日はまた昇る!(14)食事をともにする、ということ

ヤコブの道の映画を見た時、みんなが食材を買ってきてワイワイと食事を作るシーンがありました。
また、経営者が食事も作ってくれるという「賄いつき」というシーンを見たこともあります。

フランスもスペインも夜が遅いと聞いていたので、夜に弱い私はちょっぴり気になっていました。

オリソンのアルベルゲでは、ほかにお店がないから、みんなレストラン(カフェ)に集まります。
私が泊まった部屋は6人部屋。スマートウール(メリノウール)の衣服は匂わないというのですが、本当でした!ただし、乾かすのが大変なので、洗濯ができる日も限られるんですけどね・・・。私はこの色は宿についてから、歩くときは歩きなれた靴下で、と使い分けをしていました。ただし、最後の日だけ逆にして思わぬ失敗が・・・。
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韓国から3名、私、アイダとアンソニー夫婦。アンソニーがほかの部屋の人に「わー、アマゾネスの中で男一人だよ」とこぼすので、みんな大笑い。韓国からの3名の女性たちは年齢はそれぞれでしたが同じ教会のお友達なんですって。片言の韓国語で挨拶をしたら喜んでくれました。

オンニたちはカーテンがわりになるものをベッドに張り巡らせていました。シャワーを浴びていたようで、タオルも干してました。チェックは私のシャツ。速乾性があると買ったときに聞いていましたが、本当にすぐに乾いた!もう少し小さなチェックだったらいいのになー。
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私もシャワーを浴びて、バンテリンを塗り込みます。
き、効く~。効きすぎて、身体が冷えるというおまけつき。オリソンは水が大切なのでシャワーのお湯が出る時間が限られています。あまり熱いお湯と言い難く。そしてドライヤーがないから、雨の日はたたでさえ体が冷えているのに、自分で全身にバンテリンを塗りこんでますます・・・(涙)。寝袋に入って身体を温めていたのですが、一向に改善しないので、カフェに行って紅茶を飲むことに。
すると、アイダもやってきた。お互いの仕事のことや、これまでのことを話しているうちに、世界各国、働く主婦は大変だよねー、という話になったり。そうこうしているうちに夕ご飯に。

食事のテーブルは好きなところに座ってよいと。みんなギュウギュウになって座ります。結構な人数が泊っているのねー。
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食事が出て、ワインを注いだり、お皿にもって回したり。
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「もっと飲まないの?」「もっと食べない?」「足りてる?」
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そのうち、サンジャンまでどうやって来たのか、などなどいろんな話を始めます。
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美味しかったー。

近くのテーブルの人と話が弾みだしたころ、女性オーナーがグラスを軽く叩いて注意を引きます。

そして、宿泊してくれたお礼の言葉を言いました。目的はそれぞれだけど同じ道を歩いているので、お互いを知り合いましょう、とデザートが出る前にそれぞれ自己紹介をするように、と。

下は5歳から上は70歳近くまで。私のような初心者もいれば、もう3回目という人も。気の利くことを言う人が多くて、拍手喝采。もちろん私のように気の利くことを言えなくても拍手してくれる温かい人たちでした。そのうち、デザートが出てきました。
ガドー・バスク。バスクのあちこちでおもてなしの時にでるケーキです。
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少し席を動いて話しかけてきたり、話しかけに行ったり。

複数回歩いている人の話はかなり興味深かった。3度目というドイツ人女性はもう70歳近いというのにすごく元気。「みんな、よく聞いて!今日が一番大変だったのよ。明日からはそれほどじゃないから、安心して!」と。そして、絶えず右側に曲がるように!と。あと、最初に曲がるところが大切とも。ガイドブックを見せながら「ここだからねー」と。日々犬の散歩で鍛えているそうで、何年かに一度この道を歩くそうですが、歩くと決めた年は出発の2か月ぐらい前から一日30キロぐらい歩く日を週に1度は作って慣れておくんだそうです。ケルンに住むドルトムントファンとのこと。バイエルン・ミュンヘンファンとは口はきけないね、なんて言われつつも、ラムたんのことでえらく盛り上がりました。外国人から「ラムたんが一番!」と言われたことはなかった、とのこと。二人で引退のことを惜しみました。
隣になった男性はもう少し手前で宿を取ろうと思ったら満室と断られてここまで来たのだとか。どういうふうに歩くべきなのか、と。スティックは使わないで歩くべきなのか、とか。

この二人は「ロンセスバジェス」を過ぎたところで宿を取るそうです。ロンセスバジェスは人が多すぎる、だとか、距離が短すぎるだとか・・・。
好きな距離を歩く。自分の体験をシェアする。ヤコブの道一日目はこうやって更けていきました。

そうそう。いつまでもレストランに居られませんでした、なぜならば!「明日の朝食の準備をしたいから、もうみんな帰ってね」と奥さんが言ったから。そして、確かに、元気に歩くためには早く寝なくては・・・。

明日は距離も長いし、ピレネー超えをし、さらに国境も超える。大丈夫かなあ・・・。

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by eastwind-335 | 2017-10-16 05:49 | 旅の思い出17ヤコブの道 | Trackback | Comments(0)

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