東京だよ、おっ母さん
2008年 01月 21日
東京は眠らない街なのさ、おっかさん(宿泊した汐留のホテルから築地方面を望む)
海辺の街から母親に上京(!)してもらって、国立劇場の初春歌舞伎公演「通し狂言 小町村芝居正月(こまちむらしばいのしょうがつ」へ行ってきました。
方向オンチゆえに1冊の本にまとめられるほどの伝説を持つの母親が地下鉄を乗り継いで国立劇場まで一人で到着できるとは思えず、当日、10時少々前にJR新橋駅地下改札前で待ち合わせ。
が、私がその約束に3分ほど遅刻。
その理由は・・・・
立派でしょう!前夜、近所のスーパーで珍しく一株のままのカリフラワーが出ていました。しかも熊本産が安価で!通常、ここは、カリフラワーを半株を信じらんなーいような金額でしか売ってないので、まさに高嶺の花。思わず2株買い上げるも、その晩は疲れて就寝。目覚めると起きるつもりの時間から1時間ちかくすぎている~!どたばたとカリフラワーとブロッコリーの下処理をする羽目に。あ、消費期限を迎えるブリの下味もつけなくちゃー。あ、留守する一晩の食事の下ごしらえもだ~!今週の野菜スープも炊いておかなくちゃ!
バタバタバタ・・・・。最寄り駅まで走って、ただでさえしているかどうかわからない化粧はすべてすっ飛びましたが、3分の遅刻ですみヤレヤレでした。地下鉄に乗り永田町まで行くつもりでしたが、寒いことだし、と赤坂見附からタクシーで国立劇場まで(1メータ、710円でしたよ)。
今回の歌舞伎はとある団体のチャリティーとしてチケットを購入。そのためなのか、舞台前に、劇場の職員による30分ほどの説明を伺う機会に恵まれました。今回の芝居はなんと初演以来219年ぶりの再演の演目。芝居の粗筋はちらしやインターネットで下調べができますが、お約束事で成り立っている世界のことは、やっぱり予め説明を聞いておいたほうが面白い。説明の方によると・・・
江戸時代の芝居の世界では、旧暦10月が年末で小屋が役者と一年契約を結び(役者が特定の小屋に所属しないようにしていたそうな)、11月が新年(だから南座が新装開店した時も11月だったんですね!)。11月1日に雑煮を食べたという記録もあるそうです。そして「この一年のメンバーは彼らでーす!」ということで顔見世興行をおこなったのだとか。
顔見世興行の約束事がまた面白い話でした。筋よりも趣向が重要視された顔見世興行では、どんな人がどんな役を演じるかが観客の楽しみだったとか、「だんまり」とか「暫(しばらく)」という見せ場があるとか、などなど。オリジナルでは1番目(時代物)と2番目(世話物)の間に「暫」を入れるのだけれど、主役の尾上菊五郎が「現代の顔見世として再構成したい」と「暫」を2番目の最後に入れたのでした。(ここにあがった専門用語については、私もシロウトなので責任をもって書けません。みなさん、それぞれググるか、『歌舞伎事典』などを引いてみてくださいね)
ロビーには大凧が飾られるなど、お正月ムード満載。国立劇場外観も紅白の柱になってますよね!
劇場内も繭玉などお正月の飾りでした。芝居はとっても面白かった!もう8年ぐらい年前の団菊祭で見た時は「三之助」ということだけでもてはやされていた菊之助や松縁。もちろん、小さな役でも見せ所を作るベテランに比べると、まだまだ「名前」のほうが前に出ている感もありましたが、それぞれの役を一生懸命演じていました。気のせいか、国立劇場は歌舞伎座に比べると舞台が大きいようで、少々散漫なイメージもありましたが、219年前もこんな風に感心したり笑ったりしたのでしょうか。ただ、菊五郎さん演出の暫はセリフに去年の流行語大賞受賞ワードがたくさん出てきたのですが、それは「現代過ぎ」かも。いや、それともこれが現代の「世話物」なのかしらん。
顔見世では、約束事として「雪を降らせる」ということがあるそうです。ま、旧暦の11月といったら、今の冬至ごろ。江戸じゃ雪が降ったことでしょう。
20日の日曜日といえば、東京も夜から雪が降るでしょう・・・という予想で、翌朝、目覚めてホテルの窓をドキドキしながら覗いたのですが、大寒の曇天とはいえ道に白いものなし!
