やっぱり伊東屋が好き

私が海辺の街の女子高校生だったとき、東京というのは、ずいぶんと遠いところでした。

80年代から90年代初頭の一部の女子のココロをがっちりつかんでいた「Olive」をハタチすぎても愛読していた私。伊東屋は憧れの場所でした。

大学3年になってキャンパスが変わり、通学経路も変わったら、タダで(つまり定期で)銀座に行けるように。大学生協で一割引だった国産文具で十分な毎日、直輸入品に憧れて見ているばかりでしたが、銀座へ来たら必ず伊東屋へ。不思議にも、ドイツのデパートの文房具売り場ではパッとしない文具が、伊東屋だとオシャレに見えることでした、後で知ったのですが、ドイツでも街の文房具専門店だと、なかなかしゃれたものがあるんですねー。

私が伊東屋で自分のお金で最初に買った文具は、Ridoの手帳です。それまではパディントンの手帳(私もキャラ好きだった時代が人並みにあるのです)だったのですが、大学卒業を機に、一気に大人の世界へ!最初は、見開き1ヶ月の形。それを3年ぐらい使い、その後、見開き2週間に。10年以上同じ手帳を使っていたのですが、見開き2週間の廉価版を数年前から扱わなくなり、昨年までは、少しお値段の高めの見開き2週間を利用。
今年は、ドイツで旅行中に買ったのですが、よく注意しないで大きさが一緒だからと買ったら、別の会社(ide)のものでした。なんとなく似てるのです。内装もほとんど一緒。大陸別の地図、数量換算表、メッセの日程などもあるので、私は通勤最中に時々眺めています。

あと、オリジナルの便箋、封筒も買うことが多いです。水性ボールペン・縦書きの私にはピッタリきます。

昨日は、映画を見る前にその伊東屋でお買い物。
買ったのは、三菱UNI鉛筆6B(お習字の臨書練習に使う)。それから、次(いつのことやら!)の旅行記録に使おうと思っているノート。ファーバーカステルのノック式消しゴム。絵葉書。
絵葉書は一階または半地下にたくさんあるのですが、私がお気に入りなのは、実は8階ギャラリーで扱っているもの。

今、8階ミニギャラリーでは、「STAR★T さくら せかい 展」を5月6日(日)までやっています。a0094449_21473581.jpgなんだか懐かしい感じのイラスト展でした。原画はご主人、着色は奥さんというユニットなのだとか。チェコアニメなどに通じる感じかな。木目と単純な線と上から塗る色がうまくマッチして、ほのぼのとしています。でも、鼻水を垂らしているところなんて、ちょっとピリっとした感じ。幼稚園の壁に右側のような絵があったら、子供達が喜ぶかな。絵本の仕事にもこれから携わるとのことでした。

a0094449_21242825.jpgなお、5月27日から6月3日までは、「城島静也 芝居素描絵展」。こちらは芝居の臨場感が伝わってくる紹介葉書を売り場でもらいました。

頂いた&購入した葉書を紹介したシュタイフの白タグ、数年前にドイツのデパートで安売りになっていたもので、私は昨年6月からこのベアに「クリンシー」という名前をつけています。なんか、クリンシーなんです。顔の感じが特に。しかし、飛び上がりません、念のため。


お礼書いたりするのに持ち歩く絵葉書いれにするために、ビニールの文庫本カバーも買いました。本当は、もう少しデザインのよい、そしてカバンの中で折れたりしない少し堅めのカバーがあるといいなあ・・・と思うんです。





子供のころ、母と二人で銀座に行ったことがあります。10数年たって母と二人で久しぶりに銀座に来てある場所に立って言いました。「ねえ、ここにマクドナルドがあったよね?」

そこは、当時日本の女子の心をがっちりつかんでいた「ティファニー」になっていました。
ここのオープンハートをBFにもらうというのが、当時の女子大生や年若いOLの「モテ度」チェックシートだったように思います。私には縁が全くない話でしたが・・・。

マックシェイクなるものが初登場したころで、当時、銀座三越の1階に入っていたマクドナルドで買ってもらったのに半分も飲めなかった(ストローを噛んでしまったので)ことを覚えているだけでなく、その場所も覚えているということに、稀代の方向音痴であるうちの母親は驚愕。

