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お江戸日本橋から東京丸の内へ(その2)

その1はにあります。

さてさて、三井記念美術館の見学を終え、山車見学のために東京駅に移動するために神田駅へ戻ります。千代田区のHPによると、パレードは皇居のナントカ門あたりから4時から始まり、丸ビル前が終点となっています。でも4時から8時までってどんなパレードなのかしら?私が一番見たかったのは、山車というよりも、実は朝鮮通信使の行列。これは比較的早くにスタートすると書いてあったけれど、どのあたりで見るのがいいのかなあ・・・と思いながら駅へ急いでいたつもりだったのですけれども・・・。
ふと、横を見てしまい、途中で見つけてしまったんです。これを。
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石町という地区らしいのですが、きっと平日には仕事帰りのおじさんたちがここで一杯やっていくのでしょうね。

さてさて、東京駅に電車が着くときには、終点である丸ビル前で見ようと決めましたので、東京駅から丸ビルまでまっしぐら。すると、いかにも韓国伝統音楽のようなラッパの音が!

ああー、横断歩道の赤信号の待ち時間がこんなに長いとは!






*追記:なんと、土日になると自転車で日本橋や銀座にお出かけになるというhimekaguraさんたちが同じ場所にいらしたそうです。とってもきれいな写真をupされていますので、ぜひこちらもご覧ください*

あのラッパにせかされるように急ぎ足で丸ビルに!着いたら、もう、先達である若侍と朝鮮通信使ご一行様はゴール地点である丸ビル前にいました。
とりあえず待機なのでしょうか、止まったままだったので、写真を撮ることに。
お江戸日本橋から東京丸の内へ(その2)_a0094449_1761750.jpg大邱(テグ)市からやってきた友好団体からなる親善使節のようです。彼ら、ピタリと止まったままで、微動だにせずという感じだったのですが・・・

お江戸日本橋から東京丸の内へ(その2)_a0094449_1783096.jpg先達の若人ども、うごくうごく、ふざけるふざける。もう少し背中をしゃんとせんかーい!と後ろから頭をはたきたくなるほど。なにか関節が一つ足りないのでしょうかねえ・・・。しかも先達じゃないのー。

お江戸日本橋から東京丸の内へ(その2)_a0094449_171630100.jpgしばらくすると、解散のための誘導がはじまりました。私たちの前を足早に通信使正使が輿にのって通り過ぎます。
お江戸日本橋から東京丸の内へ(その2)_a0094449_17144331.jpgチャングム?通信使の行列図巻に女性っていたかなーなんて、ふと思ってみたり。
お江戸日本橋から東京丸の内へ(その2)_a0094449_17185125.jpg先達のダラダラっぷりにくらべると、通信使ご一行様は、最後の最後まできちんと通り過ぎ、パフォーマンスもあり。遠くから、わざわざ行進のためにありがとうございました、という気持ちになりました。

お江戸日本橋から東京丸の内へ(その2)_a0094449_17232772.jpg山車は九段のものから始まりました。次は三番町のもの・・・子供たちがひっぱっていることが多く、町内をあげての参加のよう。ま、今日は寒いし、一番見たいものは見られたから・・・と東京駅地下へ行くために丸ビルへ入ると、そこには、今回は行列に参加しない都下各地の山車と人形が!

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3階から見るとこんな感じです。ちょっと人が引いた時に撮ったので、それほど混んでいる様に見えませんが、私がこのロビーに入ったときには、かなりの人が集まっていました。
どの山車にも町会から説明のために人が出ています。一番詳しく、また面白かったのが、日本武尊(やまとたける)を山車の人形にしている青梅市上町(かみちょう)の山車。おじさん、説明したくてたまらない様子で声をかけてきました。「神鏡を首にかけてますね!」と答えたら、色んなことを教えてくれました。
お江戸日本橋から東京丸の内へ(その2)_a0094449_17394510.jpg・今年になって江戸時代以来の衣装を西陣で新調したこと。これまでの衣装は竹の繊維を織ったもので、これが破けたらもう直せないからということで、新調したのだとか。
・人形は町会に飾り、山車にはのせない。
・五月二日、三日が青梅大祭。道が狭いところを山車が通るので、行きかう時の競り合いやケンカ囃子が名物なのだとか。
・青梅のもとの町会は5つしかなく、その一つが今回展示をしている上町。お金がかかるとかいう話になるのだけれど、町会の象徴にもなるから、結局お金を出しちゃうんだよねーと、おじさんが笑いながら説明をしていました。

