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2008年夏温故知新の旅(13):ドイツ流エコ?!

2008年8月31日(日)快晴

少しずつ人が出てきたようです。観光案内所もみつかりました。そんな、心細かった私にも少し余裕がでてきたところに、印象的なデザインの建物が。
2008年夏温故知新の旅(13):ドイツ流エコ?!_a0094449_2281427.jpg天秤をもった女性ということは裁判所かしら?

2008年夏温故知新の旅(13):ドイツ流エコ?!_a0094449_2294213.jpg 少し視線を変えてみれば、こんな感じ。


2008年夏温故知新の旅(13):ドイツ流エコ?!_a0094449_2361573.jpgリアルにはこういう車が入っていて、マッシュルームを下ろしていました。

2008年夏温故知新の旅(13):ドイツ流エコ?!_a0094449_2372563.jpgデカっ!新鮮そのもの。

2008年夏温故知新の旅(13):ドイツ流エコ?!_a0094449_240243.jpg開店準備を始める人もいて・・・。


2008年夏温故知新の旅(13):ドイツ流エコ?!_a0094449_2322426.jpgも、もしや、あ、あなたはジュダイのお方?

2008年夏温故知新の旅(13):ドイツ流エコ?!_a0094449_241285.jpg彼の行く道を追ったのに、ふと左手に見えた小道に気を取られ、

2008年夏温故知新の旅(13):ドイツ流エコ?!_a0094449_2412779.jpgようやく前を向くともうあのお方の姿はなかった。その先には坂があり・・・さらに・・・

2008年夏温故知新の旅(13):ドイツ流エコ?!_a0094449_2555646.jpg橋がありました。
橋の上で、はい、パチリ。(この写真をとってくれたおじいさん、他人のカメラって難しいよね、といいながらもピンボケなしの写真をあと2枚とってくれました。ありがとう。)
背後は・・・ドイツじゃないんですよ!


ここゲルリッツはナイゼ川に沿った街Zgorzelec。ナイゼといえば・・・ポーランドとの国境を定めることになったオーデル・ナイゼ(セ)線の「ナイゼ」。オーデル川の支流です。旧東ドイツ時代には、ポーランドとの間に橋をかけることが許されなかったそうですが、数年前に再び橋をかけ、歩いての行き来が可能となりました。
出発前にドイツ観光局に往来について確認したら、警官に職務質問されることもあるのだとか。念のためパスポート(オリジナル)を持って観光するようにしてください、とのこと。といっても、そういうお役人らしき人はいないし、入国審査はなく、当然ながらスタンプが押されることもなく・・・。

この橋を渡る時、私、自分が映っている写真を何枚かとってもらったのに気をよくして、橋そのもの、そしてポーランド側の町並みについては写真を撮り忘れてしまいました。そのかわりビデオには納めたのですけれど。まだそこまで整理がついていないので、コレ(や後日改めて紹介する写真)でご想像ください。
2008年夏温故知新の旅(13):ドイツ流エコ?!_a0094449_304490.jpg左手がドイツ、右手はポーランドです。絵の描かれたグレーの建物は水車(Kornspeicher Dreiradenmuehle)だったところですが、いまはカフェになっていました。
川向こう(ドイツ側)の青銅色の屋根の教会はペーター教会です(と後で知った)。
さて、またドイツに戻ってみましょう。

2008年夏温故知新の旅(13):ドイツ流エコ?!_a0094449_3211724.jpg急な坂道をえっちらおっちら登り、教会の横をすぎると、讃美歌を歌う声が。
でも、教会からではありません。
声のするほうへ行ってみましょう。





声のするほうへ行ってみると、そこは野外礼拝の真っ最中でした。
10時だか10時半から塔のあたりで礼拝がある、とHPにあったのを日本で読んでいましたし、時間があえば行ってみたいなとは思っていましたが、なんせ地図ナシだったので、勝手に塔のある一帯にある教会での礼拝で、まさか野外礼拝とは思ってもみませんでした。
礼拝の次第を印刷した紙を貰い、立って見学しているみなさんに合流(見学と思ったら、教会員ご一家だったり教会の役員だったことがのちほど判明)。
2008年夏温故知新の旅(13):ドイツ流エコ?!_a0094449_3253475.jpgたくさんの人が参加しています。ちょうど牧師先生のお説教の時に到着したようです。牧師先生は白いカラーをつけているだけですが、同じ席に、聖書を朗読するのかな?右手には中世風の衣装を着た人が着席していますし、パイプオルガンのかわりに金管楽器をもった、これまた衣装を着ている男性たちが讃美歌の伴奏などをしてくれます。礼拝中だというのにあちこちでカメラを向けている人がいました。(これは聖餐の準備が始まったころの写真です)

