母の日狂詩曲

昨日は母の日。

母の希望もあってここ数年は特には何もしていません。今年は、本当はGWの間に両親と会い、ドイツ旅行で頼まれたお土産(といっても、おフランス産 ロンシャンの折りたたみバッグ)を、母の日用のプレゼントと兼ねて渡すつもりだったのですが都合が合わなくなり断念。

どうも、我が家、No news is good newsの典型みたいで、特にこれといった用事(しかも頼みごと)もないのに電話をすると、何かあったのではないか、と逆に心配をする両親。しかし、母の日だから電話しておこう、と夕方5時半前に電話をかけました。

呼び出し音のあと、電話がつながる音がしたので「もしもし?」と私から話したら

しーん

ふざけているのかしら、それとも、電話の試験(口の利き方とか、いまだ煩い両親なので)かしらと思いながら「もしもし?もしもし?東風ですけれども・・・」

しーん

「もしもし?私の声、聞こえるかしら?もしもし?あら、電話機壊れているのかしら?」

しーん

埒が明かないので「一度切るわねー」と通話をやめました。

で、数分後にかけなおすと

ツー・ツー・ツー

最初、「あ、同時にかけちゃったのかしら」と5分ほど電話を待ちました。でもかかってこない。

もう一度こちらからかけましたが、
ツー・ツー・ツー

その後10分おきにかけても同じ状況。実家もキャッチホンを導入しているので、話中の信号音が聞こえるはずはないのです。両親(私も)キャッチホンが嫌いなので、よほどのことがない限り最初の電話を優先します。それでも一度はキャッチホンの相手に断りを入れるために電話を切り替えます。




受話器を置いたつもりで二階にあがってしまったのかしら、だったら良いけれど・・・。でも私の声が聞こえたら、かけなおしてくるはず。「ちびまる子ちゃん」が終わりに近づいても、まだ、通話中の信号音だけが聞こえます。だんだん、私は不安が募りました。
ようやく普通の発信音が。やれやれ、と思ったら、聞いたことのない男性の声で「もしもし?」と!
他人を装って「××さんの御宅でしょうか?」と聞いたら「違いますよ」と。間違って電話番号を押していました。

まだ、通話中の信号音だけが、むなしく聞こえます。

テレビでは「サザエさん」がフネさんを囲んだ団欒中。

なんせ、「(血中濃度が高いために)道端で突然倒れたことがある」親戚が何人もいる父。なんでもないところで躓きそうになるが増えたと、加齢を嘆いている母。
父が一人でいて、さっきの電話の時に突然脳梗塞にでもなってしまったら・・・。
母が電話を取ろうと思って躓いたとしたら・・・。

ああ、電報を打とうかしら、それとも、電車で二時間足らずなのだから実家に帰ろうかしら。
とにかく、受話器が上がっているのか電話事故なのかをNTTに調べてもらいましょう、とネットでこういう時のための番号を調べ(113だそうですよ)、かけると・・・。

「こちらはK××Iです。お客様のお使いの電話ではこのサービスは使えません」

が、がーん。
我が家は数年前にネット環境を優先した結果、NTTとの縁を切ってしまっていたのでした(電話帳も届きません)。
携帯電話で同じサービスを受けられるかと思ってみましたが、ダメ。

ああ、これはもう公衆電話しかない。長らく携帯電話をもっていなかった私が、日ごろから近所のどこに公衆電話があるかを気に留めておいたことが役立ちました。都心は日々、公衆電話難民を生み出しています。それでも、我が家から歩いて10分以内にある駅、区立の施設、静かなスーパーの中に落ち着いて話すことができる公衆電話があります。財布を握り締め、歩いて一番最初にたどりつく区立のスポーツジムへ行き、公衆電話からサービスをおこなう3ケタの番号を押しました。

すると、ですよ。
「オペレータによるサービスは9時から5時までです。それ以外は、録音していただいたものに対応します・・・」

救いは、音声が機械音でなかったこと。そして、白々しい話し方をしない人だったこと。録音可能の発信音のあと、私は自分の名前、電話、調べてほしいことを言い、他社回線のためサービスが受けられないので公衆電話でかけているので、10分後に自宅に電話がほしいと述べて切り、猛ダッシュで自宅へ戻り電話を待ちました(ちなみにこのサービス、録音だけだと0円で利用できるようです)。

NTTからの電話がかかってくるまでが長く感じられました。すごく勝手な言い分なのですが、10分も時間があるんだから、録音テープは聞いてもらえるはず、帰ったらすぐに電話がかかってくるはず。何か言い足りなかったことがあったかしら。他社回線の家は後回しかしら・・・なんて思っていたらNTTから電話が。と

結局、受話器が上がっていることがわかりました。NTTのおじさんが「これから3分間ほど注意信号を発信します。これでわかると思いますよ。公衆電話でかけてくれたそうですね。他社回線の場合には、114の番号案内でも調べてもらえますからね、今度はそっちのサービスを使うといいですよ」と親切にも教えてくれました。

でも、それから5分たってもあいかわらず通話中。その後2度かけたけれどダメ。もう7時半近いし、何でもなければ戻ればいいのだから、いよいよ、実家に帰ろうと決めて、最後のつもりで電話をかけたら・・・

つながった!

