計画は疎をもって良しとす?(32)ビールは誰のもの?

そして、今日の目的地へ。ユダヤ博物館です。
特別展Bier ist der Wein dieses Landes ビールはこの地方のワイン

ミュンヘンといえばビール。旧約聖書や新約聖書にはワインのたとえはあってもビールのことは書いてありません。だからこそ「ビールはこの地方のワイン」というタイトルが展示についたのだと思います。
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入り口では、民族衣装を着た見学者と一緒になりました。正面からの写真も撮らせてもらいましたが、ブログは後ろ姿を。
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展示室内の写真撮影は一切禁止でしたので、頭の中のアルバムに収めました。疲れていたのでメモもなし。
今回の展示を紹介した地元新聞の切り抜き。これは「写真にぜひ収めて日本に帰ってください」という係員のおすすめもありましたので、遠慮せず撮りました。
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さてと。頭のメモ(つまり朧気な記憶)をもとに簡単に展示を紹介します。

この展示の最初は「ビールはコーシャなのか?」という問いから始まります。
答えは「ビールはコーシャです」。いまもイスラエルで美味しいビールが作られているそうです。この展覧会のためにわざわざイスラエルからビール醸造者が来て振る舞い酒をした日もあったそうですよ!(行ってみたかった!)
ドイツでずっと守られてきた「ビール法」はコーシャにも見合っている、ということでしょう。

ミュンヘンでこのビール醸造にかかわってきたユダヤ人がいました。ユダヤ人のためのビールだけでなく、ミュンヘンっ子のための、または「全世界の消費者」のためのビール醸造会社を経営した人もいます。バドワイザーも。そしてナチの時代にユダヤ人たちはビール醸造から追い出され、アメリカに渡った人たちもいます。アメリカのビール会社でユダヤ資本である会社も紹介されていました。日本では知られていないメーカーのようですが、アメリカでは大々的なキャンペーンガールをその時代時代のメディアに登場させただけでなく、ビールのふるさとドイツにも「里帰り」をさせていたときの映像が紹介されるなど。
「ユダヤ人である」「ミュンヘンっ子」が作る「ビール」という3視点からミュンヘンのユダヤ人について考えるこの企画、とてもよかったです。もっとドイツ語がすらすらわかったら、良かったんですけれど・・・。朝から考えると3つ目の訪問地だったので、メモを取る気もおきず、映像を見ているときウトっとするほど疲れてしまいました。見学者が少なかったし私自身が貴重品を持ち歩かないので、どこを探ったら大切なものが入っているのかわからないと思いますけれど、これじゃ自分から「盗ってください」って言ってるようなものじゃない!と慌てて立ち上がりました。いつもだったら、出口まできたら、もう一度、今回の特に気になった展示を見て帰るのが私の見学の流儀ですが、それはやめました。振り返りのために薄いパンフレットがあったらもっとよかったのだけど~。次にミュンヘンに行った時にまだあったら、(分厚い!256ページもある!)解説書を買うかもしれません。

そして、8時に始まる教会のチャリティーコンサートまで時間をつぶす場所を探すことに。あ、お昼食べ忘れてた・・・(笑)。2時間ぐらいゆっくりできるところ・・・ということで、28年前から一度入ってみたかったカフェへ。
ここは、28年前は語学研修中の大学生が一人でふらりと入るにはちょっぴり敷居もお値段も高かった。入口のパラソルのところに座っているのは大人の観光客か、いかにも「地元」っぽい人たち。
いまは日本もカフェ文化ですが、私が大学生のころはスタバなんてなかった。ドトールもビジネス街ぐらいだったのでは?コーヒーを飲みたかったら「喫茶店」へ、だったのですが、私が通っていた大学のそばにはなぜか「喫茶店」がなくて・・・。あのころ流行っていたイタトマでケーキを食べる同級生たちもいましたけれど、あのころ、私はお小遣いとバイト代をやりくりしてドイツ語学校へ通っていたころ。1回に1000円近い出費は私のなかでは学期に1度か2度の大イベントでした。
最初の語学学校の時は、授業に、そして、日本からやってきたたくさんの同世代の人たちについていくだけで精一杯で、時間の余裕がなかったのですが、それでも、授業が終わってから、パン屋さんに併設するイートインでみんなでコーヒーとケーキにピッタリな大味なケーキを食する楽しみを知りました。
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このリシャートは市庁舎をじっくり眺められるカフェです。
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平日は混んでいるのですが、日曜の夕方になると人は少なく・・・。2階はほとんど人がいませんでした。
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ケーキとコーヒーだけで2時間ほど粘りました。遅れ気味の旅日記をかいてたり(ようやくイギリス編が終わった)。
ケーキは全体に大き目。
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私の前にいた方はたいてい帰りましたが、後から来た人はやっぱり電車の時間の都合で時間をつぶさねばならないらしく、私がお店を出る時もまだ静かにコーヒーを飲んでました。
場所柄トイレだけ借りる人も多いのか、トイレを使いたい場合は店員さんにコインを借りなければなりません。
あと、リシャートはこのお店のすぐ裏手になるヴィクトリアマルクトの「肉屋街!」の上にも出店しています。そこは一日中混んでいます。

2時間もいると見える風景が変わってきます。
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この日はオルガンコンサート。教会付のオルガニストの演奏です。このチャリティーコンサート企画者でもあります。よかったですよ!
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さあ、日曜の夜こそ、人通りが少なくなります。気を付けてホテルに戻らねば。銀の角笛駅は住宅街のほかに小児精神病院などがあり、非常に整った駅ですが、その分、夜の人通りは少ないし、日曜の夜だからみなさん静かに過ごしてますので、駅からホテルまでのたった3分も緊張が抜けません。

今日もいい一日だった。あしたも一日ゆっくりとすごしましょう。
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by eastwind-335 | 2017-03-12 22:48 | 旅の思い出16僥倖旅行 | Trackback | Comments(0)

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