銀座で母が行ってみたかったという専門店やら、すずらん通りに300日ほど移転(本店の改装、外装の洗浄などのため)したばかりの和光へ。ひょっとしたら、と思って、ずた袋を持ってこなくてよかったー、とか思いながら母の後ろを歩いていました。「欲しい~」と思う食器もありましたが、食器棚に入れるところはなし、内勤(食器洗い)の際に洗い残しのある家人に任せられないような薄さ・・・。
お昼は銀座のはずれにある某割烹へ行ってみました。在京マダム系ブロガーさんたちにも取り上げられているだけあって、本当に美味しかったです!ついていたお椀には、なんと「あわびの肝のしんじょう」が。お弁当の盛り付けもステキで、今、減塩中の身には何を頂いてもちょっと味が濃い気がしましたが、それにしても、煮物一つ一つの味が違うんです(当然のコトでしょうけれど)。初めてのお店だったので、写真は一切撮りませんでした。というのは、いつかまた行くだろうなと思ったからです。今回はカウンターで頂いたので、ちょっと足元が冷えてしまいましたが、伺うと掘りごたつの部屋などもあるそうです。
それから、銀座松坂屋に入っている「ベノア」という紅茶専門店でお茶。
なぜ、こういうお店に入ったかといえば、母が泊まったホテルで「昨日、電車男でね、最後の二文字を読まないイギリス王室御用達の紅茶の話が出たのだけど、なんというお店か知ってる?」と言い出したからなのでした。泊まったホテルは各部屋にパソコン完備となっていたので、即座に検索。紅茶好きの母がたまたま「電車男」で見たシーンが紅茶のシーンだったのだとか。私は紅茶よりはコーヒー派(しかも安い豆で十分)。紅茶といえば、私のベストはウィタードだったのですけれど、この数年、伊勢丹からは撤退しちゃったし。ますます紅茶を飲むのは実家に限られているこの頃です。だから、ナントカに真珠なのですが、家で飲んだら美味しいかもとチト思ったり。母は特にコメントがなかったけれど、まあ、気になっていた店にスグに行けたということで満足したのでしょう。
海辺の街から母親に上京(!)してもらって、国立劇場の初春歌舞伎公演「通し狂言 小町村芝居正月(こまちむらしばいのしょうがつ」へ行ってきました。
方向オンチゆえに1冊の本にまとめられるほどの伝説を持つの母親が地下鉄を乗り継いで国立劇場まで一人で到着できるとは思えず、当日、10時少々前にJR新橋駅地下改札前で待ち合わせ。
が、私がその約束に3分ほど遅刻。
その理由は・・・・
立派でしょう!前夜、近所のスーパーで珍しく一株のままのカリフラワーが出ていました。しかも熊本産が安価で!通常、ここは、カリフラワーを半株を信じらんなーいような金額でしか売ってないので、まさに高嶺の花。思わず2株買い上げるも、その晩は疲れて就寝。目覚めると起きるつもりの時間から1時間ちかくすぎている~!どたばたとカリフラワーとブロッコリーの下処理をする羽目に。あ、消費期限を迎えるブリの下味もつけなくちゃー。あ、留守する一晩の食事の下ごしらえもだ~!今週の野菜スープも炊いておかなくちゃ!
