のミニ噴水が!

現地集合現地解散de Yes, We can!(13)美術館の夜_a0094449_473212.jpgこの階段も移築したもの。
もちろん、日本でも建築物の移築展示している場所はあります(たてもの園など)。でも、そういう見せ方じゃなくて、一部を建物のなかに上手く組み込み、現在のなかに過去を活かすという方法・・・、ああ、ハコじゃなくて中身も充実した建築物じゃなくちゃ、意味がないのですけれど・・・。日本橋の三井美術館、それから丸の内の再開発はかなりそれを意識した再建をおこなってます。もし、お金がなくて壊すほうが安いというのだったら、博物館がせめて一部だけでも買い取って保存しておけばいいのに(しかし、土地もお金もない、と業界からは言われそう・・・)。


それから、今回、じっくり時間をかけてみたのが、アメリカのやきもの(陶器、ガラス)の歴史。
ヨーロッパだとポーセリンの繊細さを鑑賞する楽しみがあります。
解説のプレートにはpotteryとあります。私にとってPotteryってなんだかイギリスのもの、というイメージ。ブルーウィロウとか。温かいけれど図柄が細かい、というか。
現地集合現地解散de Yes, We can!(13)美術館の夜_a0094449_4194285.jpgかつてアメリカに輸入されていた陶磁器。これを見て故国を思い出す人たちもいたでしょう。

一方、アメリカで発展した陶器は土の感じがますます強まる感じがします。日本のやきものに通じるというか・・・。メキシコやインディアンなどの影響もあるのかな?
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現地集合現地解散de Yes, We can!(13)美術館の夜_a0094449_414732.jpgこの一番下のクシャっとした形、他の美術館でもあった気が。流行だったのかな、それともこれにインスパイヤーされたのかな?

現地集合現地解散de Yes, We can!(13)美術館の夜_a0094449_4145560.jpgこういうのは、実際にどこかの家で使っていたような、そういう気取らないよさがありますよね!

現地集合現地解散de Yes, We can!(13)美術館の夜_a0094449_4153085.jpgさらに上の階はもう少し高級感のあるものが(笑)。ティファニーデザインのものなどもあります。展示するものの間隔も若干広めな感じで、さらに高級感をイメージさせる気がしたのですが、それは私の思い違い?!

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現地集合現地解散de Yes, We can!(13)美術館の夜_a0094449_4172394.jpgこれなんてウェッジウッドっぽいけれど、アメリカのもので、しかもアメリカの歴史が入っているんです。

現地集合現地解散de Yes, We can!(13)美術館の夜_a0094449_41891.jpg繰り返し書きますが、メトは何度来ても面白いのは、自然光を上手く取り入れているから。
今回は夜の鑑賞となりましたが、昼もまたいいだろうなあ・・・。ステンドグラスが、鑑賞ケースにどんな感じに映るのか、見てみたくなります。


現地集合現地解散de Yes, We can!(13)美術館の夜_a0094449_4242786.jpgカフェもあって(今回は利用せず)、また、本館に戻ってくると、回廊の2階部分がレストランになっており、生演奏つきで、館内が華やかな感じがしていました。あんまり匂いはしないのが不思議だったなあ・・・。

現地集合現地解散de Yes, We can!(13)美術館の夜_a0094449_4271692.jpgもう8時過ぎですが、まだまだ見学者は絶えず・・・。

現地集合現地解散de Yes, We can!(13)美術館の夜_a0094449_4275366.jpg受付はまだまだ大忙しの様子。

おやすみなさい、また来ます。
Commented by akberlin at 2009-09-14 10:27 x
メト、ワタシも好きです。ずっとマンハッタンの北の外れにクロイスターっていう別館があって、こっちもステキなんですよ。こっちは欧州の中世とかルネッサンスとかのものが多かった印象。だから欧州から来た人にはかえってつまらないというか、こんなの自国でいくらでも見られるわい、かもしれないですが。

本館のお土産ショップで売ってる、エジプトのトルコ石の?カバ、たしかウィリアムだったか、名前がついてて、可愛いんですよね・・・って本物より、おみやげモノ屋に先に走るオンナですんで、お許しいただいて・・・。

でもね、ミュージアムショップって展示を見る前に行くと、見所っていうか、これがツボ!って言うものがお土産になってるはずなので、ここでは何を見るべきかを知る手がかりになると思うんです・・・ってそれもあらかじめ、しっかり予習してから行け、って話ですね・・・。
Commented by 東風 at 2009-09-20 09:25 x
akberlinさん、こんにちは。
ウチの母がクロイスターのファンで、私も一度行きたいと思ってます。次はここに行くのです。

ここのお土産ショップって本当に充実していますよね。確かに見所の葉書もたくさんあるし・・・。
そして、私のツボに入った絵は絵葉書にならないことが多くて(とほほ)。ここはフラッシュなしで撮影可だからついつい気に入ったものはカメラに収めてます。
by eastwind-335 | 2009-09-13 10:36 | 旅の思い出09西風にのって | Trackback | Comments(2)

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