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2008年夏ドイツ温故知新の旅(35)ミュンヘンそぞろ歩き

2008年9月6日(土)日焼け止めを持ってくればよかったかも。

まだまだ時間があったのに、何度となく行こう、行こうと思ったのに、結局、大好きなピナコテーク他の見学はやめることに。デューラーの絵を観たかったけれど、なくなるわけじゃなし。

翌々日の夜にはドイツを離れる、明日は朝から雨だとわかっていたからなのか、秋の初め特有のいささか強い日差しの、土曜独特の空気を愛おしく思っているのに気付く。
「土曜独特の空気って、なに?」と笑われちゃいそうですが、私は曜日ごとのニオイや空気があると小さな頃から思ってます。

お土産系ディアンドルを扱っているお店などを通り過ぎ、またもや来てしまったヴィクトリア市場。
今日はキッチン付きのホテルだし、夜はリヒテンシュタイン戦があるし・・・。試合終了後にチーズとパンとワインでばんざーい!でもいいわけだし!
(すっかり勝つ気でいる私)
先日寄ったチーズ店で、チーズに生ハムを巻いたものと、オブザダをまたまた購入。
それから、えーっと、無花果のようなものがあるといいかなあ・・・。

2008年夏ドイツ温故知新の旅(35)ミュンヘンそぞろ歩き_a0094449_10463416.jpgドイツ在住ブロガーさんのところで見かけたことがある桃をみーつけた!無花果は日本でも買えるけれど、この桃はムリだものね・・・・、と予定変更。
(桃を買ってから、ホテル前の朝市でプルーンを買ったことを思い出したのでした)



ドイツは日曜は閉店日ですから、市場も午後3時ごろになるとお安くなるようで・・・・。
2008年夏ドイツ温故知新の旅(35)ミュンヘンそぞろ歩き_a0094449_1056107.jpg別の店では50パーセント引き!
お店の様子を伺っていたら、お客さんたち、品定めはしているようだけれど、あと数分もすれば安くなると思い誰も店員に話しかけません(笑)。なんだか必死な感じが・・・。
こういう時に買い物をしない観光客がウロウロしていてろくなことはありませんので、一足先に退散・・・。


で、フラフラとしながら歩いていたら美味しそうなニオイが・・・。
2008年夏ドイツ温故知新の旅(35)ミュンヘンそぞろ歩き_a0094449_114207.jpg男子もお買い物


2008年夏ドイツ温故知新の旅(35)ミュンヘンそぞろ歩き_a0094449_1145560.jpgコブタの骨付きすね肉がドドーンと。


そうだ、今晩はお部屋でディナーにすればいいんだ!ちっちゃなのを買おうっと・・・
「おばちゃん、小さなのを一つくださいな」
「小さいのってどのくらいかね?」
「うーん、一番小さくていいの」
「あんた、そんなこと言わないで、一番大きいのになさいって」他の店員さんも横から口を挟む。
「いや、あのう・・・」するとオバチャンが断固とした顔で
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「一本あたりの値段だから、大きなものにしなさいって!」
オバチャンたちにおされて「は、はい。大きいのをください」という私に大きなものをわざわざ選んで、二股フォークを突き立ててニヤリと取り出す・・・おばちゃん・・・。
店を出てちょっと振り返ると・・・ここは
2008年夏ドイツ温故知新の旅(35)ミュンヘンそぞろ歩き_a0094449_11154580.jpg肉屋街だったのでした・・・・。
そろそろお茶にしようとおもったのに、カフェは地図をもったご同輩、つまり観光客でいっぱい。残念だけれど、またの機会に・・・・。一度食べてみたかったタマネギケーキことZwiebelkuchenを店先で見かけたのでお買いあげ。





肉屋を出て、ふと顔を上げると、あら、こんなところから、カラクリ人形が・・・
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2008年夏ドイツ温故知新の旅(35)ミュンヘンそぞろ歩き_a0094449_11492913.jpg旧市庁舎からマリエンプラッツを眺める、何度見ても、何度来ても見飽きることがない場所の一つです。
土曜の午後だからかしら、たくさんの人でいっぱい。
面白い光景も見られたし(後ほどご報告)。