バタバタバタ・・・・。最寄り駅まで走って、ただでさえしているかどうかわからない化粧はすべてすっ飛びましたが、3分の遅刻ですみヤレヤレでした。地下鉄に乗り永田町まで行くつもりでしたが、寒いことだし、と赤坂見附からタクシーで国立劇場まで(1メータ、710円でしたよ)。
今回の歌舞伎はとある団体のチャリティーとしてチケットを購入。そのためなのか、舞台前に、劇場の職員による30分ほどの説明を伺う機会に恵まれました。今回の芝居はなんと初演以来219年ぶりの再演の演目。芝居の粗筋はちらしやインターネットで下調べができますが、お約束事で成り立っている世界のことは、やっぱり予め説明を聞いておいたほうが面白い。説明の方によると・・・
江戸時代の芝居の世界では、旧暦10月が年末で小屋が役者と一年契約を結び(役者が特定の小屋に所属しないようにしていたそうな)、11月が新年(だから南座が新装開店した時も11月だったんですね!)。11月1日に雑煮を食べたという記録もあるそうです。そして「この一年のメンバーは彼らでーす!」ということで顔見世興行をおこなったのだとか。
顔見世興行の約束事がまた面白い話でした。筋よりも趣向が重要視された顔見世興行では、どんな人がどんな役を演じるかが観客の楽しみだったとか、「だんまり」とか「暫(しばらく)」という見せ場があるとか、などなど。オリジナルでは1番目(時代物)と2番目(世話物)の間に「暫」を入れるのだけれど、主役の尾上菊五郎が「現代の顔見世として再構成したい」と「暫」を2番目の最後に入れたのでした。(ここにあがった専門用語については、私もシロウトなので責任をもって書けません。みなさん、それぞれググるか、『歌舞伎事典』などを引いてみてくださいね)
ロビーには大凧が飾られるなど、お正月ムード満載。国立劇場外観も紅白の柱になってますよね!
劇場内も繭玉などお正月の飾りでした。芝居はとっても面白かった!もう8年ぐらい年前の団菊祭で見た時は「三之助」ということだけでもてはやされていた菊之助や松縁。もちろん、小さな役でも見せ所を作るベテランに比べると、まだまだ「名前」のほうが前に出ている感もありましたが、それぞれの役を一生懸命演じていました。気のせいか、国立劇場は歌舞伎座に比べると舞台が大きいようで、少々散漫なイメージもありましたが、219年前もこんな風に感心したり笑ったりしたのでしょうか。ただ、菊五郎さん演出の暫はセリフに去年の流行語大賞受賞ワードがたくさん出てきたのですが、それは「現代過ぎ」かも。いや、それともこれが現代の「世話物」なのかしらん。
顔見世では、約束事として「雪を降らせる」ということがあるそうです。ま、旧暦の11月といったら、今の冬至ごろ。江戸じゃ雪が降ったことでしょう。
20日の日曜日といえば、東京も夜から雪が降るでしょう・・・という予想で、翌朝、目覚めてホテルの窓をドキドキしながら覗いたのですが、大寒の曇天とはいえ道に白いものなし!
銀座で母が行ってみたかったという専門店やら、すずらん通りに300日ほど移転(本店の改装、外装の洗浄などのため)したばかりの和光へ。ひょっとしたら、と思って、ずた袋を持ってこなくてよかったー、とか思いながら母の後ろを歩いていました。「欲しい~」と思う食器もありましたが、食器棚に入れるところはなし、内勤(食器洗い)の際に洗い残しのある家人に任せられないような薄さ・・・。
お昼は銀座のはずれにある某割烹へ行ってみました。在京マダム系ブロガーさんたちにも取り上げられているだけあって、本当に美味しかったです!ついていたお椀には、なんと「あわびの肝のしんじょう」が。お弁当の盛り付けもステキで、今、減塩中の身には何を頂いてもちょっと味が濃い気がしましたが、それにしても、煮物一つ一つの味が違うんです(当然のコトでしょうけれど)。初めてのお店だったので、写真は一切撮りませんでした。というのは、いつかまた行くだろうなと思ったからです。今回はカウンターで頂いたので、ちょっと足元が冷えてしまいましたが、伺うと掘りごたつの部屋などもあるそうです。
それから、銀座松坂屋に入っている「ベノア」という紅茶専門店でお茶。
なぜ、こういうお店に入ったかといえば、母が泊まったホテルで「昨日、電車男でね、最後の二文字を読まないイギリス王室御用達の紅茶の話が出たのだけど、なんというお店か知ってる?」と言い出したからなのでした。泊まったホテルは各部屋にパソコン完備となっていたので、即座に検索。紅茶好きの母がたまたま「電車男」で見たシーンが紅茶のシーンだったのだとか。私は紅茶よりはコーヒー派(しかも安い豆で十分)。紅茶といえば、私のベストはウィタードだったのですけれど、この数年、伊勢丹からは撤退しちゃったし。ますます紅茶を飲むのは実家に限られているこの頃です。だから、ナントカに真珠なのですが、家で飲んだら美味しいかもとチト思ったり。母は特にコメントがなかったけれど、まあ、気になっていた店にスグに行けたということで満足したのでしょう。
