へぇ、ほぉ、

うちの家人と私の間には年齢差があります。
私がピカピカの1年生だった時、もう中学生だった、そのぐらい違うってことです。

あちらは高校を卒業するまでずーーーっと「文部省推奨」詰め込み教育だったそうですが、私は中学校のゆとり教育第一期。なんせ、時間割に「ゆとりの時間」ていうのがあったぐらい(笑)。
ただ、急に「ゆとり」と言われたために、それに乗じた教員と乗り切れない教員のために現場が混乱しているのは中学生のワタクシでもわかりました。

いくつかエピソードがありますが、その一つが「年号は覚えなくて良い」
細かい年号よりも、歴史の流れがわかればいいんだ、と。
ってことで、ワタクシの頭に残っているもので、古い時代のものは、小学生の時に覚えた「大化の改新で虫殺す(645)」とか「いい国(1192)つくろう、鎌倉幕府」ぐらいですよ。ほんと。

さらに、私の出身高校(公立)は、当時の文教政策とは何の関係もなく、どうせ浪人するんだから高校3年間はのびのび過ごしてほしいという理念で運営されていました。最たるところが、「歴史は年号ではない、流れが大切だ」と「暗記」を要するはずの歴史科目を全て高校3年生になって初めて履修させたことでしょうか。
が、ワタクシは中学校の時も詰め込まれてなくて・・・。
そのことが夏休み直前に露呈したワタクシは、歴史の先生に呼び出され、「年号を問うような大学は絶対受験しないか、夏休み中にがんばって暗記するかのどちらかを選べ」と。

そんなこと、わからないよーと教室に半べそに戻ってきた私に、オベンキョー好きな同級生たちが「大丈夫、あんたの偏差値だったらそんなこと聞く難しい大学は受験できないから」と励ましてくれて(!)安心して夏休みをボケーっと過ごしたのでした。そして、幸か不幸か、年号を聞かない大学にめぐり合えたのでした。

いや、前置きが長くなりました。

うちの家人は詰め込み教育が今になって効をなして、当時は行けない国のことこんなに必死に覚えてどうするんだろう、と思いながら受験勉強して暗記したことが、いま、旧ソ連各国などにでかけるのに役立っているらしい。
私はどこへいくにも、一々初めからオベンキョー。いや、新しい発見があるのは私には楽しいのですが、それを家人に報告すると「そんなこと、高校の教科書に載ってただろう?理系のボクでも知ってるよ」のヒトコトばっさり。この年になってカタカナを7文字以上覚えるっていうのはムリだってばー。ついつい似て非なる名前を言ってしまいます。ついでに言えば、バイヤンの新しい選手たちも、妙に長い苗字が増えちゃって・・・。せいぜい5文字の苗字の持ち主以外は名前と顔が一致してません。心理学でも人間の瞬間暗記力は7文字程度だというじゃないですかー。

あれ、また脱線しそうになっちゃった。

昨日、家人が私に隠れて(!)買い食いしていたものが、日本の貨幣ビスケット。
なぜそれが判明したかというと、家人が「ねえねえ、日本って一番最初の貨幣って和同開珎じゃないんだねー」と言ってきたからです。私たちの世代はそう習った(らしい)のですが、、たまたま、そろそろ大学受験を迎える子がいる同級生から「知ってた?」とトリビア的に教わっていたので、「知ってるよ、富本銭でしょ」と知った顔して答えました。

そして、その数時間後、二人でいつものように「プッシング・デイジー」を見てほのぼのして、さーて、次、何を見ようとチャンネルをザッピングしていたら、なにやら歴史番組をやっていました。
大化の改新が朝鮮半島の歴史と関係があったのである!ということだったみたい。

いくらボンクラの私だって高校生の時に先生から習ったから覚えてるけれど、これ、アナウンサーが強調するほどそんな目新しいことだっけ?!と家人に話していたところ、アナウンサーが、蘇我入鹿が暗殺され、馬子が自死する一件を「いまは「乙巳(いっし)の変」といいます」と説明したのです。乙巳なんて干支、普通の人は使わないのに。中学生ぐらいからはこう習うのかなあ?小学生でも習うのかしらん?
いやいや、これには夫婦でびっくり!家人なんて一日に二度も自分が覚えていた歴史を少し修正しなくちゃいけなくなったわけですもんね。詰め込んだものはほとんど覚えている家人ですが、バージョンアップしなくちゃならないとは思っていなかった様子。
確かに、大化っていう元号が、いや、元号そのものが、この時初めてできたわけだから、それ以前のことは干支で言うしかないかもしれないけれど・・・と頭じゃ納得できますが、へぇ、ほぉとしか言えない・・・。
アラフォーのみなさーん、学校で乙巳の変って習いました?!