そうそう、今回は本屋に行ってない!嗚呼、もう、現金はそれほどないんだった・・・。ここHugendubelって現金主義なのよね・・・・。でも、でも、入ることはできる!(いや、そんなに気負わなくたって・・・ですよ)。
色々な本をちらちらと見て、カードが使える本屋であれとこれをジャケ(表紙)買いしちゃおうかな・・・と思いながら窓辺を見ると・・・
2008年夏ドイツ温故知新の旅(35)ミュンヘンそぞろ歩き_a0094449_1212626.jpgうおー、カラクリ人形だわっ!
階段を降りたところにレジがあったので、念のために尋ねてみたら。。。。「この階はだめだけれど、上の階はカードが使えるようになったのよ!」
なーんだ。
いやいや、荷物があんまり増えてもね・・・、いつか読む日があるかも、みたいなお土産はやめておこう・・・・っと。



さあて、次はなにをしようかしら。
本当はミュンヘンについたら、(絶対にミステリーチャンネルで放映したらアタるのに、と私は思っている)Ihr Auftrag, Pater Castellゴッコをするつもりだった私。
でもZDFのサイトでチョット前まで見られたドラマが、ハイライトだけしか見られないようになっていて、ドラマに出てきた場所がなんだかわからなくなっちゃった・・・。

でも、Funfhochの先に見えた黄色い建物、テレビに出てこなかったっけ?
と気の向くまま自分の勘を信じて歩いてみます。

すると、オデオンプラッツにでてきたのでした。初めてじゃないけれど、でもなんだかとってもおのぼりさん気分!
だって、約20年ぶりだもの!
ちょうど、ミュンヘンの映画学校の学生が撮影の練習中。
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カメラはこういう風景を撮影していたのでした。
2008年夏ドイツ温故知新の旅(35)ミュンヘンそぞろ歩き_a0094449_12213198.jpg帰国後にAll aboutで知ったのですが、ここは「将軍堂」と呼ばれていて、右がカール・ウデレ将軍、左がティリー将軍だそうです。


2008年夏ドイツ温故知新の旅(35)ミュンヘンそぞろ歩き_a0094449_12261163.jpgもっと若かったら絶対にすわっていたな・・・。
もうそういう年齢じゃないけれど、自転車は次こそチャレンジしたいです。貸し自転車情報もチェックしておけばよかったな・・・。


2008年夏ドイツ温故知新の旅(35)ミュンヘンそぞろ歩き_a0094449_12274966.jpgここはドラマでみた気がします。
あのドラマは本当にオススメで、絶対に日本のミステリーチャンネルで放映したら人気が出ると思うのだけれど・・・(しつこくコッソリ言ってみる)。それより、ZDFは続きを作ってくれないのかしらん・・・。ま、そうそうカトリック教会で問題があっちゃ困るでしょうけれど。でも、あれって、知的ミステリーって感じでよかったのになあ・・・。カトリックで使う特殊用語の事典を公式HPにアップするなんて、気合が入ってますよね!(しつこい)


2008年夏ドイツ温故知新の旅(35)ミュンヘンそぞろ歩き_a0094449_12331833.jpg三越じゃありませんよー。このライオンの像のしたにもライオンの頭がついていて(写真じゃ見えないけれど)、そこをなでるといいことがあるんですって!
そのこと、知っていたのにウッカリ忘れそうになっていたら、写真に映っているコワモテのおじさんがこちらをみてニッコリ笑って顔をなでていました。
ふふ。いい気分。私も真似てなでて歩いたら、向こうから来た人が、こちらを見てやっぱり他のライオンをなでて・・・。
また、来ることができるといいなあ・・・。今度は、一度行ってみたいと言っている母がいっしょだといいなあ・・・。
さて、このあと、ケーファの前を通り(ワインを買い)、Kaufhofで運命的な出会いして予定外のお買い物をし(これは後日)、そして、知人に頼まれていた「犬用ボンボン」を買うために薬局をフラフラ・・・・と。


あはっ、少佐ったら今日はこちらに?
2008年夏ドイツ温故知新の旅(35)ミュンヘンそぞろ歩き_a0094449_1328161.jpgこの後ろが狩猟博物館だそうです。
次はぜひ行ってみなくちゃ。
あと、山岳博物館もオープンしたてのようです。観光案内所にキュートなイラストの案内が置いてありました。アルペンスキーのワールドカップも行われることだし(コブタちゃんが親善大使ですよね!思えばミニゴメス大泣き事件が発生したEM08の選手発表の前にそのことの報告があったのでした・・・。)、ミュンヘンから目が離せません!