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nyf1403
at 2008-01-22 00:26
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え、和光、移転しているんですか?三月、上京して来る友人と、銀座の和光の前で待ち合わせなんですが・・おろおろ、私も「上京」だし、待ち合わせ場所、変えた方がいいのでしょうか・・。おろおろ。
お母様とデート、素敵ですね。私も母と二人でという時間、好きですよ。ただ、今は引退生活の父が、「ひがまない程度」にしないとね。ムコをつれていくと、男同士ができるんですがにゃ。
東風さん、コーヒー党なんですね、メモメモっと。どんなお味がお好みで?お答えくださったら、質問はすぐ忘れましょうねー。
お母様とデート、素敵ですね。私も母と二人でという時間、好きですよ。ただ、今は引退生活の父が、「ひがまない程度」にしないとね。ムコをつれていくと、男同士ができるんですがにゃ。
東風さん、コーヒー党なんですね、メモメモっと。どんなお味がお好みで?お答えくださったら、質問はすぐ忘れましょうねー。
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himekagura
at 2008-01-22 02:46
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すごい!!立派なカリフラワー!美味しそうですね。
お母様とデート、いいですね。コースもなんか、母と娘のデートにぴったりな素敵なコース選択です。銀座の割烹がかなり気になりました。でも、きっとお値段もいいんでしょうね。いつか何か機会があればそんなところへ行ってみたいです。
お母様、きっとお喜びだったでしょうね。
お母様とデート、いいですね。コースもなんか、母と娘のデートにぴったりな素敵なコース選択です。銀座の割烹がかなり気になりました。でも、きっとお値段もいいんでしょうね。いつか何か機会があればそんなところへ行ってみたいです。
お母様、きっとお喜びだったでしょうね。
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オカジ
at 2008-01-24 11:34
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こんにちはー。お母さまと一緒のお泊り初芝居、さぞ楽しまれたことと思います。わたしももよく母と一緒に芝居見物するのですけれど、芝居もそうですが、その後のおしゃべりが何より楽しいですよね。
「小町村」はNHKのを中継を見逃してしまったので、東風さんの感想で初体験です。そうか、これは顔見世狂言だったんですね。歌舞伎の楽しみのひとつは、「知る楽しみ」にもあると思っているのですけれど、ここでの「約束事」もぜひまたググって勉強したいと思います。
菊五郎さんの演出だと、さぞかしお楽しみ(時に悪ふざけ?)も多かったことと思います。歌舞伎は伝統芸能であると同時に現代劇でもありますので、江戸の庶民が大笑いしたのと同じように、現代の見物人も大笑いさせて楽しませてやろうという菊五郎さんのアプローチは好きです。ま、時々『それはやりすぎやろう・・・オヤジさん』と突っ込みいれたくなるところもあるんですけれど(笑)
「小町村」はNHKのを中継を見逃してしまったので、東風さんの感想で初体験です。そうか、これは顔見世狂言だったんですね。歌舞伎の楽しみのひとつは、「知る楽しみ」にもあると思っているのですけれど、ここでの「約束事」もぜひまたググって勉強したいと思います。
菊五郎さんの演出だと、さぞかしお楽しみ(時に悪ふざけ?)も多かったことと思います。歌舞伎は伝統芸能であると同時に現代劇でもありますので、江戸の庶民が大笑いしたのと同じように、現代の見物人も大笑いさせて楽しませてやろうという菊五郎さんのアプローチは好きです。ま、時々『それはやりすぎやろう・・・オヤジさん』と突っ込みいれたくなるところもあるんですけれど(笑)
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eastwind-335 at 2008-01-24 21:50
nyfさん、こんにちは。
和光、建物自体はあるのですが、改装のためにお店には入れません。和光の中で待ち合わせだったとしたら、もう2軒ぐらい隣の山野楽器とか、向かいの三越、または、鳩居堂あたりはいかがでしょう?
