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親指中入れてキュッと応援しているからね!

実は、詳しいことは知らないまでも、試合前に最終的な予選リーグの結果を知ってしまった(!)上でなでしこVSドイツチームの試合を見てます。

親指中入れてキュッと応援しているからね!_a0094449_3372080.jpg青島達也アナの中継と川上直子元代表選手解説で今日もお届けです。青島アナ、ちょっとねえー・・・。興奮していたからでしょうか・・・。えーっとNeidカントクのことをずーっとニード、ニードと。だから、ナイド、ナイドなんだってばあ。
←エーイっ、チンタオ(青島)うるさーいっ!

今日も川上さんは冷静な解説・・・でしたが、結果として、最後のほうには、気持ちが熱くなるような感じも。そして、チンタオアナは前2戦でも引き分けに持ち込んだだの勝てたのだけれど、女子が勝ち点3をとるのがこんなに大変だとは思わなかった、とか。何を言いたいのか!?FIFAランキングとは違ってた?フジテレビ的には「柔道と一緒でやられちまったよー(結果がでない)」とでも?メディアとしては、FIFAのランキングからすれば、イングランドには勝てると思っていたでしょうから、困ってるんでしょうかねえー。そんな甘いことじゃないのに。ベンキョーせい、と突っ込んでしまいましたよ。

さて、本日の試合は強豪ドイツ相手。負けられない試合とはいえ、格上相手の試合。いままで勝ったことがない。でも、この前までの試合展開はなんだったのか!と思うぐらいナデシコたちは前半から走り回ります。正直言って、パスもよく通るし、パスカットもしている。はっきりいって、男子のタラタラっぷりを見慣れた目には、とっても新鮮!

しかーし、ドイツチームは体格の良さ、試合慣れしていることなどを含め、上手い。21分にはコーナーキックからプリンツが決めます。
179センチの「巨体」(byフジテレビアナウンサー)とプリンツの体格を紹介し、彼女の調子の悪さを澤のセリフから紹介していました。でも、調子悪くても決めちゃうんだもん、そんなことをいっちゃいけないよーん。

そして、ナデシコたちは、1点先制をものともせず、攻めて守るのです。
残り25分ほど、ボールを支配しているのでは?!と思えるほど。

危ないところもありますが、磯崎たちのクリアーで凌ぎます。大きな巨体(プリンツ)たちの前にたくさんのホビットたちが・・・。どうにしても点を入れさせないという感じが伝わります。GK福元も負けません。

前半が終わりピッチから下がる日本人選手たちの表情は、これまでと違って、明るく、力強いのです。本来のナデシコらしい試合展開ができたからでしょうか



後半、これまで試合を救ってきた宮間を下げて、ボンバー荒川がんちゃんを入れてきました。ツートップというフォーメーション。FKではなくガンガンと点を取っていく姿勢だろうと、解説者は言ってます。でもねえー、宮間を下げていいのでしょうか・・・・。心配。

そうこうするうちに、澤からの良いパスを荒川が決めようとした時に、相手のGKと接触。左肋骨あたりにGKの肘が入り、立ち上がれず・・・・!そのまま選手交代となりました。10人の時間がかなりあったのですが、その時、少々元気がないようにも思えました。11人になったらまた元気が出てきました。

ドイツも7番にかわり19番の選手バイヤマイを。彼女はコソボの出身だと紹介されました。まだ19歳。彼女がプリンツとは違うリズムで日本ゴールを狙います。そこを宇津木らが抑えます。

足が重たくなる後半25分になっても、女子は闘ってます。
惜しいところもあるのですが、ドイツのDFはすごい。体をうまくいれてます。

残り15分となったときに投入されたミュラーからのフランケをプリンツが頭で決めようとしていたのですが、決まらない。実はその前もプリンツは決めきれないところがあって・・・・。ここが不調といわれるところなのでしょうか。

1メーター80センチが後ろから襲い掛かってきたり、日本選手は体をはって試合を勧めていかざるを得ません。倒れても、ぶつかっても彼女たちは自分たちしかいないのです。
こういう時間になると、宮間の抜けたのは、つくづく痛いなあと思います。みんなそれぞれが懸命に走るのですが、中盤がどういうわけか後ろにボールをまわすのです。

そして応援席にいる中国人は、ドイツびいきのようで・・・。(歴史的背景を含め)仕方ないのだと思いますけれど、ちと寂しい気分も。変な時間帯にウェーブが起きているようです。しかも相当の掛け声かけてやってマス。マイクにその音が拾われていて、なんだか、哀しい感じ。
そんな中、40分に、磯崎のファールからFK。これは福元の反対を飛び・・・2点目。

もうロスタイムに入っているのですが、原、近賀たちがどんどん攻めて行きます。
来年にはオリンピックもあるので、この試合をきちんとやってほしいと解説の川上さんが強く説いています。そして、このチームは最後まであきらめないところがすごいと・・・・。