家人が「ま、もう入試はないからなあ」と言ってましたが、お子さんがいるお宅はそんなこと言ってられませんよね。子ナシ夫婦はこうやって世の中の常識から遅れていくのかもしれないねーと。
いや、それより、ワタクシは早く6文字以上のバイヤン新入り選手たちの名前を覚えなくちゃ!
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Commented by snowdrop99 at 2009-07-27 09:48
昨日はやってるな、ぐらいしか(弟が見ていたので、音声で)認識してませんが、乙巳の変って、最近言い始めたんじゃないですか?
なんでも、本当は蘇我親子の方が改革派で、殺した方が今で言う「抵抗勢力」らしいんですが、分かったのがここ数年らしいんですよ。あ、ちなみに世界史選択だったので、日本史はざっと撫でる程度でしか勉強しておりません。が、日出処の天子はオンタイムで読んでおります。(だから、ここだけはやけに詳しいw)

で、ゆとり教育ってなんですか?(汗)
ということは、かなり東風さんはかなりお若いですよね(^^;)
いや、高校は行くと「ボケる」と言われたぐらいのんびりした県立校だったので、詰め込みだとは思ってませんが、アラフォーでも上下で十年は違いますもんね。。
Commented by オカジ at 2009-07-27 13:03 x
「ゆとりの時間」…確かにあった気がします。そうか、あれは当時の「指導要領」改訂とのからみだったんですねぇ(今知りました)。
「乙巳の変」は初アラフォー耳です。ただわたしは試験前にノート見て覚えて、終わったらきれいに忘れるって学生でしたので、高校のノートには書いてあったかも……東風さん、学校の先生に習ったことを覚えてるってスゴいことですよ!
大学のときの先生が「年号は算数屋にやらせとけ」と流れ、つながりを理解しなさいとおっしゃったのをよく覚えてます。個々の数字には意味はないですもんね…!と、その流れも理解しないまま今にいたってるんですが…。
特に古代史はどんどんアップデートされてるようですよね。稲作が始まったのも今じゃすっかり縄文時代になってますし、遺跡といえば登呂遺跡だったのに、今じゃ三内丸山とか吉野ヶ里とかを小学校が習ってるんですよね…本当、取り残されていきますねぇ…。
Commented by pepe at 2009-07-27 13:39 x
東風様、最近2児の母である友人から聞きましたよ、この話題。彼女の子供たちは一回り年が離れているので兄弟間でもいろんな違いがあるようで・・・。歴史だけでなく算数の問題の解き方も違うんですって。「もう私たちのころとは何もかも違うで訳わからんわぁ~~~」とのたもうておりました。私なんか異次元だわ・・・。異次元と言えば、サーカスもなんですよ。子供のころ言うこと聞かないと「サーカスにつれてってもらうよ」と言われて妙に怖かった覚えが・・・。でも今のボリショイやシルクドソレイユなんか見てたらそうは思えませんよね。って年ばれそうなんでこれにてごめんください。
Commented by himekagura at 2009-07-28 00:07 x
ゆとりの時間!まあ~。東風さんと私の間に、すご~く年代の差を感じてしまいましたわ。
つめこみ世代?なのに、詰め込みし損なって、すっかり落ちこぼれていた私ですが、当然のごとく乙巳の変って初耳です。
私も、そのあたりは、すべて日出処の天子で勉強しました~。
Commented by 筍母 at 2009-07-29 16:22 x
ゆとりの時間・・そんなのあったっけ~?公立でも都道府県によって要綱違ったりしたのかな・・
「乙巳の変」については、筍坊の教科書には載ってない単語でしたよ~。っていうか、子有家庭でもまったくついていけてないので大丈夫です(って何が!)
Commented by バート at 2009-07-30 03:16 x
え?東風さんて「ゆとり世代」?ってことはかなり年下だったのでは?
今までずっと年上だと思っていました。すごく失礼ですね。
ホントすみませんっ!!
アラフォーどころかアラサーじゃないっすか?