うちは3人で会うこともあるし、私と父だけで最初会って、それから母が合流、またはその逆というのもあります。家人がいると共通の話題のない両親が家人に対してとっても気を遣うので、家人なしのほうが2人には楽しそうです(汗)。
和光、建物自体はあるのですが、改装のためにお店には入れません。和光の中で待ち合わせだったとしたら、もう2軒ぐらい隣の山野楽器とか、向かいの三越、または、鳩居堂あたりはいかがでしょう?
うちは3人で会うこともあるし、私と父だけで最初会って、それから母が合流、またはその逆というのもあります。家人がいると共通の話題のない両親が家人に対してとっても気を遣うので、家人なしのほうが2人には楽しそうです(汗)。
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eastwind-335 at 2008-01-24 22:04
himekaguraさん、こんにちは、
私は職場へ弁当を持っていくし、土日も家で簡単にすませることがほとんど。ランチを有名店で楽しむようなマダムな知人もいないので、世間のランチの相場がよくわからないのですが、銀座の割烹は手間や味を考えると、お値打ちと思います。billig ではなく、preiswertというのがピッタリくるように思います。今回初めて行ったお店ですので名前を挙げませんでしたが、また何回か行くことができたらお店の名前を書きたいと思います。母も、稽古事で一緒の方たちと食事をすることがあるらしくて、いつも連れて行っていただくばかりなので、今度はここを誘ってみようと思ったようで、個室のことなどを聞いていました。しかし、方向音痴女王の母が一人でこの店にたどり着けるかどうか・・・。思わずレジ横の名刺を母に「大事に持っていてね」と渡した娘です。
そして、まさか母から電車男の中の紅茶のことを聞かれるとは思わなかったのですが、私も勉強になりました。イートインはうーむ、という雰囲気でしたが、味のキチっとした紅茶だと思います。
私は職場へ弁当を持っていくし、土日も家で簡単にすませることがほとんど。ランチを有名店で楽しむようなマダムな知人もいないので、世間のランチの相場がよくわからないのですが、銀座の割烹は手間や味を考えると、お値打ちと思います。billig ではなく、preiswertというのがピッタリくるように思います。今回初めて行ったお店ですので名前を挙げませんでしたが、また何回か行くことができたらお店の名前を書きたいと思います。母も、稽古事で一緒の方たちと食事をすることがあるらしくて、いつも連れて行っていただくばかりなので、今度はここを誘ってみようと思ったようで、個室のことなどを聞いていました。しかし、方向音痴女王の母が一人でこの店にたどり着けるかどうか・・・。思わずレジ横の名刺を母に「大事に持っていてね」と渡した娘です。
そして、まさか母から電車男の中の紅茶のことを聞かれるとは思わなかったのですが、私も勉強になりました。イートインはうーむ、という雰囲気でしたが、味のキチっとした紅茶だと思います。
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eastwind-335 at 2008-01-24 22:28
オカジさん、こんにちは。
芝居のチケットは高いので、なかなか人を誘うことができず、ついつい、チケットを取るのがおっくうで出不精になりやすい母に声を掛けてしまいます。声をかけると大抵は付き合ってくれる、世間が見れば典型的な友達母娘なのでしょうけれど、やはり母は母。会えば小(大?)言もあり、です。
松緑、菊之助を「大きくなったわよね~」なんて親戚のオバちゃんみたいなことを母は申しておりました。菊之助はとてもキレイでしたよ。雌狐になってピョーンと飛ぶところがあるのですが、ちょっとラムたんを思い出すような愛嬌のある表情で決めてました。
オカジさんもおっしゃったように、菊五郎さん、そして殺陣を指導された役者さん(ああ、名前を失念してしまいました)たち、お楽しみをあちこちに仕掛けてくれました。そして、21世紀にはすっかり伝統芸能になってしまいましたが、考えたら歌舞伎は本来「現代劇」なんですよね。だから、かしこまったり気負ったりしないで見られるようになりたいなと思いました。
芝居のチケットは高いので、なかなか人を誘うことができず、ついつい、チケットを取るのがおっくうで出不精になりやすい母に声を掛けてしまいます。声をかけると大抵は付き合ってくれる、世間が見れば典型的な友達母娘なのでしょうけれど、やはり母は母。会えば小(大?)言もあり、です。