外食のほとんどなかった我が家では、子供の頃はマクドナルドへ行くというのはワクワクすることでした。しかも、いつもだったら弟が一緒なのに、母と二人きりで出かけられたというのも嬉しかったからだと思います。でも、半分も飲めず、母が「飲みにくいものを売るなんて、酷いお店よね。もうあきらめなさい」と珍しく最後まで飲むことを強要しなかったのも、印象深かったのかなあ。
しばらく、私はトラウマみたいになっていてマックシェークを飲むことがなかったのですが、数年前に一度飲んだら、昔とちがい、案外さらっとしていました。大人になったから上手く飲めるようになったのかしら。
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Commented by nyf1403 at 2007-04-30 14:49 x
伊東屋、私も大好きです。猪之助は最初に日本へいったとき、もう、大ファンになりまして、見境なく買うんで困ります。気持ちはわかりますが。日本の文具、スケッチブック類の豊富さ、そしてお値段が安いことに毎回、びっくりしています。ドイツにもいいものはありますが、種類が少ないし、こういう普通の人がはいる店にここまでは置いてありません。(次回、セミ専門店かアーチスト御用達店へご案内したいなー。)
Commented by eastwind-335 at 2007-04-30 20:11
nyfさん、こんにちは。
メルシー券を使って一本の鉛筆を買うつもりだったのが、連鎖反応的に前から購入しようと考えていたものを色々と買ってしまいました。どれも衝動買いではないのだけが、慰めです。学生の頃は、財布の中身が限られていたので、ドイツの消しゴム一個で十分幸せだったのに・・・。実は、いつも伊東屋へ行くときは、財布の中身を少なくしてあるんです。じゃないと・・・。
これまで100円前後のシャーペンやらボールペンを使っていたのですが(同僚たちに貸してそのまま戻ってこないなんてこともあるので)、筆圧が高いからか、何だか肩が凝るようになったので、最近、600円ぐらいのものを買ってみたら、すごくフィットするので、手放せなくなりました。ささやかな私の贅沢です。こういう文具は職場で通販を利用して市価より2割引ぐらいの金額で購入をしています。

次にドイツでお会いするときは、文房具店に是非是非連れて行ってくださいねー。ユーロたくさん用意をしていきますので。
Commented by オカジ at 2007-04-30 23:35 x
こんにちは。
『東風さんのところに芝居の絵が!?』・・・と、ひきよせられてしまいました(笑)絵はがきは「対面」ですね。
わたしにとっての銀座は「歌舞伎座のあるところ」なのですが、歌舞伎を見に銀座方面へ行く際には、伊東屋にもよく立ち寄ります。特に何を買おうという目的があるわけではないのですが、眺めているだけでもとても楽しい。ま、なかなか眺めているだけでは済まなくって、ついうっかりと絵はがきだとかシールだとか買ってしまうんですけれど・・・。
実は連休中に歌舞伎座に行くのですけれど、芝居の絵の展示は5月末なんですね。ちょっと残念です。
Commented by himekagura at 2007-05-01 03:18 x
私も伊東屋、大好きです!用事がなくてものぞいてしまいます。
いつもお客さんでいっぱいですよね。
ドイツでお世話になった大家さんご夫妻が来日された時、私がアパートに忘れていったボールペンがすごく良かったので同じ物が欲しい、と言われて、一緒に伊東屋に行くとすごく喜んでまとめ買いしておられました。
ドイツの文房具も好きですけど、安いものでいいものがあるのは日本の勝ちかな、、と思ってます。
Commented by 東風 at 2007-05-01 05:56 x
オカジさん、こんにちは。
そうでした。歌舞伎好きのオカジさんにとっては、銀座は、そう、歌舞伎座の街ですね。
団菊祭、もう10年くらい前ですが祖母、母、私と女3代で見に行きました。私にとっては初の歌舞伎座デビュー。祖母の誕生日のお祝いを兼ねてだったのですが、あれから、祖母は外出が難しくなってので、よい機会だったなあと今も時々思い出します。私も、家から近いのだから、年に数回は、と思うのですが、なかなか・・・。文楽にも関心があるんですけれど。
連休後半は東京のお天気はまあまあのようです。どうぞお気をつけて上京くださいね。Gute Reise!
Commented by 東風 at 2007-05-01 06:02 x
himekaguraさん、こんにちは。
himekaguraさんにはお庭のような銀座。伊東屋で、すれ違っていることがあるかもしれませんね!伊東屋の前によく自転車が停めてあるので、ひょっとしてhimekaguraさんご夫妻かしら?なんて思うことも。
日本の文具って値段も質もいいですよね。私は水性ボールペンをよく褒められました。あと、シャーペンにびっくりしている人もいました。
私が行った日曜の夕方も外国の方がたくさんいらしていました。伊東屋のオリジナル文具を前にあーだ、こーだという声が。どの国でも、他国の文具屋さんってワンダーランドですね!
Commented by akberlin at 2007-05-03 03:16
ああ、伊東屋。支店が渋谷や広尾にもあったと記憶していますが、
品揃えはなんといっても銀座ですよね。私も日本に行けば必ず
一度は行きます。ウチ中のメルシー券をかき集めて・笑。

