親譲りの無鉄砲で・・・

というのは、夏目漱石の『坊ちゃん』ですが、私も親譲りのものはたくさん。

そのひとつが歯の生え方。
上の前歯と犬歯は父譲りで前歯2本がウサギちゃんのように目立つ(正確には目立った)。下のそれは母譲りでがたがた(母は50にして刺し歯にしてキレイに!)。
上下の顎の形は母譲り。
歯石や歯垢がたまりやすい歯の質と親知らずは父譲り。
親子して、親知らずは真横に生えているガンコ者。

左下の親知らずと手前の奥歯の間に食べ物が挟まるようになりました。それだけでなく、なにか硬く突き出たものが内側に・・・・。まっすぐ生えないだろうといわれていた親知らずなので、心配になり、半休をとり、海辺の街へ。
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快晴の午後の、海辺の街役所のプロムナード。花の香りに圧倒されました。

突き出したものは、何か食べ物の取れなかったものの様子。歯ではないとわかり、ホっとしました。





私は齢2歳になる2週間前にして姉となり、身体の小さな母がジャンボサイズの弟にかかりっぱなしのの生活が始まり、記憶はないのですが、私は自分のことは自分で、という生活がちょっと早くに始まったようです。
例えば、普通のお宅では幼稚園にあがるまで親が歯磨きの世話&点検するとしたら、私は例えば父の横で「真似して磨く」というような感じ。あんまりオリコウだったので、しばしば、不憫に思う父親が夜遅くにお土産の「ミルキー」を枕元においてくれていたらしい。というわけで、私にとってミルキーは「パパの味」なのでした。さらに、私、無意識のうちに、寝ている間に口にしていたようで・・・!
2、3歳児の歯磨きなんて所詮知れています。
ある年齢まで何をしてもギリギリな子供だった私ですが、他人より一足も二足も先に「歯医者デビュー」することに。当然ながら母はモーレツ叱られたそうです。

小学校の時には虫歯ゼロというのはほとんどなく・・・。神経に触ることもあり、歯医者では大粒の涙。うちの母は「一人で行きなさい」の人なので、よそのお宅のように一緒に行ってくれることもなく、途中挫折なーんてことも(おい)。
それだけではなく、ドンくさい私、小学校4年だか5年生の時に鉄棒で前歯1本を骨折、一部欠損(かけたところは補填?)まで体験(とほほ)。成長のスピードが落ち着いたら、刺し歯にしたらいいでしょう、と医者から言われました。

母も大学入試の前に歯を治してあげたいと思っていたようです。お年頃ですしね。
そんな折、同級生のアメフト部員が歯を骨折し、そのころ開業したばかりの歯医者で治療してもらったと。「すげー、きれえでさ、すげー、かかっている音楽がいいんだよ。クラシックじゃないだぜ、ロックだよ。でさ、こおくうげかなんだってさ」と。
「こうくうげか」が何かをわからないまま「今日あった話」として紹介したエピソードに、母が「××くんに、病院の名前をきいていらっしゃい」と。そして、歯を治しましょう、と言われたのでした。
聞くと駅前の病院で、通院にも便利。駅前に開業するなんてよっぽど腕に自信があるか地の人じゃないとできないハズ・・・と踏んだ母に連れられ、あれよあれよと言っている間に刺し歯決定。
一見するとサーファーっぽい色黒の先生。いかにも地元のお兄ちゃんって感じ。ええ、音楽はロックでしたよ(いまはFM放送)。
おまけに、気が短いセンセイで、まずは虫歯の治療の時にちょっと涙目になった私を一喝。
そんな私に、母は「歯医者が悠長なのは困る」と。しかも、「こうくうげか」っていうのがいいのよねーと。
刺し歯を入れてくださった日、いつもマスク姿のセンセイが「いやあ、お嬢さん、自分は出っ歯だからって言ってますが、大したことないのになあ。女の子なんですねえ。下の歯並びのほうが気になるけれど、ま、唇で見えないから、ま、いいか」といいながら母の前でマスクをはずしたそうです。そのセンセイの歯は・・・歯並びがいいとは言い難いものだったのだとか!

私がこうくうげかとは口腔外科と書くと判ったのは、刺し歯の治療が終わってから。件の××くんに「ね、あのセンセイ、飛行機でも治療するのかな?」と無邪気に尋ねてわかったのでした。「航空外科」だと思っていたんです。

以来、ずっとこのセンセイにお世話になっていたのですが、就職したころから、土曜は休業に。
そのため、ちょっとこのセンセイと疎遠になっていたのです。
結婚後はなおさら。
しかし、いま暮らす街の歯医者で虫歯を治療してもらったときいろんなことがあっただけでなく、刺し歯を歯形を取るゴムでひっぱられてしまい、いとも簡単に「ああ、前の先生は古いやり方だったねえ。今じゃこんなことしないのに。すぐにキレイに刺し歯をいれてあげますよ」と。15年以上も前にはこれが最新だったのを、こう表現するのか、と。やっぱり、元の先生に診てもらいたいなあ・・・と。
すると、ある朝、刺し歯がポロっと取れてしまい、また、その先生のところへ行くきっかけができたのです。

昨日も半休を貰うときに、お兄さんの一人から「えー?海辺の街まで行くのか?」とびっくりされましたが、お姉さんが「医者との相性って大切じゃない?」と応援してくれました。実は、このお兄さんも先日、虫歯治療のためにいきなり半休をとったばかりだし、親知らずを抜くのが大変だということはよーくわかってる。「抜くなら1週間休める日を択べよ」とアドバイスしてくれました。