松緑、菊之助を「大きくなったわよね~」なんて親戚のオバちゃんみたいなことを母は申しておりました。菊之助はとてもキレイでしたよ。雌狐になってピョーンと飛ぶところがあるのですが、ちょっとラムたんを思い出すような愛嬌のある表情で決めてました。
オカジさんもおっしゃったように、菊五郎さん、そして殺陣を指導された役者さん(ああ、名前を失念してしまいました)たち、お楽しみをあちこちに仕掛けてくれました。そして、21世紀にはすっかり伝統芸能になってしまいましたが、考えたら歌舞伎は本来「現代劇」なんですよね。だから、かしこまったり気負ったりしないで見られるようになりたいなと思いました。
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akberlin
at 2008-01-25 07:51
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お母さまと仲良く歌舞伎。ステキですわ~。ウチは母が時代劇ヲタクですから
歌舞伎も大好きなんですけど、私はどうも・・・。母は一時、私を歌舞伎好きに
仕立て上げようと今の海老蔵の初舞台やら、今の菊之助の初舞台やら、
いろいろ見させられたんですけど、よく寝てました・・・もったいなかったですね・・・。
私は色気より食い気、ですから銀座のPreiswert(この言葉にヨワイ!)
なお昼の方が気になりましたっ!ぜひ行ってみたいです。
歌舞伎も大好きなんですけど、私はどうも・・・。母は一時、私を歌舞伎好きに
仕立て上げようと今の海老蔵の初舞台やら、今の菊之助の初舞台やら、
いろいろ見させられたんですけど、よく寝てました・・・もったいなかったですね・・・。
私は色気より食い気、ですから銀座のPreiswert(この言葉にヨワイ!)
なお昼の方が気になりましたっ!ぜひ行ってみたいです。
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eastwind-335 at 2008-01-26 12:13
akberlinさん、こんにちは。
実家では大河ドラマこそ年間と通して見ていた時期もありますが、原則としては父にチャンネル権があったため、野球のシーズンは見られず、また平日も時代劇も、そして落語も関心のない父のおかげで、和モノへの関心が低かったのです。というわけで私自身、(観劇としての)歌舞伎デビューは30代になってからと遅いです。大学に入って、テレビの中継を初めてチラリと見たとき、セリフは絶対に古文みたいで、已然形とか出てくるんだわ、なんて思いこんでいたのですが、案外フツーのコトバだったので安心した記憶があります。でも、お約束毎の世界だから、テレビじゃわからないことがいっぱいですよね。今回は、イヤホンガイドのおかげで、その場面になるチョット前で見所やセリフの特徴がわかりましたが、約束ごと込みで楽しめるようになるには、暫く時間がかかりそうです。
ただ、この頃ですね、なんと言うのでしょうか、時っていうのがあるんだな、と。自分にピタリと来るものと出会えた時がわかるようになりました。これもまた年の功なのでしょうか・・・。
銀座のお店はいずれまたブログでも紹介したいと思います。
実家では大河ドラマこそ年間と通して見ていた時期もありますが、原則としては父にチャンネル権があったため、野球のシーズンは見られず、また平日も時代劇も、そして落語も関心のない父のおかげで、和モノへの関心が低かったのです。というわけで私自身、(観劇としての)歌舞伎デビューは30代になってからと遅いです。大学に入って、テレビの中継を初めてチラリと見たとき、セリフは絶対に古文みたいで、已然形とか出てくるんだわ、なんて思いこんでいたのですが、案外フツーのコトバだったので安心した記憶があります。でも、お約束毎の世界だから、テレビじゃわからないことがいっぱいですよね。今回は、イヤホンガイドのおかげで、その場面になるチョット前で見所やセリフの特徴がわかりましたが、約束ごと込みで楽しめるようになるには、暫く時間がかかりそうです。
ただ、この頃ですね、なんと言うのでしょうか、時っていうのがあるんだな、と。自分にピタリと来るものと出会えた時がわかるようになりました。これもまた年の功なのでしょうか・・・。
銀座のお店はいずれまたブログでも紹介したいと思います。
by eastwind-335
| 2008-01-21 21:50
| 日常
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