お江戸日本橋から東京丸の内へ(その2)_a0094449_1739253.jpgそして、この日本武尊のすごいところは、足にあります。今回は高い所の展示でしたのでうっすら確認する程度でしたが・・・・すね毛、血管が人形にリアルに手描きされているんですよー。

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外国からのお客さんたちも、山車や人形を興味深く見ていて、写真をジャンジャン撮ってました。外では、まだまだ山車が行列をなしてました。丸ビルで休憩中のみなさんの目も楽しませていました。
Commented by akberlin at 2007-09-30 19:59
まるで絵巻のようですね。丸ビルで、というところがまた何とも。
外国人がよく「新旧合わさったカオスの街、TOKYO」と呼ぶのが
理解できるような気もします。
うーん、でもバイトのコたち!しゃんとせいっ!(←ばーさんは
そういうとこにうるさい。自分のことはさておき・・・。)
Commented by himekagura at 2007-09-30 21:58 x
きゃあ!!東風さん、土曜日、完全にニアミスです!!
私も同じ頃同じあたりをうろうろしていて、丸ビルで山車や御輿、見ました。同じような写真を今日のブログにアップしようかと。
それにしても、朝鮮通信使の行列があったのは知りませんでした。
さすがは、東風さん。私はささっと写真を撮っただけで立ち去っちゃいましたが、ちゃんといろいろ解説をお聞きになったんですね。なるほど、そうだったのか、、とあらためて勉強になりました。
Commented by himekagura at 2007-10-01 00:47 x
私も日記に丸ビルでの展示のことなどアップしました。
東風さんのに比べて、全く中身のない日記で恥ずかしいですが、、。
あの~、もしできましたら、文中リンクさせていただいてよろしいでしょうか?
Commented by 東風 at 2007-10-01 07:01 x
akberlinさん、こんにちは。
東京駅のポスターを見なかったら(しかも、いつも歩く通路じゃなかった)行く事もなかったと思います。天気が悪く、すぐ暗くなるような日だったのが残念でしたが、この日に丸の内にいた外国人には、思いがけない体験になったと思います!丸の内がどんどんと開発されていくこの頃、大手町にあらわれた江戸時代のみなさんだったのでしょうけれど、行列が終点に着いたら現代の若者になってしまったようでした・・・。たくさんの人が見ていたので、逆にはしゃいでしまったかな・・・。
Commented by 東風 at 2007-10-01 07:08 x
himekaguraさん、こんにちは。
うわー、ニアミスしていたんですね!私は日本橋のほうに向うときに、今頃himekaguraご夫妻がサイクリング中かなーと思っていたのでした。えーっと、丸ビル前で午後5時ごろデジカメを握り締め「すみませーん、前とおしてくださーい」と体をねじりこんでいた化粧っけのない中年の女性がいたとしたら、それが私です。丸ビルの中はたくさんの人が山車や御輿を楽しんでましたね。長くなるからupしませんでしたが、私も萬世の御輿、すごいキラキラだなーとおもってあちこちをクローズアップして撮りました。ひょっとしてhimekaguraさんの撮影のジャマをしていたりして・・・。
文中リンクの件、ありがとうございます。私もリンクさせてくださいね。
by eastwind-335 | 2007-09-30 17:45 | 日常 | Trackback | Comments(5)

東風のささやかな毎日のささやかな記録


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