さらにフラフラと歩くと・・・今度はカールスプラッツの噴水。噴水のそばには、言葉の通じない旅人の友、世界のバーガーショップが・・・。ここ、飲めない、話せない家人もお世話になったそうですが、
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日本語で「マクドナルド」って・・・。
これまでいろんな国のマックへ行きましたが・・・ブルガリアの縦書きマック看板を越える衝撃でした!
これだったら行きますよね!(いや、私はギャートルズになる準備をしていたので、行きませんでしたけれども)

そして、衝撃のファッションショーに出くわし、ようやく地下鉄に乗ってやれやれと思ったら、オットル君大写しのtzが。インタビューが載ったようです。ということで、私も初めて、お金をいれてふたをあげて新聞を買ってみました。オットルくん、がんばれー。ラムたんと別の意味で、本当に彼のバイヤンでの立ち位置には興味が尽きることがありません。

ホテルに戻って、さっそくギャートルズごっこ
いやいや、極東なでしこたるもの、まずはテーブルに美しく配膳してから
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ふふ、実際にはお肉は半分だけ食べて翌日用に冷蔵庫へ。ドイツ代表vsリヒテンシュタインの前半の間中「かったるいことしてちゃ困るんだってばぁ」と、肉つき骨を振り回しながらテレビを見ていたかどうかはナイショです。ミュンヘンはとっても天気がよかったのに、あの日のリヒテンシュタインは雨が降っていて寒そうでしたね。前々日にお目にかかったカントクたちをみながら「夢じゃなかったのよね」と思ったミュンヘンの夜でした・・・。
Commented by nyf1403 at 2008-10-20 15:16 x
おぉ、豪華な夕食、そしてどどんと豚くんが・・

少佐は横座りはなさらないでしょうから、これは伯爵が化けている少佐ですっ。

素晴らしいミュンヘンガイドですねー。あぁ、いきたくなってしまった。
Commented by akberlin at 2008-10-20 18:01
ああ、あのペッちゃんこな桃。おいしいんですよね、意外に。
ハクセ(ギャートルズ肉)はドイツ人的に「ごちそうの最たるもの」みたい
ですね。それにオーバツダ。相方の「おふくろの夕食の味」の一つです。
義母は朝はジャムのみ、チーズやハムは夕食のもの、という信念で
70年近く来ていますから、朝からチーズやハムは御法度だそうです。
相方は実家を離れて初めて朝からチーズやハムを食べることに目覚めた
ようですが、まだご飯とみそ汁の域までは到達していません・・・。
Commented by オカジ at 2008-10-21 11:14 x
こんにちはー。またまたニアミス・・・わたしは4日の日にヴィクトリア市場の肉屋で朝ごはんを食べてました。ちなみに、写真のいちばん右端のお店でです(笑)
「やっぱマクドナルドは世界のことばやで」
と、わたしも最初にドイツに行った時にかなりお世話になりました。やはり世界共通システムですから、ことばの分からない(つかれきった)旅人には強い味方ですよね。それでもPommes Frites頼んだつもりがVoll Milch出されたことは、今でもココロの傷として残っています(・・・)。今は「ポメス、ビッテ」で通すので間違いありませんが(まぁポメスをマックで頼むこともないんですけれど・・・)
Commented by himekagura at 2008-10-21 11:30 x
うわ~、懐かしい!!この通りの肉屋さんでよくお肉を買っておりました。ギャートルズ肉、今となってはなつかしいです。
このぺちゃんこ桃ですが、蟠桃っていう中国産の桃らしいです。たま~に日本でも売ってることがあるらしいのですが、私はまだ見たことありません。一度食べてみたいです。
Commented by バート at 2008-10-21 20:55 x
ミュンヘンを余すところなく堪能!って感じですね~。
行動も文章もすごく精力的で、読むだけでも大変(笑
いい加減、僕もぼーっとしてばっかの旅行から卒業しても良いかも?

