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くるん!くるん!

連休を利用して実家へ戻っていました。ドイツ旅行に借りたスーツケースを返し、お礼がわりに父のためにパソコン臨時講師をつとめる、が今回の目的。

今回のお土産は、もちろん、これです。
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母が大阪で並ぼうとしたら姪(私にとっては従妹)に止められた話を聞いて以来、次に帰郷するときは、1時間並んででも入手しようと思っていたのでした。
日曜12時に三越に到着し、商品を手にするまでに40分ほどでした。
母がこれを見たら喜ぶだろうなと思った(実際喜んでくれました)ので並びましたが、次は並ばないと思います。あれって、並ぶことが「ネタ」なんだろうと思うんですよね。ネタとしては1度で十分・・・。味は普通に美味しかったです。

ゆっくり会ったのは8月以来。私のドイツ土産話、月末にでかける両親の台北旅行の計画など。三人でしゃべる、しゃべる・・・。
父と母の台北旅行、どうなるかしら・・・。屋台に行きたい母の援護射撃に行ったつもりでしたが、逆に父から「今まで君は旅行先で運がよかったと思わなくちゃいけないよ」と。公共交通機関も今回はパスだとか。日本人老夫婦とわかれば、頼んでないところまで廻り、運賃を要求するタクシー運転手に当りませんように、と願うばかりです。というか、父、中国語全くできないのに、タクシー、大丈夫なのかしらん。公共交通機関のほうが口をきかないですむのに・・・。
もっと心配なのが、日帰り近郊旅行のツアーをまだ頼んでないとのこと!現地のホテルで手配でもいいか、と。それは、体調が変わりやすい母への父の配慮ですが、裏目にでないといいけれど・・・。
いずれにせよ、後日談が楽しみです。

今朝は7時から30分ほどバイヤンーグラッドバッハ戦をガオラで母と視戦。親の前じゃ、ラムたんだのタムナスさんだの言えないので、気を遣いながらの観戦となります。
前半15分過ぎごろ、タムナスさんがラムたんを抜くシーンも「あー。チビッコ対決だー!らっァームったら、た、マリンに抜かれちゃってー」と口ごもりながらもついつい興奮気味に声をあげてしまい、母から「たしかに我が家は朝型ですが、祭日の7時過ぎから大声をあげられちゃ、ご近所の手前困ります」とイエローカードを差し出すマネが。



お昼は、先日、ハイキングにでかけた両親が見つけた中華料理店でランチをすることに。

くるん!くるん!_a0094449_17551575.jpg外見は普通のお宅。このあたり、古くからの門構えのよい大きなお宅が多く、ここも昭和の時代に建てられたのであろう、ある種のスタイルを感じさせる家のつくりでした。


くるん!くるん!_a0094449_17561937.jpg今回は椅子席を父が予約していました。
6畳ちょっとの広さ、どうも、もとは応接間だったようです。


くるん!くるん!_a0094449_17575220.jpg前菜三種。
左から、松茸のにこごり、くらげとキュウリ、ほうれん草をすりつぶし鶏ひき肉とあわせたものを、鶏の胸肉で巻いて蒸したもの。
蒸し物はいつかチャレンジしてみたいな・・・。
人参は「福」と切り抜いてあります。


くるん!くるん!_a0094449_1865860.jpg次はスープ。鶏団子と岩のりのスープ。
1時間も蒸篭で蒸したものなのだとか。蓋はお店でサーブする時にとってしまうのですが、蓋にも「福」と書いてありました。
中華というと、広東や北京、または上海と銘打つ料理を食べたことはありますが福建は初めて。
塩味のスープ、滋味あふれるもので、岩のりの香りも高く、家でも一度試してみたくなりました。

くるん!くるん!_a0094449_18252723.jpg続いては、小エビとエリンギの唐辛子炒め物。これも塩味ながらピリっとしていて。
でも唐辛子の形は見えないし、器に残る油に赤いものも見えません。唐辛子の香りや味を油にうまく移したものを使っているのかな・・・。
器もいいですよね。色とりどりの野菜が生える色、そして形に家族三人で感心することしきり。

くるん!くるん!_a0094449_1829465.jpg青梗菜と蟹の卵白煮。卵白が淡雪のよう。
器にも白い模様が入っているの、わかりますか?
お店の方にうかがうと、器は専門家が焼くそうですが、絵付けは料理人なのだそうです。
本当にお料理を究めると、器に合わせるのではなく、料理にあう器を自ら作りたくなるという話、sandoさんのブログでもわかりますが、実際にお店でこういう体験をしたのは初めてでした。


くるん!くるん!_a0094449_1840937.jpgそして、手前はイカのチリソース煮。とってもイカがやわらかくて、ラー油がよく効いてました。ラー油はお土産に買っちゃいました。小さいとんかつソースぐらいの大きさなのですが、100円だし、お店の人が「本当に辛いから、ちょっとずつ使ってくださいね。1年ぐらいもちますよ」とのこと。

