レントな旅(15)カンタベリー大聖堂での礼拝

一度、日本の聖公会の女子修道院で宿泊をしたことがありました。この宿泊は、まさに「百聞は一見に如かず」というか、イギリス史の1ページの理解を深めるきっかけとなりました。
「学校のキリスト教」しか知らなかったとはいえ、一応は「いわゆるプロテスタント教会」の礼拝の進行はわかっているつもりでした。しかし!むしろ、あの日の聖公会での朝の礼拝で一番イキイキしていたのはカトリック信者のおば様がたでした。
教派の違いを具体的に言葉で伝えることはできませんが、旅の体験を通して、違いがあるのだ、ということだけはわかるようになりました。

今回、キリスト教の暦の上では、レント。せっかくだったら、イギリス国教会の総本山であるカンタベリー大聖堂での礼拝に参加したいと思ったのです。
女子修道院の体験を思い返すと、受洗していない身でも、陪餐をうけずも祝福をしていただくことはできるはず。
知り合いに相談したところ、総本山なので「カジュアルな恰好」で参加しなければいいのでは?と。
日曜の朝、いそいそと一人身支度を始め、食事のためにダイニングへ向かいます。
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メニューです。
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人は少なくてすぐに頼んだものがきました。スモールブレックファストです。
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フルーツもヨーグルトも食べた。
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雨が降っていて、ああ、ドーヴァーは前日にしておいてよかったなーとしみじみ。

聖公会は一日の間に何度か礼拝があります。私はレントの1回目の礼拝だし、月のはじめの礼拝なので聖餐式があるだろうし、こじんまりとしているように思える朝いちばんの礼拝に参加し、そのころには起床するだろう家人と今日の観光をしよう、と思ったのでした。

大聖堂に到着。
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入口で礼拝に来たと言ったら、親切に迎えてくれました。
朝いちばんの礼拝は大聖堂の一番入口に近いところで行われました。
聖書朗読とお祈り、そして讃美歌だけでした。
30分もしないうちに終了しました。あっさりとみなさん、礼拝堂を出ていきます(だから写真は撮れなかったし、なんとなく撮るのもはばかられた)。

11時過ぎからの礼拝は聖歌隊のコーラスもあるので参加したらどうでしょうか?と誘われました。少し時間があったので、近くのスーパーで水を買い、部屋に戻り、家人との待ち合わせの時間や場所を決めて、再び大聖堂へ。
お世話係の方が、「この人の隣がいいですよ」とある女性信徒の方の横に導いてくれました。カタコトよりもレベルの低い英語しか話せないワタクシ、やや緊張しつつ自己紹介。雨の日だからやってくる人もいると思いますよ、と意外な話も(笑)。

独特の節をつけて聖句を読んだり、讃美歌を途中まで歌って、司祭の聖句を聞いて、続きを謳ったり、と口も回らないけれど、気も回らず、英語の説教は聞き取れずと、なんでこの場にいるのかな、と多くの人は思うでしょうけれど、私は参加できてとても嬉しかったです。

レントのために、自分たちも何かをだれかのためにしましょう、という話がありました。レントが終わったらお食事会があるので、誰かのためにチケット代分を払う、など、教会員のみなさんはそれぞれしていることがあるようです。

礼拝が始まって、いくつか、自分の準備が足りなかったことを発見。
まず。教会用語を下調べしておくべきでした。電子辞書も持っていったので、始まる前に式次第内の単語はあれこれ調べておきましたが、日本語訳があっても「どんなことをするんだっけ?」みたいな(笑)。

それから、コンタクトの度が落ちていて、遠くが見えずらいということ。特に雨の日の大聖堂は電気がついているとはいっても光が弱いこともあって。
せっかくのレントの第1週目の礼拝だから、カンタベリー大主教が説教なのかと思いこみ、この人なのかーと思っていたのですが、ホテルに戻りHPで確認してびっくり。あ、違う人が説教だったんだなーって。

礼拝が終わったあと、お世話をしてくれた人が「日本に帰るのでしょう?ここの写真を撮ってもいいのよ」というので、数枚、写真に収めました。
聖書や讃美歌は備え付け。礼拝の次第(上部が青い紙)は持って帰ることもできます。
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説教台はこんな感じ。赤いカーペットを挟んだ椅子には、聖職者や信徒の役職者が座ります。
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日本だと、聖餐台に向かって椅子があるものですが、ここは、信徒同士が向かい合わせの着席とは。議会みたいですよね。
当時カンタベリー大聖堂は外も中も修繕中でした。
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以上、写真おわり(笑)。
もともと、礼拝のために来たときには教会内は撮影しない(礼拝を優先したい)。特に、日曜のこの時間は「礼拝に来た人のみ」中に入れるのですから、余計に非常に消極的な撮影に。
11時の礼拝に誘われて、その招きに応えることができたことに感謝する気持ちでいっぱいになって、大聖堂を後にしました。

携帯の電源を入れると、おっと、家人からのSNS!「待ちくたびれた」ですって。ごめーん。待ち合わせ場所に急ぎます。


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by eastwind-335 | 2017-07-12 05:44 | 旅の思い出17受難節のイギリス | Trackback | Comments(0)

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