父の暢気な声が聞こえ、ほっとしました。父は事情を聞きながら「え?5時ごろ電話のベルはならなかったなあ。ちょうど、一階におりたら受話器が上がっていたからね、いまきちんと直したところだよ。そんな、受話器を握って倒れているなんて想像しすぎだよ」と笑いながら一言。母にもかわってもらいましたが、同じことを。「最近、二階の電話の調子が悪いときがあるのよね。え?私たちが倒れるって?そんなことありえません。それより、あなたは元気にやっているのかしら、と話していたところよ」と。その後、30分ほど、5月末に母がする海外旅行の相談にのりました。

つまり、NTTのおじさんが発信してくれた3分の注意信号を両親は聞いて受話器を元に戻したのではなかったのでした。
それにしても、私が「もしもーし」と語りかけたあの電話、どこにかかっていたのでしょう?やっぱり電話機おかしいんじゃないかしら。家族二人なのに子機が二台もあるので、二階のダメな子機は外しておいてね、と頼んでおきました。すぐやるかなー、あの二人。あんまりそういうことが気にならない人たちなもので(私の両親ですからね)。

私はまだ2時間で実家に帰ることができるけれど、それでもこんなにドキドキするんですから。親が遠くにいると心配ですよね。
まあ、何もなくてよかったのですが、ホント心配になりました。親を心配する年齢に私もなったんだなあ、と、ある種、感慨深くも・・・。
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Commented by himekagura at 2007-05-14 10:46 x
東風さん、大変でしたね!
私も、気持ちわかります。ずっと通話音だったことはないんですが、何回家に電話してもでない時って、すごくどきどきします。こんな夜遅くにいないなんて、何かあったんじゃないだろうか、、と。
一応、うちの両親にも携帯を持たせてるんですが、これまた全然でないんですよね~。父なんか、しょっちゅう電源切ってるし。(意味ないやろ~!!)
すごくやきもきしても、私は東京、両親は大阪。そうそう簡単には帰れないんです。今まで、そこまでしなくちゃいけなかったことはないんですが、この先はちょっと心配です。
でも、ご両親、なんともなく、お元気でよかったですね。
Commented by eastwind-335 at 2007-05-14 14:45
himekaguraさん、こんにちは。
そうなんですよー。電話がつながらないって心配ですよね。うちの両親も、携帯を持っていても、電池切れ、電源切れ、持ってこなかったなどなど「使えない状態」で、他人様から思いっきり呆れられていますよ。
まあ、何事もなかったので書くことができた内容です。やれやれ。
Commented by nyf1403 at 2007-05-14 15:32
わかりますよ。
私も、この時間には絶対居る、とかけて居ないと心配になります。両親だって買い物とかそうそう、私の予想通りに行動はしていないはずなのにね。
Commented by 東風 at 2007-05-14 19:22 x
nyfさんこんにちは。
親には親の都合があるとはいえ、nyfさんたちのように海外に暮らしていらっしゃる方たちが時差とかを考えて日本へ電話してお留守だったら、気になるでしょうね。
いやあ、今回一番あせったのは、自分の都合とはいえ、NTTと縁を切ったために、家から連絡がとれなかったことです。これ以上日本から公衆電話が減るのは、絶対はんたーい!
Commented by anthonberg at 2007-05-14 21:51
私も今年は(去年もだけど)母の日はなしでした。ってか、お花でも送ろうと一応ネットをチェックしていたら目が使えなくなったんですみません、とだけ電話入れました。うーん、離れているからこそ何かしないとすっごい親不孝な気がしちゃうんです。東京〜札幌の時は考えた事ないんですがね。(^^;;;
電話ねー、私が老人ホームの仕事をゲットして母に電話したくてこまめにかけていた時、ずーっと繋がらず何だろう?と思ったら実は父が入院していた、という状態だったので私すっごいトラウマです。
やっぱり近かろうと遠かろうと不安は一緒ですよね。
今は遠すぎて心配してもしょうがないと母も私も開き直ってますよ。(笑)
Commented by nyf1403 at 2007-05-15 02:17
↑そうそう、遠いから、近いから、と同じですよ。というか、そう思うことにしています、私も、親も。
だって、こっちに来ちゃったんだから、もう、これは変更できないし、変更したら親もまた、困るだろうし。
Commented by 東風 at 2007-05-15 05:41 x
anthonbergさん、こんにちは。
遠かろうと近かろうと家族のことは心にいつもありますよね。
今回は、電話が通話中の発信音が続いたので、余計に心配になってしまったのでした。ただの留守だったりすると、「あ、でかけたかな」ぐらいなのですが。
Commented by 東風 at 2007-05-15 05:42 x
nyfさん、こんにちは
変更はなし、ですよ。うん。
by eastwind-335 | 2007-05-14 08:35 | 日常 | Trackback | Comments(8)

東風のささやかな毎日のささやかな記録


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