くるん!くるん!_a0094449_1943868.jpg〆はウーロン茶を水分に用いた蕎麦の冷麺。ゴマダレの味付け。
最近、父は麺モノを料理教室で習っていて、蕎麦まつりにも行ってきたらしい。私もお世話になった料理教室に、退職後に父も通い始め、はや数年。最初は基礎の会に入り、お惣菜、魚のクラスを終了。次は肉の会へ行くかと思ったら、材料費がそれなりにかかるということで、麺の会へ、だそうです。


そして、この器、つぎの3文字が書いてあります。ウェイターさんに早速質問。
くるん!くるん!_a0094449_19123752.jpg葯は薬に音が通じる。

くるん!くるん!_a0094449_19135850.jpg盅は器に入ったもの、とお店の方はいってました。スープ(羹 あつもの)かな、と思ってみたり。

くるん!くるん!_a0094449_19151262.jpg養は養生。

最後は、デザート。
くるん!くるん!_a0094449_192377.jpg竹製の器に入っているものは・・・?

くるん!くるん!_a0094449_19235425.jpg杏仁豆腐!
真ん中はバジルシード。水につけるとタピオカのようになるそうです。
味はとっても濃くて、美味しかったです。


3人とも、すっかりこんな感じ。
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納税中である娘は年金生活者にご馳走になっただけでなく、帰りには最近全国区化されつつあるという地元の昔からのケーキ屋のロールケーキまで土産に買ってもらったのでした。
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くるん、くるん、くるん・・・。奥がピーチロール、手前左がザハロール、右がスイスロール。手前二つはバタクリームのロールケーキで全国発送するほどひっぱりだこなのだとか。
転入者である我が家はもう一軒のケーキ屋のほうがご贔屓だったのですが、地元で代々、というお宅や商店街のダンナ衆はここがご贔屓筋。ちょっと転入者には入りづらいところもあったのは事実です。
それが、全国的に有名になったこともあり、喫茶室(だって、当時はそう言っていたんだもん)も明るく大きく拡張。まるで、ドイツのコンフェトライのようになって軽食もいただけるようになってました。

メディアの力ってすごいです!
Commented by nyf1403 at 2008-11-24 23:39
素敵な休日をお過ごしになられたんですね。
とっても素敵なご家族なんだろうな、って読みながら思いました。いいなぁ、こうやって両親と一緒の休日。。私の場合、どうしても忙しくなってしまって。。

話は変わりますが、シュトットガルト、監督くびになりました。ちょっと前にはドイツマイスターになったのにね。。
Commented by himekagrua at 2008-11-24 23:42 x
ご実家に帰られてたんですね。中華料理、どれもとっても美味しそうです。
あのロールケーキ、並ばれたんですね。前に買っていた頃は(1年以上前)夜行くと売り切れでしたが、それでも並ばずに買えたんですけどねえ、、。いったいどうしてあんな事になってしまったのやら?
東風さんご実家の近所のケーキ、美味しそうですね。なんだかロールケーキが食べたくなってきちゃいました。
Commented by sandonomeshi at 2008-11-25 19:10
私は魯山人が好きなのですが、せめてそういう”究めた方々”の創り出すものを愛で味わえるぐらいの器になれたらな~と思っている次第。
お料理教室に熱心に通われているお父様。素敵です。
Commented by anthonberg at 2008-11-25 20:12
これ、が何だかわからなくて最初『パソコン臨時講師』から想像して思わず『名刺』かと思いました。(^^;;;
ロールケーキなんですね。写真をよーく見ると書いてあるようなのですが、目が悪い私には読めませんでした、とほほ〜。下のケーキは別のケーキでしょうか?一口サイズのケーキなのかしら??
日本は三連休だったんですね。連休でみんな同じように休めるという生活じゃないのですっかり祝日に疎くなってしまいました。月曜日が休みだとその1週間は4日しか仕事に行かなくて済むしちょっと得した気分になりません?
旦那様は一緒に帰らなかったのですか?やっぱり実家に帰る時ってたまには自分だけで帰りたい時ありますよね。その方が気を使わない?というか…。(^^;;;
Commented by pepe at 2008-11-25 22:42 x
東風様、ロールケーキいかがでしたか?ええ、そういう感じのケーキなんですよ。私は祖母の法事でなんと上京して、その後横浜中華街で思い出のお店で親族そろって宴会でございました。23年ぶり・・・。まだお店が健在で嬉しかったです。お味も昔を思い出させてくれました(涙)叔父や叔母達も年取っちゃったなぁ~~~とか、いとこのA君はますます男前で同じ血を継いでいるとは思えないわぁ~とか、Cちゃんはいいお母さんしてるなぁ~とか。あっという間の時間でしたが亡き祖母がプレゼントしてくれた貴重な時間となりました。
Commented by バート at 2008-11-28 08:12 x
両親と過ごすってのは良いですね、あまり無いので憧れます。
それからもっと憧れるのが、、、ちょっとずつたくさん出てくる料理!
こちらじゃやっぱ、お皿にドン!って出てきますからね(笑