結果としては、親知らずの穴があいている所はセメントで埋めて、まだ抜かない。抜くとなったら、真横に生えているので、3ヶ所を切開して、あーして、こーして(自己規制中)。なもので、3日は話ができない。1週間は顔がはれるだろう・・・。ということで、もう少し様子をみることに。虫歯になりかかっているところがあるし、クリーニングしておいたほうがいいから、ということで、もうしばらく、歯医者通いが続きそう。
さすがに先生も東京から通うのだから、と1度にできるものは全部やりましょう、とスケジューリングしてくれました。ありがとうございます。
実は、ここ、退職した父もせっせと通っているのです。「本当にお父さんにそっくりな歯の質だねえ」と感心してました。
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Commented by snowdrop99 at 2009-04-23 10:21
海辺の街でどきっとしましたが・・・そこの院長は二代目、
しかも、院長先生は母ほどの年なので、違うなぁと読み進めましたが。。
いやはや、お気持ちはわかります。
私も母の磨き方そっくりで、小学校に上がる前に、歯垢で前歯の上が虫歯になりましたし、矯正で片道30分ぐらい?電車で通ってましたから。
(今の所より更に遠く、小学校にあがってからは一人で通院)

歯が弱いからかれこれ、20年以上今の歯医者に通っておりますが、
若いおねーさんの変にお子様向けの言葉遣いは止めて欲しいです。。
Commented by himekagura at 2009-04-23 16:48 x
歯医者さんの腕ってまちまちですし、なかなか行ってみないとわからないですよね。大事な歯だから、信頼できるお医者さんに任せたいです。
私は、今の近所の歯医者さん、それほど気に入ってはないのですが、近さで選んでしまってます、、。一番気に入ってたのは町田に住んでいた頃の歯医者さんですが、めちゃくちゃ混んでました。
Commented by pepe at 2009-04-23 23:55 x
東風様、本当にお医者様選びは運命の分かれ道ですよね。特に歯医者さんは・・・。最近歯医者さんに関する話題の多い私の周り。相方は長年気に入ってた歯医者さんを変えました。虫歯治療の腕は抜群だったんですが歯周病の方は皆目だったんです。それならそうと言ってくれたらよかったんですがいつも炎症を抑える薬を塗るだけ・・・で、とうとう一部が手遅れになりまして、今は“こうくうげか”を探し当てて行っております。大変美しい女医さんらしくて「いやぁ~よかったよん」と辛い治療も苦にならない様子です。(おい!)インプラントなんか費用も腕もすごい格差があるようで怖いですね。私も数年ほったらかしなんでは医者さんに検診に行かねば。。。
Commented by toramutti at 2009-04-25 05:27
お医者って、もちろん医療そのものも大事だけど、相性ってありますよね。どんなにすばらしい医療をする人でも相性があわなかったら、治りにくいんじゃないかなぁ。うちは歯医者、今の町に引っ越した時大家さんにきいて、それ以来です。とってもいいです。実家の両親ももう30年以上、同じところです。
このまえ新聞にアイスホッケー選手の写真がのっていたんですが、前歯、見事になかった。。。
ひめかぐらさん、私の両親も町田の歯医者へ通っているんですよ!
Commented by 東風 at 2009-04-25 06:11 x
snowdropp99さん、こんにちは。

場所は違えども、snowdropp99さんも海辺の街っ子なのですね!
歯医者との相性って大切ですよね。家人が「おい、先生が亡くなったらどうするんだ?!」と心配するほどですが、今のところ、まだまだ大丈夫。いつ行っても繁盛していて、また、入れ歯などの手入れに来ている人も多いので、長い付き合いの患者さんが多いみたいです。先生も最新の技術を絶えず勉強していて、その点も尊敬できるんですよねー。
Commented by 東風 at 2009-04-25 06:16 x
himekaguraさん、こんにちは。

歯石がたまりやすい私は、一応職場近くにも1軒見つけてあるのですが、虫歯治療は絶対に海辺の街の歯医者、と決めてます。それぐらい、今の住居近くの歯医者(というか、マンション内にあるのですが)は酷かったのでした。

私の知り合いは結婚して別の地方で暮らしているのですが、矯正終了まで年に数回、それこそ町田の歯医者に来てましたよ。同じお医者さんだったりして・・・?!
Commented by 東風 at 2009-04-25 06:25 x
pepeさん、こんにちは。

母方の祖母、老人マンションに入ったいまはすっかりダメになってしまったのですが、一人暮らしをしていた間はずーっと歯がしっかりしていたのでした。2本刺し歯があるだけであとは自前。だから、いろんな節目をうまく乗り越えられたのかも、と母と話してます。
一方、家人の母、つまりシュートメは早くから入れ歯。それも、医者の出身大学で病院を択ぶものだから、いまだに入れ歯が合わずドクターショッピング状態です。
歯は大切ですよね。相方さま、いいお医者様とめぐり合えたようでよかったです!
Commented by 東風 at 2009-04-25 06:28 x
虎ママさん、こんにちは。

そう、どんなに有名大学を出ていたって、どんなにその人の技術があっても、最後は相性ですよね・・・。
虎ママさんのご両親様も同じ歯医者にずっと通っていらっしゃるのですね。しかも、町田。むむ?実はみんな同じ歯医者さんだったりして?!
by eastwind-335 | 2009-04-23 06:41 | 日常 | Trackback | Comments(8)

東風のささやかな毎日のささやかな記録


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