レントな旅(6)受難はじまる

日本ではいつから黒板式の駅の伝言板がなくなってしまったでしょうか。
携帯でテキストメールができるようになった頃からかしら。
社会人になってもしばらくは、大勢で集まるときには駅の伝言板を利用したものです。実を言えば、私の部署も同報メールはよほどの時で、原則は掲示板と呼ばれる板(まさに押しピンでとめる!)を使っています。

遅れがちで有名なロンドンのTube。その運行状況を書くことに使われるホワイトボードに、各駅の駅員が気の利いたことを書くのが流行っている、と読みました。そして、いよいよ!私もそういう「ステキなホワイトボード」を目にすることに!

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眠くてたまらない私は、この文章の「正しい意味」はわからないけれど、そのときの自分が欲していた「眠り」という言葉に妙に反応しちゃったのでした。
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(帰国して調べたところ、このシェークスピアの引用は『テンペスト』からで「我々は夢と同じ材料でできている/我々のちっぽけな人生など眠りの中の世界に過ぎない」と翻訳されることが多い、プロスペローのセリフでした。)


ホテルのチェックインをすませ、案内された部屋は、えー?な感じの狭さ!暗さ!
いや、まあ、赤を基調とした部屋のように写真は撮りましたけれどもね!
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こちらは入口から斜めに見たところ。左手の引き戸はクローゼット、右の扉はバスルーム。お風呂があったのはよかったかな。
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これはそのクローゼット側から撮った写真。私が買ったリンゴジュースが置いてあります。
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カーテンは遮光カーテンしかないので、ブラインドを調整して部屋に光を入れたくても、ブラインドが機能せず・・・。
しかも庭に増築した感じで、作業する人がうろうろ歩き回ったりしているし、いつまでたっても話し声がやまない。
それどころか!テレビもつかないし!大体テレビのメーカーとリモコンの会社が違っているのって?!

うーん。
フロントにでかけ、部屋を変えてください!とお願いしたのですが、テレビは、朝ちゃんとチェックをしたから点くはずだ、と。そして「いやいや、あの部屋が一番静かなんですよ」というのです。「え?ずっと誰かが庭先で話しているのでブラインドも開けられないし」ともうひと押ししたのですがどうもお部屋がない様子。

食堂にいた人が呼ばれ、テレビを見てもらったのですが、彼もお手上げ。で、結局、庭で大声で話していた人たちがやってきて、「あれ、つかないじゃん」みたいなやり取りの結果、電池を入れ替えたりあれこれして、テレビの件はどうにか解決してくれました。最後、テレビは本体でスイッチをいれ、リモコンはチャンネルを変える時だけ使いなさい、ですって。あららー。

加えて、ここのホテルはエゲレスのホテルにしては珍しく、電気ポットがないのです!カップなどもなし。
彼らがテレビの件が片付いて部屋を出る時に、食堂付の男性が「お茶でもいかがですか?」というので持ってきてもらいました。そのときにグラスも一つお借りすることに。
このホテル、いちいちフロントに電話をしてお茶なりコーヒーなりを持ってきてもらわなくちゃいけない。いわゆる「バトラー(執事)付きホテル」をイメージしているらしいのです・・・。
確かにすぐにお茶を持ってきてくれるんですけれどね・・・(朝、荷物を預けた時も、「まずは紅茶を」とお茶を出してくれたのでした)。
紅茶を一口飲むと、なんとなく胃のあたりが重たい。お風呂で疲れを取ろうとお湯をために行こうとしたところ・・・
シャワーとカランが切り替わらない!!!

今度は電話で「お風呂が壊れてマース」と呼び出しをしました。
すると、またまた部屋付きの人がやってきたのですが、「ぼ、ぼくでも動かせません」と。そしてしばらく待っていると先ほどの「テレビのおじちゃん」がやってきました。どうにか解決してもらいましたが、もうヘトヘト。

そして胃のあたりがむかむかする・・・。夕食はやめてじーっと寝ておくことに。
胃痛用の薬は常備してあるのですが(滅多にならないからこそ、旅行用の薬箱には必ずいれておいてあります)、これはたぶん、一度、胃を空っぽにせざるを得ない状況に陥りそうだなあ~と。

・・・・来た。
トイレで事を済ませ、口をすすぎ、紅茶の残りをちょっぴり飲んで、再び寝入ろうとしたら、ようやく家人が到着。日付が変わる前に到着できてよかったーと思いました。

で、家人にイミグレの状態をきいたら「え?観光です」って言ったら「あっそー、って感じで通してもらえたよ」とのこと。うらやましい。

そして、体重が重たい家人がベッドに上がってわかりました。ベッドヘッドはベッドと一体化されていない、つまり屏風だということに。

・・・たぶん、私は、ここには2度と泊まらない気がします。うん。

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by eastwind-335 | 2017-04-25 06:49 | 旅の思い出17受難節のイギリス | Trackback | Comments(0)

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