クマのクリンシー、おみやげベア、っていうのかな。都市名の
入ったメダルをしているのでしょうか。ウチにも一匹います。
こげクマちゃん、という名前ですが・・・。
Commented by 東風 at 2007-05-03 05:10 x
akberlinさん、こんにちは。
うちのクリンシーにはベートーベンのメダルがかかっています。ご当地ベアなんですね。写真がヘタなのでクリンシーらしさが出ないのですが、ホント、クリンシーに似てるんです。
伊東屋、渋谷や広尾にもありますよね。渋谷の東急東横店に入ったときには「おおー」と驚きました(しかも、伊東屋と意識せず、「デパートの文具売り場」と思って利用している人が多いようです)、広尾では、紙を使った小物(ブックカバー)の作り方などを教えてくれる教室があるそうです(銀座もですが)。
伊東屋に行くと、メルシー券の使いまわし状態です。実は、この日も売り場階が違ったので、メルシー券で値引きしてもらっては、新たなメルシー券をもらう、というちょっと不思議な買い物となりました。
Commented by penguinophile at 2007-05-07 01:58
なんだか今更なコメントでごめんなさい。このクマさん、可愛い!お写真でも、クリンシーに似ているっていうの、なんとなくわかりますよん。やっぱいいなー、シュタイフ。

友達がティファニーでバイトしていた頃、詰襟の高校生が来ると必ず「オープンハート」だったとか(笑)。
うちも外食をほとんどしない家庭でしたが、祖母のお供で高尾にお墓参りに行った帰りに、中野ブロードウェイのマクドナルドでビッグマックとマックシェイクを食べるのが楽しみでした。子供にとっては、ビッグマックは真ん中が向こう側に出てしまうし、マックシェイクは量が多かったんですが。東風さんのお陰で懐かしい記憶が蘇りました(^^)
Commented by 東風 at 2007-05-07 05:49 x
penguinophileさん、こんにちは。
クリンシー似てます?そういって下さってうれしいです。実物はもっと似てるんですよ!
マックを通して、みんな何らかの思い出があるんですねー。
私は未だにビッグマックをきれいに食べられないので、持ち帰って家で遠慮せず食べてます。
オープンハート、いまはどういう扱いなのでしょうね。当時、19歳には銀の、20歳には金のアクセサリーを男性からもらうと幸せになる、という都市伝説(?)があって、すごかったですけれども。私のモテ度ゼロを知っている両親は、都市伝説を面白がって語る私を可哀想にとおもったのか、デパートの工芸品売り場で銀の指輪を買ってくれました(買いモノ自体は母と一緒にしたのですが)。とっても嬉しくて、今でも自宅にいるとき以外はずーっとそれを身につけてます(私は、帰宅すると全てのアクセサリーを外します)。つまり、私がでかけた場所に絶えず一緒に出かけている旅する指輪なのです。
by eastwind-335 | 2007-04-30 09:46 | 日常 | Trackback | Comments(10)

東風のささやかな毎日のささやかな記録


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