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Give them to my husband

イースターおめでとうございます。

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今年はレント開始日に旅行に出たので、実質は1か月ほどの我慢でしたが、今年もレントの期間はコンビニスイーツを買わないようにしました。幸か不幸か、家にはいただき物の(そして実は賞味期限は切れていた)缶入りの焼き菓子がいくつもあって、それを消化しなければならないってこともありましたし。

そうそう。日本に戻ってからは、ケーキを買うこともしませんでした!


ところで、今年のイースターの写真は、イギリス旅行がきっかけで気になった「ホットクロスバンズ」です。

帰国翌日から出勤だったので、お昼代わりになるパンを買って帰ろうと、マークス&スペンサーに寄ったところ、これを見つけたのでした。

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イギリスではイースターになるとこのパンを食べる、とは以前、「Kunel」だかで読んだことがあったので、これを買って帰ることに。やっぱりその時期にしかないもののほうがいいですもんね。帰国してググったら、ホットクロスバンズは季節を問わず出ているらしいのですが、この時期はリンゴ入りなどちょっとこだわりのあるものがでているそうです。

こちらも実はM&S的にはこだわりがあった様子。

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ケント州のブラムリーアップル入りとのこと。
このときは同僚たちとワイワイ食べたので、切り口などの写真はありませんが、甘くて柔らかくてリンゴのほかレーズンやシナモンがしっかり入っていて、おいしかったです。
賞味期限が3月12日となっていますから、4日ぐらいは持つ、いわゆる「菓子パン」感覚のものでしょう。


最近、日本の海外のグローバル化はとみに進み、ついには「4月はイースター月間」になった様子。

コンビニでもイースター、っていうのが去年の衝撃でしたが、今年はそれを逆手に、日本でどれだけ「イースター商戦をやっているのか」買い物をしながら考えてみることにしました。


その指標は「ホットクロスバンズ」

以前は青山アンデルセンでこの時期に売っていたので、4月はじめに、まずは伊勢丹に入っているアンデルセンへ。


ところが!ウサギの形をした菓子パンはあっても、ホットクロスバンズはない!これはイースターになってから食べるものらしいから(正しくはイエスが十字架にはりつけられた聖金曜日の日に食するらしいのですけれど)、もう少しあとからかな?と尋ねると「今年の販売予定はありません」とのこと。

あまりにガックシしていた(というよりも仕事の疲労がここで一気に出た、って感じだったのですが)私に、さすが伊勢丹に入るアンデルセンは違う!「メゾン・カイザー」にありますよ、と他店なのに教えてくれました。さらに「ニューオータニ」のブースにもあると!

奥はメゾンカイザー、手前がニューオータニ。十字架を意味するアイシングはあと掛けと先掛けがあるようです。

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固さが違う(メゾンカイザーはフランスのハード系パンが得意ですもんね)左がニューオータニ。メゾンカイザーのほうがフルーツの量が多かった。


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さらに、最寄り駅ビルに入っている神戸屋キッチンにも取り扱いがありました。

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切り口はこんな感じ。
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こちらは「幸福のイースターパン」という名前で売られています。また大業な名前で・・・と思ったのですが、この謎は後日解けました。

歯ごたえはニューオータニに近い。

これは「日本的」なのか。M&Sのバンズとなぜ食感が違うのか。

この疑問に答えてくれる方がいます!

昨日オープンベーカリーでホットクロスバンズを売るとのことだったので、いつもだったら絶対にしない「並んで待つ」ことまでして入手しました!

向かったのは東麻布にある「モンクレ」

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店主のステーシーさんは、通販でもホットクロスバンズを扱ってます。人気のお店なのであっという間に予定数に行ってしまうのですけどね・・・。ということで、これは並ばなくては・・・と。季節のイギリスのお菓子を紹介してくれるので、季節の変わり目に伺うようになって数回目。好天の土曜なので、気合いを入れて開店40分以上前に到着!それでもすでに5人は並んでた!

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これです、これ!焼きたて!あったかーい!

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みんなバンズをいくつか買うのですが、選ぶんですよねー。上に干しブドウが見えてるものから売れていきます。同じはずなのに。パンも見た目100パーセントなのでしょうか。
そして!ステーシーさん手書きの注意事項が目を引きます。
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横にカットして、トーストして、バターをつけて食べる!
たしかにやや硬めの表面だなあ。イギリス人が作るバンズで固いとなると、M&Sのは特別?もう少し、この点について伺いたかったのですが、常連さんの多いこのお店。みんな彼女にあれこれ声をかけるので、私は質問する機会を逸してしまい・・・。

M&Sのそれは柔らかく、トーストするタイプとは思えません。イギリスのお菓子に詳しいかたのサイトを見ると「チェルシーバンズ」というドライフルーツ入りの柔らかい甘いパンがある、とのことで、それに十字がついたものだったのかもしれません。または、ケント州のそれは柔らかいのかな。

さてさて、神戸屋の「幸福のイースターパン」というネーミングですが、これはモンクレのサイト内のフェイスブックでわかりました。
ホットクロスバンズは魔除けの意味もあるそうです。

ということで、お店もちゃんと付け替えたと。
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破魔矢みたいですねー。

ということで、私の今年のイースターの準備はこれにて完了。


今朝はちゃんと横切りにしましたよ!

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そして、今年の驚愕のイースターネタ。

今年は、某チェーンスーパーで、なんと、イースターを含めた金曜日からの3日間「イースターセール」をやる、とイースターというよりも「不思議の国のアリス」状態の映像できゃりーぱみゅぱみゅがCMをしているのを山手線の車内で見てしまった。驚き!うーん。

まさかと思いますが、金曜日に「今晩はお肉!」とか言って牛肉とか売ってないでしょうね・・・。


さて、本日のブログのタイトルは、マザーグースの「Hot cross buns」から。うちには娘も息子もいないので、家人にどうぞ、です。

Hot cross buns Hot cross buns
One a penny, two a penny,
Hot cross buns

If you have no daughters,
Give them to your sons,
One a penny, two a penny,
Hot cross buns

ホットクロスバン
安いよ!
娘さんがいないなら、息子さんにどうぞ
安いよ
焼きたてのホットクロスバンだよ


Commented by olive oyle at 2017-04-20 09:31 x
すっかりご無沙汰しています。お元気でしたか?

マザーグースのHot cross buns!懐かしいです。
はるか昔英語を習い始めた時、ラジオ番組基礎英語で聞いたことがあり、この記事を読んで英語に接し始めたころのことを
思い出しました。

one a penny, two a penny, Hot cross buns!
一個で1ペニー、二個でも1ペニー
女の子がいないなら男の子にあげてに、というパンは
どんなのだろう?という長年(本当に長年)の疑問が
溶けました。

安いけどとてもおいしそうなパンですね。
Commented by eastwind-335 at 2017-04-22 07:31
olive oyleさん、おはようございます。
コメントをお寄りくださりありがとうございました!
私は元気にやっています!

私も同期たちがマザーグースにあるじゃないの、とか、まさに「ラジオで習った」という人もいたりして。同じようにラジオを聞いていたはずなんですけれどね・・・。
イギリスではもう少しお求めやすい金額かな?この4月、私は他のお店でも今年、色々見かけましたが、300円前後でしたね・・・。
ここのお店で教わるまで真ん中から割って食べていましたが、来年からは横割りしなくては・・・と思っているところです。
by eastwind-335 | 2017-04-16 09:14 | 季節モノ | Trackback | Comments(2)

東風のささやかな毎日のささやかな記録


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