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AFCアジアカップ(1 対カタール戦)

アジアカップ1次リーグ戦が始まります。試合は決勝まで三週間ほど続きます。
日本はカップ3連覇を目指すということになっていますが、初戦、一度も勝ったことのないカタール戦。去年のアジア大会優勝国です。今日本が出ているユースワールドカップ、つまりU20や、ピチピチ反町監督率いる五輪代表選手U22の世代がたくさんいるようです。日本は完全にA代表ですもんね(U22からは一人だけ招集されたようです)。注目選手は22番のセバスチャンだとか(ヨーロッパ人みたいな名前ですが、どう見てもアラブ人っぽいです)。どうなることやら。
しかもカタールチームのムソビッチ監督は旧ユーゴでオシムの下でコーチをしていたということもあり、なかなか簡単な勝ちとはならないのではないか、とメディアも(私も)予想中。オシムは負けたら監督を辞めるなんて記者会見で決意を語ってました。いや、2年はやってください。じゃないと、またサッカー協会キャプテン(いつ書いても恥ずかしい)K淵氏が、わけわかんない人事をして、どんな選手だろうといい、海外チームに所属していれば、みたいなことになりかねませんから・・・。
えーっと、何でしたっけ?そう、ポリバレント(多様性)。「ディフェンスの選手にもビルドアップの能力、攻撃力を要求する」わけですが、それが上手くいくといいなあ。

日本のライバルといわれている、豪、UAEなどがドローだったり負けるという予想外の展開に、強豪国は「暑さ」に負けたということになってます。ハノイだもの、暑いですよね。でも、昨晩、民放のスポーツ番組で、元代表の福田が「やれ暑いだの、ピッチが酷いとか良いとか言っちゃいけない」と言ってました。相手チームも条件が一緒なのだから、と。やるしかないんだ!と。

NHK(衛星)は全試合を、民放(テレ朝)は日本戦のみを中継ということで、私は、迷わずNHK(衛星)を選択しました。いや、東京のスタジオはちょっと興奮気味の宮沢ミッシェルさんですが、現地中継の解説は元五輪監督の山本さん。「90分ずっといい試合はできないと思います」と落ち着いた声で冷静に言われると、はい、おっしゃるとおりですといいたくなっちゃう。

さあ、いよいよ試合です!
入場行進の際にコドモの手を握って、というのはすっかり定着しましたね。ベトナムの子、ちょっと緊張気味?
各国の国歌を聴くのも、こういう試合の時の楽しみの一つ。カタールの国歌、リズムが西洋風なのに音階はアラブっぽい感じでバグパイプみたいな楽器も使っているようで(羊を使った楽器かな?)、となかなか興味深く思いました。歌うのはムツカシそうです。

私が心配なのは、前半に日本がムダに動いて体力をなくしちゃって(カタール、汚いというか、イヤなタックルで削ってきてます)、後半にカタールがアラブ商人よろしく好機を狙ってTorとなったら大変だろうな、と予想中。オシムの好きな「賢く走って・ポジションチェンジ」を試合中に上手くできるといいですね。

では、試合に集中したいと思います。

追記:昨日までドイツ戦をドイツでテレビ中継されたもので見ていたから、でしょうか、NHKといえどもなんだか説明多すぎの気がします。もちろん、中継だけでなく解説もついているから仕方ないかしら。海外旅行から帰ってきて、久しぶりにJRに乗ったときの気分と同じ。


さらに追記:
後半11分にタカハラが決めたのですが、残り時間あと5分というところで、阿部が体を入れたタイミングが悪くイエローとなり、PKでなんと1-1の同点に。カタールはその後、一人赤が出て、さらに、さらにですよー、それに抗議したカタールの監督も退場処分に。
しかし、5分ぐらいでは、追加点はムリで1-1の引き分けに。

NHKはオシムのおっかないコメントに上手く対応ができず、ますます怒らせることに。彼の通訳をしている人の話方に、ちょっともう少し声音を変えて彼の考えを紹介できたらいいのに・・・。