礼拝での聖餐。本来だったら受洗者だけのはずでしょうが、なぜか私にもパンの入ったかごが廻ってきました。普通、一口大にきったパンを頂くと思うのですが、その中には、スライスしただけの黒麦パンが。「今日はお祭りのために焼いたパンです。大きくスライスしただけのパンですから1枚ずつとってください。たくさんありますよ」と牧師先生がマイクで案内します。躊躇した私に「いいんですよ、貴方も讃美歌歌ったんだし」と、お隣の男性が。このかた、教会のお役を務める人でした。カゴを私で止めるわけに行きませんし匂いもいいしで・・・いっただきまーす。ああ、美味しい。
食べ終わったあたりで、さらにカゴが廻ってきます。「もうお腹いっぱいだから」ともう片方のお隣さんへ廻したら、カゴを受け取った彼は籠の中の一枚を取り、一口大に切り、残りを私に差し出し、他の人と分かち合ってくださいと。急いで私も後ろの親子連れに廻します。
献金袋も廻ってきたりして(長い棹の先に袋をつけてまわすんですよ!)、ちょっとみんなが声を出したりしていたら・・・
2008年夏温故知新の旅(13):ドイツ流エコ?!_a0094449_3391545.jpgへ?これって、ダンボール?
あ、アクセント代わりに十字架が印刷されているし、横は十字架の形にきってある!
さて、礼拝が終わりました。すると担当者の人が「ではこれから椅子を片付けてもらいます!」といって、ダンボールのたたみかたを教えます。

2008年夏温故知新の旅(13):ドイツ流エコ?!_a0094449_964173.jpgダンボール椅子はこういう形でした。内側に切込みをいれたダンボールをXに組み合わせたものをいれて補強になるようしています。なるほど、広げれば椅子、たためば一枚になりますね!


2008年夏温故知新の旅(13):ドイツ流エコ?!_a0094449_911678.jpg子供たちにだってできるんですよ。

2008年夏温故知新の旅(13):ドイツ流エコ?!_a0094449_96028.jpg演奏者の一人はこんな扮装でした。

2008年夏温故知新の旅(13):ドイツ流エコ?!_a0094449_991167.jpg礼拝のあとはお約束のお茶の時間。お手製のケーキがふるまわれます。写真を撮っていたら、いつのまにか、私の隣にいた男性(Stuttgartから来たそうです)が。片手にコーヒーカップをもってます。「飲んだり食べたりしていいんだよ」と言われました。私はここはもちろん世界中どこの教会員でないので、と遠慮していたのに、コーヒーをいれたカップを渡され、どこから来たのか、一人なのか、日本ではどんな仕事をしているのか、何故讃美歌を歌えたのか、何でこの街へ来たのか等々を質問されます。差し支えない程度の答えをしていましたが、この街へ来た理由だけはちゃーんと言いました。

「ここが最東の町だと知る前から、サッカードイツ代表キャプテンのミヒャエル・バラック氏の故郷と知っていたからです」と。
そんなことイキナリ極東女子が言い出したので、オジさんもびっくり。「へえ、彼はヤーパンでも人気なんですか?」と。ですから、ドイツサッカーが好きな日本女性もいるんですよ、と言ってから「私が一番好きな選手は、ラムたんです」と、聞かれもしないのに付け加えておきました。
この人、でも、それほどサッカーに関心はなさそう。だって、Stuttgart近郊にお住まいだったらラムたん、といえば「もとStuttgartの選手ですよ」と言わなくちゃ!
さあ、そろそろ見学に戻りましょうか・・・。おじさん、ありがとう、さようなら!


2008年夏温故知新の旅(13):ドイツ流エコ?!_a0094449_9213420.jpg礼拝の時から気になっていた子供たち。
大きくなったらダークフォースに陥らないでね!(笑)

2008年夏温故知新の旅(13):ドイツ流エコ?!_a0094449_9322245.jpgうわぁー、ヤギだぁ・・・といいながら子供たちが二頭のヤギを撫で回します。泣いたり怯えたりする子がいなかったのにはちょっとびっくり。

2008年夏温故知新の旅(13):ドイツ流エコ?!_a0094449_93375.jpgお嬢ちゃんもヤギもつぶらな瞳の持ち主ですね。

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子供たちが覗いているのは「ウサギ」ちゃんでした!すごく嬉しそうですよ!


これまで数回参加した海外の教会での礼拝、いろんな出会いや教会の内装などどれも思い出にのこるものばかりですが、今回のような野外礼拝は初めて。今後は多分体験できないことでしょう。お祭りの一環とはいえ、めったにない体験となりました。

後ろを振り返るとかなり人が出てきたようです。
礼拝が終わるまで物品販売はダメなのかな?文化祭の時みたい・・・と思いながら、もと来た道を歩きます。
by eastwind-335 | 2008-09-19 01:59 | 旅の思い出08ドイツ夏 | Trackback | Comments(0)

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