乙巳の変なんて初耳です。
ええ、私は正真正銘のアラフォーなんですが・・・・・・。
Commented by eastwind-335 at 2009-08-01 04:48
snowdropp99さん、こんにちは。
お返事遅くなりました。
なんだか最近のことみたいですねー。そうか、大化の改新といえば、「日出処の天子」!しかし、私、このマンガの存在を知ったのは本当に遅くて・・・。多分、受験の時にはあったはずなのに。知っていたらもっと歴史の点が良かったかも?
「ゆとり教育」の本当の一期生はいまの30代前半だと思います。私は中学部門の1期生なのらしいです。英語の時間数なんかを思いっきり減らした指導要領で授業が進められたんですって。まあ、机の前につくのがそれほど好きじゃなかった私にはあまり関係ない話ですが(笑)。ってことで、私はアラフォーというかオバフォーですのよ、ほほほ。
Commented by eastwind-335 at 2009-08-01 05:05
オカジさん、こんにちは。
お返事遅くなりました。
やっぱりありましたか、「ゆとりの時間」!LHRの代わりだったのでしょうかねえ。私の記憶にあるのは、説教タイムでして、やれ、遠足で持ってきてはいけないお菓子をもってきたのは誰だ、とか、それをもらって食べたのは誰だ(私です)、とか、なんていうのか、あ”-、面倒な時間だこと、と思いながらやりすごしていた時間でした(笑)。
私、大抵の大切なことは忘れているのですけれど、個性の強い先生たちの本筋ではない話ばかり覚えていて・・・。定理とか、単語とか覚えていられたらよかったのに(とほほ)。
古代史は本当にいろんなことがありましたよね。まったくもって何がなんだかわからない状態に。ついていけなくなってます。
Commented by eastwind-335 at 2009-08-01 05:09
pepeさん、こんにちは。
pepeさんのお友達、それだけ年齢が離れたお子さんのママだとしたら、ころころと変わる教育行政にふりまわされて、大変だったことでしょうね。そう、歴史だけじゃないんですよねー、親は、全ての科目にアップデートが要求されるのでした。小学校の時から両手を使って考えられないコトは考えるのを放棄していた私、定理も公式もへったくれもなく。野生の勘だけで解いていたので、多分、いまの小学生の教科書を見たら「ヤダー、難しすぎ!そんなの小学校でやらなくたっていいんじゃない?」といいそう(笑)。そんなお母さんがいたら、子供も困っちゃいますよね。
Commented by eastwind-335 at 2009-08-01 05:18
himekaguraさん、こんにちは。
詰め込まれたことがない私、いや、先生によっては詰め込んだつもりでいらっしゃるでしょうけれど、あちこちに小さな穴がたくさんあいているもので・・・。残っているものはほんのわずかもあるかどうか。穴のふさぎ方を教えてくれる先生がいたらよかったのになあ、と思うこともあります。
あの頃、作家の思惑を超えて学習マンガになっていた作品が多かったですよね。しかし、あの頃、マンガに縁遠かった私、知らなかったーというものが多くて、大学生になって読み、もっと早くに知っていたら!と思ったものです。
Commented by eastwind-335 at 2009-08-01 05:23
筍母さん、こんにちは。
えー?絶対に筍母さんの時にはあったと思うのですが!「ゆとりの時間」とかいうのが。
私は中学ゆとり教育1期生といっても、移行期間だったんですよ。だから、クラスによってさまざま。私は社会と英語の先生が一緒(急に生徒数が増えたとかで、英語を副免許にしていた先生が教えてくれた)だったので、都合よく「ゆとり」型へ。ま、詰め込まれても、そうじゃなくても、袋の穴から抜けていった量は一緒だったはずですが(笑)。
乙巳の変は高校になったら出るのかも?筍娘ちゃんの時はどうなっているでしょうね。
Commented by eastwind-335 at 2009-08-01 05:26
バートさん、こんにちは。
いやいや、アラフォーどころかオバフォーですから!
多分、世間一般には、ゆとり世代っていうのは小学校1年生の時からゆとり教育だった子達をいうんだろうと思います。でも、本当に「勉強」が始まるのは中学ぐらいからじゃないのかなあ、そこでいきなり「さあ、ゆとりです!」とかいって、指導要領が代わったおかげで、高校でも代わってしまい・・・。家人が「本当にキミ、義務教育終わってる?」とか「高校卒業試験ってなくてよかったねー」というほどのトホホぶり。
王子の時は絶対に教科書に載ってるはずですから、予習しておいてくださいね!
Commented by akberlin at 2009-08-05 23:05
はげしく遅いコメントで申し訳ないですが、なんというか、日本史を
高校で履修せず、中学までもボーっと過ごしていて、勝手にひとり
「ゆとりの教育」だった私には大化の改新からすでに「???」・・・
日本人やめろ、ってレベルです・・・。
Commented by eastwind-335 at 2009-08-07 09:53
akberlinさん、こんにちは。

えー、akberlinさんの学年って日本史必修じゃなかったのですね。ほほー。
私も数学や理科は、ゆとりどころか、超越してました。昨日も理系男子の会に連れて行かれ、本当に義務教育を終わったのかと、周りにドン引きされる一件が・・・(とほ)。
by eastwind-335 | 2009-07-27 06:45 | 日常 | Trackback | Comments(14)

東風のささやかな毎日のささやかな記録


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