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いよっ、三代目!

なんでも3代続いたら、その家の家業といっていいんでしょうね。江戸っ子も3代目からですよね?逆に身代を潰すというのも3代目あたりからかも。

日曜朝、フジテレビでは「ボクらの時代」という鼎談が放送されます。組み合わせの妙が面白く、わりとよく見ています。
昨日は金田一3きょうだいが出ていました。

金田一京助を祖父に、春彦を父にもった三人きょうだい。特にお父さんへの思いを色々と語り合っていました。

長男(慶応大学教授らしい)は理工学部を卒業し大学院に進み、文献を読むために始めたロシア語へと専攻を変更したという人。理系に文法好きが多いことはよく聞く話ですが(ちなみに、私は完全文系だから文法が苦手)、この人もロシア語は文転ではなく、発展的な転向だったと主張していました。この主張の仕方が理系男子にありがちな言い方でした。

長女はゴルフ雑誌などに登場するエッセイスト。故春彦氏が好きだった食事を作り、兄弟をもてなしていました。

次男は最近テレビでも良くみかける陽気な日本語学者。最近、よく自分は学生時代にひきこもりだった、という話をあちこちでしています。私はこの人のした「ひきこもり」は高等遊民的なもので、正直言って、いま多くの人が悩んでいる「ひきこもり」とは質が違うと思ってますが、人に歴史アリ、ということで。

まあ、うちのおとうさんはこんなに変わっていたところもあったけれど、大きな視野を持つ良いお父さんで、お父さんのおかげで今のボクらがある、というところでしょうか。






さてさて、自分たちの苗字から話が少し別の方向へ・・・・
金田一耕助の孫なる金田一一(はじめ)少年を主人公にした謎解きアニメ「金田一少年の事件簿」に話が及びました。(私は原作を読んだことも、アニメを見たこともないのですが、ミステリー好きな元同僚は、なかなか面白いんだ、と言ってました)

で、三兄弟でこのアニメを知っているのは次男のみ。そして、この次男が「金田一少年っていうのがさ、「じっちゃんの名にかけて」って言うのが決め台詞でさ。そのじっちゃんていうのが金田一耕助らしいんだけれど、この少年ってボクたちの子供ぐらいの年齢なんだよ。だからさ、僕たちの家で考えれば、春彦の名にかけてであってさ、ボクらじゃないんだよなー」とぶつぶついうシーンがありました。この次男さん、トボけているんだか、マジなんだかよくわかりません。

すると、長男が「あの耕助ってさ、おじさんから名前を取ったらしいんだよ」って言い出したんです。どうも、横溝正史が吉祥寺に暮らしていて、近所に京介の弟である金田一安三博士の表札を見て、名前をつけたそうです(wikiによると、菊田一夫をモデルにしていたので、菊田一に通じる音を探していたところだったとか)。横溝ラインから一応、断りがあったそうですよ。
私はこういうトリビアな話はキライじゃない。この話を聞いてからは、それまで三人の間に漂っていた三代目のいやらしさが少し薄くなっていました。
Commented by himekagura at 2007-05-23 15:50 x
金田一耕助の名前って、あの金田一一家の名前からとっていたんですね。面白いところでつながってるんですね。
そうそう、確かじっちゃんの名にかけて、、っていう台詞、ありました。何度か見たことあります。
Commented by 東風 at 2007-05-24 22:32 x
himegakuraさん、こんにちは。
私もビックリでした。単なる偶然かとこの年になるまで、ずっと思っていました。金田一春彦さんは、誘拐事件の犯人のアクセントから出身地をあてたことでも有名なので、探偵の素質があるかもしれませんね。
by eastwind-335 | 2007-05-21 20:50 | 日常 | Trackback | Comments(2)

東風のささやかな毎日のささやかな記録


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