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レントな旅(5)そうだ、図書館にいこう

アールズコートのホテルに荷物をおき(まだチェックインはさせてもらえなかった)、ビクトリア駅で予約しておいたカンタベリー行きのチケットを引き取り(やや緊張していたので、写真は撮ってません)、向かうは大英図書館です。
大英図書館があるキングスクロス・セントパンクラス駅前には、たまたまなのか、いくつかお店が出ていました。



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それが、思いのほかお高くてびっくり!イギリス、景気がよいのかな?もちろんそれなりの食材を使っているのだと思うのですが、日ごろ食事の1単位が500円程度の私(特にお昼は)、ちょっとびっくり。

私は旅先の図書館を訪れるのが好きです。
何語かはわからなくても図書館は楽しいのです。その国の「知」をどうやってその国に暮らす人たちに伝えようとしているかが伝わってくるからです。
その点では、日本の図書館は、ちょっと寂しいな、と思うことがあります。でもいくつかの図書館では頑張っているのを知っています。ライブラリアンたちの心意気を信じてます!

さて、私は数年前のロンドン訪問の時に、自分がとまっていたホテルの近くに大英図書館がある事に気が付きました。
学生時代、英文学のおばあちゃま先生が利用した時の体験記を読んだ限りではありましたが、私にとってこの図書館は「イギリスを代表する図書館」「手続きが面倒な図書館」「というか、誰でも使わせてくれる図書館じゃない」というイメージでした。
バイアットの『抱擁』という映画そして原作を通して、私はますますその思いを強くしていたのですが・・。

ただ、思いもよらぬところにあることにひたすら感動し、さらに、40代半ばになると、やや怖いモノもなくなってきて(笑)、ヨネすけのように「隣に来たもんでー」みたいなノリで扉を開けた先は、一部は色々な人に対してオープンになっている文化施設になっていたのでした!
そのときのことについては、こちら
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今回の有料展示は地図について。
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もちろん、図書室利用は、利用証を持っていないと使えません。その申請の一番のネックは、利用者の住所がわかる英文証明書が必要である、ということ。区役所に問い合わせて知ったのですが、英文住民票ってないんですね(驚)。ココって、比較的外国籍の人も住民登録していると思われる区ですけれどねー。すると、私が困っているのをどこかでききつけてきたイギリスに留学体験のある他部署のお兄さんが「国際免許証」を提示したらよいと教えてくれました。
学生時代の終わりにようやくの思いで取得したものの、私が乗ったらなんだか大変なことになりそう、と弟が車とともに独立してからはただ更新していただけの運転免許証がやっと日の目を見ることに!
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事前に日本からネット上での図書館利用のための仮申請を終了させることができます。当日、大英図書館の係の人に国際免許証と仮申請番号を伝えると、あれよあれよというまに話は進みます。「はい、このカメラを見てね」「え?」

ええ、その「え?」な顔が今後3年間の私の利用証にベッタリと転写されていました。とほほ。

そんな残念な利用証を使って、日本ではどの図書館にも所蔵されていない、仕事に間接的にせよ役立つ書籍を何冊も実際に手に取ることができて、感動の時間を過ごしました。

お腹もすいたので前も利用したカフェで腹ごしらえ。キッシュを頼みました。英語では「パイ」となっていました。
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しかし、なんだか美味しくない。味が落ちたのかな?
ナイフをいれるとこんな感じ!
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そして一番哀しかったのは、コーヒーの味。「アメリカン」と頼んだ私がいけなかったのだけど、本当のアメリカンだった。お湯でコーヒーを薄めるところを見てしまったのです。味が薄いというのを超えてましたよ、あれ。紅茶にしておけばよかった。

3時過ぎには見たいページ、コピーしたい部分の作業が終わった。
入口のロビーは人を待つ人たちもいれば
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売店にいれる児童書の商談中の人たちもいて
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床置きのほうが「店頭におかないほう」なのかしら?
このYESの文字で埋まっている展示品はなんだったのだろう・・・。写真だけ撮ってそのままになっちゃった。
実はこの日はなんか「いつもの調子がでない」と思ったのでした。帰りにどこかで寄り道しようかな、とか思う気もしなかったし。
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ホテルに戻ることに。
図書館に併設されているギフトショップで売っているコーヒー豆を見て気が付いた。そうだった、図書館入口にコーヒーショップがあって、お昼はここで、と思っていたんだった!
ところが、あの「アメリカン」のためなのか、珍しくコーヒーを飲みたいと思えず。紅茶の国に来たから、かな?
ま、次のお楽しみに!
って、次はいつになることやら・・・。


by eastwind-335 | 2017-04-24 05:12 | 旅の思い出17受難節のイギリス | Trackback | Comments(0)

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