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2008年夏温故知新の旅(14):祭りだ!ワッショイ!

2008年8月31日(日)快晴

礼拝が終了時が祭開始時刻なのか、どこにこの街に人がいたのかというぐらい、たくさんの人が!

2008年夏温故知新の旅(14):祭りだ!ワッショイ!_a0094449_18225410.jpg「おじちゃん、これ、ください。」
「ややっ、お父さんはどこかね。子供がライトセーバーを持つとは10年早いぞ。何か事情でもあるのかね」
なーんて会話が交わされていたりして・・・。
ま、関東だと日光に修学旅行にいって男子が間違いなく木刀を買うのと同じ感覚なのかな?

2008年夏温故知新の旅(14):祭りだ!ワッショイ!_a0094449_18234531.jpgパンを焼いている人もいました。匂いをお伝えできず残念です!

2008年夏温故知新の旅(14):祭りだ!ワッショイ!_a0094449_18271181.jpg実はこの女性、斧を投げていたんです。的の下のほう、ほら、刺さってますよ。隣のおじさんがそれを見て指導。おじさんの的中率は100%。このおばちゃんも、結構、中心に的中していました。
い、いや、外れたら困りますが・・・・。


パフォーマーも結構いました。その中で秀逸だったのがこのおばさん。
2008年夏温故知新の旅(14):祭りだ!ワッショイ!_a0094449_18285772.jpg


ビデオでどうぞ。最初に出てくるお兄さんもなかなかいいですよね。雰囲気的がフリンクサーっぽいなあと思いません?絶対フリンクサー、中世に生まれていたら、世を忍ぶ仮の姿はこれだな・・・。





2008年夏温故知新の旅(14):祭りだ!ワッショイ!_a0094449_18591196.jpgおい、お前、今日、ジュダイマスターを見たか?
シッ!静かに!髪の黒い怪しい女が俺たちを何かを通して見ているぞっ!

>雰囲気ありますよね~


2008年夏温故知新の旅(14):祭りだ!ワッショイ!_a0094449_1955117.jpg城壁から見たドイツで一番端っこの家の一つ。


2008年夏温故知新の旅(14):祭りだ!ワッショイ!_a0094449_1912259.jpg下りるのにも気を遣う角度の坂。軍事上の設計でしょう。雪が降った日にはここは歩きたくないです・・・(苦笑)。





一度この坂を下り橋の上をぶらぶらし、あまりの暑さに先ほどのおばさんたちがいた日陰を思い出し、再び上がったら(ヒッ)、あちこちから人が現れある扉に吸い込まれていきます。
見ると教会。中に入ったら涼しいだろうな・・・と思い・・・私もつられて入りました。

すると、中に入ったところで「オルガンコンサート 無料」という小さな黒板の立て看板が。
ある女性が「オルガンコンサートね?」と確認をするように話しかけられたので勢いに押されて頷いたら、キレイな写真入パンフレットが渡されました。
しばらくすると、女性が教会やオルガンの由来を説明し始めます。1703年に建てられたこのペーター教会、オルガンも歴史・由来のあるものです。
2008年夏温故知新の旅(14):祭りだ!ワッショイ!_a0094449_19335499.jpg

オルガンには17の「太陽」がついていることから、Sonnenorgelと呼ばれること、この「太陽」とは「神聖」を意味すること、1927年に教会の建替えがあり、今のelektropneumatische Orgel(電子音のような音をそこで鳴らしてくれました)の機能がついたものに作り直したこと、この機能を使うときは一番大きな太陽がぐるぐる廻ることなどを見せてくれました。
そのほか、機能や音色をバッハやモーツアルトの演奏を通じて紹介してくれ、面白かったです。
オルガン自体は、1979年まで別の場所にあったようで、その後1980年から92年にかけて募金を募りながら元にもどしたようです。まだ寄附が足りず、いまも基金を募っているそうですよ。

オルガンもすごいのですが、シャンデリア(オルガン前、説教台前、祭壇前の3基)も有名らしいですよ!
2008年夏温故知新の旅(14):祭りだ!ワッショイ!_a0094449_19371441.jpgこちらは教会の名前の由来となった聖ペーターです。


感動してノートにオルガンのことなどををちょこちょこ書き付けたのち、ゲルリッツのお祭りで見たいと思っていたものをチェック。
やだ、私ったらゲルリッツでしたいことの一つに「Sonnenorgelを見に行くこと」って書いてある・・・。まあ、無意識が呼び寄せたのか、ちゃんと見られて嬉しいです。

そして、また街をぶらぶらしながら広場の方へ戻ると・・・空の上から金管楽器の音が。
ん?と見回すと、塔の上にトランペットみたいな朝顔のついた楽器が見えます。そして、聞こえてくる曲は、Groenemeyerがライブ盤でBochumを歌う前に観客と一緒に謳っていたフレーズじゃない?
急いでこれまたビデオを廻します。あのチッこいの、本当に役立ちますよ!



演奏が終わったので、しばらくおじさんの質問に答えながら糸を紡ぐおばさんの説明なんぞを聞き(これもまた録画しちゃったんですけれど)、なにやら賑やかな感じがする塔の方へ・・・。
今度はブラスバンド部が、朝見た天秤をもった女神の像のある階段でイケイケ演奏中!
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この最上段の左のサングラスの黒髪兄ちゃんが、なんともポ王子っぽいんですよ!
すごく楽しそうに演奏しているところなんて、代表戦のピッチにいる時みたい(バイヤンといえないのが辛いところ)。
女神像が持っている剣がここではまるで指揮棒のように見えません?

若さバクハツな演奏にすっかり私も夢中になってしまいました。はい、これも録画させてもらいました。ビデオに残った音はあまりよくないけれど(ほんとはもっとスコーンと抜けたような、この日の天気にピッタリな音でした)、彼らのノリのよさ、面白いです。私が大学生の頃のドイツ人ってこんなイメージじゃなかったけれど、今風なのでしょうね。ポ王子やらコブタちゃんで免疫のついている私ですが、実際にこういう雰囲気を間近で見たのは初めて。楽しかったです。ビデオを御覧いただくとわかりますが、聴衆も楽しそうですよ。



by eastwind-335 | 2008-09-19 18:29 | 旅の思い出08ドイツ夏 | Trackback | Comments(0)

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