まねぶ

昨日、お習字の日でした。いつもは、私一人なのですが、他の曜日の方もご一緒のお稽古となりました。
先生と、その方と、私との間はちょうど20歳ずつぐらい違います。まあ、実際にはうちの母のほうが年長ですが、いわゆる母世代。とっても華やかな方で、話題も豊富で、オシャレな方です。生き方に華があるっていうのはこういう方をいうのだろうと、お目にかかるたびに思います。花にたとえたら芍薬のような感じ。
そういう人が書く字っていうのが、これまた華があるんです!華麗な字というのでしょうか。書は人をあらわすといいますが、形だけでなく、墨の色がまた凄いんです。濃いというよりもツヤツヤしている・・・。それから、昨日気付いたのですが、彼女はいつも「どうやったらいいのか」ということを先生に確認しています。どのくらい手首を回すといいのか、どのくらい強弱をつけたらいいのかなどなど・・・。

いま、私たちは書初展に出す作品を月例の作品とあわせて仕上げている最中なのです。条幅とよばれるサイズの紙(半紙の何枚分だろう・・・?)に指定された歌を臨書(お手本の通りに書く)のですが・・・。

思ったとおりに書けませーん!このサイズの紙に使う筆は最後まで下ろして墨を含ませる必要があります。そのためほんの少しでも力をいれると思わぬ方向へ流れそうになるし、気を抜くと連綿線(字と字をつなぐ線)がヘニョとなり・・・。それよりなによりお手本の歌をちゃんと覚えておかなくちゃ、手が止まってしまうし・・・。





センセーっ!筆が言うことをききませんっ!と訴える顔にでもなっていたのでしょうか、いつのまにか先生が私の横にいらして「どれどれ、東風さんの筆で書いてみてもいいかしら?」と。
見ている私、エーッ?!同じ筆なのにどうして・・・ととほほ気分。
「筆の先が開いても次が閉じるようすればいいんですよ」と。筆の色々な面を使いなさいとおっしゃるので真似てみると「そうそう、よく見ていましたね!」と。開いて閉じて、そしてさらにはスピードやらリズムやら間を取り込む・・・・。
先生は、「見て真似ていくうちに、自分で理解できるようになるから」と。前回は帰りに先生が大きな展覧会を見に行きましょうと誘ってくださって、そこで作品の作り方、筆の使い方、処理の仕方などをいくつかの入賞作、出品作を例に教えてくださったのでした。今は協会が指定するように書くのが精一杯ですが、いずれ行の配置も自分で考える必要があるのです。ああ、私、大丈夫かしらん・・・。

私は芍薬さんのようにどのくらいでああなる、こうなる、と質問する余裕もなく、野生的なカンに頼るしかないんですよー。なもので、勢いあまって予定外のところに筆が落ち着きそうになって「あ”~」と世も末のような声をだしてしまったら、笑いながら先生に「東風さん、これは先を読まないとだめですよ。先を読めるようになったら開く閉じるも計算ができるし、反面、意識しないで楽にできるようになりますからね」と言われました。
そうか、先を読む・・・。書道とはいえ、サッカーと同じことが要求されるのね・・・。>ちがう、仕事だって先を読まなくちゃだめじゃん!

で、帰りにツラツラお稽古で先生がおっしゃったことを思い出していました。ま、脳内おさらいってところですね。これをやっておかないと、次に伺ったときにまたおなじ所で注意されてしまいかねません。家で練習はしなくていい、とおっしゃってくださっている分、言われたことはなるべく覚えておきたいと思います。

筆の動かし方とか、呼吸、リズムが自分でもうまく行ったなあと思うと、大抵、先生も「いまは見ていて、とっても上手く行ったのがわかりましたよ」と褒めてくださることがあります。そんなこの頃に出た新たな課題、「先を読む」。手を止めずに先を読む・・・・。
ついつい、思いはサッカーへ移り、フランケってこういうことなのかなあ・・・。ラムたんって相手の動きを読んでゴールが決まりやすいフランケを出しているのだろうけれど、その実、ひょっとしたら、ここで決めろ、ここまで走りこめるだろうって意味をこめてフランケをだしているのかも・・・・。となると、うひゃ、実は司令塔じゃん。

って今更なことに気付いたのでありました。

案外、ラムたんも「かな」を習ったら上手いかも、と思いました。習字って結構集中力を要求されるし・・・。
クリンシーもヨガとか仏像とかいわないで、習字にしたら案外みんな文句言わずにやったかもしれないのにね~。
あ、いや、リベリや赤ッピテン・ボメはひょっとしたら、

  へ へ
  の の
 〇  し 〇
    ~

なんてクリンシーの背中に書いていたりして・・・。
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by eastwind-335 | 2008-12-21 11:42 | 日常 | Trackback | Comments(0)

東風のささやかな毎日のささやかな記録


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