辰巳芳子せんせいにお料理を習ってる小学生たち

今、NHKの「きょうのお料理」でサルサ・ポモドーロ・フレスカ(新鮮なトマトのソース、の意)の作り方をやってます。
今日の先生は、私が一度習って見たいと思っている辰巳芳子先生です。
聴き手は時折ボケたギャクをいういつものNHKの後藤アナウンサー。

いつもとちがうのは、場所がスタジオじゃなくて、辰巳先生の鎌倉の御宅。
そして、小学生三人が生徒役。小学5,6年生ぐらいの男の子(あきちゃんことあきひろクンとひろきクン)と1年生ぐらいの女の子(なさか?ちゃん)。ひろきクンは2度目の出演じゃないかなあ、と思います。休み恒例の辰巳センセイの子ども向け料理教室、そこいらの子ども向けの番組とは違います。なるほどなあ、と思う30でした。




いつもキリリとした辰巳先生。
辰巳先生は五感を使って料理をすることを子供たちに丁寧に教えます。
トマトは裏まで真っ赤な色がいい、張りがあるものがいい、と触らせたり裏までじっくり見せています。これは視覚
辰巳先生はトマトの味を覚えておいてね、と一口大のトマトを子供たちに渡します。これは味覚。関心したのは「ありがとうございます」と子供たちがお礼を言うこと。また、女の子は正直に「すっぱい」と顔をしかめていました。そういうのもじーっと観察する辰巳先生。
トマトの湯剥きのためにヘタをとるのですが、子供たちにぺティーナイフを渡すときに、まな板の上でクルクル廻させてみたり、こうやって廻すのよ、と手をとって教えてあげて、「右手と左手が同じように使えるようになるといいわね」と励ましてます。またいつごろ引き揚げたらいいかも体感させる。これは触覚ですね。
タマネギを切るときに涙がでることも体験させます。これは嗅覚かな。
ニンニクのにおいがどんなものか感じること、これも嗅覚
炒め始めのたまねぎのにおいはツンとするけれど、炒める(蒸らし煮)ていくうちにタマネギのにおいが甘い香りに変化する。これも嗅覚ですね。
鍋の周りにものをくっつけたような炒め方はしない。そのためには左から右へ、と一定の方向でへらを動かして炒めるのがコツ。これは触覚、そして視覚ですね。
甘い香りがしてきたら刻んだトマトを入れ、表面がふつふつと踊る程度の火の調子にする。これは視覚でもあるけれど、聴覚でもありますよね。

知識、過去の経験、瞬間の判断がお料理には大切で、料理をしていれば、あらゆる面でふさわしい対応ができるようになりますよーと。

そして、辰巳先生は一見するとキビシそうなおばあちゃまに見えますが(実際、お愛想をいうことはないらしいです)、それぞれの子供たちのいいところを見つけて必ず褒めてあげてます。オトナの言葉を用いつつも、子供にわかるように理由をきちんとつけて料理の手順やコツを教える。でも、個人の自由に任せられる所(たとえば盛り付けとか飾り方)については個性を最大限認める。子供たち、ふざけることなく料理に集中していました。

私が大学生、そして就職したてのころ、有名料理家に料理を習うというのが流行ったようです。ようです、というのは、私はそういう習い事をするグループに属していなかったから。まさかこの人も属してないだろうとおもっていた高校時代の同級生が、某有名商社に勤務しはじめて「××センセイの料理教室にやっと入れてもらえたわ」なんぞと言い出し、世の中がそういう流行にあると知ったのです。しかも、学閥じゃないですけれど、××大学の卒業生の方々優先とかいうのもあるそうで(けっこうメディアに出ていた料理家だったりする)、ご紹介が必要とか、いろいろと手順があると。世間というものを知った気がします。ちなみに私は、実家は事情があって薄味の食事でしたので、世の中の味を知っておいた方がいい、と母に勧められてベターホームのおそうざいの会に1年ほど通いました。だから、地味な食事しかつくれません。

辰巳先生のスープ教室、私にとって憧れの料理教室ですが、いつも満員なのだそうです。スープは体の弱った人を温かく包みこむ。歯をつかった食事をすることはムリでもスープだったら大丈夫という人はたくさんいます。味付けも相手に合わせて濃くも薄くもできる。濃度も人にあわせてあげられる。相手を思いやった食事だなと。ただ、辰巳先生のは仕事がある身には手間がかかりすぎるので、たとえば蒸らし炒めとか、ちょっとしたコツをまねする程度ですが。
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Commented by pepe at 2007-08-13 22:53 x
東風様、怒涛の更新でございますね。これもどこかのやる気無い放送局の決定のせいでございましょうか???この傷心を癒す辰巳さんのスープ、という風に私捕らえさせていただきました。40歳を越えて調理師学校に通って今も修行に励んでいる友人が彼女のスープは原点だと日々絶賛しているのでたまに教えてもらいます。手はかかりますが本当に素材個々の味が引き立ちながらなぜか全体的に調和して優しい気持ちに、食べ物や作ってくれた人に感謝したくなるんですよね。ええ、手はかかるんですよね・・・・・・・。(こんなことを言うと先生に怒られますね)
Commented by eastwind-335 at 2007-08-14 13:30
pepeさん、こんにちは。
やる気がないのは私も実は一緒で、お盆休みに仕事を持ち帰ったのですが、諸事情から日曜、月曜とボーっとしてしまいました。ま、私のボーはブログ訪問などなのですが。で、気付いたものを次々UPして。辰巳先生のはホントに偶然でした。
時間があったので、ラムたんネタから女子サッカーネタ、Jスポへのグチ不満不平まで。こんなに真剣に辞書を引いたりして、学生時代にこれぐらい情熱があったら・・・と過ぎた日を振り返ってみたりして。ふふ。
40歳を超えてから調理学校などで修行をなさっているお友達、スゴイです。スープっていいですよね。夏はガスパッチョ、日本だと冷汁なんていうのもいいし。
by eastwind-335 | 2007-08-13 21:56 | 日常 | Trackback | Comments(2)

東風のささやかな毎日のささやかな記録


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