そう言えばハクセをレストラン以外で食べたこと無いですね。
だから僕の中でハクセはいつもフォークが刺さってるイメージ。
あ、ケーキもフォークが突き刺さったイメージですね、もはや・・・・・・(笑
Commented by sandonomeshi at 2008-10-21 22:19
ミュンヘンのお肉屋さんのオバチャンってお客さん思い(?)なのですね。
”一ついくら”という値段だと、思わず多きいのを探してしまう貧乏性ですが、ベルリンでお店の人に「多きいのを」と言ってもらったことはありません。
ひしゃげ桃、美味しかったですか~?最近あちこちで出回りだしてきたと思ったら、時々ちょっとハズレもあるみたいです・・・。
Commented by terrarossa at 2008-10-22 21:25
東風さんこんばんは!毎度のことながら、東風さんのバイタリティ溢れるレポート楽しみにしております。ビクトリア市場はつい入り浸りたくなるような魅力にあふれていますよね……私ももう一度行きたいです。つぶれた形の桃、ドイツでもブルガリアでもよく見かけましたが、これは蟠桃(バントウ)という中国の古い品種で、西遊記で孫悟空が食べたのがこの形の桃だとされています。食べてみると、見かけ以上に(?)意外とおいしいので、ヨーロッパでは定着したのでしょうか。日本でも栽培されていますが、可食部分がもっと多くて食味の良い品種がたくさんつくられているせいか、ほとんど市場には出回ってないみたいです。
Commented by 東風 at 2008-10-26 06:13 x
nyfさん、お返事遅くなりました。

そうか、少佐にばけた伯爵が・・・!だから横座りだったんですね!
Commented by 東風 at 2008-10-26 06:19 x
akberlinさん、お返事遅くなりました

オーバツダはお夕飯のものなのですね。ということは、ワタクシ、ただしいバイエルン人の感覚が何時の間にか身についたんだわ・・(違)。
でも、朝からチーズとハムがない人生は・・・。朝はパン食の私には耐えられないかも・・・。
Commented by 東風 at 2008-10-26 06:56 x
オカジさん、お返事おそくなりました。

うあー、ニアミス続きだったのですね。
私はドイツへ行って最初に覚えたドイツ語(!)が「ポンフリ」だったのでした。ポメスという言い方はブログを初めてから知ったのですが、知ってからはドイツではまだ使っていないのです。ついつい、(当時、日本から撤退していた)バーガーキングにお世話になってしまい・・・。

次にミュンヘンへ行った時には、絶対にここで朝食を!と思ってます!
Commented by 東風 at 2008-10-26 07:00 x
himekaguraさん、お返事遅くなりました。

このあたりは、himekagura家の胃袋を支えていたんですね!
精肉も美味しそうで、調理ができたらいいなあ・・・と思いましたよ。
日本とは肉の切り方が違ったり、それも新鮮に思えて・・・。部位も多いですし。
ぺしゃんこ桃は蟠桃というのですね。私が買ったのは甘くて美味しかったです。日本にも入ってきたらいいのになあ・・・と思います。
Commented by 東風 at 2008-10-26 07:11 x
バートさん、お返事遅くなりました。

ワタクシ、ドイツ語の語学学校でダメダメ生徒だったのに、お別れ会の時に先生から「あなたほど好奇心旺盛な生徒はこのクラスにはいませんでした!」と言われるほど、なんだか落ち着きなくあれこれと目が行ってしまうようです・・・。
あと、その落ち着きなさを案外おもしろがる両親や祖母がいたり、驚かせゴッコ(これ、知ってる?、と相手の知らなさそうなことを言い合う)に付き合う家人がいたりするので、探さずにもネタがこっちへやってくる・・・?

もちろんボーっとすることもありますよ。しかも団体旅行でそれをやっちゃうので、引率者に叱られることしばしばです・・・。
Commented by 東風 at 2008-10-26 07:13 x
sandoさん、お返事遅くなりました。

土曜午後だったこともあるのだと思いますが、何人ものおばちゃんが「あんた、何を言ってるの?大きいのになさいよ」と口々に言い出し、びっくり。
桃はとっても甘くて美味しかったです!日本の桃も大好きなのですが、あれぐらいの大きさが私には丁度いいかなと思います。
Commented by 東風 at 2008-10-26 07:19 x
terrarossaさん、お返事遅くなりました。

私、孫悟空も食べた桃を食べたんですね!先日、恩師とばったり会い、そこでなぜか三蔵法師の話になったのです。あー、自慢できたのに!
可食部が多いものを好む日本だと、なかなか浸透しずらいかもしれませんが、この桃は太陽の香りがギュっと詰まった甘さがとてもいいなあと思います。次に中国へ行く時、夏だったら気に留めてみようと思います。
by eastwind-335 | 2008-10-20 10:48 | 旅の思い出08ドイツ夏 | Trackback | Comments(14)

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