とか言いつつ、一口が少ないと物足りない貧乏性の自分・・・・・・。
Commented by 東風 at 2008-12-01 07:31 x
nyfさん、こんにちは。

お返事遅くなりました。ごめんなさい。
nyfさんの場合は、単なるお里帰りじゃないから、ご両親さまとの時間が短くなっちゃいますよね・・・。私もお時間頂戴しているし。
私の同級生や職場の同僚は実家のそばに住む人が多くて、お夕飯のおかずなどを分けてもらったりするそうです。先日、母も自分の同級生たちからそういう話を聞いたそうで「我が家なんて、娘が「これ作ったから」とか「見つけたから」って持って来るのよね」と言ったら、みなさんびっくりされていたそうです。でも、私も実家では上げ膳据え膳なのに・・・。
Stuttgart!ああ、どうしてしまったことでしょう・・・。
Commented by 東風 at 2008-12-01 07:33 x
himekaguraさん、こんにちは。

お返事遅くなりました。ごめんなさい。
そうなんです、並びましたよ~。himekaguraさんを見かけたら、声をかけようと思ってました!
中華料理、私がすむ街には「フツーの」中華料理店はあっても、人を連れて行くというのはなかったんです。だから、両親がハイキングで見つけたココ、弟一家が来たり、友達と会ったりする時に大いに利用することになりそうです。
Commented by 東風 at 2008-12-01 07:40 x
sandoさん、こんにちは

お返事おそくなりました。ごめんなさい。
食事中、ずっとsandoさんだったら、どういう風なデザインにするかな~と思って食事をしていました。
いずれ、sandoさん流にアレンジしたもの(器・料理ともに)がupされるのではないか、と思います。
父は学生時代から一人暮らしだったこともあり、一通りのことはできる、同世代の中ではちょっと珍しい男性かもしれません。小学校低学年の時、母が弟だけをつれて祖父母のお手伝いに帰ったことがありましたが、「パパと一緒だったら安心よ」と半べその私に母が言い聞かせることも。その時初めて、父が台所に立った姿をみたのですが、出来上がったチャーハンを食べながら、父と二人でお留守番もワルくない、と思いました。
Commented by 東風 at 2008-12-01 08:05 x
anthonbergさん、こんにちは

お返事おそくなりました。ごめんなさい。
先日も地下鉄で無料配布される雑誌でロールケーキを特集していたほど、全国的にロールケーキが流行っているようですよ。
下のケーキは実家近くの別のお店のもので、本文にあるように、両親がお土産に、と家人と私用に買ってくれたものです。家人は珍しく、しかも、普段より忙しい仕事のために休日出勤でした。ですから、翌日気兼ねなくゆっくりできるように、とも思ったし、用事もあったので私が里帰りしました。
実を言うと、休日が入ると5日かけてすればいい仕事を4日でしなければならないし、特に月曜はバイトさんが来る日だからここが休みだと、本当に痛手です。数週間前から計画的に仕事をする必要があることも。もちろん、休日があるのは嬉しいですよ!
Commented by 東風 at 2008-12-01 08:10 x
pepeさん、こんにちは。

お返事遅くなりました。ごめんなさい。
お味、ドキドキしてましたが、いやいや、なかなかでした。それにあれを手作りとなったら結構大変じゃないのかな~と。でも、並ばねばならぬとなれば、次は別のロールケーキになることでしょう。
23年ぶりの横浜中華街、楽しかったようですね。おばあちゃまに感謝ですね。代替わりしてもあそこでお店を続けるという店が大半ですが、様変わりするお店もあるようです。私もしばらく中華街へ行ってないこと、いま気付きました。
Commented by 東風 at 2008-12-01 08:31 x
バードさん、こんにちは。

ごぶさたいたしておりました。
ちょっとずつ出てくる料理。そうですよね、日本ならではですよね~。
一見すると一口が小さめかもしれませんが、実は炒め物などは3皿分ぐらいおかわりできるほど結構な量で、馬のように食事をするといわれる父でさえ「うーん、満腹」と言ってました。、
これでも、私の周りでは、私が一番里帰りが少ないんです。秋はゲージツ関係でよく顔を合わせますが、泊まりはせいぜい3,4ヶ月に一度でしょうかね。電話も2ヶ月以上なし、ってこともありますよ。あっさりしすぎだと(親戚一同の動向を絶えず知っておきたい)義母から呆れられています。
by eastwind-335 | 2008-11-24 19:45 | 日常 | Trackback | Comments(12)

東風のささやかな毎日のささやかな記録


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