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ライン河をホームステイするテレビ番組

ライン河の源流(トゥーマ湖)から河口まで1324キロを、坂東玉三郎がご贔屓だった黒田勇樹という俳優(タレント)が行くという「ウルルン旅行記」を見ました。

実を言うと4月からの「ウルルン」はスタイルが変わったこともあり、一度も見ていませんでした。
全ての宿をホームステイ(しかも現地で交渉)するというだけでも、興味津々。

玉三郎が贔屓のころは美少年で鳴らした彼も、いまじゃ、えーっと、大人(特につける形容詞はありません)になりました。
何をしているのかなあ。こういう仕事をするということは、まだこの業界にいるということでしょう。番組内でも、出演者の人から「久しぶりー、大きくなったねー」と言われてました。

なんだか、いつぞやで精神的な成長が止まってしまったまだまだ心は少年な黒田青年、「源流を見たい」とか「ヤギが羊を飼っている家に泊まりたい」とか挙句の果てには「隣はあいているはずだよ」と言われて元アル中療養施設に泊まらせてほしいとアポなしで行くなどあんまりの天然ぶり、それも、しかも、オール日本語。見てるこっちはヒヤヒヤしちゃいます。

「ホントに寄り道って素晴らしいと思います」って二日目に言っておきながら、ですよ。
先方の親切でステイさせてもらって、高級そうなワインを飲ませてもらっておきながら、ですよ。
「(黒田が好きなオルゴール博物館で、館長と知り合い)ぼく、この番組のルール知らないけれど、ここに2週間いてオルゴール作りたい。この3日、わかっていたらここに泊まったのにー。ああ、昨日一日もったいない」
「オレは、もう北海見れなくてもいいや」(途中で時間切れになった)
「お散歩が旅になった」

出会った人々も興味深い
・春は雪崩があって源流までは行けないから、先にやってきたBBCロンドンの撮った映像を借りたほうがいい、といったおばさん。
・築400年ぐらいの家に間借りしている砂金採取人
・30年近くも毎日ライン河の水質を調べている、実はハリウッドに誘われた経験をあるけれどスイスを離れることを拒んだ林野庁職員
・急に思い立って降り立った街の結婚式で知り合った金持ち夫婦(美容院を経営する40代にしか見えない実は58歳の奥さん、マホメッドという名のダンナ48歳)
・「旅人は引き止めないよ」というヴェンデルさん
・ルール工業地帯の排水汚染で一度離れていたけれど、30年の間に水質が良くなったので、ライン河に戻ってきた漁師ヘルさん。ケルン近くのライン河で取れるウナギは日本料理店が、上海蟹は中華料理店が買い付けに来ているそうですよー。

残り560キロの地点で時間切れ。
普通は、こういう時には最後まで行くのが普通だろうに、途中でおしまいっていうのがねえ。
ウルルン、本当に変わりましたね。
Commented by akberlin at 2007-05-14 06:30
な、なんだかすごい番組に成長?してるんですね、ウルルン・・・。
でもアポなしで突撃OKなんですかねぇ、本当に。
そういいながらプロデューサーが苦労しているのでは・・・なんて
余計な心配ですが。
Commented by 東風 at 2007-05-14 07:16 x
akberlinさん、こんにちは。
そうなんですよー。「ウルルン」って何かを作りに行くとか(谷原章介がベルリンで眼鏡を作るというのはとっても良かったですよ!)、とにかく完成させる、または何かを残すっていうのが「売り」だったのに(それでもハプニングがあって、体調不良からあまりにワガママをいう女性タレントに「アンタ、もうウチから出てってくれ」とお母さんに追い出されそうになったこともありますが)。
旅人が一風独特の感性を持っているから、出会う人もこれまた独特。スイス林野庁のおじさんは、「彼がどうしたか心配で」と通訳の人に電話をかけてきてなんと、ケルンの漁師ヘルさんの家にまでやってくるんですよ。ま、二人にはライン河の水質保全という共通の話題・目的があるので、それはそれでよかったのですが。
私は一番苦労したのは、天然の言葉をドイツ人に上手く伝えた通訳の人ではないか、と思います。
Commented by ちょびび at 2007-05-14 21:08 x
見ました、私も!
黒田君、ちょっと微妙な大人に成長してましたね・・・。
最後は吉本風に「これで終わりかいっ!」って突っ込みいれてしまいました。
最後まで行けなかったし、出会った人たちとの交流もなんだか中途半端な気がして不完全燃焼でした。
前のがヨカッタな~。
Commented by 東風 at 2007-05-15 05:51 x
ちょびびさん、こんにちは。
ほんと、黒田くん、ビミョーな大人になっていました。私は彼が学業を優先させたときき、その間、玉三郎がちゃんと教育しているのか、と思っていたのに・・・。
前のスタイルだと「素晴らしい体験でしたねー」とクイズ回答者がウルウルきてましたが、今回は番組内でも、いいように突っ込まれていましたよねー。
あれ、絶対、あと2回は彼とライン河ネタでひっぱると思いますよ。まず、河口まで行く。それから、オルゴール博物館で修行をする、どうでしょう?
Commented by ふかふか at 2007-05-15 09:43 x
私も見ました~♪
黒田君確かに前よりももっと天然になったような気が。
あのいじめっ子役をやったのが嘘のよう。(笑)
のんびりとした正確なのかも。
スイスの林野庁のおじさんは本当に素敵な方でしたよね☆
スイスを出た事がなかったのにケルンまで来てくれてすごく優しかった。
終わりが中途半端だったのが微妙でした。
続きやってくれるかな?
Commented by 東風 at 2007-05-15 20:06 x
ふかふかさん、こんにちは。
ああー、うさラムたんの天然っぷりも吹っ飛ぶほど、ホント、黒田くんにはびっくりでした。
人の好い方々との出会いでよかったですよね。ちょっと心配なのは、コレを見て、ドイツで突撃ホームステイOKなんて思われちゃうと・・・(汗)。
私もスイスのおじさんはいろんな意味で善い人でしたね。ライン川への思いがストレートに伝わってきました。
間違いなく、続きやりますよ。じゃないと、ちょっと許せない(笑)!
Commented by raquel_2006 at 2007-05-16 06:53
ウルルンってけっこうドイツとりあげますね。番組の趣旨が変わったのは知りませんでした。日本のテレビでドイツを見るっていうのもおつでしょう。また日本から見たドイツ情報、楽しみにしています。
Commented by 東風 at 2007-05-16 21:33 x
raquelさん、こんにちは。
そうなんですよねー。ウルルンでドイツに行った人って結構いますよね。
私が一番印象にのこっているのは、谷原章介がベルリンで眼鏡を作った回です。彼がとても器用で、いいめがねを作っていました。
リニューアルしてから初めて見たので、どう変わったか、うまく説明できないのですが、何かを仕上げて帰ってくるという回はかなり減ったようです。
by eastwind-335 | 2007-05-13 22:56 | 日常 | Trackback | Comments(8)

東風のささやかな毎日のささやかな記録


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