更に更に追記:10日朝6時記
彼の通訳をしている口調などから、オシムの怒りが通じてきたのですが、アナウンサーは、オシムに、というよりも通訳にビビったんじゃないか、と思いました。それぐらい、この通訳(同時通訳っぽい話方をしていたので、インタビュー用にテレビ局が用意していたのかもしれません)はオシムのやり場のない憤りを伝えていました。
更に追記のところで、「もう少し声音を変えて・・・」と書いたのは、あーあ、これじゃあ、また怒りだけが先行して伝わっちゃうなあ、明日の朝のニュースでは、オシムの語勢だけが取り上げられて引き分けになったのが何故なのかという分析はナシだな、と思ったからです。大半の人については、結果(勝ったか負けたか)だけでしょうからね、知りたいことは。このアナウンサーは桜井アナという人だそうです。私はNHK衛星で見ていたので、NHKのアナかなと思ったのですが、ひょっとしたらテレ朝のアナかもしれません。人選も悪いのかも。もっと本当にサッカーのわかっている頭の良い(機転のきく)スポーツアナを各社育成してくださいまし

今朝のテレ朝のニュースショーで言ってたことを要約して載せておきます(10日朝7時15分記)このアナウンサーはテレ朝の桜井アナウンサー。会議同時通訳のような声でオシムの怒りを伝えていたのが、日本でもわずかしかいないボスニア・ヘルツェゴビナ語が通訳できる人の一人、もとニュース配信社にいたり、ベオグラード特派員を務めていた千田善さん(私は彼のユーゴ問題の本を1990年代半ばに読みました。私は未読ですが、オシム監督就任前に「ワールドカップの世界史」という著書を上梓され、新聞各社の書評で取り上げられていましたね)。このあと、オシムがロッカールームで激高していたのを通訳しているうちに感情が移ってきたのか泣き出してしまい通訳不能に。選手は通訳ナシでオシムの怒りを聴くことに。怒っていることはわかったでしょうけれど、何に怒ったのか、選手たちは自分自身で探ることになりました。

オシムは、ロッカールームで、「お前たちはアマチュアだ!」と怒ったそうです。うん、私も正直そう思った。
1点をとったあと、確かに前半よりは動きはよくなったのだけれど、2点、3点を入れる気合があまり伝わってこなかった。あの1点だって、悪いけれど、そんなに良い取り方だったとは思えません。かといって、相手が1点を入れに来るだろうという警戒感も少なかった。後半残り30分余りの闘い方がなってなかった。もちろん、私も山本さんと同じく90分ずーっと一緒に上手くにできると思いませんでしたけれど、1点を大切にしたいのかどうかが全く伝わってこなかったのでした。
なんていうのかな、日本は相手のある試合だと考えてない感じ。カタールの選手が生身の人間だという認識がない、というのかな。うーん、したことないのでこんなこと言っちゃいけないのかもしれないけれど、テレビゲームの感覚、というのでしょうか。

ボールが通りにくそうだったし、足元が動かしづらい(走りにくい)ピッチのように、傍目にも見え、あの暑さの中でよく走ったとは思うのだけれど。審判もなんだかわけわからないことが多く、ちょっとカタールびいき?なんてこともあったけれど。
でも、ソレとは別に、代表には勝ちに行くという感じがなかった。最後の羽生の飛び出しみたいのがもっとあってもよかったはずなのに、お尻に火が付いてからああいうプレーが出てきたというのが、全く持って納得いかないワタクシです。
中沢あたりが最終ラインでどうにか止めていたけれど、「こんなことでボールがカタールに渡るって、問題あるんじゃないのー?」いう場面はどの選手にもあったのですが、すんません、戦犯は中村(シ)だろうと思います。いやあ、皆さん、憲剛よりシュンスケがお好きなのでしょうけれど、正直言って、私は、彼がやっぱりダメだったと思います。パスだすのが遅すぎ。うまく通った時にはよく見てる、という言い方になっているのかもしれないけれど、首から上で状況を確認中、足が止まっているというか。今回、パスミスも多かったし。相手がよかった、じゃなくて、完全にミス。「もうシュンスケは下げろーっ!」とついテレビに向って言っておりました。大声ではなかったつもりですが、網戸にしていたからお隣にも聞こえてしまったかも・・・ほほほ、奥さまごめんあそばせ。

個人的には、ピッチでなってもいいのは主審の笛の音だけと思ってます。あとは人の声だけでいい。だから、まるでお祈り中にモスクから聞こえてくるようなイスラムの宗教音楽らしき曲が流れたのだけれど、あれ、イヤだったな。スポーツに宗教を持ち込むなー!(選手一人ひとりの心の支えにするのは、信教の自由ですから、結構ですけれども)
by eastwind-335 | 2007-07-09 19:43 | サッカー | Trackback | Comments(0)

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