試合終了

日本は予選リーグでおしまいです。なのに、試合終了の笛と同時にFIFAのCM。で、すぐに選手インタビューに・・・。たとえば、ピッチでドイツ選手とどういう交流があったかとか、選手の表情とか・・・。そこまで映すことで、女子サッカーを見慣れていなくても、どんな選手と日本の選手が讃えあったか、そこから、日本選手の評価もわかるわけですし。そして、試合終了後の選手たちの振る舞いは、次代の女子、たとえばU19の子たち、チビっこたちの参考にもなります。
インタビューのあとにすぐにスタジオに戻るかなとおもったら、ピッチでなでしこたちが最後にしたことを放映していました。

親指中入れてキュッと応援しているからね!_a0094449_3374295.jpg
ローマ字、中国語で「ありがとう(中国)」と書かれた横幕を選手たちが持って、観客席にお礼を言っているのです!
いつもちゃんと観客席にお礼を行ってるのかわからない男子日本代表に比べ、この清清しい態度!前髪を上げた彼女たちのキリリとした姿に感動しました!観客席のどのくらいの人たちが彼女たちの振る舞いを見ていたか知りません。明日以降、テレビでこのシーンが放映されることもないでしょう。ですから、げってぃーさんちから強奪してまでもみなさんにご紹介したいと思います。

これぞなでしこビジョンの最後に書かれている「「なでしこ」らしさとはひたむき 芯が強い 明るい 礼儀正しい」の体現ではないでしょうか?

JFAは試合結果だけを見るのではなく、こういうところを男子が真似るよう、指導してほしいなあー。

このあと、決勝リーグの地上波放送はしばらくなく、決勝戦のみ放映となります。
ウーン残念。多分、フジテレビのケーブル放送のほうはあるはずです。決勝に進むチームがどこになるか?決勝戦もぜひ見たいと思います。
Commented by himekagura at 2007-09-18 11:45 x
なでしこジャパン、ハーフタイムまでは見ました。
残念でした!
最後にこんなにちゃんとお礼を言っていたのですね、選手たち。はっきり言ってドイツの応援をしている人が多かったと思うけど、さわやかでいいですね。
青島アナ、フランス語が得意だし、ツールドフランスの中継はとても上手で大好きなんですが、、。最近はフジが降りちゃったので、彼のツール中継が聞けなくてとても残念です。
Commented by nyf1403 at 2007-09-18 15:35
キーパー、いいキープしてましたね!こっちでは、Torfrauとキーパーのこと、言っています。でもね、大きさが違います。縦も横も。
最後のゴール前ファウル・・あれは、絶対ボールに触れないから無駄なファウルでした。でも、きっとくたびれちゃっていたんだろう、だから、もうコントロールが難しかったんじゃ、って猪之助が申しておりました。
ドイツとしたら、日本相手にもっと点を稼いで当然でした。だって、2点目は相手の反則でのゴール。まぁ、反則させたわけですが。だから、撫子、活躍でしたよ。猪之助が「日本はドイツと同じリーグだよ、アルゼンチンは格下だけど日本は同じリングに立っての試合だった」と言っています。ま、こいつは撫子びいきに躾けられてはおりますがにゃ。
あぁ、また禁を破ってしまった。
Commented by eastwind-335 at 2007-09-19 07:15
himekaguraさん、こんにちは。
前半、なかなかよく動いていたでしょう?あとで、スポナビの試合報告を読んでいたところ、ドイツ応援に「動員」されていたようですよ。ああ、もう、そんなことで目くじらを立ててはなりませんねー。
チンタオ青島アナ(失礼!)、ツールドフランスの中継をしていたんですね!話方に動きのある人だと思いましたが、サッカーはあんまりわかってないのではないかなあ、と。そして、川上直子さんの的確な解説が際立っていたのもあって、私としては「チンタオ~!」というコメントがあったわけで・・・。特に女子サッカーの中継は滅多にないので、ここでいい中継があれば、後に続く女子も出てくるんじゃないかなあと思ったんです。スポーツ中継って難しいです。つくづく思います。
Commented by eastwind-335 at 2007-09-19 07:38
nyfさん、こんにちは。
みんなよくやりました!GKが特によくがんばってくれました。
我が家では、イングランド戦の時のケリー・スミスのシューズKissのパフォにNGの嵐で、その点、プリンツは評判良かったです。でも、調子が悪かったようですね。もっと調子がよかったら・・・(汗)。
私はナイド監督をもう少し紹介するかなーと思ったんですけれど。この日の格好はいかにもドイツ人ぽいのですが、よく似合ってます!スタイルいいですねー!女子のスポンサーの服は「(世界規模の)高級オシャレー」路線ではないそうですが、ドイツの女性に人気のあるメーカーだとか。パンツの生地が柔らかくて穿きやすそう。
ナデシコたちは、環境の悪い中、わがままを言わずに良く頑張りました。来年の五輪への道をもう歩き出したようですが、ボンバー荒川選手が気胸というのが心配です。ドイツ選手のように、30代選手も、そして次の世代からも選手が加わる、つまり裾野がひろがっているといいなあと思います。
by eastwind-335 | 2007-09-18 02:08 | ドイツ・サッカー | Trackback | Comments(4)

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